聖書 新共同訳 旧約聖書

日本聖書協会

エ レ ミ ヤ しょ

1

1エレミヤのことかれはベニヤミンののアナトトのさいヒルキヤのであった。2しゅことかれのぞんだのは、ユダのおう、アモンのヨシヤのだい、そのせいだい十三ねんのことであり、3さらにユダのおう、ヨシヤのヨヤキムのだいにものぞみ、ユダのおう、ヨシヤのゼデキヤのせいだい十一ねんわり、すなわち、そのとしの五がつに、エルサレムのじゅうみんしゅうとなるまでつづいた。

エレミヤのしょうめい

4しゅことがわたしにのぞんだ。

5「わたしはあなたをははたいないつくまえから

あなたをっていた。

ははたいからまれるまえ

わたしはあなたをせいべつ

しょこくみんげんしゃとしててた。」

6わたしはった。

「ああ、わがしゅなるかみ

わたしはかたことりません。

わたしはわかものにすぎませんから。」

7しかし、しゅはわたしにわれた。

わかものにすぎないとってはならない。

わたしがあなたを、だれのところへ

つかわそうとも、って

わたしがめいじることをすべてかたれ。

8かれらをおそれるな。

わたしがあなたとともにいて

かならすくす」としゅわれた。

9しゅばして、わたしのくち

しゅはわたしにわれた。

よ、わたしはあなたのくち

わたしのことさずける。

10よ、きょ、あなたに

しょこくみんしょおうこくたいするけんをゆだねる。

き、こわし、ほろぼし、かい

あるいはて、えるために。」

11しゅことがわたしにのぞんだ。

「エレミヤよ、なにえるか。」

わたしはこたえた。

「アーモンド(シャーケード)のえだえます。」

12しゅはわたしにわれた。

「あなたのるとおりだ。

わたしは、わたしのことげようと

っている(ショーケード)。」

13しゅことふたたびわたしにのぞんでわれた。

なにえるか。」

わたしはこたえた。

えたぎるなべえます。

きたからこちらへかたむいています。」

14しゅはわたしにわれた。

きたからわざわいがおそいかかる

このものすべてに。

15きたのすべてのたみとすべてのくに

わたしはいまびかける、としゅわれる。

かれらはやってて、エルサレムのもんまえ

みやこをとりまくじょうへき

ユダのすべてのまちかって

それぞれおうえる。

16わたしは、わがたみはなはだしいあくたいして

さばきをげる。

かれらはわたしをて、かみがみこうをたき

つくったもののまえにひれした。

17あなたはこしおび

って、かれらにかた

わたしがめいじることをすべて。

かれらのまえにおののくな

わたししんがあなたを

かれらのまえでおののかせることがないように。

18わたしはきょ、あなたをこのくにぜんけて

けんまちとし、てつはしらせいどうじょうへきとして

ユダのおうやそのこうかんたち

そのさいくにたみかわせる。

19かれらはあなたにたたかいをいどむが

つことはできない。

わたしがあなたとともにいて、すくすと

しゅわれた。

2

イスラエルのつみ

1しゅことがわたしにのぞんだ。

2って、エルサレムのひとびとびかけ

みみかたむけさせよ。

しゅはこうわれる。

わたしは、あなたのわかいときのごころ

はなよめのときのあい

たねかれぬでのじゅうじゅんおもこす。

3イスラエルはしゅにささげられたもの

しゅうかくはつであった。

それをべるものはみなばっせられ

わざわいをこうむった、としゅわれる。

4ヤコブのいえ

イスラエルのいえのすべてのぞく

しゅことけ。

5しゅはこうわれる。

まえたちのせん

わたしにどんなおちどがあったので

とおはなれてったのか。

かれらはむなしいもののあと

むなしいものとなってしまった。

