聖書 新共同訳 旧約聖書続編

日本聖書協会

エズラ(ギリシア

ヨシヤとすぎこしさい

1

1ヨシヤはエルサレムでしゅのためにすぎこしさいおこなった。すなわちかれは、だい一のつきの十四に、すぎこしひつじほふり、2しきふくちゃくようしたさいたちをくみごとに、しゅしん殿でんほうたらせた。3かれはイスラエルのしん殿でんほうするレビびとにこうった。

「ダビデのソロモンおうてたしん殿でんに、しゅせいなるはこおさめるにあたって、しゅのためにきよめよ。4あなたたちはもはやこのはこかたかつひつようはない。あなたたちのかみしゅつかえ、たみイスラエルへのほうはげめ。あなたたちのせんぞくごとに、またイスラエルのおうダビデのしょしたがい、そのソロモンのときのようにせいだいすぎこしじゅんせよ。5また、きょうだいであるイスラエルのらにほうするようにさだめられた、あなたたちレビびとせんやくわりぶんたんしたがって、しん殿でんなかにつき、6すぎこしひつじていしたがってほふり、あなたたちのきょうだいのためにいけにえをようし、しゅがモーセにあたえられたどおりにすぎこしさいじゅんをせよ。」

7いでヨシヤは、あつまったたみに、三まんびきひつじまたは、三千とううしあたえた。それは、やくそくどおりおうしつからたみさい、レビびとたいしておくられたものだった。8またしん殿でんしゅかんであるヒルキヤ、ゼカルヤ、エシエルも、このすぎこしさいのために、二千六百ぴきひつじ、三百とううしさいたちにおくった。9せんにんたいちょうたち、すなわちエコニア、シェマヤ、そのきょうだいネタンエル、ハシャブヤ、オキエル、ヨラムらも、すぎこしさいのために、五千びきひつじと七百とううしをレビびとあたえた。10さて、つぎさいとレビびとは、モーセのしょしるされているていどおりにしゅそなえるため、ぞくごとにそのせんやくわりぶんたんしたがってこうれないパンをって、たみせんとうせいぜんった。それはそうちょうのことであった。11かれらは、ていしたがってすぎこしひつじでよくあぶり、のいけにえは、せいどううつわなべなかれ、こうりょういっしょて、さんしゅうしたたみぜんいんのもとへはこんだ。12そののちレビびとは、ぶんたちのため、またアロンのそんきょうだいであるさいのためにすぎこししょくようした。13というのも、さいぼうささげるのによるおそくまでかかっていたので、レビびとぶんたちのため、またアロンのそんきょうだいであるさいのためにようしなければならなかったからである。14アサフのそんえいしょうしゃたちは、おうきゅうぞくしていたアサフやザカリアやエディヌスとともにダビデがさだめたおきてしたがって、そのにんについた。15もんえいたちも、それぞれのもんについていた。きょうだいであるレビびとがみんなのためにじゅんをしてくれたので、だれもしょくはなれるひつようはなかった。16こうしてヨシヤおうめいれいしたがってすぎこしひつじされ、のいけにえがしゅさいだんうえはこばれ、しゅにいけにえをささげるしきは、そのにちわった。17そのときわせたイスラエルのらは、すぎこしさいなのかんにわたるじょこうさいいわった。18げんしゃサムエルのだいらい、これほどのすぎこしさいがイスラエルでいわわれたことはなかったし、19また、ヨシヤが、さい、レビびと、ユダヤじん、そしてエルサレムにきょじゅうしているすべてのイスラエルじんともいわったような、これほどのすぎこしさいいわったものは、イスラエルのれきだいおうなかひともいなかった。20このすぎこしさいは、ヨシヤおうせいだい十八ねんいわわれた。21けいしんねんのあついヨシヤは、しゅまえただしくこうどうした。22かれだいごと、すなわち、イスラエルのたみがすべてのみんぞくおうこくじょうしゅたいしてつみおかし、けいけんにふるまったこと、かれらがしゅふかかなしませたこと、ついには、しゅことがイスラエルにのぞんだことなどはむかしろくのこされている。

ヨシヤの

23さて、このしきがすべてしゅうりょうしたとき、エジプトおうファラオがユーフラテスはんのカルケミシュをしてのぼってた。そこでヨシヤは、これをむかつためにしゅつじんした。24するとエジプトおうは、かれのもとへ使しゃけんしてった。

「ユダヤのおうよ、これはわたしのことで、あなたにはかんけいがない。25わたしがしゅなるかみからつかわされたのは、あなたをつためではない。わたしのたたかいは、ユーフラテスはんおこなわれるのだ。いましゅはわたしとともにおられ、わたしをいそがせておられる。てっ退たいせよ。しゅさからうな。」

26しかしせんしゃっていたヨシヤはかえそうとはせず、げんしゃエレミヤがかたったしゅことしてかれいっせんまじえることをけつした。27ヨシヤはメギドへいかれたたかった。てきしょうたちはヨシヤおうがけておそいかかった。28おうじゅうしゃかってった。「もはやちからきた。わたしをせんれつからはずせ。」じゅうしゃたちは、そっこくおうせんれつからはずした。29ヨシヤはだいれいしゃみ、エルサレムへかえして、ぜつめいした。かれせんはかほうむられた。30ユダヤのかくで、ひとびとはヨシヤのいたみ、げんしゃエレミヤはヨシヤのためにかなしみのうたつくり、たみどうしゃたちもそのつまたちもともかれいたうたをうたった。このあいとうは、げんざいいたるまでつづき、そのかんしゅうはイスラエルのぞくぜんたいにもおよんでいる。31じょうは、れきだいのユダヤのおうについてかたられたれきしょかれているが、ヨシヤのせきかれえいしゅりっぽうたいするかれかいかれがかつておこなったこと、そしていまわたしがべたことなどはすべて、『イスラエルとユダのおうしょ』にのこされている。

ユダヤのさいおう

32ユダヤのたみは、ヨシヤのエコンヤをむかえ、ちちヨシヤのあとおうとした。ときにかれは二十三さいであった。33かれは三かげつかんユダとエルサレムでくにおさめた。しかしエジプトのおうは、かれがエルサレムでおうとしてとうすることをゆるさず、かれ退たいせまり、34またたみばっきんとしてぎん百タラントン、きん一タラントンをした。35こうしてエジプトのおうは、エコンヤのきょうだいヨヤキムをユダヤとエルサレムのおうとした。36ヨヤキムはゆうりょくしゃたちをとうごくし、ぶんきょうだいザリをエジプトからもどした。

37ヨヤキムは、おうとしてユダヤとエルサレムをとうはじめたとき二十五さいであった。かれしゅまえあくおこなった。38バビロンのおうネブカドネツァルは、かれのもとへのぼり、せいどうくさりでつないでバビロンへいてった。39またそのさいネブカドネツァルは、しゅのためのせいなるさいるいうばい、それをバビロンのぶんしん殿でんおさめた。40ヨヤキムについてのものがたりかれどうとくしんこうについては、『れきだいおうしょ』にのこされている。

41ヨヤキムのヨアキムが、おうとなった。ときに十八さいであった。42かれはエルサレムで三かげつとおくにおさめたが、しゅまえあくおこなった。

43ねんのことである。ネブカドネツァルは、使しゃつかわして、しゅせいなるさいるいともにヨアキムをバビロンへいてこさせ、44ゼデキヤをユダヤとエルサレムのおうとした。ときにかれは二十一さいで、十一ねんかんくにおさめた。45かれしゅまえあくおこない、げんしゃエレミヤをとおしてかたられたしゅことあなどった。46かれしゅによってネブカドネツァルにせんせいしたにもかかわらず、ちかいをやぶり、またそのうなじとこころをかたくなにして、イスラエルのかみしゅおきておかした。47たみさいたちをどうすべきひとびともまたけいほうこうつぎつぎはたらき、エルサレムにあるせいべつされたしゅしん殿でんけがした。それはみんぞくどうとくにもおとらぬしょぎょうだった。48かれらのせんかみは、かれらとしんまいとをこころにかけておられたので、使つかいをおくってかれらをしょうかえらせようとされた。49ところがかれらはそのつど使つかいをあざけり、そしてしゅかたられたそのにもしゅげんしゃたちをあなどった。ついにはしゅも、しんたみしんこうたいいかりをけられ、カルデアじんおうたちをのぼらせてかれらをたれた。50カルデアじんおうたちは、かれらのしん殿でんせいじょしゅうで、つるぎりかざしてわかものたちをころした。そのさいおうたちは、わかもののみならず、むすめや、ろうじんどもたちをもようしゃしなかった。しゅかれらをことごとくカルデアじんおうたちのわたされた。51おうたちは、しゅせいなるだいしょうさいるいしゅのためのたからはこおうしつほうもつなどすべてをうばってバビロンへはこった。

