聖書 新共同訳 旧約聖書続編

日本聖書協会

  の しょ

1

あいせよ

1くにおさめるものたちよ、あいせよ、

ぜんりょうこころしゅおもい、

なおこころしゅもとめよ。

2しゅためすことをしないひとしゅいだし、

しんいだかないひとしゅしんしめされる。

3よこしまなかんがえはひとかみからとおざけ、

しゅちからは、ためそうとするおろものつみぶかさをあばく。

4あくおこなたましいにははいらず、

つみのとりこになっているからだにはかない。

5ひとおしみちびせいなるれいは、いつわりをけ、

おろかなかんがえからはとおざかり、

せいえばそれをきらう。

かみひとことくしておられる

6にんげんいつくしむれいである。

しかし、かみけがものゆるさない。

かみひとおもいをり、

こころただしくき、

ひとことをすべていておられる。

7しゅれいぜんち、

すべてをつかさどり、

あらゆることっておられる。

8それゆえ、ことくちにするもの

かくすことができず、

ちょうばつのがれることもできない。

9かみしんじないもののたくらみはあばかれ、

そのことしゅみみたっし、

そのほうらしめられる。

10ねつじょうかみはすべてにみみをそばだて、

しんのつぶやきをらされない。

11だから、へいらさず、

あっこうつつしめ。

ひそかなつぶやきもただではまされず、

いつわりをくちたましいほろぼす。

つみけっ

12みちはずしてまねくな。

ぶんたちのわざほろびをせるな。

13かみつくられたわけではなく、

いのちあるもののほろびをよろこばれるわけでもない。

14かすためにこそかみばんぶつをおつくりになった。

にあるつくられたものがある。

ほろびをもたらすどくはそのなかになく、

がこのはいすることもない。

15めつである。

16かみしんじないものことおこないでみずからにまねき、

なかなしてほろぼす。

すなわち、けいやくむすんだのだ。

なかとしてふさわしいものだから。

2

かみしんじないものじんせいかん

1かれらはこううが、そのかんがえはあやまっている。

われわれいっしょうみじかく、ろうちていて、

じんせいわりにはつすべがない。

われわれるかぎり、

からもどってひとはいない。

2われわれぐうぜんまれ、

ねば、まるでそんざいしなかったかのようになる。

はなからいきけむりにすぎず、

ひとかんがえはしんぞうどうからばなにすぎない。

3それがえるとからだはいになり、

たましいかるくうのようにえうせる。

4われわれときとともにわすれられ、

だれもわれわれわざおもしてはくれない。

われわれいっしょううすれゆくくものようにり、

きりのようにらされてしまう。

たいようひかりしのけられ、

そのねつかされてしまう。

5われわれとしつきかげのようにき、

せまるときには、のつけようがない。

こくいんされたら、かえしがつかない。

6だからこそまえにあるいものをたのしみ、

せいしゅんじょうねつやしこののものをむさぼろう。

7こうさけあじわい、こうりょうにつけよう。

はるはなこころくまでたのしむのだ。

8めたばらがしおれぬうちに、

そのはなかんむりをつけよう。

9がいいたるところでばかさわぎをし、

どこにでもかんらくあとのこそう。

これこそわれわれほんりょうであり、さだめなのだ。

10かみしたがっているあのまずしいものたちをしいたげよう。

だからといってようしゃしない。

はくはつをいただくろうじんうやまいはしない。

11ちからをこそ、しゃくとするのだ。

よわさなど、なんやくにもたないから。

12かみしたがひとじゃだから、だましておとしいれよう。

われわれのすることにはんたいし、

りっぽうそむくといってわれわれをとがめ

きょうくんはんするといってなんするのだから。

13かみしたがひとは、かみっているとこうげんし、

みずからをしゅしもべんでいる。

14かれらのそんざいわれわれかんがえをとがめだてる。

だから、るだけでおもくなる。

15そのかたものとはことなり、

そのこうどうわっているからだ。

16われわれいつわものなし、

けがれをけるかのようにわれわれみちとおざかる。

かみしたがひとさいしあわせだとい、

かみぶんちちであるとごうする。

17それならかれことしんじつかどうかてやろう。

しょうがいわりになにこるかをたしかめよう。

18ほんとうかれかみなら、たすけてもらえるはずだ。

てきからすくされるはずだ。

19ぼうりょくくわえてかれためしてみよう。

そのかんようぶりをるために、

あくへのにんたいぶりをこころみるために。

20かれめいいやろう。

かれことどおりなら、かみたすけがあるはずだ。」

21かみしんじないものはこのようにかんがえる。

だが、それはちがっている。

あくがくらんでいるのだ。

22かれらはかみおくふかむねらず、

きよせいかつがもたらすむくいをたいせず、

けがれないたましいけるほまれをもみとめない。

23かみにんげんめつものとしてそうぞうし、

ぶんほんせい姿すがたとしてつくられた。

24あくのねたみによってがこのはいり、

あくなかぞくするものあじわうのである。

3

かみしたがひとけるむく

1かみしたがひとたましいかみまもられ、

もはやいかなるけることはない。

2おろものたちのにはかれらはんだものうつり、

このからのたびちはわざわい、

3ぶんたちからのべつめつえた。

ところがかれらはへいのうちにいる。

4にんげんにはらしめをけたようにえても、

めつへのおおいなるぼうかれらにはある。

5わずかなれんけたのちゆたかなめぐみをる。

かみかれらをためし、

ぶんにふさわしいものはんだんされたからである。

6るつぼのなかきんのようにかみかれらをえりけ、

くすいけにえのささものとして

れられた。

7しゅおとずれのとき、かれらはかがやわたり、

わらをのようにひろがる。

8かれらはくにぐにさばき、ひとびとおさめ、

しゅえいえんかれらのおうとなられる。

9しゅたのひとしんさとり、

しんじるひとしゅあいのうちにしゅともきる。

しゅきよめられたひとびとにはめぐみとあわれみがあり、

しゅえらばれたひとしゅおとずれをけるからである。

かみしんじないものけるばつ

10かみしんじないものはそのげんこうおうじてばつける。

かみしたがひとこころめず、

しゅからとおざかっているからである。

11いましめとをするものこうであり、

そのぼうはむなしく、ろう

そのわざえきである。

12かれらのつまたちはおろかで、

どもたちはこうわるく、

かれらのそんのろわれている。

むく

13めないからだでもつつしみ、

かんけいたないおんなさいわいである。

かみおとずれのとき、かのじょゆたかなみのりをける。

14だねのないおとこでも、あくめず、

しゅたいしてうらみをいだかぬものさいわいである。

そのしんこうのゆえにとくべつめぐみをけ、

しゅしん殿でんえいあるやくしょくく。

15ぜんろうごとむすび、

りょぶかさはじょうろす。

16しかし、かんいんによってまれたども

せいまっとうできず、

かんけいからしょうじたたねたれてしまう。

17たとえながきしてもやくたずとわれ、

いてぢかにしても、うやまわれることはない。

18ましてわかにでもすれば、まったぼうはなく、

さばきのにもすくいはない。

19かみさからうものそんみじめなさいげる。

4

1がなくても、とくのあるほうがまさる。

とくはいつまでもわすれられることがなく、

かみにもひとにもみとめられるからだ。

2とくぢかにあると、ひとはそれにならい、