6かれらはたずねもしなかった。

しゅはどこにおられるのか

わたしたちをエジプトのからのぼらせ

あのこうこうりょうとした、あなだらけの

かわききった、あんこく

だれひとりそこをとおらず

ひとまないみちびかれたかたは」と。

7わたしは、おまえたちをみのゆたかなみちび

あじくだものべさせた。

ところが、おまえたちはわたしのはいると

そこをけが

わたしがあたえたまわしいものにえた。

8さいたちもたずねなかった。

しゅはどこにおられるのか」と。

りっぽうおしえるひとたちはわたしをかいせず

どうしゃたちはわたしにそむ

げんしゃたちはバアルによってげん

たすけにならぬもののあとった。

9それゆえ、わたしはおまえたちを

あらためてこくはつ

また、おまえたちのそんあらそうと

しゅわれる。

10キティムのしまじまわたって、たず

ケダルにひとおくって、よく調しらべさせ

たして、こんなことがあったかどうかたしかめよ。

11いったい、どこのくに

かみがみえたことがあろうか

しかも、かみでないものと。

ところが、わがたみはおのがえいこう

たすけにならぬものとえた。

12てんよ、おどろけ、このことを

おおいに、ふるえおののけ、としゅわれる。

13まことに、わがたみは二つのあくおこなった。

けるみずみなもとであるわたしをてて

ようみずめをった。

みずをためることのできない

こわれたみずめを。

14イスラエルはれいなのか

いえまれたしもべであろうか。

それなのに、どうしてらわれのになったのか。

15わかかれかってほえ

うなりごえをあげた。

かれとされ

まちまちはらわれて

ひともなくなった。

16メンフィスとタフパンヘスのひとびと

あなたのあたまをそりげる。

17あなたのかみなるしゅが、たびみちびかれたとき

あなたがしゅてたので

このことがあなたのおよんだのではないか。

18それなのに、いまあなたはエジプトへって

ナイルのみずもうとする。

それは、いったいどうしてか。

また、アッシリアへって

ユーフラテスのみずもうとする。

それは、いったいどうしてか。

19あなたのおかしたあくが、あなたをらしめ

あなたのはいしんが、あなたをめている。

あなたが、わたしをおそれず

あなたのかみであるしゅてたことが

いかにわるく、にがいことであるかを

あじわいるがよいと

ばんぐんしゅなるかみわれる。

20あなたはひさしいむかしくびき

づなって

「わたしはつかえることはしない」とった。

あなたはたかおかうえ

みどりしたればどこにでも

よこたえてゆうじょとなる。

21わたしはあなたを、あまいぶどうをみのらせる

たしかなたねとしてえたのに

どうして、わたしにそむいて

わるぶどうにわりてたのか。

22たとえからだあら

おおくのせっかい使つかっても

わたしのには

つみがあなたにみついていると

しゅなるかみわれる。

23どうして、おまえるのか

わたしはけがれていない

バアルのあとったことはない、と。

よ、たにでのおまえのふるまいを

おもってみよ、なにをしたのか。

まえは、ばやめすのらくだのように

みちをさまよいあるく。

24また、れたろばのように

いきづかいもあらく、よくじょうにあえいでいる。

だれがそのじょうよくせいしえよう。

かのじょいたければ、だれもろうはしない。

そのつきになれば、つけせる。

25あしになることを

のどかわかぬようにせよ、とわれても

まえこたえてう。

「いいえ、めてもです。

わたしはこくおとこした

そのあといます」と。

26ぬすびとらえられてはずかしめをけるように

イスラエルのいえはずかしめをける