52またかれらはしゅしん殿でんはなち、エルサレムのじょうへきかいし、とうはらい、53そのかがやかしいそうしょくひんいっさいかいし、れきやまとした。さらにまた、のこったものたちをつるぎおどしてバビロンへれんこうした。54かれらはペルシアおうこくしゅつげんするまでバビロンとそのじゅうみんたちにつかえるものとなり、こうしてエレミヤのくちとおしてかたられたしゅことじょうじゅした。55は七十ねんときちるまで、そのぜんかんてたままであんそくたのしむであろう。」

キュロスとアルタクセルクセス

キュロスのこく

2

1ペルシアのおうキュロスのせいだいねん、エレミヤのくちとおしてかたられたしゅことじょうじゅさせるため、2しゅはペルシアおうキュロスのれいこされた。おうおうこくぜんこくし、しょめんをもってつぎのようにげた。

3「ペルシアおうキュロスは、せんげんする。イスラエルのしゅ、いとたかしゅは、わたしをかいおうとし、4ユダヤのエルサレムにしゅのためのいえてよ、とわたしにげられた。5もしあなたたちのなかしゅたみぞくするものがあればそのものともしゅがおられるように。そのものはユダヤのエルサレムへのぼり、イスラエルのしゅいえてよ。しゅはエルサレムにまわれる。6それゆえわたしのおうこくきょじゅうするものみなきんぎんうまちく、それにエルサレムのしゅしん殿でんにこれまでささげられていたまんがんささものえて、このたみえんじょせよ。」

7そこでユダとベニヤミンぞくちょうさいとレビびとたち、さらにはしゅがそのれいこされたものすべては、のぼってってエルサレムにしゅいえてようというよくえた。8まわりのひとびとはそのこころこされて、きんぎんうまちくそれにおおくのよりすぐったまんがんささものをもってかれらをえんじょした。9そしてキュロスおうは、ネブカドネツァルがかつてエルサレムからしてぐうぞうみやおさめておいたしゅせいなるさいるいはこした。10これらのものをはこさせたペルシアおうキュロスは、それをざいかんミトレダトにわたし、11そのものとおして、ユダヤのどうしゃサナバサルにわたした。12そのかずきんぱい千、ぎんぱい千、ぎんこう二十九、きんうつわ三十、ぎんうつわ二千四百十、そのさいるい千である。13わたされたさいるいそうけいは、きんせいぎんせいわせて五千四百六十九であった。14サナバサルは、しゅうかれたものともに、バビロンからエルサレムへそれをかえった。

アルタクセルクセスおうあてのしょかんおうへんしょ

15さて、ペルシアおうアルタクセルクセスのだいになって、サマリアとそのちゅうざいしていたベスレム、ミトレダト、タベリ、レフム、ベエルテエム、しょかんシムシャイとそのどうりょうはユダヤとエルサレムにものたちをうったえて、のようなしょかんおうのもとへおくった。

16しゅなるアルタクセルクセスおうへ。へいしもべぎょうせいかんレフム、しょかんシムシャイをはじめ、ひょうかいいんたち、およびコイレ・シリアとフェニキアのさいばんかんたちより。

17しゅなるおうよ、つぎのことをほうこくもうげます。へいところよりわたしたちのもとへやってたユダヤじんたちが、エルサレムにはいみ、あのはんぎゃくあくみやこさいけんちゃくしゅし、まちひろじょうへきとをしゅうふくし、しん殿でんこうりかかっております。18もしこのみやこさいけんされ、じょうへきかんせいすれば、かれらはみつものおさめるのをやめ、おうたちにはんこうするようになるでしょう。しん殿でんさいけんこうしんこうしておりますが、わたしたちは、こういうたいかんされるべきものでないことを、しゅなるおうしんげんもうげます。また、もしへいがよしとされるならば、へいのもとにございますおうでんらいしょしょをお調しらべくださるよう、おねがもうげます。19そうすればへいは、ろくなかに、ただいまもうげたことがしるされていることをはっけんされるはずであり、このまちはんこうてきおうたちやしゅうへんまちまちくるしめてきたこと、さらに、そこにむユダヤじんたちも、らいはんこうてきでしばしばたたかいをけ、そのためこのまちこうはいしてしまったことがおかりになるはずです。20そこでいまわたしたちは、へいもうげます。しゅなるおうよ、もしこのまちさいけんされ、そのじょうへきしゅうふくされますならば、コイレ・シリアとフェニキアへのへいみちざされるでしょう。」

21このしょかんんだおうは、ろくかんレフム、ベエルテエム、しょかんシムシャイ、およびサマリア、シリア、フェニキアにちゅうざいするこのものたちのどうりょうあてにへんしょおくった。

22「わたしは、あなたたちからのがみんで、じつ調ちょうめいじた。このけっ、そのまちは、らいれきだいおうそむき、23じゅうみんまちじゅうはんらんいくさこし、けんりょくったこくおうどもがエルサレムでコイレ・シリアとフェニキアをはいし、かれらにたいしてみつものきょうようしていたことがはんめいした。24そこでわたしは、ユダヤじんどもがまちさいけんするのをするようめいずる。このめいれいいっさいそむかせてはならない。また、かつておうたちをなやませたあくぎょうかえさせてはならない。」

25アルタクセルクセスおうへんしょげられるとレフム、しょかんシムシャイ、およびそのどうりょうたちは、へいそうしたいったいひきいて、ただちにエルサレムにかい、さいけんこうたっているものたちのぼうがいはじめた。こうして、エルサレムのしん殿でんさいけんこうは、ペルシアおうダレイオスのせいだいねんまでちゅうだんされることになった。

ダレイオス

ダレイオスのえんと三にんえいのかけ

3

1さてダレイオスおうせいだいえんり、はいのすべてのものおうぞくぜんいん、メディアとペルシアのぜんこうかん2インドからエチオピアにいたるまでの百二十七しゅうはいぞくされているたいしゅかんほうそうとくぜんいんまねいた。3かれらはこころくまでいしてさんかいした。ダレイオスおうしんしつ退しりぞいてねむりにき、やがてました。

4そのかんおうしんぺんけいたっていた三にんわかものたがいにった。

5「さあ、このなかなにがいちばんつよいかをひとずつってみよう。ダレイオスおうは、もっとけんめいかいとうをしたものに、きっとこうおくものごうほうをくださるにちがいない。6そのものむらさきころもにまとい、きんさかずきさけみ、おうごんとこねむり、きんづなをつけたせんしゃり、じょうしつぬのつくられたかぶりものくびかざりをつけ、7またそののゆえに、ダレイオスおうとなりすわることをゆるされ、ダレイオスおうしんぞくばれるにちがいない。」

8そこでかれらは、かくそのこたえをいてふうをすると、それをダレイオスおうまくらしたいた。かれらはった。

9「おめになったら、そのきつけはおうわたされ、おうとペルシアの三にんこうかんが、だれのこたえがもっとかしこいかをはんていし、そのないようおうじてそのものほうをくださるであろう。」

10そこでひとは、いちばんつよいものはさけ、といた。11もうひとわかものは、いちばんつよいものはおう、といた。12にんは、いちばんつよいものはおんなたち、しかししんはすべてにまさる、といた。13おうめるときつけがわたされた。おうはそれをむと、14使つかいをつかわして、ペルシアとメディアのこうかんたいしゅかんほうそうとく、およびしっせいかんぜんいんしょうかんした。おうしんもんせきくと、いちどうまえきつけがげられた。15おうった。「わかものたちをれ、ほんにんたちにこのことせつめいさせよ。」かれらはばれてはいってた。16いちどうわかものたちにった。「おまえたちがいたことについてせつめいせよ。」

だい一のわかものせつめい

そこで、さけちからいただい一のものくちをきり、つぎのようにった。

17みなさん、さけこそいちばんつよいものではないでしょうか。さけは、これをむすべてのものせいしんこんらんさせ、18おうであろうとであろうと、れいであろうとゆうじんであろうと、びんぼうひとであろうとかねちであろうと、みなおなせいしんじょうたいおちいらせます。19それはすべてのひとようにし、たのしませ、すべてのかなしみ、すべてのさいわすれさせます。20またそれは、すべてのひとこころおおきくし、あいおうであることもたいしゅであることもわすれさせ、まるでたいとうであるかのようにかたらせます。21また、さけめば、ゆうじんきょうだいたちにたいするゆうじょうわすれ、とつぜんつるぎくことさえあります。22そしていからさめると、なにをしたかはおぼえておりません。23みなさん、さけとはこれほどのちからっているのですから、これこそいちばんつよいものではないでしょうか。」

