聖書 新共同訳 旧約聖書続編

日本聖書協会

シラしょしゅうかいしょ

じょげん

12りっぽうしょげんしゃしょおよびそののちかれたしょもつは、われわれおおくのちょうおしえをのこしてくれているが、3そこにべられているきょうくんのゆえに、われわれはイスラエルをほめたたえるべきである。4ところで、それらをものは、ぶんしんかいしてかしこくなるだけではじゅうぶんえない。56がくもんたいせつにするものは、また、みずからもかたったりいたりして、いっぱんひとびとやくちうるひとでなければならない。710わたしのイエススは、ながねんりっぽうしょげんしゃしょせんたちのしょもつむことにせんねんした。11そしてじゅうぶんしゅうじゅくしたのち12きょうくんかんするしょもつぶんになった。13それは、がくもんたいせつにするひとたちが、そのきょうくんをしっかりとあくして、14なおいっそうりっぽうかなったせいかつができるようになるためである。

15そこでどくしゃにおねがいする。1617なおこころでこのしょもつせいどくしてほしい。1820われわれは、けんめいりょくしたのであるが、じょうほんやくされていないもあるとおもわれるので、そのようなしょについてはどうかおゆるねがいたい。2122というのは、がんらいヘブライかれているものをげんほんやくすると、それはおないをたなくなってしまうからである。23このしょもつだけではなく、2425りっぽうしょそれたいげんしゃしょおよびしょもつでさえも、26いったんほんやくされると、げんちょひょうげんされているものとすくなからずそうしてくるのである。

27エウエルゲテスおうせいだい三十八ねんに、28わたしはエジプトにやっててしばらくたいざいしたが、29そのとき、かなりじゅうようきょうくんしるされているしょもつうつしをつけた。30そこでわたししんも、ねつりょくかたむけて、しょほんやくすることがあらためてひつようであるとかんがえた。3136そのときらいこくにあってべんがくにいそしみたいとねがい、さらに、りっぽうかなったかたをしようとのこころざしつよいだいているひとたちのためにも、ほんしょかんせいさせておおやけにしようと、しばしばてつして、また、あらゆるしき使して、このごとりかかったのである。