そのおうこうかんさいげんしゃらもともに。

27かれらはかって、「わたしのちち」と

いしかって、「わたしをんだはは」とう。

わたしにかおけず、かえって

しかも、さいなんえば

がって

わたしたちをおすくいください」とう。

28まえつくったかみがみはどこにいるのか。

かれらががればよいのだ

さいなんったおまえすくいうるのならば。

ユダよ、おまえかみがみ

まちかずほどあるではないか。

29なぜ、わたしとあらそ

わたしにそむつづけるのか、としゅわれる。

30わたしはおまえたちのらをったが

であった。

かれらはらしめをれなかった。

ほろぼしくすように

まえたちはげんしゃつるぎじきとした。

31このだいものよ、よ、これはしゅことだ。

わたしはイスラエルにとってなのか。

ふかやみなのか。

どうして、わたしのたみうのか。

まよてしまったからには

あなたのもとにはかえりません」と。

32おとめがそのかざるものを

はなよめおびわすれるだろうか。

しかし、わたしのたみはわたしをわす

かぞえきれないつきぎた。

33なんとたくみにおまえじょうもとめることか。

わるおんなたちにさえ、そのみちおしえるほどだ。

34まえものすそには

つみのないまずしいものころしたみついている。

それは、ぬすみにったときに

いたものではない。

それにもかかわらず

35「わたしにはつみがない」とか

しゅいかりはわたしからった」とおまえう。

だが、よ。

「わたしはつみおかしていない」とうなら

まえさばきのされる。

36なんとけいそつにおまえみちえるのか。

アッシリアによってはずかしめられたように

エジプトにもはずかしめられるであろう。

37そこからも、おまえりょうあたまいてる。

しゅはおまえたよりにしているものを退しりぞけられる。

かれらにたよろうとしてもせいこうするはずがない。

3

あらためのびかけ

1もしひとがそのつま

かのじょかれのもとをって

おとこのものとなれば

まえおっとかのじょのもとにもどるだろうか。

そのけがれてしまうではないか。

まえおおくのおとこいんこうにふけったのに

わたしにもどろうとうのかと

しゅわれる。

2げてはだかやまやま

まえおとこかれなかったところがあろうか。

でアラビアじんすわっているように

まえみちばたすわってかれらをつ。

いんこうあくによっておまえはこのけがした。

3あめがとどめられ

はるあめらなかったのはそのためだ。

まえにはゆうじょひたいがあり

すこしもじようとしない。

4「あなたは、わがちち、わたしのわかおっと」と

まえがわたしにびかけるのは

いまはじめてだろうか。

5しゅはいつまでもいきどお

かぎりなくいかつづけるだろうか」と

まえいながらあくかさねる。

それでもおまえへいだ。

6ヨシヤおうだいに、しゅはわたしにわれた。あなたははいしんおんなイスラエルのしたことをたか。かのじょたかやまうえしげしたのどこにでもっていんこうにふけった。7かのじょがこのようなことをしたあとにもなお、わたしはった。「わたしにかえれ」と。しかし、かのじょかえらなかった。そのまいであるうらりのおんなユダはそれをた。8はいしんおんなイスラエルがかんいんしたのをて、わたしはかのじょべつし、えんじょうわたした。しかし、うらりのおんなであるそのまいユダはおそれるどころか、そのいんこうつづけた。9かのじょけいはくにもいんこうかえしてけがし、またいしかんいんしている。10そればかりでなく、そのまいであるうらりのおんなユダはごころからわたしにかえろうとせず、いつわっているだけだ、としゅわれる。11しゅはわたしにわれる。うらおんなユダにくらべれば、はいしんおんなイスラエルはただしかった。