かれはこうかたると、くちをつぐんだ。

だい二のわかものせつめい

4

1つぎに、おうちからいただい二のものかたはじめた。

2みなさん、だいうみとそのなかのものいっさいはいするにんげんこそ、いちばんつよいとおかんがえにはなりませんか。3しかし、おうさらちからあるおかたです。おうかれらすべてのしゅじんでありくんりんしゃでもあり、かれらはおういっさいめいれいしたがいます。4おうかれらにかってたがいにたたかえとめいじればたたかい、おうかれらをてきのもとへつかわせば、かけてき、やまであれじょうへきであれ、りのとうであれ、それをせいふくいたします。5かれらはころすにつけころされるにつけ、おうめいれいそむくようなことはありません。もししょうしゃとなればなったで、かれらはりゃくだつぶつやそのすべてのものをおうのためにかえります。6いっぽうヘいえきまぬかせんそうにはず、たがやものたちも、たねいてれをするときには、いつもそのしゅうかくぶつおうけんじょういたします。かれらはきそっておうみつものおさめます。7おうしんはただひとですが、おうころせとめいじればへいたちはころし、ゆるしてやれとめいじればゆるします。8おうてとめいじればかれらはちます。はいきょにしてしまえとめいじればはいきょにし、てよとめいじればてます。9おうたおせとめいじればかれらはたおし、えよとめいじればえます。10すべてのたみぐんたいおうしたがいます。さらおうよこになってしょくをとり、さけみ、ねむります。11このかんひとびとおうしんぺんけいし、だれひととしてはなれてぶんのことをすることはゆるされず、おうへのふくじゅうのみがようきゅうされるのです。12みなさん、ひとびとはこのようにおうしたがっているのです。おうこそもっとちからあるおかたではございませんか。」

こうって、かれくちをつぐんだ。

だい三のわかものせつめい

13つぎに、おんなたちとしんいただい三のもの──そのをゼルバベルという──がかたはじめた。

14みなさん、たしかにおうだいであり、にんげんかずおおく、さけちからつよいでしょう。ところで、いったいこれらのもののはいしゃ、これらのもののしゅじんはだれなのでしょうか。それはおんなたちではないでしょうか。15おんなこそがおうとすべてのたみとをんだのです。おううみだいとをはいしています。16しかしかれらはおんなからまれたのです。ぶどうえんひらものたちもおんなやしなそだて、そのおかげさけがとれるのです。17おんなはまた、おとこしょうつくり、おとこのためにえいこうえます。おんなあってのおとこなのです。18おとこは、たとえきんぎん、そのありとあらゆるうつくしいものをかきあつめても、よう姿たんれいひとおんなれば、19それらすべてのものをててかのじょとれ、くちけてつめているまつです。おとこたるものれいがいなく、きんぎん、そのうつくしいものよりもおんなえらびます。20おとこぶんそだげてくれたちちおやきょうとをて、ぶんおんなと一つになります。21おとこおんなにうつつをかし、きょうわすれてしまいます。22じょうのことから、あなたがたもおんなはいされているのだということをっていただかねばなりません。あなたがたはあせみずらしてはたらいておられますが、けっきょくおんなのもとにすべてをってあたえてしまうではありませんか。23おとこは、ぬすみをはたらき、かすめるためにけんり、きょうててうみかわわたります。24くわすこともあれば、またくらやみなかあるくこともあります。だがかれは、かすめたりうばったりりゃくだつしたりしても、いつもあいするおんなのもとへそれをたずさえてきます。25おとこちちははよりもぶんおんなあいします。26おおくのおとこが、おんなのためにせいうしない、またおんなのゆえにれいとなります。27おおくのおとこおんなげんいんで、ほろぼし、つまずき、つみおかしました。28さてみなさんはこれでもわたしのことしんじようとはなさらないのですか。たしかにおうけんだいです。りょうみんみなおうれることをおそれているではありませんか。29しかしわたしは、おうと、かのバルタクかっむすめおうそくしつでもあるアパメひめとをたことがあります。ひめおうみぎし、30おうじょうからおうかんってぶんあたまうえせると、ひだりおうちました。31それでもおうは、くちけてかのじょながめているまつでした。ひめわらいかければ、おうわらい、ひめおうたいしてはらてれば、おうげんなおしてもらおうとへつらっておりました。32みなさん、このようにふるまうことができるおんなこそ、もっとちからあるものではありませんか。」

33そのとき、おうこうかんたちはたがいにかおわせた。いでわかものは、しんについてかたはじめた。

34みなさん、たしかにおんなちからあるものです。しかしだいこうだいてんたかく、たいようてんどうすみやかにめぐって、一にちふたたもとしょもどってます。35これらのもののそうぞうしゃこそしんだいではありませんか。すなわちしんこそはだいであり、すべてにまさってちからあるものです。36ぜんしんびかけ、てんしんさんし、すべてのぞうぶつふるえおののきます。しんともにあればいつわりはまったくありません。37さけいつわりであり、おういつわり、おんなたちもいつわり、にんげんはすべていつわり、かれらのするいっさいごといつわり、これらすべてはいつわりです。そういったもののうちにしんはなく、それらはいつわりのうちにほろんでいくのです。38しかし、しんめつであり、えいきゅうちからづよく、えいえんつづけてはいいたします。39しんへんけんたず、べつもせず、いつわりやあくおこなものたちとはちがって、せいおこないます。そしてひとみなしんわざよろこびます。40しんさばきには、いつわりはまったくありません。ちからはいけんだいさはえいえんしんのものなのです。しんかみはほめたたえられますように。」

41そして、かれくちじた。すると、ぜんいんこえをそろえてった。「しんこそはだいであり、すべてにまさってちからがある」と。

わかものほんとうねが

42そのときおうった。

「おまえきつけにしるさなかったほんとうのぞみをもうてみるがよい。おまえもっとかしこものであることはあきらかだ。はおまえのぞむところのものをあたえよう。またまえは、となりし、しんぞくばれるであろう。」

43そこでわかものおうった。

「どうか、おうとなられたへいがなされたエルサレムさいけんちかいをおもこされ、44キュロスおうがバビロンをたおすとちかったときエルサレムからってかんされたさいるいをすべてエルサレムにおかえしください。キュロスおうはそれらをおくかえすとちかわれました。45ユダヤのがカルデアじんらされたころ、せいじょはイドマヤじんによってはらわれました。そのせいじょさいけんへいはおちかいになったのです。46しゅにしておうであられるへい、これがわたしのせつなるねがいであり、へいかんだいなおはからいをいただきたくぞんじます。どうか、てんおうたすとしんくちをもってちかわれたそのちかいを、たしてくださるようおねがいいたします。」

おうこく

47するとダレイオスおうがってわかものせっぷんし、かれのために、すべてのざいかんほうそうとくかんたいしゅたちにあててしんしょき、エルサレムさいけんにつくわかものとそのどうこうしゃぜんいんたびあんぜんようせいした。48おうはまた、コイレ・シリアとフェニキアにちゅうざいするほうそうとくとレバノンのほうそうとくぜんいんにもしんしょき、レバノンからエルサレムにすぎそうしてこのわかものともみやこさいけんするようにとようせいした。49さらおうは、おうこくりユダヤへのぼってくすべてのユダヤじんゆうしょうするために、ぶんしょいた。

やくにんたいしゅほうそうとくざいかんはだれも、ユダヤじんいえることはゆるされない。50ユダヤじんこんれるいっさいぜいとされる。イドマヤじんげんざいしょゆうしているユダヤじんむらをユダヤじんへんかんする。51ユダヤじんしん殿でんけんちくのため、そのこうかんりょうまで、まいとし二十タラントンきゅうされる。52またユダヤじんは、ていしたがって十七のくすささものさいだんそなえるため、まいとし十タラントンきゅうされる。53またみやこけんせつのためにバビロニアからエルサレムへものたちはぞくさいふくぜんいんゆうあたえられる。」

54おうはまた、けいざいてきえんじょさいれいはいさいけるさいふくきゅうとについてしるした。55レビびとのためには、しん殿でんかんせいしエルサレムがさいけんされるそのまでけいざいてきえんじょあたえられるとしるした。56みやこけいたるものぜんいんのためには、きゅうきんとがあたえられるとしるした。57おうはキュロスがかんしておいたさいるいをすべてバビロンからおくかえすことにした。おうは、キュロスがかくやくしたすべてのことをじっこうして、エルサレムへおくかえすようめいじたのである。