1

さん

1すべてのは、しゅからる。

しゅともえいえんそんざいする。

2はますなあめしずく

えいえんつづ

だれがこれらをかぞくしえようか。

3てんたかさ、ひろさ、

うみふかさ、

だれがこれらをさぐりえようか。

4は、のすべてのものにさきってつくられ、

そのさとちからも、えいえんむかしからそんざいしている。

5いずみは、いとたかところにいますかみこと

あゆみは、えいえんおきて。〕

6こんげんが、だれにしめされたであろうか。

そのたくみさを、だれがりえたであろうか。

7がもたらすしきを、だれがたであろうか。

がもたらすゆたかなけいけんを、

だれがかいしたであろうか。〕

8あるかたはただひとり、いとかしこかた

ぎょくすわっておられるしゅである。

9しゅしんつくり、

これをて、あるものとされ、

つくられたすべてのもののうえそそがれた。

10しゅは、すべてのひとびとぶんおうじてあたえ、

しゅあいするものにはしみなくそれをあたえられた。

しゅあいすることこそ、かがやかしい

しゅは、ぶんしめすために、あたえ、

こうしてかれらはしゅるようになる。〕

しゅおそれること

11しゅおそれることは、ほまれとほこり、

しあわせとよろこびのかんむりである。

12しゅおそれることは、こころたのしませ、

よろこびと、こうふくと、ちょう寿じゅをもたらす。

しゅおそれることは、しゅからのたまもの

それによってあいみちあゆむことができる。〕

13しゅおそれるひとは、しあわせなばんねんおくり、

りんじゅうにも、しゅからしゅくふくける。

14しゅおそれることは、はじめである。

は、しゅしんじるひとたちに

ははたいないにいるときからあたえられている。

15は、ひとびとあいだるぎないもといえ、

ひとびとは、いくだいにもわたってそれにしんらいく。

16しゅおそれることは、たされること、

ひとびとは、じつとうすいし、

17かれらのいえは、すべてのぞむものでたされ、

そのすべてのくらは、さんぶつちあふれる。

18しゅおそれることは、かんむり

へいはなかせ、けんこうたもたせる。

しゅへのけいこそは、

へいをもたらすかみたまもの

かみあいするものほこりはくわわる。

19しゅはこれをて、あるものとされた。〕

は、しきさとりをあめのようにそそぎ、

たもものえいたかめる。

20しゅおそれることは、こんげん

そこからえだは、ちょう寿じゅである。

21しゅおそれることは、つみ退しりぞけ、

そのおそれをこころにとどめるひとは、

すべてのいかりをとおざける。〕

せい

22とういきどおりには、べんかいがなく、

じんいきどおりは、めつまねく。

23しんぼうづよひとは、ときるまでしのぶ。

しのんだのちには、ぶんれてそうかいになる。

24かれかたるべきときるまで、くちつつしむ。

そうするとおおくのひとびとは、

かれりょぶかさをつたひろめる。

せいじつにゅう

25くらには、しきちたしんげんがある。

しかしつみびとは、けいしんこころきらう。

26ねつぼうするならば、

しゅおきてまもとおすがよい。

しゅゆたかにあたえてくださる。

27しゅおそれることは、であり、きょうくんである。

しゅは、せいじつにゅうよろこばれる。

28しゅおそれることをいとうな。

ふたごころをもってしゅちかづいてはならない。

29ひとびとまえおのれいつわるな。

まえくちつつしむがよい。

30たかぶったおもいをいだくな。

さもないと、つまずいてはじをかく。

しゅは、おまえしょうたいあきらかにし、

かいどうなかめんぼくうしなわせる。

なぜなら、おまえおそれをたずにしゅちかづき、

こころいつわりにちていたのだから。

2

かみへのしんらい

1よ、しゅつかえるつもりなら、

みずからをれんけてそなえよ。

2こころめて、しのべ。

さいなんのときにも、みだすな。

3しゅりすがり、けっしてはなれるな。

そうすれば、ゆたかなばんねんおくることになる。

4にふりかかるかんなんは、すべてかんじゅせよ。

たとえくつじょくけても、まんせよ。

5きんせいれんされ、

ひとくつじょくのかまどでとうされ、

かみれられる。

びょうのときもまずしいときも、しゅたのめ。〕

6しゅしんらいせよ。そうすればかならたすけてくださる。

まえあゆみちひとすじにして、しゅのぞみをけ。

しゅおそれるひとたちよ

7しゅおそれるひとたちよ、しゅあわれみをのぞめ。

わきをしてはならない。

さもないと、みちはずす。

8しゅおそれるひとたちよ、しゅしんらいせよ。

そうすればかならむくわれる。

9しゅおそれるひとたちよ、しゅたまわるすばらしいこと、

すなわち、えいえんよろこびとあわれみをのぞめ。

しゅよろこびにちたえいえんたまもの

ほうしゅうとしてあたえてくださる。〕

10むかしひとびとのことをかえりみて、よくかんがえてみよ。

しゅしんらいして、あざむかれたものがあったか。

しゅうやまつづけて、てられたものがあったか。

しゅもとめて、されたものがあったか。

11しゅは、いつくしみぶかく、あわれみぶかかた

わたしたちのつみゆるし、

なんのときにたすけてくださる。

わざわ

12おくびょうものたいもの

ふたまたをかけるつみびとは、わざわいだ。

13りょくものは、わざわいだ。かれにはしんねんがない。

だから、かれにはしゅまもりはない。

14にんたいてたものは、わざわいだ。

しゅさばきのときには、どうするつもりなのか。

しゅおそれるひと

15しゅおそれるひとは、しゅおきてそむかない。

しゅあいするひとは、しゅみちあゆつづける。

16しゅおそれるひとは、しゅよろこばせようとこころがけ、

しゅあいするひとは、りっぽうよろこんでまもる。

17しゅおそれるひとは、つねこころそなえをし、

しゅまえで、みずからへりくだる。

18「わたしたちは、ぶんを、ひとにではなく、

しゅにゆだねます。

しゅあわれみは、

そのそんげんおなじく、だいなのですから。」

3

りょうしんたいする

1どもたちよ、

ちちいましめにみみかたむけ、それをまもれ。

そうすれば、つつがなくらせる。

2しゅは、たいするけんちちさずけ、

はははんだんしたがさだめておられる。

3ちちとうとべば、おまえつみつぐなわれ、

4おなじく、ははうやまえば、とみたくわえる。

5ちちとうとべば、いつのか、

どもたちがおまえしあわせにしてくれる。

しゅは、かならいのりをれてくださる。

6ちちうやまものは、ちょう寿じゅめぐまれ、

しゅしたがものは、ははあんしんさせる。

7しゅおそれるひとは、ちちとうとび、〕

しもべしゅじんつかえるように、りょうしんつかえる。

8ことおこないをもって、ちちそんけいせよ。

そうすれば、ちちからしゅくふくける。

9ちちしゅくふくは、どもたちのいえけんなものとし、

ははのろいは、どもたちのいえだいくつがえす。

10ちちめいきずつけてまで、

ぶんえいもとめるな。

ちちめいは、おまええいとはならない。

11ちちおやうやまうこと、これこそにんげんえいなのだ。

ははおやあなどること、それはどもにとってはじである。

12よ、としいたちちおやめんどうよ。

きているあいだかれかなしませてはならない。

13たとえかれものおぼえがにぶくなっても、

おもいやりのもちて。

ぶんかつりょくにあふれているからといって、

かれけいべつしてはならない。

14しゅは、ちちおやたいするおまえこころづかいをわすれず、

つみし、おまえさらたかめてくださる。

15まえなんうとき、

しゅは、そのこころづかいをおもしてくださる。

まえつみは、れたしものように

るであろう。

16ちちてるものは、かみぼうとくするものおなじく

ははいからせるものは、しゅのろわれているもの

けんそん

17よ、なにごとをなすにもにゅうであれ。

そうすれば、ほどこしをするひとにもましてあいされる。

18えらくなればなるほど、みずからへりくだれ。

そうすれば、しゅよろこんでれてくださる。

19ぶんたかひとちょめいひとおおい。

しかし、かみおくにゅうひとあらわされる。〕

20しゅこうそうだい

しゅはへりくだるひとによってあがめられる。

21まえちからあまることをかいしようとするな。

また、えないことをたんきゅうしようとするな。

22まえのためにさだめられていること、

それをじゅくりょせよ。

まえしめされていないことをひつようはない。

23できないことにすな。

まえしめされたことは、

すでにんげんかいえたものなのだから。

24おおくのものはやてんしてみちあやまり、

あやまったすいそくはんだんをゆがめてしまった。

25がなければ、ひかりることはできない。

しきがないのに、ったかぶりをするな。〕

こころのかたくななもの

26こころのかたくななものは、ばんねんになってくるしむ。

けんこのものは、それによってほろぼす。

27こころのかたくななものは、おもってなやくるしむ。

つみびとは、つみつみかさねる。

28こうまんものこうむさいなんは、ほどこしようがない。

かれなかにはあくふかろしている。

29けんじゃこころは、かくげんおもめぐらし、

しゃみみは、かくげんねっしんく。

ひんじゃへのほどこ

30みずさかすように、

ほどこしのわざは、つみつぐなう。

31こうむくいることは、ぶんしょうらいのためになる。

こんなんおちいったときに、ささえがあたえられる。

4

1よ、まずしいひとせいかつおびやかすな。

もとめるまなざしのひとをじらすな。

2えているひとかなしませるな。

ほうれているひとおこらせるな。

3いらだっているひとさらくるしめるな。

もとめるひとあたえることをためらうな。

4なやんでたすけをもとめるひとこばむな。

まずしいひとからかおそむけるな。

5ものいするひとからそむけるな。

まえのろこうじつかれあたえるな。

6そのひとうらみをめておまえはげしくのろえば、

つくぬしは、かれねがいをれられるから。

7かいどうでは、ひとびとからこうたれるようにせよ。

けんあるものには、あたまひくくせよ。

8まずしいひとうったえにみみかたむけ、

おだやかにそしてにゅうに、こたえるがよい。

9とうあつかわれているもの

がいしゃからすくせ。

ゆうをもってけつだんせよ。

10たちにたいしてはちちおやのようになり、

たちのははおやたいしては、

そのおっとがするようにだすけするがよい。

そうすれば、いとたかかたはおまえなし、

ははおやじょうにおまえあいしてくださる。

れん

11は、それにしたがらをたかめ、

これをもとめるものたすける。

12あいするものは、いのちあいするもの

あさはやきてもとめるものは、

よろこびにたされる。

13ものは、ほまれをぎ、

さきざきで、しゅからしゅくふくされる。

14つかえるものは、せいなるかたほうするもの

あいするものは、しゅからあいされる。

15したがものは、しょこくみんただしくさばき、

こころけるものは、やすらかにらす。

16しんらいすれば、あたえられ、

そんもそのぐ。

17は、さいしょ、おまえけわしいみちれてき、

おそれのもちいだかせて、おじけさせる。

れんは、おまえはげしくくるしめる。

は、おまえしんらいするまで、

かずかずようきゅうきつけて、おまえこころみる。

18だがすぐに、ふたたびおまえのもとにて、

まえよろこばせ、そのしんあきらかにしめす。

19しかし、おまえみちをそれるなら、

はおまえて、

まえめつしていくにまかせる。

ただしくこうどうせよ

20ただしくとききわめ、あくからまもれ。

いたずらにぶんじることはない。

21つみをもたらすじらいもあり、

めいそんけいあたいするじらいもあるのだから。

22ぶんもちうらってまで、にんにこびるな。

いたずらにじてめつをもたらすな。

23ひつようなときにはつげんするのをためらうな。

〔おまえを、のためにかくしてはならない。〕

24は、ことによってられ、

きょうくんは、かたことによってかいされるのだから。

25しんさからってはつげんするな。

ぶんがくじよ。

26つみこくはくすることをじるな。

かわながれをにせきめてはならない。

27おろものいなりになるな。

けんりょくしゃにへつらうな。

28しんのためには、いのちがけでたたかえ。

しゅなるかみも、おまえかたしてたたかってくださる。

29かるはずみなくちくな。

ごとなまけたり、なげやりにしたりするな。

30いえなかのようにふるまうな。

ぶんいえ使つかいたちをまぐれにあつかうな。

31もらうときにすのなら、

かえすときにはししぶるな。

5

こうまんになるな

1ぶんざいさんたのみとするな。

「わたしは、なんでもおもいのままだ」とうな。

2ほんのうぶんちからきずられ、

よくぼうのままにきてはいけない。

3「だれもわたしをはいできない」とうな。

しゅかならずおまえふくしゅうなさるだろう。

4つみおかしたが、なにこらなかった」とうな。

しゅにんたいしておられるのだ。

5どうせつみあがなわれるのだからといいになって、

つみつみかさねてはならない。

6しゅあわれみはゆたかだから、

かずおおくのわたしのつみゆるされる」とうな。

しゅは、あわれみだけでなく、いかりをもち、

そのはげしいいかりはつみびとたちのうえくだる。

7すみやかにしゅのもとにかえれ。

にち、もう一にちと、ばしてはいけない。

しゅいかりが、とつぜんやってて、

さばきのときに、おまえほろぼしてしまうからだ。

8ひとまどわすざいさんたのみとするな。

いざというとき、なんやくにもたない。

せいじつせい

9かざきをかんがえずにもみがらをふるいけるな。

どんなみちでもあるいてよいというわけではない。

それは、まいじたつみびとがすることだ。

10ぶんけんかいにはかくしんいだき、

はつげんにはいっかんせいたせよ。

11ひとことには、すみやかにみみかたむけ、

こたえるときは、ゆっくりかんをかけよ。

12はっきりしたけんかいがあれば、りんじんこたえよ。

さもなければ、くちててなにうな。

13めいめいことしだい、

したほろぼすもととなる。

14かげぐちをたたくものばれるな。

したひとおとしいれるな。

ぬすびとにははずかしめが、

まいじたものにははげしいなんびせられる。

15だいにもしょうにもさいしんちゅうはらえ。

6

1ともとなるべきときに、うらっててきとなるな。

あくひょうち、はじとそしりをけるからだ。

それは、まいじたつみびとがすることだ。

2ぶんかっおもいでたかぶるな。

さもないと、あばれるうしのようにちからきる。

3まえくし、だいなしにし、

そして、ぶんしんのようにしてしまう。

4げきじょうは、これをいだものほろぼし、

てきものわらいのたねとする。

せいじつとも

5のどのうるわしいこえは、ゆうじんやし、

したのさわやかなかたりかけは、

あいのよいへんやす。

6おおくのひとびとしたしくあいさつわせ。

だが、そうだんあいは千にんのうちひとだけにかぎれ。

7ともをつくるときは、ためしてからにせよ。

すぐにかれしんらいしてはいけない。

8ごうのよいときだけともとなり、

なんのときには、はなれてしまうものがいる。

9また、こころわりしててきとなるとももいて、

あらそいでおまえいたわるくちばくする。

10しょくのときだけともであり、

なんのときには、はなれてしまうものがいる。

11まえのはぶりがよいと、おまえのようにふるまい、

まえ使つかいたちになれなれしくする。

12しかし、おまえちぶれると、け、

まえからかくす。

13てきからはとおざかれ。

ともだちにはをつけよ。

14せいじつともは、けんなんじょ

そのともいだせば、たからつけたもどうぜんだ。

15せいじつともは、なにものにもがたく、

そのすばらしいちははかがたい。

16せいじつともは、せいめいたもみょうやく

しゅおそれるものは、そのようなともいだす。

17しゅおそれるものは、しんゆうじょうたもつ。

とももまた、かれおなじようにふるまうから。

ちかづけ

18よ、わかいときからきょうくんれよ。

はくはつになるまでに、いだすように。

19たがやし、たねのうのように、ちかづき、

そのゆたかなみのりをのぞめ。

るには、しばらくろうするが、

やがて、そのあじわうだろう。

20きょうくんれないものにとって、

はなんとまわしいことか。

おろかなものは、なかみとどまれない。

21ちからだめしのいしのように、

おもとなってかれくるしめ、

かれはすぐにそれをほうりす。

22は、そののとおりおくふかく、

おおくのひとにはとらえにくい。

23よ、みみかたむけてわたしのけんしたがえ。

わたしのちゅうこくこばんではならない。

24あしあしかせをかけ、

くびくびをはめよ。

25かたひくくし、になえ。

そのそくばくにいらだつな。

26こころくしてちかづき、

ちからくしてみちあゆつづけよ。

27あしあとって、さがせ。

そうすれば、つかるだろう。

しっかりつかんだら、それをばなすな。

28ついには、いこいをいだし、

は、おまえにとって、よろこびにわるだろう。

29あしかせは、たしかななんじょとなり、

くびは、れいころもとなる。

30きんかざりをけ、

そのそくばくくさりは、あおむらさきのひもとなる。

31まえは、れいころもとして、をまとい、

よろこびのかんむりとして、それをかぶるだろう。

32よ、のぞむなら、きょうくんたいとくでき、

こころがければ、かしこくなれるのだ。

33よろこんでけば、おおくのことをまなび、

みみかたむければ、あるものとなれるのだ。

34ちょうろうたちのつどいにはいって、そのなかち、

かれらのたのみとせよ。

35かみかんするはなしには、すすんでみみかたむけ、

どうさつめたかくげんは、らすな。

36どうさつんだひとったら、

あさはやくからそのひとのもとへき、

ぐちしきいしがすりるほど、あししげくかよえ。

37つねに、しゅめいれいこころめ、

しゅおきてせんねんせよ。

しゅしんが、おまえこころつよめ、

まえせつぼうするあたえてくださる。

7

あくおこなうな

1あくおこなうな。そうすれば、あくはおまえおそわない。

2せいからとおざかれ。

そうすれば、せいがおまえけるだろう。

3せいはたけたねくな。

ばいせいるだけだ。

4けんりょくを、しゅもとめるな。

えいこうを、おうもとめるな。

5しゅまえで、ぶんただしさをしゅちょうするな。

おうまえで、をひけらかすな。

6せいのぞちからがなければ、

さいばんかんこころざすな。

さもないと、けんりょくしゃかおいろをうかがい、

こうへいさばきができなくなる。

7まちじゅうみんたいしてあやまちをおかすな。

また、みんしゅうまえめんぼくうしなうな。

8あやまちを二かえすな。

あやまちでさえ、ばつまぬかれないからだ。

9つぎのようにってはならない。

かみはわたしのかずおおささものかえりみてくださる。

わたしが、いとたかかみささものをささげれば、

かならず、れてくださる。」

10ためらいながらいのってはならない。

ほどこしをするかいのがしてはならない。

11こころいためているひとをあざわらうな。

ひとひくめ、かつたかめるかたがおられるのだから。

12きょうだいいつわごとをたくらむな。

ゆうじんにも、そのようなことはするな。

13どんないつわりもくちにしてはならない。

うそがにつくと、ろくなことにはならない。

14ちょうろうたちのつどいのでは、ぐちくな。

いのるときには、くどくどとかえすな。

15ほねれるごとや、

いとたかかたさだめられたはたけごとを、

きらってはならない。

16つみびとなかくわわってはならない。

かみさばきはすみやかにくだることを、こころめよ。

17どこまでもけんそんであれ。

おそれをらぬものには、うじけいばつくだる。

ゆうじんぞく

18かねのためにともうらるな。

オフィルのおうごんのためにしんきょうだいうらるな。

19かしこおんなをめとるかいのがすな。

かのじょのもたらすよろこびは、おうごんにまさる。

20せいじつはたら使つかいや、

けんめいくすやとにんを、れいぐうするな。

21かしこ使つかいをこころからあいし、

そのゆううばってはならない。

22ちくがいれば、よくそのをせよ。

まえやくつのだから、ずっとつづけよ。

23どもがいれば、かれらをきょういくし、

おさないときから、きびしくしつけよ。

24むすめがいれば、そのからだこころくばれ。

かのじょらにあまかおばかりしてはならない。

25むすめとつがせよ。それでおおごとえたのだ。

だが、むすめかしこおとことつがせよ。

26こころかなつまがいれば、かのじょすな。

らないつまには、こころゆるすな。

27こころくしてちちうやまい、

また、ははみのくるしみをわすれてはならない。

28りょうしんのおかげいまのおまえがあることをめいせよ。

まえりょうしんにどんなおんがえしができるのか。

さいたいするそんけい

29こころくしてしゅうやまい、

しゅさいをあがめよ。

30ちからくしておまえつくぬしあいし、

しゅつかえるひとびとをなおざりにするな。

31しゅおそれ、さいとうとべ。

ていしたがって、さいにそのまえおさめよ。

すなわち、はつものばいしょうささもの

いけにえのどうぶつかたにく

きよめのいけにえ、せいなるはつものささもの

まずしいひとかなしむひと

32まずしいひとえんじょべよ。

そうすれば、おまえゆたかにしゅくふくされる。

33きとしけるもの、すべてにめぐみをほどこせ。

また、しゃにもおもいやりをしめせ。

34ひとともき、

かなしむひとともかなしめ。

35びょうにんうのをためらうな。

それによって、おまえあいされるようになる。

36なにごとをなすにも、

まえじんせいわりをこころめよ。

そうすれば、けっしてつみおかすことはない。

8

りょうしきあるこう

1けんりょくしゃあらそうな。

かれおちいらないともかぎらない。

2かねちとけんかをするな。

かれかねにものをわせ、

まえかわないともかぎらない。

おうごんおおくのひとびとほろぼし、

おうたちのこころまよわせた。

3くちかずおおものあらそうな。

たきぎをくべることにならないともかぎらない。

4ものをからかうな。

かれはおまえせんはずかしめるかもしれない。

5つみからはなれようとしているなら、

もうそのひとをとがめてはならない。

わたしたちはみな

ばつあたいするものであることをおもえ。

6としりだからといって、けいべつするな。

わたしたちも、いずれはろうじんになるのだから。

7にんよろこぶな。

わたしたちはみなすべきものであることをおもえ。

8あるひとはなしをなおざりにせず、

そのかくげんこころめよ。

そうすれば、そこからきょうくんまなび、

おうつかえるすべをにつけることができる。

9ろうじんたちのはなしのがすな。

かれらも、そのせんたちからまなんだのだ。

そうすれば、そこからしきまなび、

ひつようなときにこたえることができる。

10つみびとじょうよくすみをつけるな。

そのえるほのおで、やけどをしないともかぎらない。

11ごうまんひとちょうはつるな。

かれは、おまえことじりをとらえておとしいれようと、

かまえているかもしれないから。

12まえよりちからのあるひとかねしてはならない。

したらさいうしなったものとおもえ。

13まえりきりょうえてしょうをしてはならない。

しょうをするなら、ぶんへんさいするかくて。

14さいばんかんあいしょうこしてはならない。

かれめいおもんじるはんけつくだされるから。

15こうずなにんげんいっしょたびをするな。

まえはひどいさいなん

なやまされないともかぎらない。

かれかっままにふるまい、

そのおろかなこうどうがもとで、

まえいっしょいのちとすことになる。

16たんにんげんあらそったり、

いっしょあるいたりしてはならない。

かれは、ながすことなどなんともおもわず、

だれのたすけもられないところで、

まえたおしてしまうから。

17おろものそうだんするな。

かれみつまもることができないのだから。

18ないみつにすべきことをにんまえおおやけにするな。

どんなけっしょうじるかからないのだから。

19あいかまわず、ひとこころけるな。

また、あいかまわず、ひとからおんけるな。

9

じょせいについて

1あいするつまに、やきもちをやくな。

まえきずつけるわるを、かのじょおしえるだけだ。

2おんなにうつつをかして、

かのじょいなりになるな。

3ふしだらなおんなちかづくな。

かのじょわなに、はまりまないともかぎらない。

4おんなうたとなじみになるな。

かのじょしゅちゅうおちいらないともかぎらない。

5おとめをじっとつめるな。

しゃりょうはらわされるはめにおちいるかもしれない。

6しょうにうつつをかすな。

さもないと、ざいさんをつぶしてしまう。

7まちかどってあたりをまわすな。

また、まちうらどおりをあるまわるな。

8うるわしいおんなからをそらせ。

ひとづまうつくしさにとれるな。