ると、それをしたう。

とくつねしょうかんむりをつけてすすみ、

たたかいにってちることのないほうる。

3しかし、かみしんじないものだくさんは、

である。

えてもふかろすことはなく、

もとかためることもない。

4しばらくのあいだえだしげらせても、

よわなのでかぜさぶられ、

そのちからこそぎにされてしまう。

5よわよわしいえだはへしられ、

そのえきである。あおくてべられず、

なんやくにもたない。

6とこからまれたどもは、

さばきのときおやたちのあくしょうにんとなる。

かみしたがひとわか

7かみしたがひとは、わかにしてもやすらかにいこう。

8ろうねんほまれはちょう寿じゅにあるのではなく、

としかずによってはかられるものでもない。

9ひとりょぶかさこそはくはつであり、

けがれのないしょうがいこそちょう寿じゅである。

10かみよろこばれていたひとがいた。かれかみからあいされ、

つみびとなかせいかつしていたとき、てんうつされた。

11あくこころえてしまわぬよう、

いつわりがたましいまどわさぬよう、かれてんされた。

12あくりょくぜんくもらせ、

うずよくぼうじゅんしんたましいをかきみだす。

13かれみじかあいだかんせいされ、ちょう寿じゅたした。

14かれたましいこころかなったので、

しゅいそいでかれあくなかからられた。

ひとびとはこれをてもかいせず、

こころめようともしなかった。

15めぐみとあわれみとはしゅえらばれたひとびとにあり

しゅおとずれはしゅきよめられたひとびとにあることを。〕

かみしんじないものまつ

16かみしたがひとは、かみしんじないものせいさばき、

わかにしたものは、

かみさからうろうじんちょうめいさばく。

17あくにんどもはあるものさいても、

そのひとへのしゅはいりょさとらず、

なぜしゅかれあんぜんしょうつされたかを

かいしない。

18かれらは、そのさいけいべつする。

しかし、そういうかれらをしゅちょうしょうされる。

19そののちかれらはめいなしかばねとし、

しゃなかえいえんはじける。

しゅかれらをたおしてくちふうじ、

そのもといからさぶり、

ことごとくほろぼしてしまわれるからだ。

かれらはのうめさいなまれ、

ひとびとおくからえうせてしまう。

20かれらはおののきながらつみさばきをけ、

ほうのゆえにあからさまにだんざいされる。

5

かみさからうものこうかい

1さばきのときかみしたがひとは、

おおいなるかくしんちてつ。

かれしいたげ、かれろうをさげすんだものどものまえに。

2かれらはこれをおおいなるおそれにらえられ、

おもいもよらぬかれすくいにぼうぜんしつする。

3かれらはぶんたちのかんがえのあやまりにづき、

むねをかきむしりながら、なげいてう。

4「このものを、かつてわれわれはあざわらい、

おろかにも、ののしりをびせた。

そのかたきょうのさたとかんがえ、

そのじょくなしていた。

5それがどうしてかみらのひととなり、

せいなるひとたちのなかくわわったのか。

6われわれはまことのみちはずした。

ひかりわれわれうえかがやかず、

たいようわれわれのためにはのぼらなかった。

7われわれほうほろびのみちをひたすらあゆつづけ、

みちなきすすんだ。

しゅみちることがなかったのだ。

8こうまんわれわれにとってなんやくち、

とみとおごりはなにをもたらしてくれたか。

9すべてはかげのようにぎ、

うわさばなしのようにってしまった。

10なみってすすふねのように、

とおぎるとそのあとえず、

りゅうこつけられたなみはそのあとかたのこさない。

11そらとりのように、

くあとにはなにのこらない。

とりかるくうはねしやり、

すすちからでかきけ、

ばたきでらすが、

とおぎたしるしはあとにはなにられない。

12あるいは、まとかってはなたれたのようだ。

かれたくうはすぐもともどり、

とおったみちからない。

13おなじくわれわれも、まれてたかとおもえば

ぬときがせまり、

とくあかしをなにひとしめしえなかった。

そしてみずからのあくほろぼしてしまった。」

14かみしんじないものぼうは、かぜはこばれるもみがら

あらしらされるえやすいあわ

かぜながされるけむり、一だけのきゃくおも

このようにかれらのぼうってく。

15しかし、かみしたがひとえいえんきる。

しゅからむくいをけ、

いとたかかたはいりょをいただく。

16それゆえかれらはかがやかしいおうさずかり、

しゅからごとかんむりける。

しゅみぎかれらをおおい、

そのうでかれらをまもられる。

17しゅはそのはげしいいきどおりをとし、

てきらしめるため、ぞうぶつそうさせられる。

18しゅせいむねてをけ、

いつわりのないさばきのかぶとをかぶり、

19ぶんきよさをけんたてとされる。

20しゅはげしいいかりをするどつるぎとし、

ちゅうしゅかたしておろかなものどもにたたかいをいどむ。

21ねらいのさだまったいなずまはなたれ、

しぼったくもゆみからまとがけてんでく。

22いかりにちたひょうとうせきからされ、

うみみずかれらをおそい、

かわようしゃなくながす。

23はげしいかぜかれらにかい、

あらしとなってかれらをらす。

ほうはすべてのえ、

あくぎょうけんりょくしゃたちのくつがえす。

6

せいしゃせきにん

1だから、おうたちよ、いてさとるがよい。

てまでおさめるものたちよ、まなぶがよい。

2おおくのひとびとはいし、

そのくにぐにかずほこものたちよ、みみかたむけよ、

3あなたたちのけんりょくしゅから、

はいけんはいとたかかたからあたえられている。

しゅはあなたたちのわざ調しらべ、けいかくさぐられる。

4あなたたちはくにつかえるでいながら

ただしいさばきをせず、おきてまもらず、

かみむねにそってあゆまなかった。

5かみおそるべき姿すがたただちにあなたたちにのぞまれる。

うえものきびしくさばかれるのだ。

6もっとちいさなものあわれみをけるにふさわしい。

しかし、ちからあるものちからによる調しらべをける。

7ばんぶつしゅはだれのかおいろもうかがわず、

きょうだいものをもおそれない。

おおいなるものちいさなものも、ぶんつくり、

ばんぶつこうへいはからっておられるからだ。

8しかし、けんりょくしゃにはきびしいぎんおこなわれる。

9はいしゃたちよ、わたしはあなたたちにう。

まなび、しょくにもとることがないように。

10せいなるおきてせいなるしゅだんまもものは、せいとされ、

おきてまなんだものにはべんめいみちひらかれる。

11わたしのことねっしんもとめ、したうがよい。

そうすればきょうくんにつくだろう。

はいかなるものか

12かがやかしく、ちることがない。

あいするひとにはすすんでぶんあらわし、

さがひとにはぶんしめす。

13もとめるひとにはぶんほうから姿すがたせる。

14もとめてはやきするひとは、ろうせずに

たくもんぜんっているう。

15おもいをはせることは、もっとかしこいこと、

おもってましていれば、

しんぱいもすぐにえる。

16ぶんにふさわしいひともとめてめぐあるき、

みちでそのひとたちにやさしく姿すがたあらわし、

ふかおもいやりのこころかれらとう。

17きょうくんごころからのぞむことがはじまりであり、

18きょうくんこころくばることはへのあいである。

このあいめいじるおきてまもることである。

おきてまもることはめつしょうし、

19めつひとかみちかづける。

20ねつぼうすることはひとくにみちびく。

21いまおうおうしゃくきょうじゅするたみはいしゃたちよ、

いつまでもおさめうるよう、まなぶがよい。