わかものしゅをほめたたえる

58わかもの退たいしゅつすると、かおをエルサレムのほうてんあおいで、てんおうをほめたたえてった。

59しょうはあなたからのもの、えいこうはあなたのもの。わたしはあなたのしもべです。60わたしにさずけてくださったあなたはほむべきかたです。せんたちのしゅよ、わたしはあなたをさんいたします。」

バビロンのきょうだいたちのよろこ

61わかものおうからしんしょさずかって退たいしゅつし、バビロンへおもむくと、どうほうぜんいんほうこくした。6263かれらはぶんたちのせんかみさんした。というのもかみかれらに、エルサレムにかんして、みやこかみかんするしん殿でんさいけんするきょあたえられたからである。そこでかれらは、うたおどりをもってなのかんせいだいいわった。

かんたいへんせい

5

1こののちちょうたちがぞくごとにえらされ、それぞれつまどもたち、だんじょれいちくなどとともにエルサレムへのぼることとなった。2ダレイオスは、かれらをエルサレムにかんさせるまでのえいとして千にんへいどうこうさせ、ひとびとたいふえなどのがったずさえてった。3どうほうものたちはみなとしてすすんでった。ダレイオスがへいどうこうさせたからである。

4これはぞくめいぞくめいおよびしょくめいごとにぶんるいした、エルサレムへのぼってっただんである。5アロンのピネハスのいちぞくであるさいたち、サラヤのヨツァダクのイエシュア、ユダぞくのペレツのいちぞくとダビデのいえのシェアルティエルのゼルバベルのヨアキム。6ヨアキムはペルシアのおうダレイオスのまえで、おうせいだいねんだい一のつき、ニサンのつきあることかたったひとである。

キュロスの

キュロスおうだいかんしたもの

7さて、バビロンのおうネブカドネツァルが、バビロンへじゅうさせたものたちのなかで、さきにしゅうかれてりゅうさきからかんしたユダヤしゅっしんものたちはのとおりであった。8かれらはエルサレムやユダヤのそのの、それぞれのまちもどってった。かれらはぶんたちのぞくちょうゼルバベル、イエシュア、ネヘムヤ、ザラヤ、レサヤ、エネニ、モルドカイ、ベエルサル、アスファラス、ボロリア、ロイム、バアナといっしょにエルサレムへもどったのであった。

9たみかずとそのどうしゃたち。パルオシュのいちぞく二千百七十二にん。サファトのいちぞく四百七十二にん10アラのいちぞく七百五十六にん11パハト・モアブのいちぞくはイエシュアとヨアブのいちぞくからて二千八百十二にん12オラムのいちぞく千二百五十四にん。ザトのいちぞく九百四十五にん。コルベのいちぞく七百五にん。バニのいちぞく六百四十八にん13ベバイのいちぞく六百二十三にん。アスガドのいちぞく三千三百二十二にん14アドニカムのいちぞく六百六十七にん。ビグワイのいちぞく二千六十六にん。アディンのいちぞく四百五十四にん15ヒズキヤのアテルのいちぞく九十二にん。キランとアゼタのいちぞく六十七にん。アズルのいちぞく四百三十二にん16ハニアのいちぞく百一にん。アロムのいちぞく、ベツァイのいちぞくは三百二十三にん。ハリフのいちぞく百十二にん17ベテルスのいちぞく三千五にん。ベトロモンのいちぞく百二十三にん18ネテバのいちぞく五十五にん。エナトのいちぞく百五十八にん。ベタスモンのいちぞく四十二にん19キリヤト・エアリムのいちぞく二十五にん。ケフィラとベエロトのいちぞく七百四十三にん20カディアサイとハミディオイじんは四百二十二にん。キラマとゲバいちぞく六百二十一にん21マカロンいちぞく百二十二にん。ベトリオンいちぞく五十二にん。ニフィスのいちぞく百五十六にん22べつのカラモとオノのいちぞく七百二十五にん。エリコのいちぞく三百四十五にん23セナアのいちぞく三千三百三十にん

24さい。イエシュアのイエドのいちぞく九百七十二にん。イメルのいちぞく千五十二にん25パシェフルのいちぞく千二百四十七にん。ハリムのいちぞく千十七にん

26レビびと。イエシュア、カドミエル、バヌス、ホデヤのいちぞくは七十四にん

27えいしょうしゃ。アサフのいちぞく百四十八にん

28もんえい。シャルムのいちぞく、アテルのいちぞく、タルモンのいちぞく、アクブのいちぞく、ハティタのいちぞく、ショバイのいちぞくそうけいは百三十九にん

29しん殿でん使ようにんは、エサウのいちぞく、ハスファのいちぞく、タバオトのいちぞく、ケロスのいちぞく、スアのいちぞく、ファダヤのいちぞく、レバナのいちぞく、ハンガバのいちぞく30アクドのいちぞく、ウタのいちぞく、ケタブのいちぞく、ハガバのいちぞく、スバイのいちぞく、ハナンのいちぞく、カトアのいちぞく、ゲドルのいちぞく31ヤイルのいちぞく、ダイサンのいちぞく、ノエバのいちぞく、カセバのいちぞく、ガゼラのいちぞく、オジアのいちぞく、フィノエのいちぞく、アサラのいちぞく、バスタイのいちぞく、アスナのいちぞく、マアニのいちぞく、ナフィシのいちぞく、アクフのいちぞく、ハキバのいちぞく、ハスルのいちぞく、ファラキムのいちぞく、バツルトのいちぞく32メヒダのいちぞく、クタのいちぞく、カレアのいちぞく、バルコスのいちぞく、セラルのいちぞく、トモイのいちぞく、ネツィアのいちぞく、ハティファのいちぞく33ソロモンの使ようにんいちぞくは、ハサフィオトのいちぞく、ペリダのいちぞく、エエリのいちぞく、ロゾンのいちぞく、ギデルのいちぞく、サフティのいちぞく34ハティルのいちぞく、ポケレト・サビエのいちぞく、サロティエのいちぞく、マシアのいちぞく、ガスのいちぞく、アドスのいちぞく、スバのいちぞく、アフェラのいちぞく、バロディスのいちぞく、サファトのいちぞく、アモンのいちぞく35しん殿でん使ようにんとソロモンの使ようにんいちぞくそうすうは三百七十二にん

36はテル・メラとテル・ハルシャからエルサレムへのぼってきたもので、かれらのどうしゃはカラアト、アダン、イメルである。37しかしかれらは、ぶんたちがイスラエルのぞくけいぞくすることをしょうめいできなかった。トバンのダランのいちぞく、ネコダンのいちぞく六百五十二にん

38さいけいぞくするものさいしょくようきゅうし、みとめられなかったものは、ホバヤのいちぞく、ハコツのいちぞく、ファルゼラヤのむすめひとアウギアをつまとしたヨドス──かれはファルゼラヤのでもばれた──のいちぞく39けい調しらべたが、つからず、かれらはさいつとめをおこなうことをゆるされなかった。40ネヘムヤとハトタリアスは、けいしんむねてをにまとうだいさいつまではせいにあずからないようにと、かれらにもうわたした。

41十二さいじょうもので、だんじょ使ようにんのぞくイスラエルじんそうけいは四まん二千三百六十にんだんじょ使ようにんは七千三百三十七にんたてごとものうた二百四十五にん42らくだ四百三十五とううま七千三十六とう、らば二百四十五とう、ろば五千五百二十五とうであった。43ちょうなかには、エルサレムのしん殿でんあとにたどりつくと、かくのうりょくおうじて、そのしょしん殿でんさいけんすることをちかい、44こうきんとしてきん千ムナ、ぎん五千ムナ、さいふくちゃくけんのうすることをせいやくしたものもあった。45さいやレビびとおよびたみなかえらばれたものたちはエルサレムとそのこうがいに、えいしょうしゃもんえいおよびイスラエルのすべてのたみぶんたちのむらに、それぞれきょさだめた。

さいだんけんせつささもの

46だい七のつきに、きょういたイスラエルのらはひがしめんしただい一のもんまえひろぜんいんあつまった。47ヨツァダクのイエシュアとそのきょうだいさいたち、およびシェアルティエルのゼルバベルとそのきょうだいたちががって、イスラエルのかみのためにさいだんようした。48かみひとモーセのしょしたがって、くすささものそなえるためだった。49ほうたみもやってて、おなしょさいだんきずいた。ほうたみみな、イスラエルじんたいしててきいだいており、またかれらにたいしてせいりょくしていたのである。イスラエルのひとびとさだめられたこくにいけにえをささげ、あさゆうには、しゅたいしてくすささものをささげた。50かれらはまた、りっぽうていしたがってかりいおさいいわい、そのためにひつようないけにえをまいにちささげた。51またつづいてかれらは、ごとのくすささものあんそくしんげつせいなるしゅくさいじつのいけにえをもささげた。52かみちかいをてたひとたちはみなだい七のつきしんげつのときからかみへのいけにえをそなはじめた。かみせいじょはまだっていなかった。