おおくのものおんなうつくしさにまどわされ、

あいよくのようにがらせる。

9けっこんしたおんなとはどうせきするな。

また、かのじょさけわして、たのしむな。

こころかのじょうばわれ、

あいよくにたぎるほろぼさないともかぎらない。

にんげんかんけい

10ふるくからのゆうじんをなおざりにするな。

かれは、あたらしいゆうじんに、はるかにまさる。

あたらしいともは、あたらしいぶどうしゅ

ふるくなるほど、あじわいぶかめるのだ。

11つみびとせいこうをねたむな。

かれにどんなめつっているか、

まえらないのだ。

12しんこうひとせいこうをうらやむな。

かれらはかならばっせられてくものとこころよ。

13いのちうばちからけんりょくしゃからとおざかれ。

そうすれば、きょうにおののくことはない。

たとえかれちかづいたとしても、あやまちをおかすな。

さもないと、いのちうばわれてしまう。

まえは、けられたわなあいだとおり、

まちじょうへきうえあるまわっているものとれ。

14できるかぎりりんじんきわめ、

あるひとそうだんせよ。

15そうめいひとかたい、

もっぱら、いとたかかたりっぽうだいとせよ。

16ただしいひとたちとしょくともにし、

しゅおそれることを、おまえほこりとせよ。

17しょくにんは、そのさくひんによってしょうさんされ、

あるせいしゃは、

そのことによってしょうさんされる。

18くちかずおおものは、まちじゅうきらわれ、

くちかるものは、そのことによってにくまれる。

10

とうしゃについて

1あるとうしゃは、そのたみきょういくし、

そうめいひとせいは、ちつじょあるものとなる。

2こうたずさわるひとたちは、たみとうしゃならい、

まちじゅうみんみな、そのしゅちょうならう。

3きょうようけたおうは、そのたみほろぼし、

じっけんにぎものそうめいさは、まちりっきずく。

4このしゅけんは、しゅにある。

しゅは、ときおうじて、ふさわしいじんぶつこされる。

5ひとせいこうは、しゅにある。

りっぽうしゃえいさずけるのも、しゅである。

こうまんについて

6りんじんのどんなせいちにも、いきどおりをいだくな。

また、けっしておうへいなふるまいをしてはならない。

7こうまんは、しゅにもひとにもきらわれ、

せいは、そのいずれからもなんされる。

8けんは、みんぞくからみんぞくへとうつく。

そのげんいんは、せいごうまんとみである。

きんせんよくつよものこそ、もっとほうものだ。

かれは、まったしゅせんになりきってしまう。〕

9つちくれやはいにすぎぬで、なぜおもがるのか。

だからわたしは、かれのはらわたを、

きているときに、つかみしてやった。

10ながわずらいは、しゃえず、

きょおうであっても、いのちうばわれる。

11ひとんでしまうと、すべてをうしない、

ちゅうるいじゅううじむしじきになるだけだ。

12こうまんはじめは、しゅからはなれること、

ひとこころがそのつくぬしからはなれることである。

13こうまんはじめは、つみである。

こうまんでありつづけるものは、

まわしいあくあめのようにらす。

それゆえ、しゅそうぞうぜっするばつくだし、

かれらをほろぼしくされた。

14しゅは、はいしゃたちをそのおうからろし、

わりに、けんそんひとをそのにつけられた。

15しゅは、しょこくみんこそぎにし、

わりに、ぶんひくひとびとけられた。

16しゅは、しょこくみんりょうくつがえし、

もといまでかいされた。

17しゅは、あるひとびとのぞいてほろぼし、

かれらについてのおくじょうからられた。

18にんげんは、こうまんであってはならず、

おんなからまれたものは、

はげしいいきどおりをいだいてはならないのだ。

そんけいあたいするもの

19どんなぞうぶつそんけいあたいするか。じんるいだ。

どんなひとそんけいあたいするか。しゅおそれるひとだ。

どんなぞうぶつそんけいあたいしないか。じんるいだ。

どんなひとそんけいあたいしないか。おきてやぶものだ。

20なかあいだでは、けんりょくのあるものそんけいされ、

しゅまえでは、しゅおそれるものとうとばれる。

21しゅおそれることは、

しゅれられることのはじめ、

ごうじょうこうまんは、しゅこばまれることのはじめである。〕

22かいしゅうしゃがいこくじんまずしいひと

かれらのほこりは、しゅおそれることである。

23そうめいまずしいひとをさげすむのは、

ただしいことではない。

つみあるひとをほめたたえるのは、

ふさわしいことではない。

24たかひとはんけんりょくしゃは、えいける。

だが、しゅおそれるものは、かれらにまさるものなのだ。

25ゆうみんあるれいほうしても、

ふんべつあるひとなら、それをとやかくはわない。

けんそんほこ

26ごとをするとき、くつをこねるな。

こまっているとき、るな。

27はたらいて、すべてにりているひとほうが、

パンをだてをたず、

ってきるひとにまさる。

28よ、つつしぶかく、みずからにほこりをち、

ぶんを、あるがままに、ただしくひょうせよ。

29ぶんしんけがものを、

だれがただしいひとみとめてくれるだろうか。

ぶんしんかろんじるものを、

だれがおもんじてくれるだろうか。

30まずしいひとは、そのしきによってとうとばれ、

かねちは、そのとみによってとうとばれる。

31まずしくてもとうとばれるひとは、とみれば、

どれほどとうとばれるだろうか。

かねちでもけいべつされるひとは、まずしくなれば、

どれほどけいべつされるだろうか。

11

けいそつはんだんをするな

1があれば、ぶんひくものでもとうかくあらわし、

こうひとびとかたならべることができる。

2姿すがたかたちうつくしいからといって、ひとめそやすな。

また、がいけんによってひとぎらいするな。

3みつばちは、はねぶもののうちちいさいほうだが、

そのつくみつは、さいこうあまい。

4けているふくほこるな。

えいけるときでも、おごりたかぶるな。

しゅのなさることは、はかれず、

そのわざは、ひとびとかくされているからだ。

5ちからほこおおくのはいしゃするはめにおちいり、

おもいもよらぬものおうかんをかぶることになった。

6おおくのけんりょくしゃがひどいはずかしめをけ、

こうめいものたちがこくひとわたされた。

7よく調しらべないうちに、とがめてはならない。

まず、じっくりかんがえ、そののち𠮟しかれ。

8よくかないうちに、こたえてはならない。

にんはなしむな。

9ぶんにかかわりのないことで、ひとあらそうな。

ならずものたちのあらそいにくわわるな。

おおくのことすな

10よ、あまりおおくのことすな。

なにもかもしようとすれば、ひどいう。

やりげようとしても、たすことはできず、

げようとしても、げきれるものではない。

11ろうし、なんし、けんめいことはこぼうとしても、

そのひとはかえってますますおくれてしまうものだ。

12のろまで、たすけをひつようとし、

なにもできず、まずしさにあえいでいるひともいる。

しかし、しゅは、かれそそいでめぐみをあたえ、

みじめなじょうたいからげ、

13たかめてくださった。

そこで、おおくのひとびとかれじょうおどろいた。

14ぜんあくせい

ひんこんとみは、しゅあたえるもの。

15さとり、それにりっぽうしき

あいぜんこうみち、これらは、しゅあたえるもの。

16まよいとやみとは、つみびとともしょうじ、

あくは、それをほこものともにとどまる。〕

17しゅたまものは、しんこうぶかひとともにあり、

しゅこころは、つねかれらをせいこうみちびいてくださる。

18せいかつめ、ごうよくとみたくわえるひともいる。

だが、どんなむくいがあるとうのか。

19「これであんしんだ。

ぶんざいさんっていけるぞ」とっても、

それがいつまでつづくのかるよしもなく、

ざいさんにんのこして、んでいく。

20けいやくをしっかりまもり、それにこころけ、

ぶんつとめをたしながらとしいていけ。

21つみびとごとせいこうするのをて、おどろきねたむな。

しゅしんじて、おまえろうどうつづけよ。

まずしいひとを、たちどころにかねちにすることは、

しゅにとって、いともたやすいことなのだ。

22しゅしゅくふくこそ、しんこうぶかひとけるむくいなのだ。

しゅは、しあわせのはなを、すみやかにかせてくださる。

23まえはこうってはならない。

いまぶんなんやくつのだろう。

こんやくつとしたら、それはなんだろう」と。

24また、つぎのようにってもならない。

いまぶんりている。

こんどんなさいがいがふりかかるというのか」と。

25ひとは、こうふくなときにはこうわすれ、

こうなときには、こうふくおもさない。

26さいして、せいぜんぎょうじょうおうじてむくいることは、

しゅにとって、いともたやすいことなのだ。

27こううと、すべてのたのしみをわすれるが、

ひとおこないのひょうは、そのさいあきらかになる。

28どんなひとたいしてもむかえるまでは、

そのひとのことをしあわせだとうな。

にんげんは、そのどもたちによって、

ほんとう姿すがたられるのだ。

にんいえれるな

29だれかれかまわずいえまねれるな。

わるがしこにんげんが、おおくのたくらみをもって

うかがっているのだから。

30こうまんにんげんこころは、

かごなかにいるおとりのうずらのようだ。

みっていのように、おまえおとしいれようと

すきをうかがっている。

31かれは、ぜんげてあくえようとねらっており、

もうぶんのないおこないにさえ、なんびせる。

32わずかなだねで、すみさかる。

つみびとは、ながそうとして、

はかりごとをめぐらしているのだ。

33わるものをつけよ。

あくをたくらんでいるのだから。

まえきずつき、いつまでもくるしまないように。

34にんぶんいえどうきょさせてみよ。

もめごとでおまえあたまなやまし、

うちものからもうとまれる。

12

あいをわきまえよ

1わざをするときには、あいをわきまえよ。

そうすれば、おまえおこないはかんしゃされる。

2しんこうぶかひとわざをなせ。

そうすればむくいがある。

たとえかれからけなくても、

いとたかかたむくいてくださる。

3あくにしがみついているものや、

こころたず、ほどこしをしないものには、

こうふくはやってない。

4しんこうぶかひとほどこせ。だが、つみびとにはえんじょするな。

5けんそんひとわざをせよ。

しかし、しんこうものにはほどこすな。

しんこうものにはものこばみ、なにあたえるな。

さもないと、かれはそれでちからて、

まえかってるだろう。

しんこうものほどこすあらゆるわざは、

ばいあくとなっておまえかえってるだろう。

6いとたかかたしんも、つみびとにくみ、

しんこうひとにあだをかえされる。

しゅは、ほうふくまで、かれらをかんしておられる。〕

7ぜんにんにはあたえよ。しかし、あくにんにはえんじょするな。

ともてきについて

8こうふくなときには、しんともけられない。

こうなときには、だれがてきかはっきりする。

9ひとこうふくなときには、てきはねたみ、

こうなときには、ともでさえはなれていく。

10けっしててきしんようするな。

かれあくは、ろくしょうのように、ひとをむしばむ。

11けんそんたいをとり、こしひくくしてやってても、

ようじんして、かれけいかいせよ。

かれたいするときは、かがみみがくようにぶんみがけ。

えずみがいていれば、

かれのさびでがいけることはない。

12かれかたわらにたせるな。

さもないと、おまえしのけて、

まえうばうだろう。

かれみぎがわすわらせるな。

さもないと、おまえをねらうだろう。

そのときになって、わたしのことさとり、

わたしがかたったことおもしても、

こうかいするだけだ。

13へび使つかいがへびにかまれ、

もうじゅう使つかいがけものにかまれたとしても、

だれがどうじょうするだろうか。

14つみびとちかづき、

そのあくにむしばまれるものおなじである。

15かれは、おまえがうまくいっているときには、

いっしょにいるが、

ちぶれたときには、はなってしまう。

16てきは、くちさきではあまいことをっても、

こころではおまえあなおとしいれようとたくらんでいる。

てきは、なみだかべても、

おりさえあればころそうと、かわいている。

17さいなんがおまえにふりかかると、

かれはおまえまえあらわれ、

たすけるりをして、おまえあしをすくう。

18かれは、うなずいたり、もみをしたりするが、

うらではかげぐちをまきらし、かおつきをえる。

13

かねちとのつきあい

1やににさわれば、よごれる。

こうまんひとまじわれば、

こうまんにんげんになる。

2あまおもものげるな。

まえよりもちからかねのあるものまじわるな。

なべてつなべとどうしてなかになれようか。

なべてつなべにぶつかるとくだけてしまう。

3かねちはせいはたらきながら、しかも、きょうはくする。

びんぼうひとせいけながら、

しかも、わびなければならない。

4かねちは、おまえやくつかぎり、ようするが、

まえこまっているときは、ててしまう。

5まえざいさんがあると、したしげにってて、

まえざいさん使つかたしても、へいぜんとしている。

6まえひつようとするときには、おまえをだまし、

ほほみかけて、ぼうたせ、

うまいことならてて、

「おやくつことはありませんか」とう。

7そして、ごちそうをって、おまえきょうしゅくさせ、

こんは二も三しぼり、

さいには、おまえをあざわらう。

そのあとは、ってもらぬりをし、

まえして、かおそむける。

8ようじんせよ。だまされることのないように。

ぶんおろかさでちぶれることのないように。

けんりょくしゃとのつきあい

9けんりょくしゃしょうたいされたら、いちおうえんりょせよ。

そうすれば、ますますまねいてくれるだろう。

10ふかりするな。ふかりするとはねつけられる。

だが、とおざかっていてもいけない。

わすれられてしまうから。

11かれたいとうはなしができるなどと、おもがるな。

かれおおくのことをかけてくれたからといって、

いいになるな。

はずむはなしは、おまえためすためであり、

ほほみながらもおまえさぐっているのだ。

12かればなしこころにとどめず、

なさけをらず、

ぎゃくたいしたりとうごくしたりすることをかいさない。

13まえは、ぶんみつまもり、よくよくようじんせよ。

きわめてあぶないはしわたっているのだから。

14〔これらのことをいたら、ねむりからませ。

しょうがいしゅあいせよ。

しゅびかけて、すくいをもとめよ。〕

かねちとまずしいひと

15ものはすべて、そのどうるいあいし、

にんげんもすべて、ぶんちかものあいする。

16すべてのせいぶつるいをもってあつまり、

にんげんも、ぶんものかたむすく。

17おおかみひつじとがどうしてきょうそんできようか。

つみびとしんこうぶかひともこれとおなじである。

18ハイエナといぬは、どうしてなかくできようか。

かねちとまずしいものが、どうしてたもちえよう。

19のろばが、じきとなり、

びんぼうひとは、かねちにらされるぼくそうとなる。

20こうまんひとにとって、けんそんまわしいように、

かねちにとって、びんぼうものまわしい。

21かねちがよろめくと、ゆうじんささえてくれる。

ぶんいやしいひとたおれると、

ゆうじんでさえはなす。

22かねちがしくじると、おおくのひとたすけてくれ、

ごんどうだんなことをくちにしても、かばってくれる。

ぶんいやしいものがしくじると、ひとびとなんし、

どうったことをはなしても、あいにしない。

23かねちがはなすと、みなしずかになり、

そのはなしたことをくもうえまでげる。

びんぼうひとはなすと、「こいつはなにものだ」とい、

かれがつまずけば、これさいわいとたおす。

24とみは、つみけがれていなければ、ぜんである。

びんぼうあくであるとは、

しんこうひとうことである。

ひとかおつき

25こころじょうたいで、ひとかおつきはわる。

うれしいかおにもなれば、かなしいかおにもなる。

26れやかなかおは、こころあらわれである。

それにしても、かくげんつくりは、ほねれる。

14

さいわいなひと

1くちすべらすことのないひとさいわいだ。

つみやむおもいにくるしめられることがない。

2りょうしんにやましいことのないひと

ぼううしなうことのないひとは、さいわいだ。

よくふかにんげん

3かねこまかすぎるひとに、とみはふさわしくない。

ものしみをするひとに、きんせんなんやくつのか。

4せいかつせいにしてまでたくわえるひとは、

にんのためにたくわえるようなものだ。

そのたくわえで、ぜいたくをするのはにんなのだ。

5ぶんいためつけて、

だれかにらくをさせようとでもいうのか。

そのひとけっしてぶんざいさんたのしむことはない。

6ぶんのことでものしみするひとほど

いたましいものはない。

それこそは、そのひとあくむくいである。

7よくふかさをわすれてぜんほどこしても、

けっきょくは、そのしょうばくする。

8よくふかつきのにんげんは、ちくざいけずり、

こまっているひとからかおそむけ、りをする。

9どんよくは、ぶんぶんまんぞくせず、

ちくざいけずるというあくは、たましいからびさせる。

10ちくざいけずものは、パンをしみ、

そのしょくたくまずしいかぎりだ。

きているうちにとみかつようせよ

11よ、ぶんおうじて、ざいさんぶんのために使つかえ。

しゅたいしては、ふさわしいそなものささげよ。

12つぎのことをこころめよ。かならずやってる。

しかし、さだめはおまえしめされていない。

13きているあいだゆうじんしんせつくしておけ。

できるかぎりべて、えんじょせよ。

14にちだけのしあわせでもそれをのがすな。

たのしみのかいごすな。

15まえろうしてたものは、にんわたり、

あせけっしょうも、くじでぶんぱいされてしまうではないか。

16あたえよ、けよ、こころたのしませよ。

たのしみをどうしてもとめえようか。

17せいあるものはすべて、ころものようにふるびてしまう。

「なんじ、すべし。」これはむかしからのさだめ。

18えださきれるも、

ってはまたる。

にくであるにんげんだいも、

ひとつがわれば、のものがまれる。

19すべてのわざてて、

ひとは、そのわざとともにえてく。

つことのさいわ

20ふかおもいをせるひと

えいをもってきわめるひとは、さいわいだ。

21こころなかみちおもめぐらし、

みつふかかんがえるひとは、さいわいだ。

22かりゅうどのように、あとをつけ、

そのとおみちせよ。

23まどしにをのぞきものは、

ぐちでもみみをそばだてる。

24まいのちかくに宿やどものは、

いえかべくぎみ、

25そのかたわらにてんまくる。

こうしてかれは、いえむことになる。

26かれは、どもたちをもとき、

えだまもられてよるごす。

27かれは、かげおおわれてあつさをまぬかれ、

かがやきにつつまれて、そこに宿やどる。

15

はたら

1しゅおそれるひとは、これをおこなう。

りっぽうせいつうしているものは、さとる。

2は、ははのようにかれむかえ、

にいづまのようにかれむかれる。

3えいのパンをものとしてかれあたえ、

みずものとして、かれあたえる。

4かれは、ささえられてらぐことなく、

まかせて、はじをかくことはない。

5は、まわりのものたちよりもかれすぐれたものとし、

しゅうかいかたるとき、てきせつことあたえてくれる。

6かれたのしみをあじわい、よろこびのかんむりけ、

そのめいせいはいつまでもつづく。

7おろかなものは、けっしてさとらず、

つみぶかものは、をかいまることすらない。

8は、こうまんものからはなれており、

いつわりをものこころにはけっしておもかばない。

9さんうたは、つみびとくちにそぐわない。

しゅうながされてうたうのではないから。

10さんをもってささげられ、

しゅしんがこれをただしくみちびかれる。

にんげん

11「わたしがつみおかしたのはしゅのせいだ」とうな。

しゅが、ぶんきらうことをなさるはずがない。

12しゅがわたしをまよわせたのだ」とうな。

しゅは、つみびとにはようがないのだから。

13しゅは、まわしいことをすべてにくまれる。

それらは、しゅおそれるひとにもこのましくない。

14しゅはじめににんげんつくられたとき、

ぶんはんだんするちからをおあたえになった。

15そのさえあれば、おまえおきてまもり、

しかもこころよちゅうじつにそれをおこなうことができる。

16しゅは、おまえまえみずかれた。

べて、しいほうればよい。

17にんげんまえには、せいかれている。

のぞんでえらんだみちが、かれあたえられる。

18しゅゆたかであり、

しゅちからつよく、すべてをとおされる。

19しゅは、ぶんおそれるひとたちにそそがれる。

にんげんおこないはすべてしゅられている。

20しゅは、しんこうであれとは、

だれにもめいじたことはなく、

つみおかすことを、ゆるされたこともなかった。

16

どもおおほうがよいとはかぎらない

1やくたないようなを、おおぜいしがるな。

しんこうむすたちを、よろこぶな。

2いくらだからめぐまれても、

かれらがしゅおそれないなら、よろこぶな。

3かれらがながきするものとてにするな。

そのかずおおいことをたのみとするな。

〔おまえは、おもいがけないかなしみにちひしがれる。

かれらのさいを、とつぜんることになるからだ。〕

しゅおそれるひとは、千にんにまさり、

しんこうつよりは、

たずにほうがましだ。

4ひとそうめいひとは、まちはんえいさせ、

ほうものいちは、えうせる。

つみびとたいするかみいか

5わたしは、つぎべるようなことを、

かずおおくこの

それよりもひどいことを、このみみいた。

6つみびとあつまるところに、くすがり、

はんぎゃくたみあいだに、かみいかりがさかった。

7しゅは、いにしえのきょじんたちをようしゃされなかった。

かれらは、そのちからほこって、はんぎゃくしたからである。

8しゅは、ロトがまちのがされなかった。

ひとびとこうまんきらわれたからである。

9しゅは、ほろぶべきたみに、あわれみをしめされず、

かれらは、そのつみによって、ほろびうせた。

しゅは、これらすべてのことを、

こころのかたくななしょこくみんたいしておこない、

おおくのせいなるひとたちのねがいにも、

うごかされることはなかった。〕

10また、かたくななこころをもってあつまった

六十まんへいたちのあいおなじであった。

しゅは、むちったり、あわれんだり、

ちたたいたり、いやしたりしながら、

いつくしみとらしめをもって、かれらをまもられた。〕

11かたくななものが、ひとだけだとしても、

ばつけずにむならば、おどろくべきことだ。

あわれみといかりは、ともにしゅのものであり、

あがなちからいかりをびせるちから

しゅっておられる。

12そのあわれみがふかいように、とがめもまたきびしい。

しゅは、ひとを、それぞれのわざによってさばかれる。

13つみびとは、りゃくだつしたものかかえて

げおおせることはできない。

しゅは、しんこうぶかひとにいつまでもにんたい

いることはなさらない。

14ほどこしをするためのかいは、しゅによってようされ、

ひとはおのおのそのわざおうじて、むくいをいだす。

15しゅは、ファラオのこころをかたくなにして、

しゅしんることができないようにされた。

それは、しゅはたらきが

てんわたるようになるためであった。

16しゅは、そのあわれみをすべてのぞうぶつしめし、

ぶんひかりやみとともに、

アダムにあたえられた。〕

たしかなしゅはたら

17このようにってはならない。

「わたしはしゅからかくそう。

いとたかところで、わたしのことを

こころめるものがいるだろうか。

おおぜいぐんしゅうまぎれてしまえば、

わたしにづくものはだれもいない。

かぞえきれないぞうぶつなかで、

わたしはいったい、なにものか。」

18よ、てんと、てんうえてん

だいうみでさえも、

しゅおとずれると、うごかされる。

ぜんかいは、しゅこころによってされ、

また、そのこころによってつくげられていく。〕

19やまや、だいもといも、

しゅつめると、ともふるえおののく。

20ひとこころは、そのことをかんがえようともしない。

しゅみちおもめぐらすものもいない。

21えないはやてのように、

しゅわざおおくは、かくされている。

22だから、このようにってはならない。

「だれがしゅせいわざらせるだろうか。

また、だれが、にんたいづよくそれをつだろうか。

けいやくじつげんは、はるかかなたにあり、

〔すべてのものの調しらべは、

さいおこなわれるのだから。〕」

23これはこころせまものかんがえ、

ふんべつがなく、まどわされているにんげんが、

このようなおろかなことをかんがえる。

そうぞうわざ

24よ、わたしにみみかたむけ、しきにつけよ。

わたしのことこころめいせよ。

25わたしは、きょうくんただしくしめし、

せいかくしきらせる。

26しゅは、はじめにそうぞうわざをなされたとき、