22なにものか、どのようにまれたかをかたろう。

あなたたちにそのしんかくさず、

そのたんじょうからたどり、

についてっていることをろうしよう。

しんからはなれずにかたろう。

23また、ひとほろぼすねたみともろう。

ねたみはなんのかかわりもないからだ。

24をもつひとおおければ、すくわれ、

りょぶかおうがいれば、たみはんえいする。

25ゆえに、わたしのこときょうくんとし、やくたせよ。

7

ソロモンのしゅっしょうみなおな

1わたしもみなおなじくすべきにんげんであり、

つちつくられたさいしょひとそんである。

ははたいないにくとなり、

2十かげつなかかたちととのえた。

だんせいたねふうたのしみによってである。

3わたしもひとおなくうい、

おなくるしみのまれ、

さいしょみなおなうぶごえをあげ、

4うぶこころづかいにつつまれてそだった。

5おうたんじょうといえどもことなるものではない。

6だれにとってもじんせいはじまりはおなじであり、

わりもまたひとしい。

7わたしはいのった。するとさとりがあたえられ、

ねがうと、れいおとずれた。

8わたしはおうしゃくおうよりもとうとび、

くらべれば、とみひとしいとおもった。

9どんなほうせきにまさるとはおもわなかった。

まえではきんすなつぶにすぎず、

くらべればぎんどろひとしい。

10わたしはけんこうよう姿うつくしさじょうあいし、

ひかりよりもえらんだ。

かがやきはえることがないからだ。

11ともにすべてのぜんが、わたしをおとずれた。

なかにははかがたとみがある。

12わたしはそれらをすべてたのしんだ。

みちびいているからである。

だが、がそのみのおやだとはらなかった。

13なおこころまなんだことを、しみなくつたえよう。

わたしはとみかくすことはしない。

14にんげんにとってじんぞうたから

それをれるひとかみともとされ、

のもたらすきょうくんによってたかめられる。

15しきもとづいてはなちから

めぐみにふさわしくかんがえるちからを、

かみがわたしにさずけてくださるように。

かみこそあんないしゃ

しゃたちのどうしゃであられるから。

16すべてはかみなかにある。

わたしたちしんも、わたしたちのことも、

どんなかんがえも、ごとしきも。

17そんざいするものについてのただしいしきを、

かみはわたしにさずけられた。

ちゅうちつじょげんはたらきをわたしはり、

18ときはじめとわりとちゅうかんと、

てんたいうごきとせつうつわり、

19とししゅうほし

20ものほんせいじゅうほんのう

もろもろのれいちからにんげんこう

しょくぶつしゅるいこうよう

21かくれたことも、あらわなこともわたしはった。

22ばんぶつせいさくしゃおしえられたからである。

とくしつ

には、せいなるれいがある。

このれいたんいつで、ようで、けいみょうれい

かっぱつで、めいはくで、けがれなく、

めいかくで、がいあたえず、ぜんこのむ、えいびんれい

23ていこうがたく、ぜんおこない、にんげんあいち、

けんで、あんぜんで、うれいがなく、

すべてをげ、すべてをとおれいである。

このれいは、ほかのてきで、じゅんすいで、

けいみょうなすべてのれいしんとうする。

24はどんなうごきよりもかろやかで、

じゅんすいさゆえにすべてにみ、すべてをつらぬく。

25かみちからぶき

ぜんのうしゃえいこうからはっするじゅんすいかがやきであるから、

けがれたものはなにひとつそのなかはいまない。

26えいえんひかりはんえい

かみはたらきをうつくもりのないかがみ

かみぜん姿すがたである。

27はひとりであってもすべてができ、

みずからはわらずにすべてをあらたにし、

にわたってきよたましいうつみ、

かみともげんしゃとをいくせいする。

28かみは、ともものだけをあいされる。

29たいようよりもうつくしく、

すべてのせいにまさり、

ひかりよりもはるかにかがやかしい。

30ひかりあとにはよるる。

しかし、あくかされることはない。

8

1てからてまでそのちからおよぼし、

いつくしみぶかくすべてをつかさどる。

たいするソロモンのあい

2わたしはわかいころからあいし、もとめてきた。

わたしのはなよめにしようとねがい、

また、そのうつくしさのとりこになった。

3かみともき、そのこうしゅっしょうほこり、

ばんぶつしゅあいされている。

4かみにんしきにあずかり、

かみわざけておこなう。

5じんせいにおいてとみのぞましいたからであるなら、

すべてをつくよりむものがあるだろうか。

6せいがものをつくすというのなら、

ばんぶつなかにまさるつくがいるだろうか。

7だれかせいあいするひとがいるか。

こそはたらいてとくさせるのだ。

すなわち、せっせいけんめい

せいゆうとくを、おしえるのである。

じんせいにはこれらのとくよりもゆうえきなものはない。

8だれかはばひろたいけんのぞひとがいるか。

こそり、らいすいそくし、

ことかいや、なぞのかいしゃくひいでており、

しるしや

せつときうつわりをけんする。

9わたしは、いっしょらそうとかんがえた。

が、ぜんすすめてくれ、

なやみやくるしみをなぐさめてくれることを

っていたからである。

10のおかげでわたしはひとびとからほまれをけ、

わかくてもちょうろうたちにそんけいされる。

11さばくときにはそのするどさをみとめられ、

けんりょくしゃたちからはきょうたんまなこけられる。

12わたしがだまればひとびとち、

こえをあげればみみかたむけ、

ながはなしても、くちててる。

13わたしはによってめつ

のちだいにいつまでもおくされる。

14わたしはしょこくみんおさめ、くにぐにふくじゅうさせよう。

15ざんにんおうたちもわたしのことをいておそれる。

わたしはひとびとあいだではめぐぶかく、

たたかいのときはゆうかんものなされる。

16わがもどればのおかげでくつろげる。

とのつきあいにはにがさがなく、

ともにあるせいかつにはろうがない。

それどころか、まんぞくよろこびがあじわえる。

17わたしはこうかんがえて、

こころなかおもめぐらした。

えんむすべばまぬかれ、

18わすあいにはすぐれたたのしみがあり、

そのわざにははかがたとみがあると。

また、かたうことこそけんめいであり、

ことわすことこそめいであると。

そこでわたしは、

をわがものにしようとめぐあるいた。

19わたしはてのわかもので、

ぜんりょうたましいめぐまれていた。

20いやむしろ、ぜんりょうだったので、

わたしはきよからだはいった。

21わたしはっている。かみがくださるのでなければ、

ることはできないことを。

めぐみのあたぬしるのは、けんめいなことである。

そこでわたしはしゅかい、

こころそこからこういのった。

9

もとめるソロモンのいの

1せんたちのかみあわれみぶかしゅよ、

あなたはことばによってすべてをつくり、

2によってひとかたちづくられました。

あなたがつくられたものをひとおさめ、

3しんこうぶかく、もとづいてかいはいし、

こうせいこころさばきをおこなうためです。

4あなたのおうかたわらにいるをわたしにさずけ、

あなたのらのなかから

わたしをのぞかないでください。

5わたしはあなたのしもべ、あなたのはしための

よわく、はかないいのちにんげんです。

さばきとりっぽうとをまだわきまえていません。

6たとえ、ひとびとなかかんぜんものがいたとしても、

あなたのあたえられるたなければ、

そのひとにはなんみとめられません。

7あなたはわたしを、たみおうえらばれました、