しん殿でんけんちくじゅんせいじょだい

53かれらはいしだいぎんあたえ、シドンじんとティルスじんしょくりょうものぐるまあたえてレバノンからすぎさせ、ペルシアおうキュロスがあたえたぶんしょしたがい、それをいかだにんでヤッファのみなとはこばせることにした。54かれらがエルサレムしん殿でんあととうちゃくしてからの二ねんだい二のつき、シェアルティエルのゼルバベル、ヨツァダクのイエシュアおよびそのりょうにんきょうだいさいであるレビびと、そしてしゅうからエルサレムへかえってものぜんいんかつどうかいし、55ユダヤとエルサレムにやってて二ねんだい二のつきしんげつに、かみせいじょだいえた。56かれらは二十さいじょうのレビびとしゅへのほうつとめにたらせた。イエシュア、そのむすたちやきょうだいたち、きょうだいカドミエル、イエス・エマダブンのむすたち、イリアドンのユダのむすたち、およびイリアドンのむすたちやきょうだいたち、そしてすべてのレビびとがって、こころを一つにしてこうはじめ、しゅしん殿でんこうのためにちからくした。けんちくしょくにんしゅせいじょけんせつせんねんし、57さいふくちゃくようしたさいがっやラッパをにしてち、アサフのそんのレビびとはシンバルをにしてしゅのためにさんうたをうたい、イスラエルのおうダビデがしたようにしゅをほめたたえた。58かれらはしゅかって、「しゅいつくしみとえいこうぜんイスラエルにえいえんにとどまる」とこえわせて、さんをうたった。59しん殿でんむねげのときには、たみはこぞってラッパをらし、こえをあげてしゅさんした。60さいであるレビびとちょうのうちかつてのしん殿でんたことのあるちょうろうたちは、このけんせつげんさけびをあげ、おおごえいた。61おおぜいひとよろこびのラッパをたからかにらしていたが、62たみごえがあまりにもはげしかったので、ひとびとはラッパのくことができないほどであった。しかしおおぜいものたちがちからづよくラッパのとおくまでひびいた。

きんりんたみもう

63ユダとベニヤミンりょうぞくてきは、それをきつけてこのラッパのなにごとかとていさつにやってた。64かれらはしゅうからかえってひとびとがイスラエルのかみしゅのためにしん殿でんけんせつしているのだとると、65ゼルバベル、イエシュア、およびちょうたちのもとへしかけてってこうった。

「わたしたちもあなたがたのけんちくくわわりましょう。66アッシリアのおうアスバサレトがわたしたちをこのじゅうさせてらい、わたしたちもおなように、あなたがたのしゅしたがい、しゅにいけにえをささげているからです。」

67ゼルバベル、イエシュア、およびイスラエルのちょうたちはかれらにった。

「あなたがたといっしょにわたしたちのかみしゅのためにしん殿でんてることはできない。68わたしたちは、ペルシアのおうキュロスのめいれいしたがって、だれのりずに、イスラエルのしゅのためにしん殿でんてるのだ。」

こうぼうがいいやがらせ

69このんでいたほうたみは、ユダヤにものたちのていさせ、ほうしてこうおくらせ、70ぼうりゃくうったえたり、たみせんどうしたり、さわぎをこしたりなどして、キュロスおうぞんめいちゅうそのこうかんせいさまたげていた。そのけっこうは二ねんかん、ダレイオスのせいまでちゅうだんされたのである。

ダレイオスのせいだいねん

しん殿でんこうさいかいかんしょう

6

1さて、ダレイオスのせいだいねんふたげんしゃハガイとイドのゼカリヤは、ユダヤとエルサレムにむユダヤじんに、イスラエルのかみしゅにおいてことつたえた。2それにこたえてシェアルティエルのゼルバベルとヨツァダクのイエシュアがち、エルサレムのしゅしん殿でんけんちくかいした。しゅげんしゃかれらとともにいてたすけた。3そのとき、シリアとフェニキアのそうとくシシネ、シェタル・ボゼナイとそのどうりょうたちがやってった。

4「だれのめいれいで、おまえたちはこのいえて、このをふき、あれこれげようとしているのか。このいえてているのはだれか。」

5しかし、しゅかんしゃたちをかえりみられたので、ユダヤじんちょうろうたちはめぐみを6ほうこくたいしてダレイオスからのへんとどくまでのあいだは、かれらはこうぞっこうすることができた。

ちょうかんたちのほうこく

7さて、これはシリアとフェニキアのちょうかんシシネと、シェタル・ボゼナイおよびそのどうりょうであるシリアとフェニキアのたちがダレイオスにおくったしょかんうつしである。

「ダレイオスおうへいつつしんであいさついたします。8わたしたちのしゅでありおうでもあられるへいに、ほうこくもうげます。わたしたちがユダヤのきエルサレムのみやこはいりましたところ、かんしたユダヤじんちょうろうたちがエルサレムのみやこで、いしこうもくざい使つかってかべつくり、しゅのためにあたらしいおおきなしん殿でんけんちくしているのをもくげきいたしました。9こうちゃくちゃくしんこうちゅうで、ごとかれらのによってしょうなくすすめられており、かったるしんねんさいしんちゅうとをもってげられつつあります。10そこでわたしたちは、かれらがだれのめいれいでこのしん殿でんけんちくし、えているのかとちょうろうたちにたずねました。11わたしたちはごとたずさわっているどうしゃたちのまえいてへいほうこくしようとかれらをいただし、せきにんしゃたちのいてわたすようにようきゅうしました。12するとかれらは、こうこたえました。

『わたしどもはてんそうぞうされたしゅしもべです。13このしん殿でんは、むかし、イスラエルのだいちからあるおうによっててられ、かんせいされました。14ところが、わたしどものせんてんにおられるイスラエルのしゅたいしてさからってつみおかしたので、しゅかれらをカルデアじんおうであるバビロニアおう、ネブカドネツァルのわたされました。15カルデアじんたちはしん殿でんかいしてをかけ、たみをバビロンへったのです。16バビロニアいったいはいにおさめたキュロスおうはそのせいだいねんに、このしん殿でんさいけんするようこくされました。17またキュロスおうは、ネブカドネツァルがエルサレムのしん殿でんしてバビロンにあるぶんしん殿でんおさめたきんぎんせいなるさいるいふたたびそこからはこして、ゼルバベルとちょうかんサナバサルにわたされました。18おうちょうかんに、これらのさいるいすべてをエルサレムのしん殿でんはこんでおさめるよう、また、しゅしん殿でんをもとのしょてるようされました。19そこでこのサナバサルがやってて、エルサレムのしゅしん殿でんえたのです。そのときらいこんにちまでけんちくぎょうつづいておりますが、かんせいにはいたっておりません。』

20へい、もしひつようとおおもいでしたら、しゅにしておうであられるへいの、バビロンにあるおうきゅうろくかんじょをお調しらべください。21エルサレムにあるしゅしん殿でんけんちくがキュロスおうさいてなされたものであることがはんめいし、またわたしたちのしゅにしておうであられるへいがよしとされますならば、ほんけんについてそのむねへんくださるようおねがいいたします。」

おうによる調ちょうへん

22さて、ダレイオスおうがバビロンにあるおうきゅうろくかんじょでの調ちょうめいじたところ、メディアしゅうのエクバタナのようさいで、つぎのようにしるされた一かんまきものはっけんされた。

23「キュロスのせいだいねん。キュロスおうはエルサレムのしゅしん殿でんけんちくすることをめいじた。そこは、えることのないによって、ひとびとがいけにえをささげるしょである。24そのたかさを六十ペキス、はばを六十ペキスとし、三そういし、一そうはそのあたらしいもくざい使ようし、こうはキュロスおうきゅうていからはらわれる。25また、ネブカドネツァルがエルサレムのしん殿でんからしてバビロンへはこんだしゅしん殿でんせいなるさいるい、すなわちきんぎんさいるいは、それがかつておさめられていたエルサレムのしん殿でんへんきゃくされ、そこにかれる。」

26そこでダレイオスおうは、シリアとフェニキアのちょうかんシシネと、シェタル・ボゼナイおよびそのどうりょうでシリアとフェニキアのにんめいされているものたちにたいして、そのしょらないようした。また、ユダヤのちょうかんしゅしもべであるゼルバベルとユダヤじんちょうろうたちがしゅしん殿でんもとしょさいけんできるようにはいりょせよとした。