12け、これらのことをもってきたびかけよ。

はいしんおんなイスラエルよ、かえれと

しゅわれる。

わたしはおまえいかりのかおけない。

わたしはいつくしみふか

とこしえにいかつづけるものではないと

しゅわれる。

13ただ、おまえおかしたつみみとめよ。

まえは、おまえしゅなるかみそむ

どこにでもしげがあれば、そのした

こくおとこたちとみだれたおこないをし

わたしのこえしたがわなかったと

しゅわれる。

シオンへのかん

14はいしんらよ、かえれ、としゅわれる。わたしこそあなたたちのしゅである。一つのまちからひと、一つのぞくからふたではあるが、わたしはあなたたちをれてシオンにこう。15わたしはあなたたちに、こころにかなうぼくしゃたちをあたえる。かれらはかしこく、たくみにみちびく。16あなたたちがこのおおいにえるとき、そのには、としゅわれる。ひとびとはもはや、しゅけいやくはこについてかたらず、こころかべることも、おもこすこともない。もとめることも、つくることももはやない。17そのとき、エルサレムはしゅおうばれ、しょこくたみみな、そこにかい、しゅのもとにエルサレムにあつまる。かれらはふたたび、かたくなでわるこころしたがってあゆむことをしない。18その、ユダのいえはイスラエルのいえごうりゅうし、わたしがあなたたちのせんしょゆうとしたくにへ、きたくにからともかえってる。