あなたのむすむすめたちのさばとして。

8あなたはわたしにめいじられました、

せいなるやましん殿でんてることを。

あなたのまわれるみやこさいだんきずくことを、

あなたがはじめからせっけいされた

せいなるまくのかたどりをつくることを。

9はあなたとともにいてわざり、

かいをおつくりになったとき、そこにいました。

は、あなたのよろこばすものはなにか、

あなたのおきてかなうものはなにかをっています。

10どうぞ、せいなるてんからつかわし、

あなたのえいこうからおくってください。

がわたしとともにいてはたらき、

あなたののぞまれることがなにかを

わたしにさとらせるために。

11はすべてをり、さとっています。

えいをもってわたしのごとみちびき、

そのえいこうでわたしをまもってくれるでしょう。

12そうすればわたしのわざはあなたによろこばれ、

わたしはたみただしくさばき、

ちちおうにふさわしいものとなれるのです。

13だが、かみけいかくりうるものがいるでしょうか。

しゅむねさとりうるものがいるでしょうか。

14すべきにんげんかんがえはあさはかで、

わたしたちのおもいはたしかです。

15ちるべきからだたましいおもとなり、

じょうまくが、なやこころあっぱくします。

16じょうのことでさえかろうじてはかり、

しゅちゅうにあることさえいだすのにろうするなら、

ましててんじょうのことをだれがさぐせましょう。

17あなたがをおあたえにならなかったなら、

てんたかみからせいなるれいつかわされなかったなら、

だれがむねることができたでしょうか。

18こうしてにんげんみちはまっすぐにされ、

ひとはあなたののぞまれることをまなぶようになり、

によってすくわれたのです。」

10

じんるい

1ちちとしてさいしょつくられたただひとひとを、

まもり、おかしたあやまちからすくい、

2ばんぶつおさめるちからかれあたえた。

3しかし、かのあくにん

いかりのうちにからとおざかり、

いきどおってきょうだいころし、ほろった。

4このものつみのためみずおおわれただいを、

ふたたすくい、

あのじんを、まつもくざいせてみちびいた。

イスラエルの

5しょこくたみいっしてあくはかり、こんらんしたとき、

ひとじんめて、

かみまえにとがのないようまもり、

わがへのじょうちからあたえた。

6かみしんじないひとびとほろぼされたとき、

はあのじんすくし、

五つのまちりかかるのがれさせた。

7それらのまちつみぶかさのあかしとして、

けむりつづけ、

じゅくしかむすばず、

あのしんこうたましいしょうとしてしおはしらのこった。

8てたあのひとびとは、

ばつとしてぜんしきべつができなくなったばかりか、

おろかさのしょうまでものこした。

それでかれらのあくかくれもないじつとなった。

9しかし、ぶんつかえるものろうからすくった。

10きょうだいいかりをのがれたじんを、

ただしいみちみちびき、

かみくにかれしめし、

せいなることがらについてのしきさずけ、

ろうとおしてはんえいをもたらし、

そのはたらきにたいしてゆたかにむくいた。

11さくしゅするものどんよくからかれをかばい、

かれませた。

12また、てきからまもり、

おとしいれようとするものからかれした。

はげしいかくとうたせ、

かみしんじることこそ

すべてにまさるちからであるとさとらせた。

13は、られたじんてず、

つみまぬかれさせた。

14かれともろうくだり、

くさりにつながれたかれはなさず、

そのおうしゃくにぎらせ、

あっぱくするものどもをおさえるちからあたえた。

ちゅうしょうするものどものいつわりをあばき、

とわのさかえをかれあたえた。

エジプトだっしゅつ

15きよたみ、すなわち、とがのないしゅぞくを、

はくがいしゃであるたみからかいほうした。

16しゅしもべたましいはいり、わざとしるしをもって

おそるべきおうたちにたいこうした。

17きよひとびとろうむくいをあたえ、

おどろくべきみちとおらせ、

ひるかれらのなんじょとなり、

よるかれらのほしかりとなった。

18かれらにこうかいわたらせ、

たいりょうみずあいだとおらせた。

19ほうかれらのてきをおぼれさせ、

うみふかみからした。

20このためかみしたがものたちは、

かみしんじないひとびとしょひんぶんった。

しゅよ、かれらはせいなるをたたえてうたい、

ちからづよを、こころわせてほめたたえた。

21が、くちけないものくちひらき、

ようにもはっきりとかたらせたからである。

11

のイスラエルと

1かれらのわざを、せいなるげんしゃみちびいた。

2かれらはひとめないをさまよい、

ひとったことのないまくった。

3また、てきかい、あいやぶった。

4かれらはあなたにかわきをうったえた。

すると、いわからみずあたえられ、

そのかたいしからのみずかわきがいやされた。

5てきへのばつ使つかわれたみずが、

きょうにあえぐかれらにはやくったのである。

ばつめぐ

6きぬかわみずは、くさったでよどんだ。

7──これは、えいごろしをめいじたものへの

ばつであった──

しかし、あなたはかれらに

おもいがけずもゆたかなみずあたえられた。

8そのときのかれらのかわきをとおして、

てきけたばつきびしさをかれらにしめされた。

9あわれみによるらしめをけたかれらは

いかりによるさばきをけたしんこうものたちのくるしみが

どんなものであったかをった。

10あなたはかれらにはいましめるちちとしてれんあたえ、

あのものたちには、きびしいおうとしてばつくだされた。

11かれらがエジプトにいたときもそこをたときも、

あのものたちはおなじくくるしめられた。

12おもにさいなまれて、

じゅうくるしみにらわれたのだ。

13ぶんたちへのばつが、あいたみえきしたといて

あのものたちはそこにしゅはたらきをみとめた。

14かつて、かわてられたものを、

あのものたちはちょうしょうしてはらったが、

こときをきょうたんした。

かみしたがひとびとことなるかわきをおぼえたからである。

15あのものたちはおろかでせいかんがえゆえに、

せいのないどうぶついやしいけものおがあやまちをおかした。

あなたは、かれらをばっするために、

せいのないものかずおおおくられた。

16つみおかすときにもちいたそのおなじもので、

ばつけることを、さとらせるために。

かみちからにんたいによってしめされる

17かたちのないざいからちゅうつくられたぜんのうは、

かずおおくのくまやどうもうつかわすことが

おできにならなかったわけではない。

18あるいは、あたらしくつくられたいかくるどうぶつ

いきき、

おとててけむりし、

からおそるべきばならすどうぶつも、

19ひとかみでてきぜんめつさせうるばかりか、

おそるべきひとにらみでぜつめつさせうるどうぶつも。

20たとえどうぶつもちいなくても、

ひといきかれらをたおすことがおできになる。

かれらをせいによってめたて、

あなたのちからあるいきほろぼすことによって。

しかしあなたは、ながさや、かずや、おもさにおいて

すべてにきんこうがとれるようはからわれた。

21つねだいちからそなえておられるからである。

あなたのうでちからにだれがさからえよう。

22まえでは、ぜんちゅうはかりをわずかにかたむけるちり

あさはやりるひとしずくつゆにすぎない。

かみあいにんたいによってしめされる

23ぜんのうのゆえに、あなたはすべてのひとあわれみ、

かいしんさせようとして、ひとびとつみごされる。

24あなたはそんざいするものすべてをあいし、