27「わたしは、けんちくかんりょうしゅのためのしん殿でんかんせいするまで、ユダヤへのかんしゃすようめいじる。28このものたちがしゅささげるいけにえ、すなわちうしひつじひつじ調ちょうたつできるようコイレ・シリアとフェニキアからのみつものいちを、ちょうかんゼルバベルをかいしてちがいなくきゅうすること、29また、むぎしおさけあぶらなど、エルサレムのさいたちがつとめにひつようとするぶんを、まいとしやすことのないよう、なにわずに、きゅうすることをめいじた。30これらのしょは、おうとそのしんのため、いとたかかみにぶどうしゅささものそなえられ、ちょう寿じゅねがいのりがささげられるためである。」

31そして、おうめいじた。「じょうべたことおよびしるしたことの、たとえ一こうでもこれにはんし、これをけいするものは、いえはりかれ、そのはりにつるされたうえ、ざいさんおうしつのものとなる。32エルサレムのしゅしん殿でんたいしてしてぼうがいしたり、あくはたらいたりするおうみんぞくを、かのでそのもとめられているしゅが、ことごとくほろぼされるように。33じょうのことがさいしんちゅうをもってじっされるように、わたしダレイオスおうがここにちょくれいはっする。」

しん殿でんこうかんせい

7

1コイレ・シリアとフェニキアのちょうかんシシネと、シェタル・ボゼナイおよびそのどうりょうたちは、ダレイオスのくだしたもろもろのしたがって、2ユダヤじんちょうろうたちやしん殿でんかんしゃたちをたすけ、ちゅうぶかしん殿でんこうかんとくたった。3ふたげんしゃハガイとゼカリヤのげんはげまされて、しん殿でんこうじゅん調ちょうすすんだ。4こうは、イスラエルのかみしゅめいれいと、れきだいのペルシアのおうキュロス、ダレイオス、アルタクセルクセスのにんのもとに、ペルシアおうダレイオスのだいねんかんせいした。5せいなるしん殿でんかんせいしたのは、ダレイオスおうだいねん、アダルのつきの二十三にちであった。

しん殿でんほうけん

6イスラエルのらは、さいもレビびともそのしゅうからかえってものたちもみな、モーセのしょしたがってことはこんだ。7かれらはしゅしん殿でんほうけんのために、うしとうひつじ二百ぴきひつじ四百ぴきささげ、8ぜんイスラエルのつみあがないのために、イスラエルの十二ぞくちょうかずおなじ十二ひきおすそなえた。9さいふくけたさいたちとレびとたちは、モーセのしょしたがって、かくぞくごとにイスラエルのかみしゅのためのさいおこなった。もんえいたちもそれぞれのもんまもった。

10さいとレビびときよめをおこなっただい一のつきの十四に、しゅうからかえったイスラエルのらはすぎこしさいいわった。11しゅうからのかんしゃぜんいんきよめをおこなったわけではなかった。しかし、レビびとたちはぜんいんきよめをおこない、12きょうだいさいたちやぶんたちをはじめ、しゅうからかえったものたちぜんいんのためにすぎこしのいけにえをほふった。13イスラエルのらのかんしゃたちは、だれひとこのみんぞくぐうぞうちかづくことなく、ぜんいんしゅもとめて、すぎこししょくをとった。14かれらはまた、しゅまえよろこびつつ、じょこうさいなのかんいわった。15しゅが、イスラエルのらにたいするアッシリアおうもちあらためさせ、イスラエルのかみしゅのためのこうえんさせられたからである。

エズラ

エズラのとうじょう

8

1さて、これらのごとのち、ペルシアおうアルタクセルクセスのせいちゅうにエズラがとうじょうする。エズラのちちはセラヤ、はアザルヤ、さらにヒルキヤ、サレム、2ツァドク、アヒトブ、アマルヤ、エジア、マレロト、ゼラフヤ、サウヤ、ボカ、アビシュア、ピネハス、エルアザル、そしてさいしょさいアロンとさかのぼる。3このエズラは、イスラエルのかみからさずけられたモーセのりっぽうせいつうしたしょかんとして、バビロンからエルサレムへのぼってた。4おうはエズラにえいあたえ、かれのぞむすべてのことにたいしてこうてきであった。5エルサレムへのどうこうしゃなかにはイスラエルのら、さいたち、レビびとたち、えいしょうしゃもんえいたちのほかにしん殿でん使ようにんたちもふくまれていた。6それはアルタクセルクセスのせいだいねんだい五のつき──アルタクセルクセスにとってはおうになって七ねんである──のことであった。かれらは、だい一のつきしんげつにバビロンをしゅっぱつし、しゅかれらにおあたえになったあんぜんみちをたどって、だい五のつきしんげつにエルサレムにとうちゃくした。7がくしきゆたかなエズラは、しゅりっぽうおきてを一こうたりともおろそかにせず、ぜんイスラエルにさだめとさばきのいっさいおしえた。

アルタクセルクセスのちょくれい

8アルタクセルクセスおうからさいでありしゅりっぽうろうどくしゃであるエズラのもとにちょくしょとどいた。そのうつしはのとおりである。

9「アルタクセルクセスおうより、さいにしてしゅりっぽうろうどくしゃであるエズラにあいさつおくる。10わたしはこうをもってめいじる。ユダヤみんぞくさい、レビびとおよびわたしのおうこくないにいるもののうちでかんがあり、そうけっしんしたものはだれでも、あなたとともにエルサレムにたびつように。11そこであなたは、わたしとわたしのもんかんである七にんゆうじんたちのけっていしたがい、かんねがっているものたちとともすみやかにしゅっぱつし、12ユダヤとエルサレムのじつじょうしゅりっぽうしるされているとおりかどうか調しらべてみるがよい。13あなたたちは、わたしとわたしのゆうじんたちがやくそくしたイスラエルのしゅのためにささげるおくもののほか、あなたたちがバビロニアのきんぎん、またあなたたちのどうほうがエルサレムにあるかれらのしゅしん殿でんけんのうしようとするものすべてをしゅのためにエルサレムにってくがよい。14きんぎんあつめてうしひつじそののいけにえを調ちょうたつして、15しゅのもとにたずさえ、エルサレムにあるしゅさいだんうえささげるがよい。16あなたがきょうだいたちととものぞむことは、それがきんぎんまかなえるものならば、あなたがしんじるかみむねしたがってたすがよい。17しゅのためのせいなるさいるいは、エルサレムにあるあなたのかみしん殿でんもちいるようあなたにわたされる。あなたはエルサレムにおいて、かみまえあんするがよい。またこれがいにも、あなたのかみしん殿でん使ようするためにひつようとするものは、18こっからはらわれる。19わたしアルタクセルクセスおうは、シリアとフェニキアのざいかんたちに、さいにしてこうかみりっぽうろうどくしゃエズラが使しゃつかわしたとき、ぎんならば百タラントンまで、20むぎならば百コル、さけならば百たる、またしおならばりょうのものをおこたりなくあたえるようする。21かみりっぽうしょしたがっておこなうことはすべて、こうかみのためにさいしんちゅうはらっておこなえ。おうとそのそんくにうえかみいかりがのぞまないためである。22わたしはあなたたちにせんげんする。わたしはさい、レビびとえいしょうしゃもんえいしん殿でん使ようにんおよびこのしん殿でんはたらもののいずれからも、いかなるぜいも、またそののいかなるみつものをもようきゅうせず、なんぴともこれらのものぜいするけんげんたない。23エズラよ、あなたはかみしたがって、シリアとフェニキアぜんむ、あなたのかみりっぽうこころているものすべてをさばさいばんかんはんにんめいするがよい。そしてりっぽうらないものにはそれをおしえるがよい。24あなたのかみりっぽうとわたしのおうこくほうはんするものれいがいなく、けいばっきんけいもしくはついほうけいばつけるであろう。」

かんしゃこと

25「ああほむべきかな、ただしゅこそは。しゅはエルサレムにあるぶんしん殿でんえいこうかがやかされるために、おうこころにこのようなおもいをこされた。26しゅは、おうおうもんかんおうのすべてのゆうじんこうかんたちのまえで、わたしにめいあたえられた。27わたしは、わたしのかみしゅたすけによりはげまされ、わたしとともかんするものをイスラエルのうちからあつめた。」