ぞうぶつにそれぞれのりょうぶんさだめられた。

27しゅは、それらのかつどうえいえんちつじょあたえ、

だいだいまでもわらぬやくわりさずけられた。

これらのぞうぶつは、

えることも、つかれることもなく、

そのはたらきをめることはない。

28おのおのは、たがいにりょういきおかすことはなく、

しゅさだめにそむくことも、とこしえにない。

29そのあとで、しゅは、そそがれた。

そして、きものでたされた。

30しゅは、おもてをあらゆるいのちあるものでおおわれた。

しかしこれらは、んでふたたつちかえる。

17

にんげんそうぞうたまもの

1しゅは、にんげんつちからつくられ、

ふたたび、つちかえされる。

2しゅは、かれらにいってい寿じゅみょうあたえ、

じょうのものをおさめるけんのうさずけられた。

3しゅは、ぶんおなじようなちからかれらにびさせ、

ぶんせてかれらをつくられた。

4しゅは、すべてのものに、

にんげんへのおそれをけ、

こうして、にんげんけものとりはいさせられた。

5にんげんは、しゅの五つののうりょく使つかうことをゆるされた。

しゅは、六ばんとして、かれらにせいあたえ、

ばんとして、それらののうりょくかいしゃくするせい

さずけられた。〕

6しゅは、かれらに、はんだんりょくしたあたえ、

みみと、よくかんがえるためのこころとをさずけられた。

7しゅは、さとりをもたらすしきかれらをたし、

ぜんあくとのべつしめされた。

8しゅは、かれらのこころに、

ぶんへのおそれをけられた。

かれらに、わざだいさをしめすためであった。

〔そして、くすしきわざほこることを

ひとびとゆるされた。〕

9かれらは、わざだいさをつたえ、

10せいなるをほめたたえる。

11しゅは、かれらにしきさずけ、

いのちをもたらすりっぽうがせられた。

いまのままでは、すべきものであることを、

かれらがさとるために。〕

12しゅは、かれらとえいえんけいやくむすび、

ぶんさばきをしめされた。

13かれらのは、しゅおおいなるえいこう

かれらのみみは、しゅおごそかなこえいた。

14しゅわれた。「あらゆるせいけいかいせよ。」

そして、りんじんたいするおきてかくさずけられた。

かみさば

15にんげんあゆみは、つねに、しゅまえにあらわであり、

しゅのがれることはできない。

16かれらのあゆみは、わかいときからあくかたむき、

いしこころえて、

かよこころにすることができなかった。

17ぜんくにぐにぶんかつされたとき、〕

しゅは、それぞれのくにに、せいしゃかれた。

だが、イスラエルはしんてとされた。

18しゅは、イスラエルをちょうとしてきたげ、

あいひかりかちあたえ、

てることはなさらない。〕

19ひとびとおこないは、しゅまえ

たいようのようにあらわであり、

しゅは、えずかれらのあゆみにそそがれている。

20かれらのせいは、しゅからかくされることなく、

そのすべてのつみは、しゅまえにあらわである。

21〔しかし、しゅなさぶかく、

つくりになったすべてのものをみそなわし、

てたり、ごろしにしたりはせず、

たいせついつくしまれる。〕

22ひとおこなほどこしは、

しゅにとって、いんしょうのようにちょうであり、

ひとしんせつを、

しゅは、ぶんひとみのようにだいにされる。

しゅは、ぶんむすむすめたちに、

あらためのこころかちあたえられる。〕

23さいに、しゅは、がってひとびとさばき、

おこないにおうじたむくいをかれらのじょうくだされる。

24あらためるものには、かえみちひらき、

えるちからうしなったものはげまされる。

しゅかえ

25しゅかえり、つみからはなれよ。

まえいのり、つみおかかいとおざけよ。

26いとたかかたもどり、せいけよ。

しゅしんが、おまえやみからすくいのひかり

みちびいてくださるから。〕

まわしいものをにくみににくめ。

27で、だれがいとたかかたさんするだろうか。

きているものちがって、

だれがかんしゃことをささげるだろうか。

28んで、もはやそんざいしないひとからは、

かんしゃことえうせる。

きていてすこやかなときにこそ、

ひとしゅさんする。

29なんとだいなことか、しゅあわれみと、

かえものへのあがないとは。

30ひとは、なんでもできるわけではない。

ひとではないのだから。

31たいようよりもひかりかがやくものがあるだろうか。

しかし、このたいようでさえけるのだ。

まして、にくであるにんげんは、

しきおもいをいだく。

32しゅは、いとたかてんぐんぜいかんえつされる。

にんげんみなつちくれとはいにすぎない。

18

かみだいさといつくしみ

1えいえんきているかたが、

ばんぶつをことごとくつくられた。

2ただしゅおひとりが、ただしいかたである。

しゅのほかにただしいものはだれひといない。

3しゅは、そののひらのなかかいうごかし、

すべてのものは、そのむねしたがう。

しゅこそ、ちからをもってすべてをおさめるおうであり、

きよいものとけがれたものをけられる。〕

4ぶんわざらせるちからを、

しゅはだれにもあたえられなかった。

だれが、そのおおいなるわざきわくしえようか。

5そのだいちからを、だれがはかりえようか。

だれが、そのいつくしみを、かたりえようか。

6だれも、それらをらしたり

やしたりはできない。

だれも、しゅわざ

きわくすことはできない。

7ひときわくしたとおもったときは、

まだはじまったばかりであり、

ちゅうでやめてしまうと、ろうわる。

8にんげんとはなにものか。そのそんざいなにか。

そのおこなぜん、そのおこなあくとはなにか。

9ひと寿じゅみょうは、ながくて百ねん

〔しかし、えいえんねむりははかがたいほどながい。〕

10たいかいなかひとしずくすななかひとつぶのように、

えいえんというときくらべれば、

この寿じゅみょうはわずかなものにすぎない。

11このゆえに、しゅは、ひとびとたいしてにんたいし、

あわれみをかれらにそそがれる。

12しゅは、にんげんみじめなまつっておられる。

それゆえ、ゆたかにあがないをあたえてくださる。

13にんげんいつくしみは、りんじんにしかおよばないが、

しゅいつくしみは、すべてのひとおよぶ。

しゅは、かれらをいさめ、きたえ、おしえて、

ひつじいのように、ひつじれをもどされる。

14しゅは、きょうくんれるものに、

また、しゅさばきをねっしんのぞものに、

いつくしみをほどこされる。

ほどこしをするときは

15よ、えんじょをするときには、あいきずつけるな。

ほどこすときにも、あいをおとしめることくな。

16あさつゆは、ねっぷうせつやすらぎをあたえてくれる。

ことつゆほどこしよりも、がある。

17しんせつことは、こうおくものにまさるではないか。

なさぶかひとは、りょうほうともそなえている。

18おろものは、おもいやりがなく、ごとばかりう。

また、おんせがましいにんげんほどこしには、

だれもかがやかさない。

ぜんじゅんせよ

19くちひらまえに、よくかんがえよ。

びょうになるまえに、ようじょうせよ。

20さばきがまえに、みずからをかえりみよ。

そうすれば、しゅおとずれるとき、おまえあがないをる。

21びょうになるまえに、みずからへりくだれ。

つみおかしたときは、かいしんたいしめせ。

22せいがんは、かならず、げんないたせ。

それをたすことを、ぬときまでばすな。

23せいがんてるまえに、よくじゅんせよ。

しゅためものになってはいけない。

24まえくだしゅはげしいいかりをおもえ。

またほうふくのときをこころめよ。

そのときしゅかおそむけられる。

25ゆたかなときには、きんのときをおもい、

んでいるときには、びんぼうなときをおもえ。

26そうちょうからゆうがたへと、ときうつり、

すべては、しゅまえで、すみやかにる。

27あるひとは、すべてにようじんぶかく、

つみがはびこっているときには、

あやまちをおかさないようをつける。

28そうめいひとみなっており、

いだしたひとけいはらう。

29ことたくみなひとびともまた、しめし、

てきかくかくげんをあふれるようにそそす。

ゆいいつしゅしんらいすることは、

んだこころしゃしゅうちゃくすることにまさる。〕

せいせよ

30よくぼうきずられるな。

じょうよくおさえよ。

31よくぼうまかせて、かっなことをすれば、

まえは、てきものわらいのたねになる。

32きょうらくにふけるな。

えんかいようがかさんで、ほろぼしてしまう。

33しゃっきんしてまでえんかいひらいて、いちもんとなるな、

まえさいからだというのに。

〔おまえは、ぶんぶんわなけるようなものだ。〕

19

1さけにおぼれるろうどうしゃは、かねちにはならない。

ちいさなことかろんじるものは、だいちぶれる。

2さけおんなは、そうめいひとりょうばい、

しょうにおぼれるものは、

ますますこうずなにんげんとなる。

3はいうじむしこそ、かれまえ

めのきかないこころは、かれめつみちびく。

ぐちくな

4すぐにひとしんじるものは、こころあさはかであり、

つみおかものは、ぶんしんそこなう。

5あくたのしむものは、ばつけ、

きょうらくけるひとは、そのじんせいかがやかしくする。

6くちつつしひとは、へいおんらす。〕

ぐちきらひとは、こころたんかるくなる。

7うわさばなしかえすな。

まえそんをすることはけっしてない。

8ゆうじんについて、またてきについて、なにかたるな。

つみとならないかぎり、ひとみつかすな。

9さもないと、おまえはなしいたひとは、けいかいし、

おそかれはやかれ、おまえにくむようになる。

10うわさをいたら、はらなかおさめておけ。

あんしんせよ、それがおまえくことはない。

11おろものは、みつかかえるとひどくくるしむ。

おんなくるしむように。

12ふとももにくさったのように、

うわさばなしおろものはらなかんでいく。

うわさはいただせ

13うわさのちゅうゆうじんには、いただせ。

かれなにもしていなかったのかもしれない。

なにかしていても、二とはしなくなるだろう。

14うわさのちゅうりんじんには、いただせ。

かれなにわなかったのかもしれない。

なにっていても、二とはわないだろう。

15うわさのちゅうゆうじんには、いただせ。

しばしばちゅうしょうにすぎないから。

うわさはいっさいしんじるな。

16うっかりくちすべらすこともある。

したさきつみおかさないものがいるだろうか。

17うわさのちゅうりんじんおどさず、いただせ。

そのあとは、いとたかかたりっぽうまかせよ。

18しゅおそれることは、

しゅれられることのはじめであり、

ひとは、によってしゅからあいさずかる。

19しゅおきてることは、いのちきょうくんること。

しゅよろこばれることをおこなひとは、

たのしみあじわう。〕

とずるがしこ

20すべてのは、しゅおそれることにある。

すべてのには、りっぽうじっせんともない、

〔また、しゅぜんのうについてのしきともなう。

21使つかいがしゅじんに、

「いやです、そのごとはできません」とい、

あとでそれをやりげたとしても、

ぶんやとぬしおこらすだけである。〕

22あくにたけることは、ではない。

つみびとちゅうこくしたがうことは、けんめいではない。

23ずるがしこいやものもいれば、

ふんべつのないものもいる。

24かいするちからではおとっていても、しゅおそれるひとは、

りょんでいながらりっぽうおかものにまさる。

25こうみょうなずるがしこさ、これはほうこうである。

ぶんせいとうせいしめすために、

あれこれこじつけるものもいる。

さいばんせいてようとするしゃもいる。〕

26ならずものくろふくをかがめても、

そのこころなかは、あざむきにちている。

27かれかおをうつむけ、こえぬりをしているが、

だれもづかなければ、おまえく。

28いまは、ちからがないので、つみおかさずにいるが、

おりあらば、あくはたらく。

29ひとは、ってみればかる。

かしこひとは、かおわせてみればすぐかる。

30なりやわらうときのくちかた

また、そのあるきぶりは、そのひとひとがらしめす。

20

かたるにもだまるにもときをわきまえよ

1とがめるのにてきせつでないときがあり、

だまっているほうが、ふんべつしめすこともある。

2こころなかいきどおるよりは、とがめるほうがよい。

3あやまちをみずかみとめるひとは、はじまぬかれる。

4じょうよくにかられて

おとめをおかそうとするかんがんのように、

ちからずくでせいとうせいしゅちょうしようとするものがいる。

5だまっていて、あるひとられるものもあり、

しゃべりすぎて、にくまれるものもいる。

6こたえられないために、だまっているものもいれば、

ときをわきまえて、だまっているひともいる。

7あるひとは、ときるまでくちをつぐむ。

ほらきとふんべつものは、

ときをかまわず、しゃべりまくる。

8くちかずおおものは、きらわれ、

にんはなしうばものは、にくまれる。

〔とがめられてあらためるのは、なんとりっなことか。

まえつみおかさなくてもむ。〕

じんせいにはせぬことがある

9こうって、しあわせをつけるひともいれば、

おもわぬこううんめぐって、そんをするものもいる。

10おくぬしなんえきにもならないおくものもあれば、

ばいになっておかえしがおくものもある。

11めいもとめて、はじけることもあれば、

ぶんいやしいひといちやくとうかくあらわれいもある。

12わずかなかねおおくのものい、

あとで、七ばいはらものがいる。

13あるひとは、ことすくなくてもしたわれるが、

おろものなおりまく。

14ふんべつのないものからのおくものは、

まえなんえきももたらさない。

〔けちなにんげんがしぶしぶするおくものどうようである。〕

かれは、ぶんおくったものよりさらおおくのものを

たいしているのだから。

15かれは、わずかなものおくって、おおくのごとい、

まちやくのように、そのくちひらく。

かれは、きょけて、はそのへんきゃくせまる。

こういうものこそ、にくむべきにんげんだ。

16おろものう。「わたしにはともがない。

しんせつにしたのに、なんのおれいもしてくれない」と。

おろもののパンをべるものは、かれわるくちい、

17なんとおおくのひとびとが、

しばしば、かれをあざけりわらっていることか。

かれぶんものただしいこころあつかわず、

にんものぶんものべつしないのだから。〕

ときをわきまえぬはなし

18くちすべらすよりは、みちすべほうがましだ。

くちすべらして、あくにんすみやかにぼつらくする。

19ほうにんげんは、ちがいのはなしのようなもの、

きょうようのないにんげんが、えずそれをくちにする。

20おろものかたかくげんは、なんはんのうられない。

かれは、ときをわきまえずそれをくちにするのだから。

けんてい

21まずしさゆえに、つみおかさないでひともいる。

ごとえてやすむとき、

かれりょうしんめられることはなにもない。

22けんていにして、ほろぼし、

ふんべつものつかって、ほろぼすものもいる。

23はじをかきたくないために、やくそくをし、

いたずらにともてきまわものもいる。

うそ

24うそは、にんげんにとってみにくてん

きょうようのないにんげんは、えずそれをくちにする。

25えずうそをつくものよりも、ぬすびとほうがましだ。

だが、りょうしゃとも、さいにはめついたる。

26うそつきのせいへきは、はじをもたらし、

そのめいは、いつまでもきまとう。

かくげんしゅう

てきせつよう

27あるひとは、ちいさなきっかけでしゅっする。

りょぶかひとは、うえひとこうける。

28たがやものは、しゅうかくぶつげ、

うえひとこうけるものは、

そのせいつぐなってもらえる。

29せったいおくものは、あるひとをもくらまし、

くちにはませたさるぐつわのように、はんふうじる。

30かくされたとうずもれたたから

それがなんやくつのか。

31ぶんかくひとよりは、

ぶんおろかさをかくひとほうがましだ。

32ねばづよにんたいをもってしゅもとめるひとは、

しゅじんたず、ぶんせいかつりっするひとにまさる。〕

21

つみけよ

1よ、おまえつみおかした。二かえすな。

つみについては、ゆるしをこいねがえ。

2へびけるように、つみけよ。

ちかれば、かみつかれてしまう。

そのは、のようなもの、

ひといのちうばる。

3あらゆるほうは、もろつるぎのようなもの、

そのきずは、いやすすべがない。

4かくおうへいは、とみそこない

こうまんものいえくつがえされる。

5まずしいひとくちからねがいは、しゅみみたっし、

しゅさいていは、すみやかにくだされる。

6くんかいきらものは、つみびとみちをたどる。

しゅおそれるひとは、こころそこから、しゅかえる。

7ゆうべんめいせいは、とおくまでわたるが、

かしこひとはそのしつげんをすぐにく。

8しゃっきんしていえてるものは、

いしあつめてぶんはかてるようなものだ。

9ほうものあつまりは、あさくずたば

かれらは、さかとなっててる。

10つみびとあゆみちは、へいたんいしだたみであるが、

そのさきは、ふちである。

あるひとおろもの

11りっぽうまもひとは、ぶんおもいにまわされない。

しゅおそれることは、いたる。

12かしこさにけるものには、きょういくほどこしようがない。

しかし、にがさをふくかしこさもある。

13あるひとしきは、こうずいのようにあふれ、

そのかんこくは、いのちいずみのようである。

14おろものはらは、こわれたつぼのようなもの、

どんなしきもこぼれてしまう。

15するにかたひとは、あることくと、

これをしょうさんし、さらことえる。

ほうとうくずものはこれをくといやになり、

はいててかえりみない。

16おろものかいせつくことは、

おももつったたびのようなもの、

そうめいひとくちびるからことは、ひとこころよろこばせる。

17しゅうかいでは、ふんべつあるひとけんもとめられ、

ひとびとは、かれことこころなかでかみしめる。

18おろものにとって、は、

くずれたいえのようにやくたず、

そうめいでないものしきは、

すじみちとおらないはなしのようにずさんである。

19あたまにぶものにとって、きょうくんあしかせ

みぎにかけられたじょうのようなものである。

20おろものは、おおごえわらい、

かしこひとは、わらっても、ものしずかにほほむ。

21ふんべつあるひとにとって、きょうくんきんかざり、

みぎうでにはめるうでのようなものである。

22おろものは、すぐにいえなかはいむが、

けいけんひとは、もんぜんえんりょぶかくたたずむ。

23ふんべつのないものは、ぐちからいえなかをのぞきむが、

きょうようあるひとは、そとってつ。

24ぐちみみてるのは、

きょうようのないにんげんのすること、

ふんべつあるひとは、それをがたはじかんがえる。

25にんくちびるは、これらのことをかたる。

しかし、ふんべつあるひとは、ことぎんする。

26おろものこころくちにあり、

あるひとくちこころにある。

27しんこうものがサタンをのろうのは、

ぶんしんのろっているのだ。

28ぐちをするものは、ぶんしんけがし、

きんじょひとたちからにくまれる。

22

なまものとしつけのわるども

1なまものは、ふんよごれたいしおなじで、

だれもが、そのけがらわしさをなじる。

2なまものは、うしふんおなじで、

つかんだものは、だれもがってはらとす。

3しつけのわるつことは、ちちおやはじ

むすめまれればざいさんる。

4ふんべつのあるむすめは、おっとめぐまれ、

はじらずのむすめは、ちちおやなやみのたねとなる。

5あつかましいおんなは、ちちおやおっとはじをかかせ、

どちらからもけいべつされる。

6ときをわきまえないごとは、そうしきのときに、

にぎやかなおんがくながすようなもの、

だが、むちによるしつけは、どんなときでも

あるやりかた

7せいかつをして、ものゆうしないどもは、

りょうしんいえがらいやしさをおおかくす。

8ひとびとあなどり、ほうで、おうへいどもは、

ぶんしんせきたちのいえがらをもけがしてしまう。〕

まつえぬおろもの

9おろものおしえるのは、

とうへんをつなぎわせるようなもの、

また、ねむっているひとを、

ふかねむりからこすようなものである。

10おろものせつめいするのは、

うたたをしているひとはなすようなもの。

せつめいしたのに「なんのこと」とう。

11しゃのためにけ、ひかりえたのだから。

おろもののためにけ、せいえたのだから。

しゃのためにはもちよくけ、

かれあんそくについたのだから。

おろものきているのは、ぬよりもまつわるい。

12しゃのためのなげきは、なのかんつづくが、

おろものしんこうもののためのなげきは、

かれらがきているかぎりつづく。

13ふんべつのないものながばなしをするな。

ものかりのわるものおとずれるな。

かれはよくかいできずに、

まえのことをすべてかるくあしらう。〕

そういうものにはをつけろ。

さもないと、やっかいなことになる。

かれふるわすとき、

そのよごれでよごされないようにせよ。

かれけよ。そうすれば、おまえやすらぎを

かれきょうなやまされることはない。

14なまりよりおもおもなにか。

そのは「おろもの」。ほかにはない。

15すなしおてつかたまりほうが、

ものかりのわるものよりも、にないやすい。

16たてものにしっかりとまれたつなぎばりは、

しんっても、はずれてしまうことはない。

どうように、りょんだるぎないこころは、

どんなときにも、くじけない。

17ふかせいささえられたこころは、

なめらかなかべきざまれたかざようのようである。

18たかいしがきうえかれたいしは、

かぜけば、ひとたまりもない。

どうように、おろものかんがえにおじけるこころ

どんなきょうにも、えられない。

ゆうじょう

19くと、なみだながれ、

こころすと、かんじょうあらわれる。

20いしげると、とりり、

ともをののしると、ゆうじょうこわれる。

21ともかってつるぎいたとしても、

のぞみをてるな。まだかいみちはある。

22ともこうろんをしたとしても、

しんぱいするな。まだなかなおりのみちはある。

だが、あっこうこうまんみつばく、だましち、

こういうことをすると、ゆうじんみなげてく。

23りんじんまずしいときに、しんらいっておけ。

かれせいこうすれば、おまえもそのしあわせにあずかれる。

ぎゃっきょうにあるときには、ずっとそばにてやれ。

かれさんげば、そのまえにあずかれる。

ひとはどんなときにも、まずしいきょうぐうけいべつしたり、

せいけるかねちを、

しょうさんしたりすべきではない。〕

24かまどでえるまえに、けむりる。

りゅうけつまえには、ぞうごんす。

25わたしは、ともをかばうことをはじとせず、

また、かれまえからかくすことはけっしてしない。

26かれのせいで、さいなんがわたしにふりかかれば、

それをいたものみなかれけいかいするだろう。

せいもとめるいの

27だれがわたしのくちりをき、

わたしのくちびるかたふういんしてくださるのか。

わたしがくちびるあやまちにおちいらず、

したがわたしをほろぼさないために。

23

1しゅよ、ちちよ、わがいのちきみよ、わたしをはなさず、

くちびるおもいどおりにさせないでください。

くちびるのためにあやまちに

おちいらないようにしてください。

2だれが、わたしのおもいにむちて、

わたしのこころくんれんほどこしてくださるのか。

わたしのしつようしゃせず、

おもいとこころとのつみけっしてのがさないために。

3そうすれば、わたしのしつすことなく、

つみえることもありません。

また、わたしはてきたいしゃおちいらず、

てきわらわれることもありません。

かれらにとって、あなたのあわれみをけるのぞみは、

とおさきのこと。〕

4しゅよ、ちちよ、わがいのちかみよ、

わたしにみだらなあたえないでください。

5わたしからじょうよくとおざけてください。

6しょくよくしきよくのとりことせず、

はじらずなよくじょうわたさないでください。

くちかたについてのきょうくん

ちか

7らよ、くちかたについてのきょうくんけ。

これをまもものは、けっしてわざわいにおちいらない。

8つみびとぶんくちびるわなおちいり、

ののしるものこうまんものは、くちびるによってつまずく。

9むやみにちかいをくちにするな。

みだりにせいなるかたぶな。

10えずむちいただされている使つかいには、

なまきずえないように、

むやみにちかいをて、ものは、

けっして、つみからきよめられることはない。

11かずおおちかものは、ほうち、

むちがそのいえからなくなることはない。

ちかいにそむけば、かれはそのつみわねばならず、

ちかいをすれば、二じゅうつみおかすのだ。

いつわりのちかいをてるなら、そのつみゆるされず、

そのいえは、のうたされる。

みだらなはなし

12かたならべるほどのはなかたがある。

それは、ヤコブのそんあいだにあってはならない。

しゅしんじるひとは、そのようなはなかたいっさい退しりぞけ、