つくりになったものをなにひときらわれない。

にくんでおられるのなら、つくられなかったはずだ。

25あなたがおのぞみにならないのにそんぞくし、

あなたがされないのにそんざいするものが

たしてあるだろうか。

26いのちあいされるしゅよ、すべてはあなたのもの、

あなたはすべてをいとおしまれる。

12

1あなたのめつれいがすべてのもののなかにある。

2しゅよ、あなたはつみおちいものすこしずつらしめ、

つみのきっかけをおもさせてひとさとされる。

あくててあなたをしんじるようになるために。

3あなたのせいなるむかしからんでいたひとびとを、

4そのまわしいおこないゆえに、あなたはにくまれた。

じゅつわざかみけがしきおこなもの

5にもころもの

をすすりじんにくないぞうべるえんひらもの

おどくるみつきょうだんにゅうもんし、

6かよわいわがいのちうばおやたち、

このものどもをあなたは、

わたしたちのせんほろぼそうとされた。

7あなたにとってすべてのなかもっとたいせつが、

かみらというふさわしいじゅうみん

れるために。

8しかしあのものたちもにんげんであるということで、

あなたはかれらをいとおしまれ、

あなたのぐんたいさきけとしてくまばちおくられた。

かれらをじょじょほろぼすためである。

かみにんたいかいしんうなが

9かみしんじないものたちを

たたかいのさなかに、かみしたがひとびとわたし、

どうもうけものきびしいことそくほろぼすことも、

あなたにとってのうではなかった。

10しかし、あなたはじょじょばつくわえながら、

あらためのかいあたえておられた。

かれらのけっとうわるく、そのあくせいらいのもので、

そのおもいがえいきゅうわらないことを、

ぞんじであったにもかかわらず。

11かれらははじめからのろわれたじんしゅであった。

つみおかしたものばつくわえられなかったのは、

あなたが、だれかをおそれたためではない。

12なにゆえそんなことを」と、

あなたにかってえるひとがいるだろうか。

あなたのはんけつとなえるものがいるだろうか。

あなたがつくられたしょこくたみ

あなたがほろぼされたからといって、

だれがあなたをうったるだろうか。

あなたにさからうものたちのべんってて、

あなたとあらそものがいるだろうか。

13すべてにこころくばかみはあなたがいにおられない。

だから、せいさばきはしなかったと、

しょうげんなさるひつようはない。

14あなたからばつけたものべんしようとして、

あなたにさからっておうはいしゃもいない。

15あなたはただしいかた、すべてをただしくおさめられる。

ばつあたいしないものつみさだめることは、

ぶんけんのうにふさわしくないとかんがえておられる。

16あなたのちからせいみなもと

あなたはばんぶつはいすることによって、

すべてをいとおしむかたとなられる。

17あなたのまったけんのうしんじないもの

あなたはちからしめされ、

りつついどものこうまんをとがめられる。

18ちから使されるあなたは、かんようをもってさばき、

おおいなるをもってわたしたちをおさめられる。

ちからもちいるのはいつでもおのぞみのまま。

かみにんたいかんようおしえる

19かみしたがひとにんげんへのあいつべきことを、

あなたはこれらのわざとおしてたみおしえられた。

こうしてたみぼういだかせ、

つみからのかいしんをおあたえになった。

20あなたのしもべらのてきばつあたいするものたちに

これほどのはいりょかんようしめされ、

あくからはなれるときほうほうさずけられたとするなら、

21ましてやあなたのらをさばくにあたっては

どれほどしんちょうであられたことだろう。

すばらしいやくそくについてのちかいやけいやく

あなたはかれらのせんたちと

わされたのだから。

22あなたはわたしたちをらしめられたが、

てきには一まんばいものばつくだされた。

わたしたちがさばくとき、あなたのいつくしみをおもい、

さばかれるとき、あわれみにたのむためである。

かみばつしんこうみちび

23かみさからっておろかなせいかつおくったものたちを、

あなたはむべきかれらのぐうぞうらしめられた。

24かれらはみちはずしてほうもなくさまよい、

とういやしいどうぶつかみがみとしてあがめ、

どうをわきまえないようのようにあざむかれた。

25そのため、ふんべつのないどもたいするように、

あなたはかるくあしらうていばつくだされた。

26しかし、ぬるいらしめでかいしんしないものは、

かみにふさわしいきびしいばつあじわうことになる。

27ぜんぶんたちがかみがみとしてあがめていたものに

くるしめられてなやみ、

それらをとおしてばつけたのをたので、

それまでろうともしなかったかた

かれらはしんかみとしてみとめるようになった。

こうして、さいだいばつかれらにくだった。

13

ぜんすうはい

1かみらないひとびとみなせいらいむなしい。

かれらはえるよいものをとおして、

そんざいそのものであるかたることができず、

さくひんまえにしてもさくしゃるにいたらなかった。

2かえってかぜばやうごくう

ほしぞらはげしくながれるみず

てんにおいてひかかがやくものなどを、

ちゅうはいしゃかみがみなした。

3そのうつくしさにせられて

それらをかみがみみとめたなら、

それらをはいするしゅ

どれほどすぐれているかをるべきだった。

そうしゃがそれらをつくられたからである。

4もしちゅうちからはたらきにこころたれたなら、

てんつくられたかたがどれほどちからづよかたであるか、

それらをとおしてるべきだったのだ。

5つくられたもののだいさとうつくしさからはかり、

それらをつくったかたみとめるはずなのだから。

6とはいえ、このひとびとめはかるい。

かみさがもとめていだそうとのぞみながらも、

かれらはまよっているのだ。

7つくられたかいにかかわりつつたんきゅうつづけるとき、

うつるものがあまりにもうつくしいので、

がいかんこころうばわれてしまうのである。

8だからといってかれらもべんかいできるわけではない。

9ちゅうはたらきをり、

それをきわめるほどのちからがあるなら、

なぜそれらをはいするしゅ

もっとはやいだせなかったのか。

ぐうぞうすうはい

10いのちのないものにのぞみをかけるひとびとみじめだ。

かれらは、ひとつくられたものをかみがみぶ。

じゅつしたきんぎんさくひん

どうぶつぞう

むかしひとこうしたやくたないいしなどを。

11ひとのきこりがごろなし、

そのかわをすべてねんりにはぎ、

たくみにくわえて、

せいかつやくつくげた。

12ごと使つかったもくざいあまりをやして、

しょくじゅんし、くうふくたそうとした。

13そのまたのこりの、なんやくにもたない

ねじがった、ふしだらけのもくへんを、

ごとあいげてちゅうぶかった。

ひまつぶしとしてたくみにかたちととのえ、

それをひと姿すがたつくげた。

14るにりないなにかのどうぶつせ、

しゅ使つかってひょうめんあかいろづけ、

よごれをすべてかくした。

15ふさわしいみかをしつらえ、

かべなかいて、かなていした。

16こうして、もくぞうちないようにふうした。

そのぞうぶんではなにもできないことを

かれっていたからである。

それはぞうにすぎず、ひとたすけをひつようとする。

17ざいさんけっこんどものことでかれはそのぞういのり、

たましいのないものにかたりかけるのをはじとしない。

そのよわぞうけんこうねがい、

18いのちのないものにいのちい、

まったけいけんのないものにたすけをもとめ、