どうこうこくしゃ

28は、アルタクセルクセスおうせいちゅうに、せんごとにまたはくみべつに、わたしとともにバビロンからエルサレムへのぼったちょうたちである。29ピネハスのいちぞくのゲルショム。イタマルのいちぞくのガメル。ダビデのいちぞくのシェカンヤのハトシュ。30パルオシュのいちぞくのゼカルヤ。かれとうろくされた百五十にんおとこひきいた。31パハト・モアブのいちぞくのゼラフヤのエリアオニア。かれは二百にんおとこひきいた。32ザトエスのいちぞくのヤハジエルのシェカンヤ。かれは三百にんおとこひきいた。アディンのいちぞくのヨナタンのベン。かれは二百五十にんおとこひきいた。33エラムのいちぞくのゴトリアのエシア。かれは七十にんおとこひきいた。34シェファトヤのいちぞくからはミカエルのザラヤ、およびかれともこくした七十にんおとこ35ヨアブのいちぞくからはイエゼルのオバドヤおよびかれともこくした二百十二にんおとこ36バニアのいちぞくからはヨシフヤのシェロミト、およびかれともこくした百六十にんおとこ37ベバイのいちぞくからはベバイのゼカルヤ、およびかれともこくした二十八にんおとこ38アスガトのいちぞくからはハカタンのヨハナン、およびかれともこくした百十にんおとこ39さいのアドニカムのいちぞくからは、エリフェレト、エウエル、シェマヤとばれるもの、およびかれらとともこくした七十にんおとこ40バゴのいちぞくからはイスタルクルのウタイ、およびかれともこくした七十にんおとこ。」

しん殿でんほうしゃしょうしゅう

41「わたしはかれらをテラとばれるかわのほとりにあつめると、そこにみっかん宿しゅくえいして、かれらを調しらべた。42するとそのなかには、さいぞくものもレビぞくものひととしていないことがはんめいした。43わたしはどうてきにあり、すぐれたエレアザル、イドエル、マアスマン、エルナタン、シェマヤ、ヨリブ、ナタン、エナタン、ゼカルヤ、メシュラムのもとへ使しゃおくり、44おうしつざいたんとうかんアダイのもとへおもむくようかれらにようせいした。45そして、わたしたちのしゅのためにしん殿でんさいしょくたしてくれるものたちをわたしたちのもとへけんしてくれるよう、アダイとそのきょうだいたち、およびおうしつざいたんとうやくにんたちとこうしょうすることをかれらにめいじた。

46すると使しゃは、しゅちからづよにより、イスラエルのレビのマフリのそんなかからすぐれたおとこたちをれてた。すなわちアセベビアとかれむすたちおよびきょうだいたち十八にん47カヌナイのいちぞくであるハシャブヤ、アヌン、きょうだいオサヤおよびかれらのむすたち二十にん48またダビデやどうしゃたちがレビびとほうのためにかつてにんめいしたしん殿でん使ようにんなかから二百二十にんだんである。これらのものたちぜんいんめいとうろくされた。」

たびあんぜんがん

49「わたしはそので、わかものたちがしゅまえだんじきし、50わたしたちとどうこうするどもたちおよびちくあんぜんたびしゅねがうよう、かれらにもとめた。51というのもわたしはこのうえどうちゅうあんぜんのためにえいするへいへいおうようせいすることがはばかられた。52わたしたちはすでおうたいしてこうっていたからである。『しゅちからは、しゅもとめるひとともにあって、つねただしいほうみちびかれる』と。53そしてわたしたちはふたたび、たびあんぜんについてしゅねがい、しゅあわれみをた。」

さいるいとそのはこ

54「わたしはさいけいちょうたちのなかから十二にんえらび、シェレブヤ、ハサミアおよびふたきょうだいたちのなかから十にんだんえらんで、55おうとそのもんかんこうかんたち、およびぜんイスラエルがしたきんぎん、またわたしたちのしゅしん殿でんせいなるさいるいじゅうりょうはかり、56また、ぎん六百五十タラントン、ぎんさいるい百タラントン、きんさいるい百タラントン、きんさら二十まいきんのようにさんぜんかがやりょうしつせいどう十二をはかってかれらにわたした。57そしてわたしはかれらにった。

『あなたがたはしゅのためにせいべつされている。これらのさいるいもまたせいなるものである。これらのきんぎんしゅ、わたしたちのせんしゅささげられるものである。58あなたがたはこれを、さいとレビびとちょう、およびエルサレムにいるイスラエルのかくぞくちょうしゅしん殿でんさいしつわたすので、これらをこころしてまもらなければならない。』

59こうしてさいとレビびとは、きんぎん、およびほんらいエルサレムにあるべきさいるいしゅしん殿でんはこぶこととなった。」

エルサレムへのかん

60だい一のつきの十二にちにテラがわのほとりをしゅっぱつしたわたしたちは、しゅあたえてくださったちからづよたすけにより、エルサレムにはいることができた。しゅどうちゅう、すべてのてきからわたしたちをまもられたので、エルサレムにはいることができたのである。61みっのちきんぎんはかなおされ、しゅしん殿でんでウリヤのさいのメレモトにわたされた。62けいりょうさい、ピネハスのエルアザルがい、またふたのレビびとイエシュアのヨサブドとサバンのモエトもどうせきした。かずおもさとが調しらべられ、そうじゅうりょうがそのろくされた。63このときのしゅうからかえったものたちはイスラエルのかみしゅのためにいけにえをささげた。それはぜんイスラエルのためのいけにえとしてうし十二とうひつじ九十六ぴきひつじ七十二ひきかいささもののための十二ひきだった。64かれらはまたおうちょくしょおうざいかんとコイレ・シリアとフェニキアのりょうちょうかんわたした。かれらは、このみんぞくと、しゅしん殿でんえいこうをたたえた。」

ほうこうはっかく

65「さて、これらのことをなしえたとき、どうしゃたちがわたしのもとへやってった。

66『イスラエルのたみかしらたちやさい、およびレビびとまで、みんぞくであるカナンじん、ヘトじん、ペレツじん、エブスじん、モアブじん、エジプトじん、イドマヤじんじょうをいとわず、いっしょらしております。67かれらとそのむすたちはみんぞくむすめたちとらし、そのけっせいなるしゅみんぞくなかじりみました。どうしゃこうかんたちも、はじめからこのほうこうにあずかっておりました。』

68これをいたわたしは、そくふくさいふくとをき、とうはつとひげとをかきむしり、なげきといきどおりにたされてした。69するとイスラエルのしゅことはげしくうごかされたものたちがつぎつぎとわたしのもとへあつまってたが、わたしはこのほうこうなげき、ゆうがたのいけにえをささげるときまでいきどおってしたままだった。」

ざんげとたんがん

70だんじきしていたわたしはこし、みずかいたふくさいふくとをけたままひざまずき、りょうしゅべてった。

71しゅよ、わたしはっております。わたしはあなたのまえふかじております。72わたしたちがおかしたつみはわたしたちのあたまたかさをえてかさなり、ゆえにおかしたつみてんにまでたっします。73せんだいからこんにちいたるまでわたしたちはおおきなつみのうちにあります。74わたしたちとせんつみのために、わたしたちは、きょうだいおうさいともしょおうわたされ、つるぎしゅうりゃくだつにゆだねられじょくちてこんにちいたっております。75ところがしゅよ、いまあなたはおおきなあわれみをかけてくださり、あなたのせいなるに一つのと一つのをわたしたちのためにのこしてくださいました。76またあなたは、しゅしん殿でんでは、おおいをはずしてひかりあたえ、またれいであったときにはしょくもつをおあたえくださいました。わたしたちがれいであったときですら、しゅはわたしたちをおてにならず、77ペルシアのおうまえでわたしたちにいつくしみをしめし、しょくもつあたえてくださったのです。78またしゅはわたしたちのしん殿でんえいこうかがやかされ、てたシオンをさいこうし、ユダヤとエルサレムにおけるかったるをおあたえになりました。79これほどめぐまれたわたしたちです。しゅよ、これじょうなにもとめることができましょう。わたしたちは、あなたがしもべであるげんしゃたちをかいしてあたえてくださったいましめをやぶったのです。あなたはこうげられました。

80「おまえたちがこれからってしょゆうするは、みんぞくたちにけがされている。かれらはそこをぶんたちのけがれでたしている。81それゆえ、おまえたちは、むすかれらのむすめいっしょにさせてはならない。またおまえたちのむすめかれらのむすあたえてもならない。82まえたちはこんかれらとしたしくしてはならない。おまえたちがつよみんぞくとなってものべ、おまえたちのそんだいだいそののこすためである。」

83こんかいしょうまったく、わたしたちのじゃあくおこないとわたしたちのおおきなつみのせいです。しゅよ、あなたはわたしたちのつみかるくしてくださり、84これほどりっをわたしたちにあたえてくださいました。それにもかかわらず、わたしたちはふたたあくもどり、みんぞくたちのけがれにまって、あなたのりっぽうやぶりました。85ですから、あなたはわたしたちにたいしてげきされ、わたしたちをも、たねも、のこらぬほどにほろぼそうとされてとうぜんです。86イスラエルのしゅよ、あなたはしんじつかたです。わたしたちをこんにちまでとしてのこしてくださったからです。87らんください。わたしたちは、りっぽうそむいたものとしてあなたのまえにおります。このようなじょうたいでだれもまえつことはできません。』」