つみまれることはない。

13ひんでみだらなはなしをするくせをつけるな。

そういうことくことたいが、つみなのだから。

14まえうえひとたちのせきつらなるときには、

ちちははとをおもしなさい。

さもないと、かれらのまえわれわすれ、

いつものくせおろかなふるまいをしてしまう。

そしてまれないほうがよかったのに、とおもい、

まえぶんまれたのろうだろう。

15ひんことづかいにれきっているものは、

しょうがい、そのくせなおすことはできない。

みだらなおとこ

16つみつみかさねる二しゅるいひとがあり、

だい三のしゅるいにんげんは、かみいかりをまねく。

さかのようなあつじょうよくは、

きるまで、けっしてえない。

みだらなにんげんは、ぶんからだにくよくまかせ、

かれくすまで、

とどまることをらない。

17おんなきのにんげんには、

どんなパンでもおいしく、

ぬまで、これにきることはない。

18ぶんどこおとこは、

こころなかう。「だれがているものか。

まわりはくらやみだし、かべがわたしをかくしている。

だれもていない。なにおそれるひつようがあろうか。

いとたかかたは、わたしのつみなど、

すこしもめはしない」と。

19かれおそれるのは、ひとだけである。

かれらないのだ。しゅは、

たいようより一まんばいあかるく、

にんげんのすべてのあゆみをきわめ、

かくれたところまでも、おとおしであることを。

20ばんぶつは、そうぞうされるぜんからしゅられ、

また、そのかんせいのちも、どうようである。

21こういうおとこは、まちおおどおりでしょばつされ、

かれおもいもかけなかったところで、らえられる。

みだらなおんな

22おっとかえりみず、よそのおとこによって

ぎをもうけるおんなも、どうようである。

23だい一に、こういうおんなはいとたかかたりっぽうそむき、

だい二に、おっとうらり、

だい三に、みだらにもかんいんおこない、

よそのおとこによってをもうけたからである。

24こういうおんなは、かいしゅうまえされ、

そのどもたちにも、ばつおよぶ。

25そのどもたちは、づくこともなく、

えだってむすぶこともない。

26こういうおんなのろわれたものとしてひとびとおくされ、

そのめいえることはない。

27こうして、あとのこったひとびとさとるであろう。

しゅおそれることは、すべてにまさり、

しゅいましめにしたがうことはなによりもうるわしいと。

28かみしたがうことは、おおいなるほまれ。

ちょう寿じゅは、おまえかみれられたしるしである。〕

24

さん

1ぶんしんをほめたたえ、

そのたみなかほこらしげにうたう。

2いとたかかたまえでのしゅうかいかたり、

てんばんぐんまえほこらかにうたう。

3「わたしはいとたかかたくちからて、

きりのようにだいおおった。

4わたしはたかてんまいをさだめ、

わたしのくもはしらなかにあった。

5ひとりでわたしはてんくうめぐあるき、

うみふかみをあるまわった。

6うみなみとすべてのと、

たみしょこくもすべて、わたしのはいにあった。

7それらすべてのなかいこいのしょさがもとめた、

どこにわたしはもうかと。

8そのときばんぶつそうぞうしゅはわたしにめいじた。

わたしをつくられたかた

わたしがいこまくてて、おおせになった。

『ヤコブのなかまくき、

まえはイスラエルでさんけよ。』

9このはじまるまえにわたしはつくられた。

わたしはえいえんそんぞくする。

10せいなるまくなかでわたしはしゅつかえ、

こうしてわたしはシオンにまいをさだめた。

11また、しゅはそのあいするまちにわたしをいこわせ、

わたしはエルサレムでこうはなつ。

12わたしはえいこうかがやたみなかに、

わたしのものとしてしゅえらけたたみなかに、

ろした。

13わたしはレバノンのすぎのように、

ヘルモンざんいとすぎのようにおおきくそだった。

14エン・ゲディのしゅろのように、

エリコのばら、

にあるごとなオリーブの

すずかけののようにわたしはおおきくそだった。

15にっけいやアスパラトののように、

さいじょうもつやくのように、

わたしはかおりをただよわせた。

ヘルベナこう、シェヘレトこう、ナタフこうのように、

また、まくちこめるにゅうこうかおりのように。

16わたしはテレビンののようにえだひろげた、

そうだいゆうえだを。

17わたしはぶどうののようにうつくしくわかえだし、

はなえいこうとみむすぶ。

18〔わたしはうつくしいあいおそれとのはは

またしききよらかなぼうははであって、

かみからされたもの、すべてのわたしのどもたちに、

ぶんしんあたつづける。〕

19わたしをしたひとたちよ。わたしのもとにて、

わたしのこころくまでべよ。

20わたしをこころおぼえること、それはみつよりもあまく、

わたしをさんとしてぐこと、

それははちからしたたみつよりもあまい。

21わたしをべるひとさらえをかんじ、

わたしをひとさらかわきをおぼえる。

22わたしにしたがものはずかしめをけず、

わたしのうことをおこなひとつみおかさない。」

りっぽう

23これらすべてはいとたかかみけいやくしょ

モーセがまもるようめいじたりっぽうであり、

ヤコブのしょかいどういだものである。

24しゅささえられてつねしくあれ。

しゅりすがってはなれるな、

しゅちからあたえてくださる。

しゅぜんのうゆいいつかみ

しゅのほかにすくぬしはない。〕

25りっぽうは、ピションがわのように、

はつものせつのチグリスがわのように、

であふれている。

26りっぽうは、ユーフラテスがわのように、

しゅうかくせつのヨルダンがわのように、

かいりょくをあふれさせる。

27りっぽうは、ひかりのように、

ぶどうをしゅうかくするせつのギホンがわのように、

きょうくんかがやかせる。

28にんげんは、さいしょものかんぜんにはらず、

さいものめることはできない。

29おもいはうみよりもひろく、

そのけいかくうみよりもふかいから。

30わたしはかわからかれたすい

にわなががわのようであった。

31わたしはった。「にわみずそそぎ、

だんうるおそう。」

するとただちにすいかわとなり、

かわうみわった。

32また、わたしはきょうくんをあけぼののようにかがやかせ、

そのひかりとおくまでおよぼそう。

33わたしはげんのようにおしえをそそし、

だいだいにこれをのこつたえよう。

34わたしがろうしてこのごとをしたのは、

ぶんのためだけではなく、

もとめるすべてのひとのためでもあることを

かいしてほしい。

25

しょうさんあたいするひとたち

1わたしをおおいによろこばす三つのもの、

それはしゅにもひとにもうるわしい。

なかよくらしているきょうだい

ゆうじょうむすばれたりんじん

なかむつまじいふう

2わたしのきらいな三しゅるいひと

そのかたにはたまらなくいやがさす。

おうへいものいをするもの

うそつきのかねち、

ふんべつうしなった、みだらなろうじん

3わかいときにつけずに、

としいてからどうやってそれをれるのか。

4けんぜんはんだんねんりんかさねたものに、

たしかなかんこくちょうろうにふさわしい。

5としものたちに、

かいりょくちゅうこくそんけいすべきとしりにふさわしい。

6ほうけいけんこそろうじんかんむりであり、

しゅおそれることこそかれらのほこりである。

7わたしがこううんだとおもう九しゅるいひとがいる。

ばんひとがいないわけではないが。

ぶんどもほこりにおもえるひと

ながらえて、てきぼつらくとどけられるひと

8りょぶかつまひと

くちすべらせてしっぱいすることのないひと

ぶんよりおとものつかえなくてもよいひと

こういうひとびとさいわいだ。

9ふんべつにつけたひと

みみものかたることのできるひと

こういうひとびとさいわいだ。

10さらだいなのはにつけたひと

だが、しゅおそれるひとはもっとだいだ。

11しゅおそれることはすべてにまさる。

しゅおそれてきるひとくらべられるものはいない。

12しゅおそれることはしゅあいすることのはじめ、

しんこうは、しゅたのむことのはじめである。〕

あくさいりょうさい

13あらゆるきずなかで、

こころきずほどいやしがたいものはない。

あらゆるあくなかで、

おんなあくほどがたいものはない。

14あらゆるわざわいのなかで、

わたしをにくものからけるわざわいほど、

また、あらゆるふくしゅうなかで、

てきからけるふくしゅうほどひどいものはない。

15へびあたまよりもおそろしいあたまはない。

おんなのかんしゃくほどまつえないものはない。

16りゅうほうが、

あくさいらすよりはましである。

17あくちたおんなはそのぎょうそうわり、

かおつきはくまのようにげんになる。

18かのじょおっときんじょいえってしょくをし、

おもわずらず、つらそうなためいきをつく。

19たちのわるつまほどまつえないものはない。

そういうおんなは、つみびとうんめいを、たどるがよい。

20ものしずかなおっとくちやかましいつまらすのは、

まるでろうじんがそのあしきゅうのぼるようなものだ。

21おんなぼうちゅうになるな。

おんなにおぼれるな。

22つまおっとやしなおうとすれば、

おっとはらて、めんぼくうしない、

おおいにくつじょくおぼえる。

23あくさいは、おっともちくつにし、

かおつきをゆううつにさせ、

こころきずつける。

おっとこうにするつまつと、

え、ひざがよわる。

24おんなからつみはじまり、

おんなのせいでわれわれみなぬことになった。

25すいそうみずれをほうっておくな。

あくさいいたいほうだいわせるな。

26つまがおまえさししたがわないなら、

かのじょえんれ。

26

1つまったおっとこうふくである。

かれ寿じゅみょうは二ばいになるだろう。

2しっかりものつまおっとよろこばせ、

かれへいおんしょうがいおくる。

3つまはすばらしいたまもの

しゅおそうやまものあたえられるたまものである。

4そのひとゆたかなときもまずしいときもこころたのしく、

かおつきはいつもれやかだ。

5わたしのこころつぎの三つのものになやまされるが、

ばんのものにはかおけるのさえおそろしい。

まちひとたちからのちゅうしょうごうしゅうぞうごん

ぼう、これらはよりまわしい。

6こころいたませるなやみのたねは、

おっとをめぐるおんなどうしのしっ

そのしたのもたらすわざわいはすべてのひとおよぶ。

7あくさいゆるんだうしくびきのようなもの。

かのじょせいすることは、さそりをつかむようなもの。

8おおざけつまおっとはげしいいかりをまねき、

そのはじらずなこうをさらけす。

9ちのわるおんなはみだらなと、

ながでそれとかる。

10わがままなむすめきびしくかんせよ。

ゆうにさせるとかっにふるまうようになる。

11そのはじらずなつきにはけいかいせよ。

かのじょがおまえちょうはつしてもおどろくな。

12のどのかわいたたびびとくちけて、

どんなみずでもたりしだいにむように、

おとこればだれにでもまかせ、

づつひらいてれる。

13やさしいつまおっとよろこばせ、

かのじょかしこさはおっとすこやかにする。

14ものしずかなつましゅからのたまもの

かしこつまなにものにもくらべられない。

15しとやかなつまやさしさにあふれ、

かのじょつつしみははかれないほどちょうなものだ。

16しゅのおられるいとたかてんかがやたいようのように、

よくととのえられたいえにいるつまうつくしい。

17せいなるしょくだいからがるこうみょうのように、

けんこうからだそなえたつまかおうつくしい。

18ぎんだいえられたおうごんはしらのように、

つよあしくびきんせいれたあしうつくしい。

19よ、わかいときからけんこうりゅうせよ。

けいなことにおまえちからついやすな。

20すべてのヘいめぐって、よくもとめよ。

いえほこりとし、おまえたねきつけよ。

21そうすれば、おまえそんは、すえながつづき、

りっいえがらほこっておおいにはんえいする。

22ばいしゅんは、つばをかけられてとうぜんであり、

ひとづまとのうわへのとしあなである。

23りっぽうそむものには、しんこうつまあたえられ、

しゅおそうやまものには、しんこうぶかつまあたえられる。

24はじらずなつまは、ほうじゅうせいかつにうつつをかし、

つつしぶかむすめは、おっとたいしてもしとやかである。

25がっつまは、あたかもいぬのようであり、

ていせつおんなは、しゅおそうやまう。

26おっとそんけいするつまは、みなからかしこおんなられ、

おっとけいべつするこうまんつまには、

しんこうおんなだとしゅうぶんつ。

つまおっとこうふくである。

かれ寿じゅみょうは二ばいにもなるからである。

27こわだかでおしゃべりなおんなは、

せんじょうひびしんぐんラッパのようであり、

このようなおんなつまにするおとこはだれでも、

せんそうこんらんなかしょうがいおくるようなものだ。〕

せい

28わたしはつぎの二しゅるいひとびとこころいたみをおぼえるが、

ばんものにはいかりをおぼえる。

まずしさゆえ、ものことヘい

りょがあるのにかろんじられるひとたち。

ただしいおこないをててつみかうもの

しゅはそのものいたらせる。

29しょうばいにんせいけることはむずかしく、

みせあきなものつみまぬかれることはこんなんだ。

27

1おおくのものたちは、えきもとめてつみおかし、

ゆうふくになろうとやっになっているものは、

わるいことにもをつぶる。

2いしいしとのあいだにくいがまれるように、

ものいには、せいこうはいむ。

3こころからしゅおそうやまわなければ、

そのいえは、おどろくほどきゅうそくちぶれていく。

ことこころおも

4ふるいをさぶるとかすのこるように、

にんげんはなしをするとけってんあらわれてくるものだ。

5とうこううつわが、かまどのぎんされるように、

にんげんろんによってためされる。

6じゅもくれは、ればあきらかなように、

こころおもいははなしけばかる。

7はなしかないうちは、ひとめてはいけない。

ことこそひとはんだんするきんせきであるからだ。

しんじつ

8ただしくあろうとつとめるならおまえはそうなれるし、

さいふくのようにあしもとまでただしさをにまとう。

9とりるいもとめてれてやすむように、

しんじつも、それをおこなものたちのところもどってる。

10ものせるように、

つみも、せいこころざものせる。

おろものはなし

11しんこうぶかひとはなしには、つねがある。

おろものは、つきかたちのようにわる。

12りょうしきものたちとはときごすな。

りょひとたちとは、ながくいるようにせよ。

13おろものぐちかいかんあたえ、

かれらは、ばちたりなことをわらたのしむ。

14みだりにのろひとはなしには、がよだち、

かれらのあらそいにはみみおおいたくなる。

15こうまんものたちのあらそいはりゅうけつざたとなり、

かれらのののしりいはみみかいだ。

みつらすこと

16みつらすものしんらいされなくなり、

こころせてくれるゆうじんつことはできない。

17ゆうじんあいし、かれしんじてちかづけ。

しかし、かれみつらしたならば、

かれあとまわすな。

18ひとじんによってうしなうように、

まえりんじんゆうじょううしなったからだ。

19まえからとりがすように、

りんじんらせたのであり、もはやもとにはもどせない。

20かれあとまわすな。かれははるかとおくにり、

わなのがれたかもしかのようにげてしまった。

21きずほうたいてでき、

じょくにはなかなおりのみちがある。

しかし、みつらせばもうのぞみはない。

ぜんてきこう

22をそらすものは、あくをたくらんでいる。

それをものかれけいえんする。

23かれはおまえまえでうまいことをい、

まえかたことおおげさにかんたんしてみせる。

しかし、かげではべつなことをい、

まえはなしたねにしておまえおとしいれるのだ。

24わたしにはきらいなものがかずおおくあるが、

そのようなやからほどいやなものはない。

しゅもまた、かれきらわれるであろう。

25うえかっていしげればあたまうえちてくる。

だましちをすればぶんきずつく。

26としあなものぶんがそこにみ、

わなけるものみずからそれにはまりむ。

27あくはたらけばそのむくいがわがかえってる。

だが、それがどこからたかかれにはからない。

28ごうまんものにんけいべつなんするが、

ふくしゅうのようにせる。

29しんこうぶかひときょうよろこものわなにかかり、

まえのうにさいなまれるであろう。

いきどお

30いきどおりといかり、これはひどくまわしい。

つみびとにはこのりょうほうきまとう。

28

1ふくしゅうするものは、しゅからふくしゅうける。

しゅはそのつみけっしてわすれることはない。

2りんじんからけたせいゆるせ。そうすれば、

ねがもとめるとき、おまえつみゆるされる。

3ひとたがいにいかりをいだっていながら、

どうしてしゅからいやしをたいできようか。

4ぶんおなにんげんあわれみをかけずにいて、

どうしてぶんつみゆるしをねがいえようか。

5よわにんげんにすぎないものが、

いきどおりをいだつづけるならば、

いったいだれがかれつみゆるすことができようか。

6ぶんさいこころいたし、てきてよ。

ほろびゆくさだめととをおもい、おきてまもれ。

7おきてわすれず、りんじんたいしていかりをいだくな。

いとたかかたけいやくわすれず、

にんのおちどにはかんようであれ。

こうろん

8こうろんくわわるな。そうすれば、

まえつみおかかいすくなくなる。

おこりっぽいひとこうろんをあおりてるからだ。

9つみぶかものは、ゆうじょうにひびをれ、

なごやかにらしているひとたちにをもたらす。

10たきぎをくべればそれだけがり、

こうろんがんさがくわわると、はげしさをす。

げきは、ちからたけきものほどすさまじく、

いかりは、とみたよものほどはげしくなる。

11けいそつあらそいは、をあおることになり、

かるはずみなこうろんは、りゅうけつさんにつながる。

12だねいききかければがり、

つばきかけるとえる。

どちらもおまえくちのなせるわざ

ぜっ

13うわさしてまわものまいじたものは、のろわれよ。

ヘいおんらしているおおくのひとびとめつさせたから。

14かげぐちおおくのひとこころみだし、

くにからくにへとひとびとて、

けんまちまちかいし、

けんりょくしゃたちのいえめつさせた。

15かげぐちていせつつまさえこんみ、

かのじょらがろうしてたものをうばった。

16かげぐちにすると、こころおだやかではなくなり、

ヘいおんらすことはできなくなる。

17むちつとけ、

したつと、ほねさえくだける。

18おおくのひとつるぎのやいばにたおれたが、

そのかずは、したのやいばにたおれたひとにはおよばない。

19したこうげきけることのできたひと

くるしたがいけなかったひと

そのくびきにつながれず、

そのくさりしばられなかったひと

このようなひとさいわいである。

20したくびきてつくびき

そのくさりどうくさり

21したのもたらすざんこくだ。

ほうがそれよりもましである。

22したしんこうぶかひとにはちからるえず、

そのほのおかれらをくことがない。

23しゅてるものしたによってひどいう。

したかれらのうちえ、けっしてえることなく、

のようにおそいかかり、

ひょうのようにかれらをく。

24aさあ、おまえはたけにはいばらかこいをめぐらせ。

25bまえくちにはてて、かんぬきをけよ。

24bまえきんぎんはしまってじょうろせ。

25aまえことはかりけて、しんちょうもちいよ。

26くちすべらせないようにちゅうせよ。

かまえているものじきになるな。

29

けとヘんさい

1とくひとりんじんかねす。

えんじょべるひとおきてまもっている。

2りんじんこまっているときはしてやれ。

りんじんからりたあいは、げんないかえせ。

3やくそくかたまもり、あいたいしてせいじつであれ。

そうすれば、おまえひつようはいつでもたされる。

4おおくのひとは、りたかねをもうけものなし、

えんじょしてくれたひとたちにめいわくをかける。

5かねりるまではあいせっぷんし、

そのざいさんについてこわえてう。

ヘんさいときるとげんばし、

ヘんをあいまいにして、

ごうがつかないとってべんかいする。

6ぬしは、かえしてもらえたとしても、

せいぜいはんぶんしかもどせない。

だが、それだけでももうけものかんがえよ。

もしも、そのようにかんがえでもしなければ、

ぬしざいさんをだましられたことになり、

つまらぬことでてきをつくることになる。

のろいとあっこうかえし、

かんしゃどころか、れいたいかえしてくる。

7おおくのひとが、すことをことわるのは、あくではない。

むざむざうばられることがかっているからだ。

ほどこ

8けれども、まずしいひとにはかんようであれ。

ほどこしをばしてあいたせてはならない。

9しゅおきてしたがってまずしいひとたすけよ。

そのひとこまっているとき、からかえすな。

10きょうだいゆうじんのためにかね使つかえ。

かねいししたかくしてさびかせにするな。

11いとたかかたおきてしたがって、とみめ。

それはおうごんよりもはるかにおまえのためになる。

12ほどこしをおまえくらたくわえておけ。

それはおまえをあらゆるさいなんからすくってくれる。

13がんじょうたてじょうやりじょうに、

ほどこしはおまえてきたたかうときのとなる。

しょう

14ぜんひとりんじんのためにしょうにんとなるが、

はじらずなものかれててしまう。

15しょうしてくれたひとおんわすれてはならない。

かれはおまえのためにおのれをかけたのだから。

16つみぶかものしょうにんざいさんくす。

17おんらぬものは、たすけてくれたひとてる。

18ばんうまくいっていたおおくのひとが、

しょうにんになったためぼつらくし、

うみなみにもてあそばれるようにほんろうされた。

せいりょくあるひとたちもいえうしない、

らぬくにぐにをさまよいあるかねばならなかった。

19つみぶかものしょうにんければ、

えきようとしてさいばんざたにまれる。

20まえちからおうじてりんじんえんじょし、

あぶないわぬようにちゅうせよ。

まずしさとそんしん

21せいかつかせないものは、みずしょくもつるい

それに、せいかつまもいえである。

22まずしくとも、はりがむきしのわがらすのは、

にんいえごうしょくをするよりましである。

23ものおおくてもすくなくても、それでまんぞくし、

そうろうめいるな。

24いえからいえへとわたあるせいかつなんともみじめで、

そうろうでは、いたいこともえない。

25きゅうをし、さけをついでもかんしゃされず、

かえって、いやみをわれることになる。

26そうろう、ここへしょくたくじゅんをしろ。

なにかあるならってい。」

27け、このそうろうだいきゃくたのだ。

おれのきょうだいまりにきゃくひつようだ。」

28ふんべつのあるひとにとってがたいことは、

ぬしごとかねりたあいからのじょくである。

30

どもよういく

1わがあいするものは、しばしばむちらしめる。

そうすればばんねんどもかれよろこびとなる。

2をしつけるおやは、

そののおかげらくができ、

じんあいだまんができる。

3わがきょういくするものは、てきにはねたまれても、

ゆうじんたちにはそのほこりとすることができる。

4ちちおやがこのっても、

えてしまったわけではない。

ちちおやそっくりのが、あとのこっているからだ。

5ちちおやきているあいだ、わがよろこび、

このるときにも、かなしむことがない。

6てきほうふくしてくれるものかれあとのこし、

ゆうじんおんがえししてくれるものあとのこすのだ。

7あまやかすものは、きずてにれ、

がわめきさけぶのをたびに、こころわずらわす。

8うまらさなければえなくなり、

はしつけなければ、わがままになる。

9どもは、ほうにんすればおまえおどろきあわてさせ、

できあいすれば、おまえなげかせることになる。

10どもいっしょになってわらきょうじるな。

さもないと、ともたんれることになり、

さいには、ぎしりをしてこうかいすることになる。

11わかいときにはままなことをさせるな。

〔また、あやまちをおおるな。

12わかいときには、こしひくくさせよ。〕

どものうちにたいばつあたえよ。

さもないとごうじょうになり、うことをかなくなる。

〔また、かれはおまえしんつうのもととなる。〕

13まえどもをしつけ、どものためにろうせよ。

さもないとそのこうはしり、おまえこまらせる。

けんこう

14まずしくてもけんこうたいりょくのあるほうが、

ゆうふくびょうくるしんでいるよりはよい。

15けんこうじょうからだは、あらゆるおうごんにまさり、

きょうじんなせいしんは、ばくだいざいさんにまさる。

ものについて

16からだけんこうにまさるとみはなく、

こころよろこびにまさるたのしみもない。

17つらいせいかつおくるよりは、んだほうがよく、

ながわずらうよりは、えいえんあんそくほうがよい。