ぶんあしさえ使つかえないものにたびあんぜんいのる。

19しょうばいぎょうごとせいこうのために、

べるちからもないものにかれちからもとめる。

14

1こうかいあらなみこうとするひとは、

ぶんはこふねよりももろいせんしゅぞう

たすけをもとめる。

2えきもとめるにんげんよくぼうふねかんがし、

ふなだいがそれをつくった。

3しかしちちよ、ふねみちびくのはあなたのせつ

あなたはうみなかにもみちもうけ、

なみなかにもあんぜんみちつくられた。

4ひとをあらゆるけんからすくちからのあることを

あなたはしめされたので、

こうかいじゅつのないものでもふねれる。

5あなたははたらきのやむことをのぞまれない。

そのためひときわめてちいさなふないたにさえもいのちたくし、

ふねなみえてこうかいができた。

6そのむかしこうまんきょじんたちがほろびたとき、

ぼうであったあのひとふねなんのがれ、

みちびかれ、のちつづだいたねのこした。

7じつげんさせたそのしゅくふくされる。

8しかしひとつくられたぐうぞうは、

そのさくしゃとものろわれる。

さくしゃはそれをつくったからであり、ぐうぞう

ちるものなのにかみばれたからである。

9かみしんこうひとも、そのしんこうこうをも

おなじくにくまれる。

10つくられたものつくったひとともばつける。

11そのためしょこくたみぐうぞうにもさばきがくだる。

ぐうぞうは、ぞうぶつなかむべきものとなり、

ひとたましいにとってはつみのもと、

おろものあしにとってはわなとなったからである。

ぐうぞうすうはいこり

12ぐうぞうかんがえつくことからかんいんはじまり、

ぐうぞうつくすことによってせいかつらくする。

13ぐうぞうはじめからあったものではなく、

いつまでもつづくものでもない。

14それはにんげんきょえいによってはいってた。

だからすみやかにほろびるようにさだめられている。

15むすせぬわかににちのめされたちちおやが、

あまりにもはやられたわがしょうぞうつくり、

んでしまったにんげんいまかみとしてあがめ、

いえものたちにしきせいづけた。

16ときとともにかみけがすしきたりがちから

ほうとしてまもられるようになった。

こうして、きざまれたぞうはいしゃたちのめいれい

れいはいされるようになり、

17とおくにんでいるために、ちょくせつはいしゃたちを

うやまうことのできないひとびとは、

はなれたところにいるかれらの姿すがたあらわすために、

そんけいすべきおううつしのしょうぞうつくげた。

そのにいないものを、あたかもいるかのように

ねっしんにへつらいあがめるためである。

18ぐうぞうつくりのしんは、

おうらないひとびとをもてて、

ぐうぞうすうはいひろめさせた。

19かれけんりょくしゃるため、うでるって

しょうぞうじっさいよりもうつくしいものにつくげた。

20おおくのひとしょくにんごとなわざにかれ、

さきほどまでにんげんとしてうやまっていたものを、

いまや、れいはいたいしょうなすようになった。

21このことはひとしょうがいにとってわなとなった。

さいなんけんりょくはいされたひとびとが、

しんせいいしあたえたから。

ぐうぞうすうはいけっ

22かれらはかみてんちがっただけではない。

からしょうじたおおきなたたかいのうちにきながら、

つぎのようなひどいあくへいんでいる。

23かれらはようごろしのせいみつ

かいなしぐさをともなうみだらなしゅえんおこなう。

24せいかつけっこんきよくはたもたず、

うらってころい、かんいんおかしてはくるしめう。

25りゅうけつさつがいぬすみといつわりがいたるところにあり、

らくしんそうどうしょう

26ぜんにんへのはくがいおんけいぼうきゃく

たましいせんせいとうさく

けっこんみだれ、かんいんこうしょくいたるところにある。

27じったいのないぐうぞうれいはいすることは、

しょあくはじまりとみなもと、そしてけつまつである。

28かれらはかいらくくるい、いつわりのげんをし、

せいせいかつおくって、かるがるしくしょうする。

29かれらはたましいのないぐうぞうたのみ、

とうちかいをしてもばっせられるとはおもわない。

30ふたとおりのつみのゆえにかみかれらをさばかれる。

まず、ぐうぞうそんしてかみのことをわるかんがえ、

いで、かみきよさをさげすみ、

とうにもいつわってちかったからである。

31かれらがちかったそのかみがみちからではなく、

つみびとたいするかみばつこそが、

あくにんおかあやまちをつねらしめつづけるのである。

15

かみめつあたえてくださる

1かみよ、あなたはいつくしみぶかく、しんじつかた

いかるにおそく、すべてをおさめるあわれみぶかかた

2わたしたちは、たとえつみおかしても、

あなたのもの。あなたのちからっている。

でもわたしたちはつみおかさない。

あなたにぞくすることをっているから。

3あなたをることこそまった

あなたのちからをわきまえることこそめつのもと。

4にんげんわるおもいつきも、

たちのろうも、

さまざまないろりたくられたしょうぞうも、

わたしたちをまよわすことはなかった。

5おろものはそれらをよくぼうをそそられ、

たましいけた、いのちのないしょうぞうにあこがれる。

6ぐうぞうつくもの、あこがれるもの、あがめるものは、

あくあいするものたちで、

このようなむなしいぼうつかわしい。

ぐうぞうすうはいおろかさ

7ものろうしてねんをこね、

せいかつやくつものを一つ一つこしらえる。

おなざいりょうつちから、

こうしょうようのためのうつわと、

そうでないうつわとがおなじようにつくられる。

それら一つ一つのようめるのは、

ものしんだ。

8かれはまた、とうろうりょくもちいて、

おなねんからむなしいかみつくげる。

ものしんすこまえつちからまれ、

しばらくすればまたもとつちもどる。

りていたたましいへんさいもとめられるからだ。

9しかし、かれにかけているのは、

やまいたおれることでも、めいみじかいことでもない。

きんぎんさいわざきそうこと、

どうさいをまねることである。

かれにせものづくりをえいとする。

10かれこころはい、そのぼうつちよりもむなしく、

そのいのちどろよりもいやしい。

11なぜなら、ぶんつくってくださったかた

かつどうするたましいんでくださったかた

かすれいそそいでくださったかたを、

るにいたらなかったからである。

12かえってじんせいあそごとなし、

せいかつかねもうけのできるもよおものかんがえて、

どんなことからも、たとえあくからでも、

るべきだとう。

13ぶんつみおかしていることを、

かれのだれよりもっている。

つちざいりょうにして、うつわぐうぞうつくったから。

エジプトじんへのばつとイスラエルじんへのめぐ

14もっとおろかで、あかたましいよりもあわれなものは、

あなたのたみしいたげるあのてきどもである。

15しょこくみんぐうぞうをみなかみがみなした。

そのぐうぞうは、があってもることができず、

はながあってもいきができず、

みみがあってもくことができず、

ゆびがあってもさわることができず、

あしがあってもあるくことができない。

16ぐうぞうつくったのはにんげん

れいあたえられているにんげんがそれをつくった。

ひとは、ぶんひとしいかみをさえつくれないのだ。

17すべきにんげんが、

そのほうつくぐうぞうには、いのちがない。

おがまれるぐうぞうより、にんげんほうがある。

にんげんにはいのちがあるが、ぐうぞうにはないからだ。

18もっとまわしいどうぶつ

どうぶつよりずっとおろかなものを、かれらはおがむ。