エルサレムのしゅうかい

たみつみこくはくはんせい

88エズラがしん殿でんまえにひれして、つみこくはくし、していると、エルサレムから、おとこおんなわかものたちがれをして、エズラのもとにあつまってた。いちどうたんこえはげしかった。89そして、イスラエルのそんであるエヒエルのエコニアがこえをあげてエズラにった。

「わたしたちはしゅたいしてつみおかし、みんぞくおんなたちとらしてきました。しかしいま、イスラエルにはぼうがあります。90このことについてわたしたちはしゅちかいをてるべきです。『あなたと、しゅりっぽうじゅうじゅんであるものとのかんこくしたがって、みんぞくおんなぜんいんをそのどもともついほうする』と。91さあ、すぐにじっこうしてください。これはあなたのごとです。わたしたちもつだいます。」

92そこでエズラはがり、ぜんイスラエルのさいとレビびとぞくどうしゃたちにこれをじっこうすることをちかわせた。かれらはちかった。

9

1エズラはがって、しん殿でんなかにわからエルヤシブのヨハナンのさいしつおもむき、2そこで一かした。かれは、たみおかしたおおきなつみなげいて、いんしょくった。3そして、しゅうからかえってものたちぜんいんたいし、エルサレムにしゅうごうするようにとのこくが、ユダヤぜんとエルサレムにはっせられた。4たみどうしゃであるちょうろうたちのけっていしたがって、ふつないしはみっないしゅっとうしないものたちは、そのちくしん殿でんぼっしゅうされ、とうにんしゅうからかえってひとびとなかからはずされることになった。

5ユダぞくとベニヤミンぞくしゅっしんものぜんいんみっないに、すなわち、だい九のつきまでにエルサレムにしゅうごうした。6いちどうは、ふゆれっぷうふるえながらしん殿でんひろこしろした。7エズラはがってかれらにった。「おまえたちはりっぽうやぶって、みんぞくおんなどもとけっこんし、イスラエルにたいしてつみくわえた。8まえたちはおかしたつみいまこくはくし、せんかみであるしゅえいこうかがやかせよ。9まえたちはしゅむねおこない、きょうから、またみんぞくおんなたちからとおざかれ。」10これにたいしていちどうは、こえをあげてった。「あなたのわれるとおりにいたします。11ただ、ひとびとかずおおく、ふゆのさなかにこうしておくがいっていることはできません。それに、一にちふつでできることでもありません。おおぜいものがこのつみおかしているからです。12どうしゃたちはここにのこし、わたしたちのなかみんぞくおんなつまとしているものぜんいんめてしゅっとうさせるようにしてください。13またこのつみたいするしゅいかりがけるよう、それぞれのちょうろうさいばんかんをもしゅっとうさせてください。」14このもんだいは、アザエルのヨナタンとトカンのヤフゼヤにゆだねられ、メシュラム、レビ、および、シャベタイがかれふたきょうりょくすることになった。15そしてしゅうからかえってものたちはこれをじっこううつした。16さいエズラはぞくどうしゃひとひとしてえらび、かれらはだい十のつきしんげつじつ調ちょうのためにあつまった。17こうして、みんぞくおんなたちといっしょになっているものたちのもんだいは、だい一のつきしんげつまでにはかいけつをみた。

18ところで、さいなかみんぞくおんなをめとったものあつめられたが、それはつぎのとおりである。19ヨツァダクのイエシュアのむすたちおよびそのきょうだいたちのなかのマアセヤ、エレアザル、ヨリブ、ヨダン、20──かれらは、つますことをちかい、ぶんたちのによるつみあがないとしてひつじささげた──21イメルのむすたちのなかのハナニア、ゼバドヤ、マネ、シェマヤ、エレエル、アザリア、22パシュフルのむすたちのなかのエリオナイ、マアセヤ、イシュマエル、ネタンエル、オキデル、サルタ。23またレビびとなかではヨザバド、シムイ、コリ、すなわちケリタ、パタフヤ、ユダ、ヨハナ、24えいしょうしゃなかではエルヤシブ、バクル、25もんえいなかではシャルム、トルバネ。26イスラエルぞくかんしては、パルオシュのそんなかでは、エルマ、イジヤ、マルキヤ、ミヤミン、エルアザル、ハシビア、ベナヤ、27エラムのそんなかでは、マタンヤ、ゼカルヤ、エズリエル、アブディ、エレモト、エリヤ、28ザモトのそんなかでは、エリアダ、エリアシム、オトニア、エレモト、サバト、ゼルダヤ、29ベバイのそんなかでは、ヨハナン、ハナンヤ、ザブド、エマティ、30マニのそんなかでは、オラム、マルク、エダイ、ヤシュブ、アサエル、エレモト、31アディのそんなかでは、ナアト、マアセヤ、ラクン、ナイド、マタンヤ、セステル、バルヌ、メナシェ、32ハナンのそんなかでは、エリオナ、アサヤ、マルキヤ、サバヤ、シムオン、コサマイ、33ハシュムのそんなかでは、マルタナイ、マタティア、サバダイ、エリフェレト、メナシェ、シムイ、34バアニのそんなかでは、エレミア、マアダイ、マエル、ユエル、マムダイ、ペディア、アノス、カラバシオン、エルヤシブ、マムニタナイム、エリアシス、バヌス、エリアリス、シムイ、シェレムヤ、ナタニア、エゾラのそんなかでは、シャシャイ、エズリル、アザエル、サマト、ザムブリ、ヨセフ、35ノオマのそんなかでは、マジティア、ザバダヤ、エダイ、ユエル、ベナヤである。36じょうものぜんいんみんぞくおんなけっこんしていた。かれらはおんなたちをどもたちとともした。

りっぽうろうどく

37さいや、レビびと、およびイスラエルのいちひとびとはエルサレムとそのほうんでいた。──イスラエルのらはかれらだけのきょうどうたいつくっていたが──だい七のつきしんげつには、38ぜんいんうちそろって、しん殿でんひがしもんひろあつまった。39かれらは、だいさいでありりっぽうろうどくしゃであるエズラにたいして、イスラエルのかみしゅさずけられたモーセのりっぽうまきものってるようにとねがった。40だいさいエズラは、だい七のつきしんげつに、だんじょかいしゅうおよびさいぜんいんかってろうどくするためにりっぽうまきものってた。41エズラはしん殿でんもんまえひろで、だんじょまえにしてけよりしょうまでろうどくし、いちどうねっしんにこのりっぽうみみかたむけた。42そのとき、さいでありりっぽうろうどくしゃであるエズラは、ようされたもくせいだいうえった。43そのかたわら、すなわちみぎがわにはマティトヤ、シェマ、ハナニア、アザリア、ウリヤ、ヘゼキア、バアルサムが、44ひだりがわにはペダヤ、ミシャエル、マルキヤ、ロタスブ、ナバリア、ゼカルヤがった。45エズラは──すべてのものとどさいぜんれつめていたが──ひとびとまえりっぽうまきものし、46それをひらくと、ぜんいんりつした。エズラはいとたかかみぜんのうであるばんぐんかみしゅさんした。47するといちどうは「アーメン」とこたえ、りょううえべ、にひれしてかみれいはいした。48いで、レビびとのイエシュア、アニウス、シェレブヤ、ヤディン、ヤクブ、シャベタイ、ハウタヤ、マイアナ、ケリタ、アザルヤ、ヨザバド、ハナニア、ペラヤがしゅりっぽうかいせつした。すなわちかれらは、ひとびとかってしゅりっぽうみながら、それをひとびとこころけていった。49ハタラテスはだいさいでありろうどくしゃであるエズラと、ひとびとりっぽうかいせつしているレビびとひとひとかってった。50きょしゅささげられたせいなるである。」──すべてのものりっぽうきながらなみだながした──51「あなたがたは、これからってあぶらべ、あまいぶどうしゅみ、まずしいものたちにもけてやりなさい。52きょしゅささげられたせいなるである。かなしんではいけない。しゅがあなたがたにえいこうあらわされたからだ。」53レビびともすべてのひとびとかってった。「きょせいなるである。かなしんではいけない。」54そこでかれらはぜんいんき、べたりんだりしてようときごし、またまずしいものたちにもほどこしをしてかれらをおおいにたのしませた。55かれらはかたられたことなっとくしたのである。そしてかれらはふたたしゅうごうした。………

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