18しょくよくうしなったものまえに、ならべられたごちそうは、

はかそなえられたものおなじである。

19ぐうぞうそなものをしてもではないか。

べることもかぐこともできないのだから。

しゅらしめられているものも、これとおなじである。

20ごちそうをても、ためいきをつくだけである。

わかむすめいて、ためいきをつくかんがんおなじだ。

ごういんさばきをおこなものもこれとおなじである。〕

れやかなこころ

21かなしみにけてりょくうしなうな。

あれこれおもなやむことはない。

22ほがらかなこころは、ひとせいにあふれさせ、

よろこびはちょう寿じゅをもたらす。

23ぶんえてこころふるたせ、

かなしみをとおくへはらえ。

かなしみはおおくのひとほろぼした。

それはなんえきにもならない。

24ねたみや、いかりは寿じゅみょうちぢめ、

おもわずらいはひとけさせる。

25かいかつこころしょくよくおうせいにし、

ものをおいしくあじわわせる。

31

とみについて

1よるないでとみたくわえればからだはやせおとろえ、

そのとみしんぱいねむれなくなる。

2どおつづしんぱいで、うたたさえもできない。

じゅうびょうねむりをさまたげるのとおなじである。

3かねちはろうしてざいさんたくわえ、

ごとやすんでぜいたくなせいかつたのしむ。

4まずしいものろうしても、きるのがせいいっぱいで、

やすめるとたちまちせいかつこまる。

5おうごんあいするものただしいものにはなれず、

きんせんもとめるものきんせんみちはずす。

6おうごんがもとでおおくのものほろぼした。

かれらはめつぼうかおわせていたのだ。

7おうごんは、それにちゅうになるものにはわなとなり、

おろものみな、そこにはまりんでしまう。

8せいれんけっぱくかねちはさいわいである。

おうごんいかけなかったから。

9そういうひとがいたらかれしゅくあらわそう。

たみあいだで、きょうたんすべきことをおこなったのだから。

10おうごんゆうわくち、

もうぶんのないかたをしたものはだれか。

かれこそはおおいにほこってよい。

ほうおかしえたのにおかさず、

あくおこないえたのに、おこなわなかったひとはだれか。

11そのひとざいさんるぎないものとなり、

かいしゅうかれほどこしをかぞげ、たたえるであろう。

えんかいせきでのこころ

12ごうしょくたくくようなあいには、

したなめずりしたり、

「すごいごちそうだ」などとったりするな。

13きたなつきはひんであるとわきまえよ。

つくられたものなかで、

ほどさもしさをあらわすものはない。

だから、ひとはごちそう一つ一つにうるませる。

14まるものすべてにばすな。

ひとしのけてまで、さらなかのものをるな。

15どうせきひとぶんのことのようにおもいやり、

すべてのことにくばれ。

16されたものはにんげんらしくべよ。

ひときらわれないように、おとててべるな。

17ぎょうをわきまえ、ひとよりさきえよ。

って、かいかんじをあたえるな。

18おおぜいひとしょくたくともにするときは、

ものよりさきすな。

19しつけをけたものはわずかなりょうまんぞくし、

とこいてからも、いきぐるしくなることはない。

20ほどよくべれば、あんみんられ、

あさはやきられて、ぶんはさわやかである。

ったものは、みんなやまされ、

ふくつうくるしむ。

21やりべさせられたときは、

せきはずしてきにけ。そうすればらくになる。

22よ、わたしをあなどらず、うことをけ。

あとになれば、わたしのことさとるようになる。

なにをするにもせつまもれ。

そうすればどのようなびょうにもかからない。

23ごうしょくものを、ひとびとめそやす、

かれほんとうまえいと。

24ごちそうをしぶものを、まちじゅうひとはなじる、

かれまったくけちなやつだと。

25さけんでおとこっぷりをせようとするな。

さけほろぼしたものおおい。

26かまどのてつしつをあらわにするように、

さけも、んであらそえば、こうまんものほんしょうあばす。

27さけてきめば、

ひとせいあたえる。

さけなきじんせいとはなんであろうか。

そもそもさけは、たのしみのためにつくられているのだ。

28ときをわきまえ、てきさけは、

こころたせ、ひとようにさせる。

29いんしゅぶんそこない、

いらだちや、ちがいのもととなる。

30ふかざけおろものたかぶらせてあしをふらつかせ、

ちからよわめて、きずわせる。

31さけせきで、となりにいるきゃくをなじったりするな。

かいごしているかれに、じょくくわえるな。

とがめるようなこといたり、

しゃっきんヘんさいせまってこまらせたりしてはならない。

32

1えんかいやくえらばれたなら、ちょうてんになるな。

きゃくひととして、みなおなじようにふるまえ。

かれらにこころくばり、せきけ。

2ぶんにんをことごとくたしたのちちゃくせきせよ。

そうすれば、みんなのたのしみがおまえよろこびとなり、

ことはこびがごとだというのでほまれのかんむりける。

3ねんちょうしゃよ、かたれ、それはとうぜんのことだから。

だが、ようてんはずさずにはなし、おんがくじゃをするな。

4きょうさいちゅうには、あれこれとしゃべるな。

ときをわきまえずに、がくしきせびらかすな。

5きんさいにはめまれたルビーのいんしょうのように、

おんがくえんそうさけせきたせる。

6きんだいかざられたエメラルドのいんしょうのように、

うた調しらべはぶどうしゅあじをいやす。

7わかものよ、ひつようなときだけはなせ。

かたるとしても二、それももとめられたあいのみ。

8かんけつはなせ。わずかなことおおくをかたれ。

はくしきではあってももくであれ。

9えらひとたちのあいだでは、ぎたまねをするな。

ねんりんかさねたひとたちのいるところでは、

やたらとばなしをするな。

10らいめいがとどろくまえいなずまはしわたるごとく、

つつしぶかひとにそのじんぼうさきつ。

11しおどきたら、せきち、ぐずぐずするな。

まっすぐいえへといそぎ、みちくさってはならない。

12いえではたのしくごせ。したいことはなんでもせよ。

しかし、こうまんこといてつみおかすな。

13これらすべてのことにくわえて、

まえつくられたかた

そのたまものによってかんわせるかたさんせよ。

しゅおそれるひと

14しゅおそれるひとは、きょうくんれ、

あさはやしゅもとめるひとたちは、

しゅからしょうさんされる。

15りっぽうきわめようとするひとは、これにしゅうじゅくし、

ぜんしゃは、これにつまずく。

16しゅおそれるひとは、なにただしいかをいだし、

そのただしいおこないは、ひかりのようにかがやく。

17つみぶかものは、はんされることをきらい、

ひとりよがりなけんかいつものだ。

18ふんべつのあるひとは、けっしてりょけることなく、

こうまんほうじんは、おそれなどみじんもたない。

19よくかんがえずになにごとをもおこなうな。

そうすれば、なにをしてもあとやむことがない。

20あぶないみちあゆむな。

そうすれば、いしだらけのみちでころぶことはない。

21なだらかなみちだからといってゆるすな。

22まえどもたちからもはなすな。

23なにごとをするにもしんて。

これもおきてまもることなのである。

24りっぽうたのみとするひとは、おきてちゅうはらい、

しゅしんらいするひとは、せいかつこまることがない。

33

1しゅおそれるひとに、さいなんはふりかからない。

れんっても、そのたびすくされる。

2あるひとりっぽうきらわない。

りっぽうせいじつでないものは、あらしなかぶねのようだ。

3そうめいひとことしんらいし、

りっぽうは、かれにとってしんたくどうようたよりになるものだ。

4はなしまえもってじゅんせよ。

そうすればいてもらえる。

しゅうとくしたことをせいしてからこたえよ。

5おろものこころは、しゃしゃりんのようなもの、

そのかんがえは、しんぼうのようにぐるぐるまわる。

6くちやかましいともは、あたかもたねうまのようなもの、

だれがってもいななくのだ。

しゅさいだん

7どうして、あるはほかのよりもじゅうようなのか。

ねんのどのにも、おなたいようひかりそそぐのに。

8これはしゅさいだんによってべつされたもの。

しゅせつしゅくさいじつさだめられた。

9あるたかめてせいなるとし、

ヘいじつさだめられた。

10にんげんみなだいからのもの、

アダムはつちからつくられた。

11しゅは、あふれるばかりのしきによって、

ひとびとちがいをつくり、

それぞれに、ことなったみちあゆませられた。

12あるものしゅくふくしてたかめ、

あるものせいべつして、みもとにちかづかせられた。

しかし、もののろって、いやしめ、

かれらをそのから退しりぞけられた。

13とうしょくにんがそのにあるねんを、

おもうままにかたちづくるように、

つくぬしうちにあるにんげんを、

おもうままにさばかれる。

14ぜんあくあいたいし、

いのちあいたいしているように、

つみびとしんこうぶかひとあいたいしている。

15いとたかかたつくられたすべてのものにそそげ。

二つずつどれもがそれぞれついになっている。

16わたしはましているさいものだった、

もののこしたぶどうをあつめるもののように。

17わたしは、しゅしゅくふくけてはやくそこへき、

ものおなじように、

しぼおけをいっぱいにした。

18ってほしい。わたしがろうしたのは、

ぶんのためだけではなく、

きょうくんもとめるすべてのひとのためであったことを。

19わたしのことけ。たみうえものたちよ。

かいしゅうどうしゃたちよ、わたしにみみかたむけよ。

ざいさん

20むすや、つまきょうだいゆうじんであっても、

まえきているかぎり、

まえうえけんりょくるわせるな。

また、にんざいさんあたえるな。

さもないと、こうかいしてもどしたくなる。

21まえうちいのちがあり、いきがあるかぎり、

だれにたいしても、ぶんかたえるな。

22むすたちにねだられているほうが、

かれらのたすけをてにしてらすよりましだ。

23ことおこなうにあたってはすべてにひいで、

まえめいどろるな。

24まえ寿じゅみょうきる

いきときに、ざいさんゆずわたせ。

使つか

25ろばには、まぐさとむちおももつを、

使つかいには、パンとしつけとごとあたえよ。

26使つかいはきびしくしつけてはたらかせよ。

そうすればおまえはくつろげる。

かれやすめさせると、ゆうようきゅうしてくる。

27くびきづなは、ちくおさえておとなしくさせ、

どうごうもんは、わる使つかいにこうがある。

28かれなまけないように、ねっしんごとをさせよ。

29たいおおくのあくぎょうおしえる。

30かれにふさわしいごとたせよ。

めいじたとおりにしないなら、あしかせおもくせよ。

しかし、だれにたいしてもきびしすぎてはならない。

とうちはけっしてするな。

31まえ使つかいがいるなら、おまえどうとうあつかえ。

をもってかれったのだから。

まえ使つかいがいるなら、きょうだいとしてあつかえ。

ぶんしんおなじように、

まえかれひつようなのだから。

32もし、ぎゃくたいしてりでもしたら、

33どこへってかれさがすつもりなのか。

ゆめみることのむなしさ

34

1りょうしきのないものはむなしくこんきょのないのぞみをいだく。

ゆめおろかなものたちをくうそうへとてる。

2ゆめようとするものは、

かげつかまえようとしたり、

かぜいかけるものおなじだ。

3ゆめなかるものはえいぞうにすぎず、

かがみうつったぶんかおのようなもの。

4けがれたものからどうしてきよいものが、

いつわりからどうしてしんじつが、せようか。

5うらない、ぜんちょうゆめのたぐいは、なもの。

じんつうなかおもえがく、おんなもうそうのようなもの。

6いとたかかたはいりょしておくったのでないかぎり、

これらのことに、こころうばわれるな。

7おおくのひとびとゆめまどわされ、

これにのぞみをかけてはほろぼした。

8りっぽうは、そのようないつわりによってはまっとうされず、

せいじつひとくちからてこそまっとうされる。

たび

9たびをしたひとは、おおくのことをっており、

けいけんゆたかなひとは、どうさつんだことがらかたる。

10けいけんとぼしいものは、わずかなことしからない。

11しかし、たびをしたひとは、ひろしきにつける。

12わたしはたびをして、おおくのことをた。

わたしがさとったことは、かたくせない。

13わたしはぬほどのけんなんった。

しかし、これまでのけいけんのおかげたすかった。

しゅおそれるひとさいわ

14しゅおそれるひとれいながらえる。

15ぶんすくってくださるかたに、しんらいしているから。

16しゅおそれるひとなにごとにもおびえることがなく、

けっしておくびょうかぜかさない。

しゅにこそかれしんらいしているから。

17しゅおそれるひとたましいさいわいである。

18かれは、だれをたのみとし、だれをささえとするのか。

19しゅは、しゅあいするものうえそそがれている。

しゅは、ちからづよたてけんささえ、

ねっぷうからまもなんじょひるざしをふせかげ

ころばないようにふせぎ、たおれないようにたすけるもの

20しゅかれらのたましいこうようさせ、かがやきをあたえ、

すこやかないのちしゅくふくさずけられる。

れられないいけにえ

21せいたものを、いけにえとして

ささげるなら、そのささものけがれたものである。

22ほうおこなものささものは、しゅよろこばれない。

23いとたかかたは、しんこうものそなものよろこばれず、

どれほどいけにえをささげても、つみあがなわれない。

24まずしいひとものぬすんで、

そなものとしてささげるのは、

ちちおやまえでそのころして、

いけにえとするようなものだ。

25まずしいひとびとにとって、パンはいのちそのもの。

これをうばるやからは、れいけつかんだ。

26りんじんせいかつみちうばものかれころすようなもの。

27やとにんちんぎんげるものは、ひとごろしだ。

28ひとて、もうひとがそれをこわすなら、

ぼねるのみで、なんえきがあろうか。

29ひといのり、もうひとのろうなら、

しゅは、どちらのこえみみかたむけられるであろうか。

30しかばねにれたのちきよめておきながら、

また、これにれるとしたら、

あらきよめることになんがあろうか。

31このように、つみいてだんじきをしておきながら、

また、っておなじことをしでかすなら、

かれいのりに、だれがみみかたむけるであろうか。

おのれいやしめることになんがあろうか。

35

れられるいけにえ

1りっぽうまもることは、おおくのそなものひってきし、

2おきてこころめることは、かいささものに、

3にんしんせつむくいることは、こくもつささものに、

4ほどこしをすることは、かんしゃささものひってきする。

5しゅよろこばれるには、あくめず、

あがないをけるには、めないことだ。

6ささものたずさえずに、しゅまえてはならない。

7これらすべてはおきてめいじていることだから。

8ただしいひとそなものは、さいだんぼうしたたらせ、

そのこうばしいかおりはいとたかかたまえのぼる。

9ただしいひとのいけにえは、しゅれられ、

ねんそなものは、わすられることはない。

10あふれるこころしゅさんし、

まえろうどうはつしみしてはならない。

11どのようなささものも、よろこびにあふれたかおそなえ、

よろこんで十ぶんの一をほうのうせよ。

12いとたかかたから、ゆたかにけたのだから、

あふれるこころで、できるかぎりのものをささげよ。

13しゅかならむくいてくださるかたであり、

ばいにしておまえむくわれる。

くるしみなやひとへのかみあわれみ

14しゅにわいろをおくろうなどとするな。

りにはならないから。

15せいないけにえをたのみとするな。

しゅさばかたであり、

ひとかたよられることはないからだ。

16まずしいからといってしゅはえこひいきされないが、

しいたげられているものいのりをれられる。

17しゅはみなしごのねがいをされず、

やもめのうったえるじょうかえりみられる。

18やもめのなみだほおつたってながれているではないか。

19そのさけびは、なみだながさせたものめている。

20むねしたがってしゅつかえるひとれられ、

そのいのりはくもにまでとどく。

21けんきょひといのりは、くもけてき、

それがしゅとどくまで、かれなぐさめをない。

かれいのつづける。いとたかかたかれおとずれ、

22ただしいひとびとのためにさばきをなし、

せいおこなわれるときまで。

しゅはためらうことなくこうどうし、

あくにんどもをまんなさらない。

しゅかならものこしくだき、

23ほうたみほうふくされる。

また、おおくのごうまんものたちをほろぼしくし、

せいものたちのしゃくくだかれる。

24しゅは、おこないにしたがってそのひとむくい、

おもいにしたがってそのはたらきにむくわれる。

25ぶんたみのためにさばきをおこない、

そのあわれみをもってかれらをよろこびでたされる。

26しゅあわれみはくるしみなやむときにおりよくあたえられ、

それはりがつづいたときのあまぐものようである。

36

イスラエルのためのいの

1ばんぶつかみであるしゅよ、

わたしたちをあわれんでください。

2すべてのほうじんにあなたへのおそれを

いだかせてください。

3ほうたみけてげ、

ちからたりにせてやってください。

4わたしたちにとって、あなたがせいであることを

かれらにしめされたように、

かれらにたいしても、あなたがだいであることを、

わたしたちにしめしてください。

5しゅよ、わたしたちがさとったように、

あなたのほかにかみはおられないことを、

かれらにもさとらせてください。

6しるしをあらたにし、わざかえして

7あなたのみぎうでえいこうあらわしてください。

8いきどおりをこし、いかりをそそぎ、

9はんたいしゃほろぼし、てきたいしゃめつさせてください。

10あなたがさだめられたときおもし、

そのときはやめてください。

ひとびとがあなたのちからあるわざを、

かたるようにしてください。

11のこったものは、さかいかりにまれ、

たみしいたげたものたちは、ほろびるように。

12てきはいしゃたちのあたまくだいてください。

かれらは、「われわれかたならべるものはだれもいない」

っているのです。

13ヤコブのすべてのぞくあつめ、

16むかしのように、かれらにさんをおあたえください。

17しゅよ、あわれんでください。

によってばれるたみ

あなたのちょうとされたイスラエルを。

18いつくしみをしめしてください。

あなたのせいじょがあるまちに、

あなたがあんそくしょとされたエルサレムに。

19どうか、シオンをあなたへのさんうた

たしてください。

また、しん殿でんをあなたのえいこうたしてください。

20はじめにそうぞうされたたみに、あなたのやくそくたし

によってかたられたげんじょうじゅしてください。

21あなたをのぞひとびとにふさわしいむくいをあたえ、

げんしゃたちのただしいことをりっしょうしてください。

22しゅよ、たみたいするいつくしみによって、

しもべらのいのりをれてください。

そうすれば、

あなたがえいえんかみしゅであることを

じょうのすべてのひとみとめるようになるでしょう。

かしこせんたく

23どんなしょくもつはらにははいる。

だが、しょくもつにもよしあしがある。

24したけものにくあじけるように、

えいびんこころいつわりのおしえをやぶる。

25ねじけたこころなやみをこす。

けいけんゆたかなひとは、それにてきかくたいしょする。

26おんなは、どのようなおとこにも、まかせるが、

おとこは、あのむすめよりはこのむすめをと、えりごのむ。

27かおかたちうつくしいおんなひとよろこばせる。

これにまさってひとねがもとめるものはない。

28おんなはなしぶりがやさしく、おだやかであるなら、

そのおっとはどんなおとこよりもうんい。

29つまをめとったものは、ざいさんづくりをはじめたのだ。

ふさわしいたすささえのはしらたのである。

30かきがないと、しょらされ、

つまたないと、ためいきつきつつ

ほうろうすることになる。

31ひとつで、まちからまちへとわたあるらいを、

だれがしんようするだろうか。

ねぐらをたず、

れたらそのしょるようなものを。

37

ゆうじん

1ゆうじんみなこうう。「わたしもきみしんゆうだ。」

しかし、ばかりのゆうじんもいる。

2なかゆうじんてきまわってしまうのは、

ぬほどのかなしみではなかろうか。

3ああ、じゃあくおもいよ、おまえはどこからまぎみ、

だいうらりでおおうことになったのか。

4ゆうじんがうまくいっているときは調ちょうわせ、

うんのときには、かおそむけるなかもいる。

5ぶんはらたすためだけに

ろうともにしているようななかは、

いざたたかいとなれば、たてってかくす。

6ゆうじんをおまえこころめ、

ゆうふくなときにもかれわすれてはならない。

じょげんしゃ

7じょげんしゃみなぶんじょげんすいしょうする。

しかし、ぶんえきのためにじょげんするものもいる。

8じょげんしゃにはをつけよ。

まず、かれなにたいとおもっているかをやぶれ。

ぶんえきのためにじょげんするのだろうから。

さもないと、おまえはどんなびんぼうくじを

てるかからない。

9かれう。「あなたのあかるい」と。

そして、おまえなにこるかを、

わきにってながめている。

10まえうたがってかかるものにはそうだんするな。

まえをねたむものには、むねうちかすな。

11おんなのことでは、つまに、

せんそうについては、おくびょうものそうだんするな。

きについては、しょうにんに、

みについては、に、

また、しゃれいについては、けちなものに、

しんせつについては、はくじょうものそうだんするな。

ごとについては、なまものに、

ごとかんせいについては、りんやといのものに、

また、こんなんごとについては、

ほねしみをする使つかいにそうだんするな。

このようなれんちゅうのどんなじょげんにもこころめるな。

12むしろ、おきてまもっているとおまえかんがえる

しんこうぶかひととつきあえ。

かれはおまえもちを一つにし、

まえしっぱいしたとき、おもいやりをしめしてくれる。

13なによりもこころかんだかんがえをたいせつにせよ。

これじょうたよりになるものはないのだから。

14たかところからる七にんかんやくにまさって、

ひとたましいは、ときとして、そのひとしんかたりかける。

15これらすべてにまして、いとたかかたもとめよ。

まえが、しんみちただしくあゆめることを。

さと

16すべてのごとことをもってはじまり、

こうさつは、あらゆるこうどうさきつ。

17こころにはいろいろなことがらきざまれており、

18四つのものとなってあらわる。

ぜんあくせいがそれである。

そして、これらをつねけっていするものはしたである。

19おおくのひとびとおしみちびくほどかしこくても、

ぶんのことについてはまったくだめなひともいる。

20たくみにことあやつって、きらわれるものもいる。

こういうやからは、ものにもことく。

21しゅからめぐみがあたえられなかったので、

すべてのけているのだ。

22あるひとぶんしんせいかつゆたかにし、

さとりはひとからだむすぶ。

23あるひとぶんどうほうおしみちびき、

さとりはたしかなむすぶ。

24あるひとはあふれるほどのしょうさんけ、

ひとみなからしあわせだとわれる。

25ひといのちかずかぞえられるが、

イスラエルのかぎりがない。

26あるひとどうほうからほまれをけ、

そのはいつまでものこる。

27よ、きているかぎり、ぶんしんきゅうめいし、

ぶんなにゆうがいかをきわめ、それをけよ。

28すべてが、すべてのひとえきになるわけでなく、

すべてのひとが、おなじものをよろこぶわけでもない。

29どんなごちそうであってもるな。

ものうえすな。

30ぎればびょうになり、

むやみにべるともよおす。

31おおくのひとたいしょくしてまねいた。

ようじんするひと寿じゅみょうばす。

38

しゃくすり

1しゃをそのごとのゆえにうやまえ。

しゅしゃつくられたのだから。

2いやしのわざはいとたかかたからさずかり、

それによって、おうからはほうける。

3しゃはそのはくしきによってたかぶんあたえられ、

けんせいあるひとびとまえきょうたんされる。

4しゅだいからくすりつくられた。

ふんべつあるひとくすりかろんじたりはしない。

5ぽんによってみずあまくなり、

そなわるちからが、あきらかにされたではないか。

6しゅみずかひとびとにいやしのしきさずけ、

そのきょうたんすべきわざのゆえにあがめられる。

7しゃくすりによってひとをいやし、いたみをのぞく。

8くすりくすり調ちょうごうする。

しゅわざけっしてわることなく、

けんこうしゅからぜんひとびとあたえられる。

9よ、びょうになったらほうせず、

しゅいのれ。そうすれば、しゅなおしてくださる。

10あやまちをおかすな。けがすな。

あらゆるつみからこころきよめよ。