19それらは、ひとよろこばせるような、

どうぶつとしてのりょくさえいており、

かみしょうさんしゅくふくからはなされている。

16

1このためかれらは、そのようなどうぶつによって

とうぜんばつけ、

おおくのものによってくるしめられた。

2これらのばつとはぎゃくに、

あなたはぶんたみにはめぐみをあた

おうせいしょくよくたすうずらを

ちんしょくもつとしてあたえてくださった。

3まさにしょくをしようとしていたあのてきどもは、

おくられてきたもののあまりのみにくさに、

せっかくのしょくよくさえうしなった。

それにひきかえ、このたみ

しばらくひもじいおもいをしたのちに、

ちんしょくもつにありついた。

4あっぱくしゃたちはこんきゅうあじわうことがひつようだったが、

このたみは、てきがいかにくるしめられたかを

しめされるだけでじゅうぶんだった。

5どうぶつおそるべきいかりがこのたみおそい、

かれらがくねったどくじゃにかまれて

ほろびようとしたとき、

あなたのいかりはちゅうでやんだ。

6かれらはらしめられてしばらくのあいだどうようしたが、

あなたのりっぽういましめをおもさせる

すくいのしるしがあたえられた。

7そのしるしをあおものは、

うつったしるしによってではなく、

ばんぶつすくぬしであるあなたによってすくわれた。

8これによってあなたは、てきどもにしめされた、

ぶんがすべてのあくからひとすくかたであることを。

9かれらは、いなごとあぶにおそわれてんだ。

かれらをすくだてはなく、

そのようなばつとうぜんだった。

10しかし、あなたのらには

どくじゃきばてなかった。

あなたのあわれみがくだり、かれらをいやしたからだ。

11かれらがかまれて、またすぐいやされたのは、

あなたのことおもさせるためだった。

ぼうきゃくふちしずめられることなく、

あなたのめぐみからはずされることのないためだ。

12しゅよ、かれらをいやしたのは、

やくそうぐすりではなく、

すべてをいやすあなたのことであった。

13あなたはせいをつかさどるけんのうをもち、

ひともんまでき、またもどされる。

14しかし、ひとあくからにんころせたとしても、

ってったれいもどすことはできず、

められたたましい

かいほうすることもできない。

15あなたのからのがれることはのうだ。

16あなたをみとめようとしないしんこうひとびとは、

うでちからばっせられ、

ときならぬあめひょう、それにじょうあらしなやまされ、

くされてしまった。

17すべてをみずなかでも

なことにそのはますますつよくなる。

かみしたがひとぜんちゅうかたするからだ。

18ときとして、ほのおよわまるが、

それはしんこうものばつとしておくられたどうぶつ

くされてしまわないためである。

また、かみさばきがせまっていることを、

それをてきどもにさとらせるためである。

19ときにはみずなかでさえ、

はそのちからえてさかった。

あくにんさくもつくすために。

20ほう、あなたはてん使しょくもつたみやしなわれ、

かみようされたてんのパンを、

たみろうすることなくれた。

それはこのうえなくで、だれのくちにもった。

21このものは、らへのあなたのやさしさをあらわし、

それをべるひとこのみにおうじて、

のぞみのあじわった。

22ゆきこおりえてけなかった。

それは、ひょうなかさか

あめなかかがやが、

てきどものしゅうかくだいなしにしたことを、

たみらせるためであった。

23それにひきかえ、かみしたがひとびとやしなうために、

ほんらいちからをさえわすれてしまった。

ぜんしゅつかえる

24じつぞうぶつそうぞうしゅであるあなたにつかえ、

あなたにさからうものばっするためには

きびしいものとなり、

あなたにしんらいするひとめぐむためには

やさしいものとなる。

25それゆえぞうぶつはあのときもあらゆるかたちをとり、

ばんぶつたまものによってやしなうあなたのしもべとなって、

ぎゃっきょうにあるひとびとのぞみにおうじた。

26しゅよ、それはあなたのあいされたらが

まなぶためであった。

ひとやしなうのはもろもろのしゅうかくぶつではなく、

しんじるひとまもるあなたのことであることを。

27なぜならによってもけなかったものが、

たいようのわずかなひかりあたためられただけで、

すぐにけてしまったからである。

28これは、あなたにかんしゃするために

のぼるよりはやき、

ひかりまえれいはいすべきであることを、

かれらにからせるためだった。

29かんしゃらないものぼうふゆしものようにけ、

ようみずのようにながってしまうからである。

17

ひかりやみ

1あなたのさばきはだいで、きわくせない。

そのため、きょうくんこばんだたましいは、まよいにおちいった。

2りっぽうのないものたちは、

せいなるたみせいあつできるとかんがえた。

だが、やみしばられ、ながよるらえられて、

いえなかめられ、へんせつからはずされた。

3かれらはひそかにおこなっていたあのつみなかに、

ぼうきゃくくらおおいのなかかくれうるとかんがえた。

しかし、かれらはらされ、きょうりつかれて、

げんかくにおびえた。

4かれらがせたかくれがも、

きょうからまもってはくれなかった。

おそろしいおとしゅうひびき、

かなしげなかおつきのぼうれいあらわれた。

5ひかりはっするちからがなく、

かがやほしのきらめきも、

あのおそるべきよるらすことはできなかった。

6かれらのまえには、ぜんはっした

おそろしいあらわれた。

かれらは、ほんとうていないそのこうけいを、おそれ、

うつったものがいっそうおそろしくかんじられた。

7かれらのじゅつりょくうしない、

そのおもがったかんがえをとがめられてはじけた。

8きずついたたましい

おそれとわずらいをのぞくとごうしたかれしんが、

るにらぬおそれにきずついた。

9おどろき、おそれさせるものはなにもなかったのに、

かれらはけものうごきや、へびはっするおとにおびえ、

10おののきつつんでいった。

けることのできないまわりのくうにさえ

かおそむけようとしたのだ。

11あくは、みずからのしょうげんによってだんざいされるとき、おびえ、

りょうしんのとがめをけるとき、

いっそうあんにかられる。

12おそれとは、まさにせいたすけをてることである。

13せいたすけにたよこころよわければよわいほど、

くるしみのげんいんがますますからなくなる。

14かれらは、なにもできなかったあのよる

りょくふかみからたあのよるあいだ

みないっせいねむみ、

15かいぼうれいなやまされるか、

りょくうしなってうごきできなくなるかして、

とつぜんしなかったきょうらえられた。

16こうして、そのにいたひとみなたおれ、

てつごうのないろうごくめられた。

17のうであれ、ぼくしゃであれ、

ひとざとはなれたしょろうしてはたらものであれ、

このけられないうんめいわれた。

18いずれもおなやみくさりにつながれたのだ。

かぜおと

しげえだとりここよいうたごえ

ちからづよながれるみず調しらべ、

19くずちるがんせきかわいたおと

びはねるどうぶつはい

きょうぼうじゅうのうなりごえ

やまどうくつにこだまするやまびこ、

これらがかれらをきょうかなしばりにした。

20ぜんかいかがやかしいひかりらされ、

なんさまたげもなくかつどうしていた。

21それなのに、かれらのうえには

よるおもくのしかかっていた。

かれらをつつもうとするくらやみまえぶれが。

しかしかれらはやみよりも

ぶんしんおもかんじていた。

18

1あなたにきよめられたひとびとおおいなるひかりかがやいた。

てきどもは、かれらの姿すがたなくても、こえき、

これほどのくるしみはあじわわなかったと、

かれらをしあわせなものんだ。

2はくがいされても、かえししないかれらに、

てきどもはかんしゃした。

そして、であったことのゆるしをねがった。

3あなたは、たみにはえるはしらあたえて、

たびあんないしゃとし、

えあるほうろうたびの、

かれらをくるしめることのないたいようとされた。

4ほうてきどもは、とうぜんなことにひかりうばわれ、

やみにつながれた。

あなたのらをとりこにしたからである。

あなたのらこそりっぽうめつひかり

つたえるはずであった。

てきたみすく

5あなたにきよめられたひとびとたちを、

かれらはころそうとした。

そのときひとてられて、すくわれた。

あなたはばつとして、かれらのおおくのどもうばい、

またおおなみかれらをいっきょほろぼされた。

6あのよるのことは、われわれせんたちに

まえもってらされており、

かれらはあなたのやくそくって

それをしんじていたので、

どうようすることなくあんしんしていられた。

7かみしたがひとびとすくいと、てきどものほろびを、

あなたのたみっていた。

8あなたは、はんたいしゃへのばつもちいたそのごとで、

わたしたちをまねき、こうえいあたえてくださった。

9たみきよらは、ひそかにいけにえをささげ、

しんせいおきてまもることをぜんいんいっめた。

それは、せいなるたみが、じゅんきょうぎゃっきょう

こころわせてめるということである。

そのときかれらはせんたちのさんをうたっていた。

10そのうたには、てきどものさけびが調ちょうにこだまし、

らをいたなげきのこえかなしげにひびいた。

11てきどもはれいしゅじんおなばつらしめられ、

しょみんおうおなくるしみをあじわった。

12という一つのもとに、

かぞえきれないひとびとたおされ、

しゃほうむるのに、せいぞんしゃかずりなかった。

かれらのもっとちょうあとぎも、いっしゅんのうちにほろんだ。

13じゅつたよってかみいっさいしんじなかったかれらは、

ちょうなんたとき、このたみかみみとめた。

14ちんもくしずけさがすべてをつつみ、

よるすみやかなあゆみでなかばにたっしたとき、

15あなたのぜんのうことてんおうから、

なさようしゃのないつわもののように、

このほろびのくだった。

16それは、しのきかないあなたのめいれい

するどつるぎのようににして、

すべてをたし、

てんれながらも、んでっていた。

17おそろしいゆめなかまぼろし

てきどもをおどろかせ、

おもいがけないきょうかれらをおそった。

18かれらはいきえとなってここかしこにたお

ぶんたちのにゆくゆうあきらかにした。

19かれらをなやませたあのゆめがそれをこくしていた。

ぶんたちがなぜくるしむのかそのゆうらずに

んでゆくことのないために。

たみちゅうかいしゃ

20れんかみしたがひとびとにもあたえられ、

おおくのひとびとほろびた。

しかし、あなたのいかりはながくはつづかなかった。

21とがめられるところのないひとひと

すみやかにだいひょうせんとしてち、

ぶんにゆだねられたさいにんとして、

いのりと、かおりによるあがないをささげたからである。

そして、いかりのまえき、わざわいをわらせ、

あなたのしもべであることをしめした。

22かれいかりにったのは、

たいりょくや、りょくによってではない。

ことによって、ばっするかたせっとくし、

せんたちとわされたちかいとけいやく

おもしていただいたのである。

23んだものすでかさなりってたおれていた。

そのときかれあいだってばつこうげきしとどめ、

それがきているものおよみちった。

24かれあしまでとどころもぜんちゅうしめしており、

せんたちのほまれは四れつならほうせききざまれ、

あなたのこうじょうかんむりかがやいていた。

25ほろぼすものはこれらをまえにしてたじろぎ、おそれた。

たみいかりにれるだけでじゅうぶんだったのである。

19

かみさからうものたちのほろびとたみすく

1かみしんじないものたちには、

ようしゃのないいかりがくだった。

かれらがのちなにをするかを、

しゅはあらかじめごぞんじだった。

2かれらがたみしゅっこくゆるし、

せきたててしたあとで、

こうかいしていかけることをごぞんじだった。

3じつ、まだけず、

しゃぜんなげきのこえこえるというのに、

かれらはふたたしょうのさたとはおもえないかんがえをいだき、

まえにはたのんでってもらったひとびとを、

こんとうぼうしゃとしてはじめた。

4かれらがこのきょくたんこうはしり、わすれたのは、

とうぜんきだった。

かれらのばつけているぶんを、

これらのくるしみでおぎなわせるためであり、

5また、たみせぬたびけいけんしているあいだ

てきどもはじょううためであった。

6ぜんぞうぶつはそれぞれほんせいたもちつつ、

あらたな姿すがたえられ、めいれいふくじゅうして、

あなたのらをまもった。

7くも宿しゅくえいおおい、

ぜんみずのあったところにはかわいたあらわれ、

こうかいにはさまたげるもののないみちができ、

さかなみからはくさえているへいしゅつげんした。

8おどろくべきせきたりにしながら、

そこをたみぜんたいまもられてわたってった。

9かれらは、まきうまのようにはしまわり、

ひつじのようにびはね、

しゅよ、ぶんたちをすくってくださったあなたを

たたえた。

10かれらはりゅうでのごとを、おもこした。

つちどうぶつではなく、ぶよをしょうじさせ、

かわさかなではなく、おおくのかえるしたことを。

11しかしそののちかれらはとりあらたなはっせいをもた。

それはかれらが、よくぼうにかられ、

ものもとめたときであった。

12うみからうずらがんでて、かれらはたされた。

13ばつつみびとたちのうえくだった。

はげしいかみなりによるけいこくあとのことである。

かれらはそのつみのゆえにとうぜんくるしみをけた。

こくじんてきをもってひどくあつかったからである。

14らぬひとびとがやってたとき、

かれらをれなかったたみはあった。

しかしこのものたちは、

えきをもたらしてくれたきゃくじんれいにした。

15あのたみは、よそからものを、

てきをもってあしらったので、さばきをけた。

それならば、このものたちはなおさらさばかれる。

16かれらはじつに、よそからものだいかんげいし、

ぶんたちとおなけんあたえておきながら、

つらいろうどうしてぎゃくたいしたのである。

17このものたちはをくらまされた。

あのじんいえぐちひとびとこったように。

かれらはやみおおわれ、

めいめいぶんいえぐちさがしたのである。

18ぜんようがそれぞれのかんけいえるのは、

たてごとげんがその調しらべをえるのにている。

しかし、いろそのものはつねおなじである。

このことは、ごとらしてあきらかだ。

19りくものみずものわり、

すいちゅうおよものじょううつってた。

20みずなかりょくし、

みずはたらきをわすれた。

21ほのおは、かよわいものがそのなかあるいても、

そのにくがすことすらなく、

こおりのようにけやすいてんからのもの

かすことはなかった。

むす

22しゅよ、あなたはすべてにおいてたみ

おおいなるものとし、えいこうあたえられた。

あなたは、かれらをてず、いつでもどこでも

かれらのかたわらにっておられた。

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