11かおりのささものと、

しつむぎそなものとしてささげよ。

ゆうのあるかぎりじゅうぶんに、そなものあぶらそそげ。

12そのうえで、しゃにもたすけをもとめよ。

しゅしゃつくられたのだから。

かれらせるな。おまえにはかれひつようなのだ。

13しゃによってびょうなおときもある。

14しゃもまたしゅいのもとめているのだ。

びょうにんくるしみをやわらげ、

いのちながらえさせるりょうせいこうすることを。

15そうぞうしゃたいしてつみおかものは、

びょうになってしゃにかかるがよい。

しゃへのあいとう

16よ、しゃのためになみだながせ。

まえおおきなつうあじわっているのだ。

かなしみのうたをうたえ。

かれにふさわしいれいくし、なきがらをつつめ。

また、まいそうをおろそかにするな。

17つうなみだながし、むねってなげかなしめ。

かれにふさわしくふくせ。

ひとからとやかくわれぬようにいちりょうじつふくし、

そののちしんつうがいやされるためちょうもんけよ。

18なぜなら、かなしみからしょうじ、

こころかなしみがちからうばうから。

19のうくかぎり、かなしみはきまとい、

まずしいものせいかつは、のろいにちたものとなる。

20かなしみにこころうばわれてはならない。

じんせいわりであったとあきらめ、

かなしみをはらいのけよ。

21わすれてはいけない。そのひともどらないのだ。

なげいてもかれのためにはならず、

ぶんからだそこなうだけだ。

22かれうんめいであったとかんがえよ、

まえおなさだめにあるのだから。

きのはわたし、きょはおまえばんだ。」

23しゃはかやすませたなら、もうかれおもすな。

かれれいったなら、らくにせよ。

しょくにんがくしゃ

24がくしゃは、があってはじめてられる。

じつわずらわされないひとは、あるものとなる。

25どうしてあるものとなれようか、

すきにぎり、ぼうあつかいをまんするものが。

また、うして、ごといそがしく、

だいうしのことばかりというものが。

26かれうねづくりにぼっとうし、

よるないでわかうしにえさをあたえている。

27しょくにんしょくにんがしらおなじだ。

かれらはちゅうかたずごとはげむ。

いんしょうひとびと

さまざまなしたきにぼっとうするものおなじだ。

かれほんものそっくりにひょうげんしようとせいこんかたむけ、

よるないでごとげる。

28かなとこのそばにすわるかじおなじだ。

かれてつさいものいっしんつめる。

ねっぷうからだはやけどをうが、

ねつにあてられながら、けんめいごとをする。

かれみみには、かなづちのやかましいおとひびき、

うつわかたちそそがれる。

かれごとかんせいさせようとせいこんめ、

よるないでごとげる。

29ごとこしえるとうしょくにんおなじだ。

かれあしでろくろをまわす。

つねごとねっちゅうし、

そのさくひんかぞえる。

30かれあしねんをこねて、かたさをのぞき、

でそれをかたちづくる。

うわりをかけてげるのにせいこんめ、

よるないで、かまそうする。

31これらのひとびとみなぶんうでたより、

それぞれ、ぶんごとにはじゅくれんしている。

32かれらなしに、まちたず、

ひとも、するひともいない。

しかし、かれらはたみかいではけんもとめられず、

33しゅうかいにおいてもせきにんあるにはのぼれない。

さいばんかんにもつけず、

ほうりつにかかわるまりもかいしていない。

きょうくんほうりつかすこともできず、

かくげんにもせいつうしていない。

34かれらはつくられたこのかい調ちょうかたたもつ。

かれらのねがいは、ごとまっとうすることにある。

しかしながら、こころかたむけて、

いとたかかたりっぽうけんきゅうするひとがいる。

39

1かれはいにしえのすべてのひとくわしく調しらべ、

げんしょけんきゅうにいそしみ、

2こうめいひとびとはなしこころめ、

たとえばなしふくざつみちへとり、

3かくげんかくれたくわしく調しらべ、

たとえばなしのなぞをじっくりかんがえる。

4かれぶんたかひとびとつかえ、

せいしゃたちのまえにもりする。

らぬひとびとくにたびし、

にんげんつ、めんわるめんたいけんする。

5かれはやきして、

ぶんつくられたしゅかうようにこころがけ、

いとたかかたにひたすらねがう。

こえしていのり、

つみゆるしをひたすらねがう。

6だいなるしゅこころならば、

かれさとりのれいたされる。

かれことそそし、

いのりをもってしゅさんする。

7かれただしいはんだんしきにつけ、

しゅおくおもめぐらす。

8かれまなんだきょうくんかがやかし、

しゅけいやくりっぽうほこりとする。

9おおくのひとびとかれさとりをめそやし、

かれえいえんわすられることはない。

かれについてのおくらず、

そのきる。

10しょこくみんかれかたり、

しゅうかいかれほまれをげる。

11ながきすれば、千にんにまさるのこし、

たとえはやんでもたされる。

しゅとそのわざへのさん

12おもいをめぐらし、さらかたろう。

わたしのこころは、まんげつのようにちている。

13わたしのかたることをけ、けいけんらよ、

ながれのほとりにそだつばらのように、わかえだせ。

14にゅうこうのようにかおりをはなち、

ゆりのようにはなかせ、

こえをあげて、ともさんうたをうたえ。

すべてのわざのゆえにしゅをほめたたえよ。

15しゅをあがめ、ひれせ。

さんこえをあげ、たてごとき、

しゅおおいにほめたたえよ。

さんして、こうおう。

16しゅわざは、すべてすばらしく、

めいじられたすべてのことは、

ときればじつげんする。」

17かるがるしく、こうってはならない。

「これはなにか」「これはなんのためか」と。

いずれのいにもときればこたえがあたえられる。

ことによってみずがり、

そのくちからことによってみずはためられた。

18しゅめいじられると、すべてこころのままにじつげんし、

そのすくいのちからよわめるものはだれもいない。

19すべてのひとわざしゅまえにあり、

しゅからのがれるものはなにもない。

20しゅえいえんからえいえんまでそそがれ、

しゅにとっておどろくべきものはなにもない。

21かるがるしく、こうってはならない。

「これはなにか」「これはなんのためか」と。

それぞれもくてきがあってつくられたのだから。

22しゅしゅくふくかわのようにあふれ、

かわいただいこうずいのようにうるおす。

23みずしおみずえたように、

しゅいかりはしょこくたみさんとなる。

24しゅみちけいけんひとたちにはたいらであり、

ほうものたちにはつまずきとなる。

25いものは、はじめからひとびとのためにつくられ、

わるいものは、つみびとたちのためにつくられた。

26にんげんきていくうえでなによりもひつようなものは、

みずてつしお

むぎぎゅうにゅうはちみつ

ぶどうのしる、オリーブ、それにるい

27これらすべては、しんこうぶかひとにはいもの、

つみびとたちにはわるいものとなる。

28けいばつどうとしてつくられたかぜがある。

それらのかぜいかりをはっし、そのむちはげしくる。

しゅうまつときに、そのちからぞんぶんはっ

つくぬしいかりをしずめる。

29ひょうきん

これらすべてはけいばつのためにつくられた。

30きばをむきじゅう、さそり、まむし

しんこうものたちをほろぼすばつつるぎ

31かれらはしゅめいれいよろこんでふくじゅうし、

いざというときのため、じょうかまえており、

ときると、めいれいそむくことはない。

32わたしははじめから、じょうのことをかくしんし、

おもめぐらしたのち、こうのこした。

33しゅわざはすべてく、ときれば、

しゅひつようなことをすべてたされる。」

34「これはあれよりもわるい」とってはならない。

どんなものもときればそのさがしょうめいされる。

35さあ、こころから、こえたからかにさんうたをうたえ。

しゅをほめたたえよ。

40

にんげんきょうつうするみじめさ

1つらいろうは、にんげんだれしもけられないもの。

おもくびきがアダムのそんにのしかかっている。

ははたいから、

ばんぶつははなるだいのもとへともどるそのまで。

2ひとなやみやこころおそれは

おもってのあん

3れいおうしているものから、

ちりはいなかにはいつくばっているものいたるまで、

4むらさきいろしょうをまとい、おうかんをいただくものから、

あらぬのにくるまったものいたるまで、

5いかりとねたみ、こんわくどうよう

おそれ、いきどおり、それにあらそいがものだ。

とこなかいこうときも、

よるねむるときも、それらはひとおもいをかきみだす。

6きゅうそくはあってもなきにひとしく、

たとえても、ひるのようにつかて、

たたかいをまえにしてしたヘいのように、

あくにうなされる。

7つかまったとおもったたんめ、

なにこわがることはなかったのに、といぶかる。

8にんげんからどうぶついたるまで、せいあるものはすべて、

──つみびとさらに七ばいけるのだが──

9りゅうけつあらそいとつるぎ

さいなんきんめつむちちとをける。

10これらはみなほうものたちのためにようされた。

あのこうずいこったのもかれらのせいである。

11つちからたものはすべてつちかえり、

みずからたものはすべてうみもどる。

あくのもたらすけっ

12わいろとせいはすべてぬぐいられ、

しんじつこうえいえんつづく。

13せいものとみは、けいりゅうのようにがり、

あめなかでとどろくらいめいのようにえていく。

14ほどこしをするひとよろこびにたされ、

おきてそむものほろびにわる。

15しんこうもののひこばえはわかえだやさず、

そのけがれたいわにしがみついている。

16あらゆるみずかわぎしあしは、

どんなくさよりもさきかれる。

17しかしいつくしみは、しゅくふくちたらくえんのようなもの。

ほどこしはえいえんのこる。

いずれにもまさるもの

18りつしたせいかつも、やとわれのせいかつたのしい。

だが、いずれにもまさるのは、たからつけること。

19をもうけても、まちきずいても、めいせいたかめる。

だが、いずれにもまさるのは、

のうちどころのないつまである。

20さけおんがくこころようにさせる。

だが、いずれにもまさるのは、あいすること。

21ふえたてごとこころよ調しらべをかなでる。

だが、いずれにもまさるのは、たのしいかい

22あいらしさやうつくしさを、ひとしたがれる。

だが、いずれにもまさるのは、えるわかくさ

23ゆうじんなかとのいはいつもたのしい。

だが、いずれにもまさるのは、

つまおっとともにいることである。

24きょうだいえんじょしゃは、こうときたよるもの、

だが、いずれにもまさるたすけは、ほどこしである。

25きんぎんひとあしもとをかためてくれる。

だが、いずれにもまさるささえは、じょげんである。

26とみちからは、ひとこころしんにあふれさせる。

だが、いずれにもまさるのは、しゅおそれること。

しゅへのおそれがあれば、なにものにもことかず、

ほかにたすけをもとめるひつようはない。

27しゅおそれることは、しゅくふくされたらくえんのようだ。

どんなえいにもまさって、そのひとおおまもる。

もの

28よ、ものいをしていっしょうおくるな。

そうするくらいなら、んだほうがましである。

29にんしょくたくをものしげにながめるもの

そのかたはまことのじんせいとはがたい。

ひとものらすなら、かれしょうくされきる。

りょうしききょうようそなえたひとは、

そのようなかたける。

30れんものは、ものいのらくさをくちにするが、

やがて、そのはらなかほろびのえるのだ。

41

1よ、おまえのことをおもうのは、

なんとつうちたことか、

ゆうふくヘいおんらしているものにとって、

また、こころなやまさず、すべてがうまくいき、

まだたのしみをあじわえるちからものにとっては。

2よ、おまえせんこくはなんとありがたいことか、

せいかつこまり、ちからおとろえたものにとって、

また、んで、あらゆることにこころなやまし、

がんになり、にんたいうしなったものにとっては。

3せんこくおそれるな。

さきんだひとと、あとからひとのことをかんがえよ。

4このせんこくせいあるものすべてにしゅからくだされる。

なぜおまえは、いとたかかたむねさからうのか。

まえが十ねん、百ねん、または千ねんきたとしても、

では、寿じゅみょうながさはもんだいとされない。

しんこうもの

5つみびとらはきらわれる。

かれらはしんこうものそうくつそだてられる。

6つみびとらはざいさんをつぶし、

そのそんえずなんこうむる。

7しんこうちちおやを、そのらはめる。

ちちおやのせいでかれらがなんされるから。

8しんこうものたちよ、おまえたちはわざわいだ。

いとたかかたりっぽうてたからだ。

9〔おまえたちのそんえるのは、ほろびるため、〕

まえたちがまれたのは、のろわれるため、

まえたちがぬのは、のろいをけるためなのだ。

10つちからたものは、みなつちかえるように、

しんこうものたちは、のろいからほろびへといたる。

まえ

11ひとは、にくたいなげかなしむが、

つみびとたちのしきものとしてまっさつされる。

12おもんじよ。それはのちのちまでのこり、

きんまったいくせんおおきなたからばこにもまさる。

13しあわせなにはかぎりがある。

しかし、えいきゅうのこる。

14らよ、おだやかなこころきょうくんまもれ。

かくされたもれたたから

それがなんやくつのか。

15ぶんかくひとよりは、

ぶんおろかさをかくひとほうがましだ。

16それゆえ、わたしのちゅうこくしたがえ。

いつもすればよいというものではない。

みながすべてのことをぜんるとは

かぎらないからだ。

ずべきことがら

17みだらなふるまいを、ちちははまえで、

いつわりを、はいしゃおうこうまえじよ。

18はんざいを、さいばんかんぎょうせいかんまえで、

ほうを、かいしゅうたみまえで、

せいなかゆうじんまえじよ。

19ぬすみを、きんじょひとびとまえじよ。

かみしんけいやくまえじよ。

しょくたくにひじをつくようなぎょうわるさ、

ものをもらったり、あたえたりするときの

れいたいじよ。

20あいさつされたのにらぬかおをすること、

しょうにみだらなけることをじよ。

21うちたのみをきょぜつすること、

にんぶんにんわたぶんちゃくふくすること、

ひとづまることをじよ。

22にん使つかいにすことをじよ。

かのじょどこちかってはならない。

ゆうじんなんことびせることをじよ。

ほどこしをしたあとごとってはならない。

42

1みみにしたことをそのままくちにしたり、

みつらしたりすることをじよ。

そうすれば、しんはじものとなり、

じんぼうあつめるであろう。

じるひつようのないことがら

しかし、ことがらじるひつようがない。

にんおもわくにしてつみおかしてはならない。

2いとたかかたりっぽうけいやく

しんこうものへのただしいさばきをじるな。

3ごとなかたびみちれとかんじょうせいさんすること、

そうぞくにんさんうことをじるな。

4はかりふんどうとがせいかくなこと、

しゅうえきだかおおいこと、すくないこと、

5しょうばいをしてえきじるな。

どもきびしくしつけること、

わる使つかいのわきばらるほどに

ちたたくことをじるな。

6つましんようできないときはものふうをするのがい。

ひとりがおおところではものかぎをかけよ。

7ものあずけるあいには、かずおもさをかくにんし、

しゅうはすべてめておけ。

8ものかりのわるものおろかなもの

みだらなふるまいをするとしりを、

たしなめることをじるな。

そして、おまえしんきょうくんにつけたものとなれ。

そうすれば、すべてのひとからしょうさんるであろう。

ちちおやむすめ

9むすめちちおやにとって、ひとれぬみんのもと。

むすめへのしんぱいかれよるねむれない。

わかいときには、こんのがしはしないか、

けっこんすればしたで、おっときらわれはしないかと。

10またおとめのときには、ちちいえにいるうちに

はずかしめをけて、ども宿やどしはしないかと。

おっとてばったで、あやまちをおかしはしないか、

けっこんしてからは、ができないのではないかと。

11わがままなむすめにはきびしいかんとくひつようだ。

さもないと、おまえてきわらいものになり、

まちじゅうのうわさのたねうまむらがるもととなり、

こうしゅうめんぜんはじをかくことになる。

おんなをつけよ

12どんなひとぼうにもとれてはならない。

また、おんなたちのあいだめるな。

13るいからしみむしるように、

おんなからはおんなじゃあくる。

14おとこあくぎょうは、おんなぜんこうよりましだ。

おんなはじらずでめいをもたらす。

しゅわざ

15わたしはいましゅわざおもかべ、

わたしのたことをくわしくかたろう。

しゅことによってわざり、

むねのままにさだめがじつげんした。〕

16ひかかがやたいようばんぶつそそぎ、

しゅわざはそのえいこうちている。

17しゅはすべてのおどろくべきわざかたることを、

てん使たちにさえおゆるしにならなかった。

ぜんのうしゅは、ばんぶつるぎなくえられた。

ばんぶつしゅえいこうたしかためられた。

18しゅうみひとこころきわくし、

そのごとみをくしておられる。

いとたかかたはすべてのことにせいつうし、

ときしるしめられる。

19しゅは、らいらせ、

かくされたもののけいせきあかるみにされる。

20いかなるおもいも、しゅのがさず、

いちごんはんしゅのがされない。

21しゅは、ぶんによるそうだいわざちつじょて、

えいえんからえいえんにわたってわらぬかたであられる。

しゅには、くわえるものもるものもなく

しゅはいかなるじょげんしゃひつようとされない。

22しゅのすべてのわざはなんとごとなものであろうか。

うつちいさなばないたるまで。

23これらすべてのものはえいえんかつどうつづけ、

すべてのひつようたし、すべてにおうじる。

24すべてのものはついをなし、いっぽうたいおうする。

しゅかんぜんなものをなにひとつくられなかった。

25いっぽうちょうしょさらつよめる。

だれがしゅえいこうりたといえようか。

43

しゅえいこう

1わたおおぞらはなんとたかそうだいであることか。

てん姿すがたはなんとえいこうちていることか。

2たいようあらわれ、さんぜんのぼき、せんげんする。

いとたかかたわざはなんときょうたんすべきものかと。

3ひるになるとたいようだいがらせる。

だれがそのしゃくねつえられよう。

4かまどのひとは、しゃくねつなかはたらくが、

たいようはその三ばいねつやまやまがす。

のようなねっし、

かがやこうせんをくらます。

5たいようつくられたしゅだいかた

しゅめいれいによってそれはめられたみちいそぐ。

6つきさだまったときあらわれ、

せつけ、いつまでもときしめつづける。

7つきによってしゅくさいじつさだめられる。

つきひかりしゅうわりによわまっていく。

8つきづきまえは、そらのこのつきによってけられ、

つきおどろくばかりにかたちえ、ちていく。

それはてんぐんぜいあいひかり

てんおおぞらにあってかがやく。

9ひかかがやほしは、ぞらうつくしいよそおい。

しゅたかところできらめくかざり。

10せいなるかためいれいで、ほしさだめられたしょにつき、

りのつとめをけっしておこたることはない。

11にじて、そのつくぬしをほめたたえよ。

そのかがやさまはひときわうつくしい。

12それはてんえいこうえがく。

これはいとたかかたしぼったもの。

13しゅめいれいくだしてふぶこし、

しゅさばきをおこないなずまはしらせる。

14そこで、くらひらかれ、

くもとりのようにってく。

15しゅおおいなるちからをもってくもかため、

こなごなくだいてひょうにされる。

17aらいめいのとどろきにだいはもだえくるしみ、

16しゅあらわれるとやまやまふるうごく。

しゅのぞまれるとみなみかぜき、

17bつむじかぜきたかぜれる。

りるとりのように、しゅゆきをまきらされ、

そのちるさまういなごのれのようだ。

18はそのうつくしいしろさにおどろあやしみ、

こころはそのりしきるさまこうこつとなる。

19しゅしおのようにしもじょうにまかれる。

それはこおって、するどいとげのあるはなのようになる。

20さむきたかぜくと、

みずおもてかたこおりとなる。

みずのあるところどこにでもきつければ、

みずはあたかもむねてをけたようになる。

21きたかぜやまやまくし、はらい、

のようにわかくさらしてしまう。

22しかし、あまぐもはすべてをすみやかにいやし、

つゆねっぷうらし、ぶんをさわやかにする。

23しゅはそのはからいによってたいかいしずめ、

しまじまをそのなかえられた。

24うみたびするものたちは、うみけんについてかたり、

われわれはそれをいておどろく。

25そこには、おどろくべきしゅわざがある。

あらゆるしゅるいものうみかいぶつがいる。

26しゅ使つかいは、しゅちからによってつとめをたし、

しゅことによってばんぶつちつじょてられている。

27いかにおおくをかたっても、けっしてかたくせない。

しゅはすべてだ。」このひとこときる。

28しゅえいこうをたたえるちからをどこにいだせよう。

しゅぶんのすべてのわざにまさってだいだから。

29しゅおそるべきかたきわめてだいかた

そのちからきょうたんすべきもの。

30しゅえいこうをたたえ、ちからくしてしゅをあがめよ。

しゅはなお、あらゆるさんにまさるかた

ぜんりょくかたむけてしゅをあがめよ。

うむことなくさんせよ。

これでじゅうぶんだということはないのだから。

31だれがしゅたか、だれがしゅかたりえようか。

だれがふさわしくしゅをたたええようか。

32じょうのことよりまだおおくのだいがある。

われわれは、わざのほんのいちたにすぎない。

33しゅばんぶつそうぞうし、

しんこうぶかひとあたえられた。

44

せんたちへのさん

1ほまたかひとびとをたたえよう、

われわれれきだいせんたちを。

2しゅおおいなるえいこうあらわし、

はじめからそのこうしめされた。

3せんたちのあるものくにぐにはいし、

ゆうによってかがやかせた。

あるものりょんだすすめをあたえ、

げんことかたった。

4あるものえいだん

ほうしきをもってたみみちびき、

あることひとびとおしえた。

5またあるものがくきわめ、

しいしるした。

6またあるものちからめぐまれとみて、

ぶんいえやすらかなときごした。

7せんたちはみな、そのだいほまれをけ、

しょうがいにわたって、ひとびとほこりであった。

8しかし、せんたちのなかには、こうせいのこし、

かがやかしくかたがれているもののほかに、

9わすられたものもある。

かれらは、そんざいしなかったかのようにり、

あたかもまれなかったかのようである。

かれらのそんどうようであった。

10しかしぶかせんたちの

ただしいおこないはわすられることはなかった。

11かれらのらのもとに、

さんまごたちがのこる。

12かれらのそんけいやくまもり、

せんたちにならってそのどもたちもけいやくまもる。

13かれらのそんはとこしえにつづき、

そのえいこうることがない。

14せんたちのなきがらはやすらかにほうむられ、

そのはいつまでもつづける。

15しょこくたみはこのせんたちのものがたり、

かみたみせんたちをほめたたえる。

エノク

16エノクはしゅよろこばれててんうつされ、

こうせいひとびとにとってあらためのはんとなった。

ノア

17ノアはまったじんであった。

かみいかりのとき、ノアがじんるいだいひょうし、

こうずいこったとき

かれによりじんるいじょうのこることができた。

18かみえいえんけいやくをノアとわされた。

すべてのせいあるものをこうずいによって

ることはしないと。

アブラハム、イサク、ヤコブ

19アブラハムはしょこくたみだいちちであり、

そのめいせいにはなんのかげりもない。

20かれはいとたかかたりっぽうまもり、

かみかれけいやくわされた。

かれけいやくのしるしをからだけ、

こころみにったときも、ちゅうじつでありつづけた。

21それゆえ、かみはアブラハムに

つぎのようにやくそくされた。

しょこくたみかれそんによってしゅくふくける。

かれすえすなかずほどにおおくなり、

そのそんそらほしのようにたかげられる。

うみからうみいたり、

かわからてにおよを、

かれらはだいだいぐようになる。

22かみはイサクにたいしても、

そのちちアブラハムのゆえにおなことやくそくされた。

すべてのひとびとへのしゅくふくけいやくを、

23かみはヤコブのじょうかれた。

かみはヤコブをかずかずしゅくふくをもってしょうにんし、

ぐべきかれあたえられた。

かみはそのけ、

十二ぞくにそれぞれさずけられた。

モーセ

かみはヤコブからぶかひとこされた。

かれはすべてのひとびとからこうたれ、

45

1かみひとびとあいされていた。

モーセがそのひとであり、

かれしゅくふくのうちにおぼえられている。

2かみ使つかいにひとしいえいこうをモーセにあたえて、

かれおおいなるものてきどものきょうまととされた。

3モーセのしのことにより、

かみはさまざまなしるしをおこない、

おうたちのまえかれめいせいたかめた。

かれとおしてたみめいれいあたえ、

またしんえいこういったんかれしめされた。

4モーセのちゅうじつにゅうのゆえにかみかれせいべつし、

すべてのひとなかからかれえらされた。

5かみはモーセにこえかせ、

くろくもなかかれみちびき、

かおかおわせておきてあたえられた。

それは、いのちしきをもたらすりっぽうであり、

ヤコブにけいやくを、

イスラエルにぶんさだめを、

おしえるものであった。

アロン

6かみはアロンをモーセにひとしい

せいなるものたかめられた。

かれはレビぞくまれ、モーセのあにであった。

7かみかれえいえんけいやくむすび、

たみさいとしてのけんげんかれあたえられた。

かみかれうつくしくよそおわせて、しゅくふくし、

かがやかしいころもをまとわせられた。

8かみれいしょうけさせ、

けんしょうちょうとしてかんむりをかぶらせ、

ぬののズボン、ながふく

エフォドをまとわせられた。

9ころもすそまわりにはざくろのかざりと

たくさんのきんすずけられた。

かれあるくたびにすずひびき、

せいじょにこだました。

それは、かみたみおもこすためであった。

10そのせいなるふくには、きんあお

むらさきしゅうがしょくにんによってほどこされ、

しんじつあきらかにする

さばきのことまれていた。

11それはしょくにんいろいとげたもの。

そこにけられたおおくのほうせきは、

さいによって

いんしょうのようにきざまれ、

きんだいにはめまれていた。

ねんとしてきざまれたは、

イスラエルのぞくかずたいおうしていた。

12おうごんひたいてがターバンのうえけられ、

それにはせいべつしるしこくいんされていた。

それはほこらしいごうけっさく

をみはらせるかざり、

13これほどうつくしいものはアロンぜんにはなかった。

ほかのものけっしてこれをけることはなく、

ただかれどもそんだけが、

これをだいだいける。

14かれくすいけにえのささもの

えることなく、に二ささげる。

15モーセはりょうせいなるあぶらたし、

それをアロンにそそいだ。

これはアロンとそのそんたいして、

てんるかぎりつづえいえんけいやくとなった。

こうしてかれしゅまつりをつかさどり、

さいつとめをたして、

によってそのたみしゅくふくする。

16かみかれをすべてのけるもののなかからえらばれた。

それは、しゅそなもの

かぐわしいかおりをねんとしてささげ、

たみあがないのしきおこなわせるためであった。

17かみはアロンにおきてたくし、

りっぽうかいしゃくするけんげんをおあたえになった。

それはヤコブにしゅむねおしえ、

イスラエルをりっぽうひかりらすためであった。

18あるとき、アロンのいちぞくがいものがねたみをこし、

かれさからってった。

ダタンとアビラムのいっとうであり、

いかりにくるったコラのとうであった。

19しゅはそれをて、こころよしとせず、

はげしいいきどおりをもってかれらをほろぼしくされた。

しゅかれらにたいしてわざおこない、

さかほのおかれらをくされた。

20こうしてしゅはアロンにえいくわえ、

だいだいがれるものをかれあたえられた。

それはしゅうかくはつまえであり、

かみはまずかれしょくもつじゅうぶんようされたのだ。

21それゆえさいたちは

しゅにいけにえとしてささげられたものべる。

それはしゅがアロンとそのそんあたえられたもの。

22だが、たみには

アロンのぶんはなく

たみあいだかれにはなんまえもない。

しゅわれる。「わたししんがおまえまえ

まえぐべきもの」と。

ピネハス

23しゅえいこうになだい三のじんぶつ

エルアザルのピネハスであった。

かれしゅおそうやまねっしんひとで、

たみそむいたときには、

ゆうかんにもがり、

イスラエルのためにつみゆるしをた。

24それゆえ、しゅかれヘいけいやくむすび、

かれせいじょたみかしらとされた。

こうしてかれとそのそんは、

えいえんだいさいしょくものとなった。

25ユダぞくしゅっしんのエッサイの

ダビデとむすばれたけいやくでは、

おうさんからまごへとひとだけにがれる。

しかしアロンのさんはそのそんぜんたいおよぶ。

26ねがわくは、しゅがおまえたちのこころさずけ、

せいをもってしゅたみさばかせてくださるように。

そうすればたみはんえいがいつまでもつづき、

そのえいこうかがやく。

46

ヨシュア

1ヌンのヨシュアはたたかいにおいてゆうしゃであり、

げんしょくにおいてはモーセのこうけいしゃであった。

ヨシュアはそののとおり、

しゅえらばれたひとびとおおいなるすくいとなった。

かれかってくるてきほうふくし、

やくそくをイスラエルにがせた。

2りょうげてつるぎまちまちけたとき、

かれ姿すがたはなんとえいこうちていたことか。

3かつてだれがこのようにしくちえたか。

かれこそ、しゅたたかいのかんであった。

4かれによってたいようまり、

にちふつびたではないか。

5てきが四ほうからせてたとき、

かれちからあるいとたかかたもとめた。

だいしゅかれねがいをれ、

はげしくひょうのつぶてをらせられた。

6かれしょこくたみたたかいであっとうし、

かってくるてきを「くだざか」でほろぼした。

こうして、しょこくたみかれぐんりょくり、

ぶんたちがしゅあいたたかっていることをった。

まことにヨシュアはちからあるしゅしたがっていたのだ。

カレブ

7モーセのだいにヨシュアはちゅうせいしめした。

ヨシュアとエフンネのカレブは、

かいしゅうこうにまわしてち、

たみつみおかすのをふせいで、

よこしまなつぶやきをやめさせた。

8ほうろうしていた六十まんにんのうち、

このふただけがのこり、

たみを、ぐべき

ちちみつながれるへとみちびれたのだ。

9しゅはまたカレブにちからあたえ、

そのちからとしいるまでおとろえることはなかった。

かれさんこうりゃくし、

そのそんはこれをさんとしてれた。

10こうしてすべてのイスラエルのらはかいした。

しゅしたがってあゆむのはいことであると。

たち

11そしてつぎにあのだたるたちがつづく。

かれらのこころぐうぞうすうはいおちいることなく、

しゅからはなれることもなかった。

かれらのしゅくふくされおくされますように。

12かれらのほねが、そのはかからふたたはなかせ、

そのえあるだいだいがれて、

そんあいだつづけますように。

サムエル

13サムエルはしゅあいされ、

しゅげんしゃとしておうくらいて、

たみおさめるものたちにあぶらそそいだ。

14かれしゅりっぽうによってかいしゅうさばき、

しゅはヤコブをかえりみられた。

15かれちゅうじつさのゆえにしんげんしゃなされ、

そのことによってちゅうじつせんけんしゃみとめられた。

16てきが四ほうからせてきたとき、

かれちからあるしゅもとめ、

ばなれしていないひつじそなものとした。

17そこでしゅてんかららいめいをとどろかせ、

だいおんきょうなかで、こえかせられ、

18ティルスのかんたちと

ペリシテじんぜんはいしゃほろぼしくされた。

19サムエルはえいえんねむりにつくまえに、

しゅとそのあぶらそそがれたものまえしょうげんした。

「わたしはひとざいさんを、

はきものそくでさえったことはない」と。

そのとき、かれろんとなえるものはいなかった。

20かれねむりについたあとでさえげんした。

すなわち、おうにそのさいこくし、

またそこからこえをあげ、

たみほうのぞくようにげた。

47

ナタン

1サムエルにつづいてナタンがとうじょうし、

ダビデがおさめていたげんした。

ダビデ

2かいささものからぼうけられるように、

ダビデもイスラエルのらからえらけられた。

3かれたわむれるように、たわむれ、

ひつじたわむれるように、くまたわむれた。

4かれわかいとき、きょじんたおして

たみはじのぞき、

いしげをったげて、

ゴリアトのこうまんふんさいしたのではなかったか。

5かれはいとたかしゅいのもとめて、

そのみぎちからあたえられ、

あのちからあるせんたおし、

ぶんたみせいりょくたかめることができたのだ。

6こうして、すうまんてきたおしたとって

ひとびとかれしょうさんし、

しゅさんしつつかれをほめたたえ、

えいこうかんむりかれあたえた。

7かれかこてきほろぼし、

かうペリシテじんかんなきまでにたおした。

かれらのせいりょくこんにちまでおとろえたままである。

8かれはいかなるわざをなしたときも、

せいなるいとたかかたえあることしょうさんし、

こころくしてさんうたをうたい、

ぶんそうぞうしゅあいした。

9かれさいだんまえうたたちをたせ、

うつくしいこえうたをうたわせた。

こうしてかれらはまいにちさんうた

うたうことになった。

10かれまつりをそうごんなものにし、

まつりのじゅんかんぺきととのえ、

ひとびとしゅせいなるをたたえさせて、

あかつきとともにうつくしいこえせいじょひびかせた。

11しゅかれのもろもろのつみゆるし、

そのせいりょくえいえんつづくものとしてたかめ、

かれおうこくけいやく

イスラエルにおけるえいこうあたえられた。

ソロモン

12ダビデにつづき、そうめいかれむすあといだ。

ダビデのゆえにかれへいおんらした。

13ソロモンのせいヘいそのものであった。

かみかれのために四ほうせいりょくおさえられ、

ソロモンはしゅのためにいえてて、

えいえんせいじょそなえた。

14ソロモンよ、あなたはわかいころ、なんとち、

たいのようにどうさつんでいたことか。

15はあなたのせいしんおおわれ、

あなたはなぞにむたとえでたした。

16あなたのめいせいとおしまじまにまでたっし、

ヘいのゆえにあなたはあいされた。

17あなたのうたかくげん、たとえのゆえに、

あなたがあたえたかいしゃくのゆえにかいきょうたんした。

18かみなるしゅによって、

イスラエルのかみばれるかたによって、

あなたはあたかもすずのようにきんあつめ、

あたかもなまりのようにぎんやした。

19しかし、あなたはおんなたちのかたわらによこたえ、

にくよくのとりこになった。

20あなたはぶんえいはじり、

そんけがした。

そのため、らのうえかみいかりをまねき、

あなたのおろかさのゆえにかれらにくるしみをわせた。

21くには二つにかれ、

エフライムからはんぎゃくおうこくはじまったのである。

22しかし、しゅけっしてあわれみをしむことなく、

やくそくをたがえられることはなかった。

しゅえらばれたものそんほろぼしくすことなく、

ぶんあいしたものそんのぞかれなかった。

すなわち、ヤコブにこうけいしゃあたえ、

ダビデにかれからつづけるあたえられたのだ。

レハブアムとヤロブアム

23ソロモンはせんたちとともいこいについたが、

らのなかからひとこうけいしゃとしてのこした。

それはたみのうちでもおろかでふんべつのないレハブアム。

かれはそのせいさくのゆえにたみはんぎゃくまねいた。

ネバトのヤロブアムも

イスラエルにつみおかさせ、

エフライムにつみみちをたどらせた。

24ひとびとはますますつみかさね、

そのため、かれらはぶんからうつされた。

25かれらはあらゆるあくもとめ、

ついにはかれらのうえばつくだったのである。

48

エリヤ

1そしてのようなげんしゃエリヤがとうじょうした。

かれことたいまつのようにえていた。

2かれひとびときんをもたらし、

そのねつをもってひとびとかずらした。

3かれしゅことによっててんざし、

たびらせた。

4エリヤよ、あなたはそのおどろくべきわざのゆえに、

どれほどほめたたえられたことだろうか。

あなたとひとしくほこりうるものがあろうか。

5あなたはいとたかかたことによって

しゃから、からがらせた。

6あなたはおうたちをめつみちびき、

めいたちをあんみんとこからきずりろした。

7あなたはシナイざんなんことき、

また、ホレブのやまさばきのせんこくいて、

8おうたちにあぶらそそいでほうふくさせ、

げんしゃたちにあぶらそそいでこうけいしゃとした。

9あなたはせんぷうつつまれ、

うまくるませられてんげられた。

10あなたは、しるされているとおり、

さだめられたときそなえるもの

かみいかりがはげしくなるまえに、これをしずめ、

ちちこころけさせ、

ヤコブのしょぞくなおもの

11あなたをもの

また、あいのうちにねむりについたものさいわいである。

たしかに、わたしたちもきるであろう。

エリシャ

12エリヤがせんぷうなか姿すがたかくしたとき、

エリシャはエリヤのれいたされた。

かれしょうがい、どんなはいしゃにもどうずることなく、

だれからもちからおさえつけられることはなかった。

13かれにとってあまることはなにもなく、

もそのからだげんちからうしなわなかった。

14かれきているあいだわざおこない、

もなおおどろくべきわざおこなった。

15これらすべてにもかかわらず、たみあらためず、

つみからはなれることはなかった。

かれらはついにこくからられ、

いたるところにらされた。

あとのこされたのは、しょうすうたみ

ダビデのいえはいしゃだけであった。

16なかには、かみむねおこなものもいたが、

つみつみかさねたものもいた。

ヒゼキヤとイザヤ

17ヒゼキヤはエルサレムのまちきょうにし、

まちなかみずいた。

てつどうったいわをくりぬき、

ようすいいけつくった。

18かれせいちゅうセンナケリブがのぼり、

ラプサケをつかわした。このおとこかけてって、

シオンにかってげ、

おごりたかぶってぼうげんいた。

19まちひとびとこころふるえおののき、

おんなむときのように、くるしんだ。

20ひとびとしゅかってりょうひろげ、

あわれみのしゅもとめた。

せいなるかたてんからただちにそのねがいをれ、

イザヤのによってかれらをすくされた。

21こうしてしゅはアッシリアのじんやぶり、

しゅ使つかいはかれらをことごとくほろぼした。

22ヒゼキヤはしゅむねおこない、

せんダビデのみちかたまもった。

それはげんしゃイザヤがめいじたみちであった。

イザヤはだいで、けたけいちゅうじつであった。

23たいようあともどりしておう寿じゅみょうばされたのは、

イザヤのだいであった。

24イザヤはおおいなるれいによってしゅうまつときつめ、

なげかなしむシオンのひとびとはげました。

25かれえいえんおよらいこと

かくされたことを、それがこるまえしめした。

49

ヨシヤ

1ヨシヤのぎょうせきは、こうりょうつくりがたんねん

わせたこうのようにかぐわしい。

それはだれのくちにもみつのようにあまく、

さけせきでのおんがくのようだ。

2かれただしいみちあゆんでたみあらためさせ、

まわしいほうおこないをこんぜつした。

3かれこころをまっすぐにしゅけ、

ほうのはびこるだいにひたすらかみうやまった。

ユダのさいおうたちとエレミヤ

4ダビデとヒゼキヤとヨシヤをのぞき、

すべてのおうつみつみかさねた。

かれらはいとたかかたりっぽうてたのだ。

こうしてユダのおうしつえた。

5かれらはそのけんりょくひとびとに、

そのえいこうこくたみわたしてしまった。

6こくたみせいじょのあるえらばれたまちはなち、

ちまたはすたれた。

エレミヤがげんしたとおりである。

7ひとびとはエレミヤをしいたげた。このエレミヤは、

り、くるしめ、ほろぼすために、

しかしまた、て、えるためにも、

ははたいにいるときからげんしゃとして

せいべつされていたのである。

エゼキエル

8エゼキエルはえいこうまぼろした。

かみがケルビムのしゃりんうえしめされたものである。

9かみはまたてきおもし、はげしいあらしこされた。

しかしただしいみちあゆものにはめぐみをあたえられた。

十二げんしゃ

10十二にんげんしゃほねが、

そのはかからふたたはなかせるように。

かれらはヤコブのたみなぐさめ、

ぼうにあふれたしんこうをもってすくったのだから。

ゼルバベルとイエシュア

11ゼルバベルのすばらしさをどうあらわそうか。

かれみぎゆびにはめたいんしょうのようだ。

12ヨツァダクのイエシュアもどうようである。

かれらはそのぞんめいちゅうしゅいえて、

しゅのためにせいじょきずいた。

えいえんえいこうそなえるためであった。

ネヘミヤ

13ネヘミヤのぎょうせきだいである。

かれくずれたじょうヘきふたたきずき、

もんやかんぬきをけ、

われわれいえなおした。

エノク

14このせいけたもののうち

だれひと、エノクにならものはなかった。

かれじょうからてんうつされたからだ。

ヨセフ

15またヨセフほどのじんぶつなかった。

かれきょうだいたちのみちび

たみのよりどころであった。

そしてかれこつていちょうあつかわれた。

アダムとそのそん

16セムとセトはひとびとあいだであがめられた。

だが、アダムこそ、

つくられたすべてのけるもののうえもの

50

だいさいシモン

1オニアのだいさいシモンは、

きているあいだに、しゅいえしゅうふくし、

そのぞんめいちゅうせいじょきょうした。

2かれせいじょなかにわたかいしがきを、

しん殿でんけいだいたかかべきずいた。

3また、そのぞんめいちゅうちょすいったが、

そのいけは、あたかもうみのようにひろかった。

4かれたみめつぼうしないようにこころくだき、

ほうこうげきそなえて、まちかためた。

5せいじょまえあゆむその姿すがた

しゅいえまく姿すがたは、

なんとえいこうちていたことか。

6かれは、くもかがやけのみょうじょう

まつりのときのまんげつ

7いとたかかたせいじょかがやたいよう

きらめくくもえるにじのようだ。

8はるさきのバラのはな

いずみのほとりの

なつのレバノンのわかくさのようだ。

9こうにくべられたにゅうこう

きんべ、

あらゆるほうせきをちりばめたうつわのようだ。

10ゆたかにみのるオリーブの

くもにそびえるいとすぎのようだ。

11かれかがやかしいころもをまとい、

れいしょうつつみ、

せいなるさいだんのぼると、

せいじょけいだいかがやいた。

12かれさいたちのからいけにえをり、

さいだんかたわらにつと、

そのまわりをきょうだいたちがかんむりのようにかこんだ。

それはあたかも、レバノンのわかすぎが、

しゅろのかこまれているようであった。

13アロンのらもみなかがやかしくよそおい、

しゅへのそなものりょうささげ、

イスラエルのぜんかいしゅうまえった。

14シモンはさいだんでのさいえると、

ぜんのうのいとたかかたへのそなもの調ととのえ、

15さかずきばして、

ぶどうのしるをそこにそそぎ、

さいだんだいりかけて、

ばんぶつおう、いとたかかたへの

かぐわしいかおりとした。

16そのとき、アロンのらはこえをあげ、

ぎんのラッパをらし、

だいおんきょうをとどろかせて、

いとたかかたかれらを

おもしてくださるようにした。

17そのとき、たみみな

いそいでかおせ、

ぜんのうのいとたかかみである

かれらのしゅれいはいした。

18がっしょうたいこえたかさんうたをうたい、

そのひびきはたぐいない、うつくしい調しらべとなった。

19たみはいとたかかたであるしゅねがもとめ、

いつくしみぶかかたいのりをささげた。

それはしゅへのさんわるまでつづけられ、

こうしてかれらはさいえた。

20それから、シモンはりてて、

イスラエルのぜんかいしゅううえりょうべ、

みずからのくちびるをもってしゅしゅくふくあたえ、

ほこらかにしゅとなえた。

21たみふたたびひれし、

いとたかかたしゅくふくけた。

すすめとしゅくふく

22さあ、ばんぶつかみをほめたたえよ。

かみいたるところでおおいなるわざおこない、

ははたいにいるときからわたしたちをたかめ、

いつくしみをもってわたしたちをめぐまれるのだ。

23かみがわたしたちのこころよろこびをあたえ、

わたしたちがきているあいだ

ヘいがイスラエルにいつまでもつづきますように。

24わたしたちへのしゅいつくしみがたしかなものとされ、

まだきているあいだにわたしたちを

しゅすくってくださいますように。

きらわれるくにぐに

25わたしのたましいは二つのたみきらう。

三つたみとはいえない。

26セイルのさんものどもとペリシテじん

そしてシケムにおろかなものどもである。

シラのイエススの

27さとりとしききょうくん

このしょもつしるしたのは、

シラ・エレアザルの

エルサレムにむイエススである。

かれをそのこころからそそした。

28このことしたがってあゆものさいわいである。

これをこころものあるものとなる。

29これをおこなえば、すべてにたいしてちからる。

しゅおそれることこそ、

かれあゆんでいるみちだからである。

しゅしんこうぶかひとびとあたえられた。

しゅはとこしえにほめたたえられますように。

アーメン、アーメン。〕

51

シラのイエススのいの

1おうであるしゅよ、わたしはあなたにかんしゃします。

わたしのすくぬしであるかみ、あなたをほめたたえ、

あなたのかんしゃをささげます。

2あなたは、わたしのまもたすとなり、

わたしのからだほろびから、

ちゅうしょうわなから、

いつわりをおこなものくちびるからすくしてくださった。

あなたは、わたしのはんたいしゃまえで、

わたしのたすとなり、

3あなたのゆたかないつくしみとによって、

わたしをじきにしようとけたわなから、

わたしのいのちをねらうものから、

わたしがえていたかずおおくのくるしみから、

すくしてくださった。

4わたしをかこみ、いきまらせるようなほのおから、

わたしがつけなかったのただなかから、

5おくそこから、

けがれたしたいつわりのことから、

6したはなから、すくしてくださった。

わたしのたましいちかづき、

わたしのいのちちかくまでくだりました。

7わたしはほうからかこまれたが、

たすけてくれるひとはいませんでした。

ひとびとたすけをもとめたが、られなかったのです。

8しゅよ、わたしはあなたのいつくしみと、

むかしからのよきわざおもしました。

あなたは、あなたをのぞものたすげ、

あくにんどものからすくしてくださいます。

9わたしはじょうからたんがんこえをあげ、

からのすくいをいのもとめました。

10わたしは、わがしゅちちである

しゅもとめました。

くるしみのに、こうまんものどもがちからるうとき、

りつえんなわたしをてないでください。

11わたしはなくさんします。

かんしゃをもってさんうたをうたいます。

わたしのいのりはとどけられたからです。

12あなたはわたしをほろびからすくい、

なんときたすしてくださいました。

それゆえ、わたしはあなたにかんしゃをささげ、

あなたをさんし、しゅをほめたたえます。

もとめて

13わたしは、わかくしてほうろうたびまえに、

いのりのなかこうぜんもとめた。

14わたしはせいじょまえいのもとめた。

これからもさいまでもとつづける。

15ぶどうのはなき、じゅくときのように、

わたしのこころよろこびとした。

わたしのあしただしくあとみ、

わかいころからそのあとをたどりつづけた。

16わたしはわずかにみみかたむけるだけで

おおくのきょうくんいだした。

17によってわたしはこうじょうした。

わたしはあたえてくださるかたをたたえる。

18わたしはみちじっせんしようとこころめ、

ぜんもとめた。それはうらられることはない。

19わたしのたましいねっしんもとめ、

さいしんちゅうはらってりっぽうおこなった。

わたしはてんかってりょうげ、

をまだらないことをなげいた。

20わたしはたましいをひたすらけ、

きよたもって、いだした。

わたしはとともにはじめからかいするこころた。

それゆえ、わたしはてられることがない。

21わたしはじょうねつかたむけてもとめ、

そのため、ざいさんた。

22しゅむくいとしてなめらかなしたあたえてくださった。

わたしはそれをもちいてしゅさんする。

23わたしのそばになさい、がくものたちよ、

まなびときごしなさい。

24なぜ、いつまでもそのままのじょうたいでいるのか。

まえたちのたましいはげしくかわいているのに。

25わたしはくちひらいてかたってきた、

るのにかねはかからないと。

26くびきしたにおまえくびき、

たましいきょうくんおしめ。

はすぐぢかにある。

27ひらいてよ。わずかなりょくで、

わたしがおおくのやすらぎをいだしたことを。

28おおくのぎんはらってでもきょうくんけよ。

そのきょうくんおおくのきんはいる。

29まえたちのたましいしゅいつくしみをよろこびとし、

しゅさんすることをじないように。

30まえたちはなすべきことを、はやめにたしておけ。

しゅは、さだめられたときむくいてくださる。

本訳では361415節を欠く。

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