あらためへのまね

19わたしはおもっていた。

らのなかでも、おまえにはなにをしようか。

まえのぞましい

あらゆるくになか

もっとうるわしいがせよう」と。

そして、おもった。

「わがちちと、おまえはわたしをんでいる。

わたしからはなれることはあるまい」と。

20だが、つまおっとあざむくように

イスラエルのいえよ、おまえはわたしをあざむいたと

しゅわれる。

21はだかやまやまこえこえる

イスラエルのらのなげうったえるこえが。

かれらはそのみち

しゅなるかみわすれたからだ。

22はいしんらよ、かえれ。

わたしはそむいたおまえたちをいやす。」

われわれはあなたのもとにまいります。

あなたこそわれわれしゅなるかみです。

23まことに、どのおかまつりも

やまやまでのさわぎもいつわりにすぎません。

まことに、われわれしゅなるかみ

イスラエルのすくいがあるのです。

24われわれわかいときから

ずべきバアルがくしてきました

せんたちがろうしてたものを

そのひつじうしむすむすめらを。

25われわれはじなかよこたわり

はずかしめにおおわれています。

われわれしゅなるかみつみおかしました。

われわれも、せん

わかいときからこんにちいたるまで

しゅなるかみこえしたがいませんでした。」

4

1かえれ、イスラエルよ」と

しゅわれる。

「わたしのもとにかえれ。

のろうべきものをわたしのまえかられ。

そうすれば、ふたたまよることはない。」

2もし、あなたがしんじつこうヘいせいをもって

しゅきておられる」とちかうなら

しょこくたみは、あなたをとおしてしゅくふく

あなたをほこりとする。

3まことに、しゅはユダのひと、エルサレムのひと

かって、こうわれる。

「あなたたちのこうさくかいたくせよ。

いばらなかたねくな。

4ユダのひと、エルサレムにひとびと

かつれいけてしゅのものとなり

あなたたちのこころほうれ。

さもなければ、あなたたちのあくぎょうのゆえに

わたしのいかりはのようにはっしてひろがり

ものはないであろう。」

きたからのてき

5ユダにらせよ、エルサレムにげてえ。

くにじゅうつのぶえらし、おおごえさけ

そしてえ。「あつまって、じょうさいのがれよう。

6シオンにかってはたげよ。

なんせよ、あしめるな」と。

わたしはきたからわざわいを

おおいなるかいをもたらす。

7はそのしげみをあとにしてのぼ

しょこくたみほろぼすものしゅつじんした。

あなたのくにこうはいさせるため

かれぶんくにた。

あなたのまちまちほろぼされ、ものはいなくなる。

8それゆえに、あらぬのをまとい

なげき、さけべ。

しゅはげしいいかりはわれわれらない。

9そのれば、としゅわれる。

おうこうかんゆううしな

さいこころくじけ、げんしゃはひるみ

10うであろう。

「ああ、しゅなるかみよ。

まことに、あなたはこのたみとエルサレムを

あざむかれました。

『あなたたちにヘいおとずれる』とやくそくされたのに

つるぎのどもとにきつけられています。」

11そのときには、このたみとエルサレムにげられる。

からはだかやまやまねっぷう

わがたみむすめかってきつける。

ふるいけるかぜでも、きよめるかぜでもない。

12それにまさるはげしいかぜ

わたしのもとからきつける。

いまやわたしはかれらにさばきをくだす。」

13よ、それはくものようにのぼる。

そのせんしゃはつむじかぜのよう

そのうまわしよりもはやい。

ああ、わざわいだ。われわれらしくされる。

14エルサレムよ

あなたのこころあくあらってすくわれよ。

いつまで、あなたはそのむね

よこしまなおもいを宿やどしているのか。

15け、わざわいをダンから

エフライムのやまかららせるこえを。

16しょこくたみにこれを

エルサレムにらせよ。

ほうするものとおくにから

ユダのまちかってたたかいのかんせいをあげ

17はたけりのようにかれらをほうする。

ユダがわたしにそむいたからだ」としゅわれる。

18あなたのみち、あなたのわざ

これらのことをもたらす。

これはあなたのおかしたあくであり

まことににがく、そしてしんぞうにまでたっする。

19わたしのはらわたよ、はらわたよ。

わたしはもだえる。

しんぞうかべよ、わたしのしんぞううめく。

わたしはもくしていられない。

わたしのたましいは、つのぶえひびき、ときこえく。

20かいかい」とひとびとさけぶ。

だいはすべてらしくされる。

またたにわたしのてんまく

いっしゅんのうちに、そのまくらしくされる。

21いつまで、わたしははた

つのぶえひびきをかねばならないのか。

22まことに、わたしのたみだ。

わたしをろうとせず

おろかならで、ふんべつがない。

あくおこなうことにさとく

ぜんおこなうことをらない。

23わたしはた。

よ、だいこんとんとし

そらにはひかりがなかった。

24わたしはた。

よ、やまうご

すべてのおかふるえていた。

25わたしはた。

よ、ひとはうせ

そらとりはことごとくっていた。

26わたしはた。

よ、みのゆたかなわり

まちまちはことごとく、しゅまえ

しゅはげしいいかりによってたおされていた。

27まことに、しゅはこうわれる。

だいはすべててる。

しかし、わたしはほろぼしくしはしない。

28それゆえ、ふく

うえなるてんなげく。

わたしはさだめたことを

けっしてこうかいせず、けっしてこれをえない。」

29へいさけびに、みやこげて

しげみにかくれ、いわのぼる。

みやこまったてられ

だれひとりとどまるものはない。

30はずかしめられたおんなよ、なにをしているのか。

ころもをまとい、きんかざりを

ふちくろり、うつくしくよそおってもむなしい。

あいじんらはおまえ退しりぞけ、おまえいのちうばおうとする。

31まことに、みのくるしみのようなこえこえる。

はじめてどもおんなのようなくるしみのこえ

あえぎながらべるむすめシオンのこえが。

「ああ、ころそうとするものまえ

わたしはうしなう。」

5

エルサレムのらく

1エルサレムのとおりをめぐ

よくて、さとるがよい。

ひろたずねてみよ、ひとりでもいるか

せいおこない、しんじつもとめるものが。

いれば、わたしはエルサレムをゆるそう。

2しゅきておられる」とってちかうからこそ

かれらのちかいはいつわりのちかいとなるのだ。

3しゅよ、おん

しんじつもとめておられるではありませんか。

かれらをたれても、かれらはいたみをおぼえず

かれらをちのめされても

かれらはらしめをれず

そのかおいわよりもかたくして

かえることをこばみました。

4わたしはおもった。

「これはぶんひくひとびとで、かれらはなのだ。

しゅみちかみおきてらない。

5ぶんたかひとびとおとずれてかたってみよう。

かれらなら

しゅみちかみおきてっているはずだ」と。

だが、かれらもどうようくびき

つなっていた。

6それゆえ、もりかれらをおそ

おおかみかれらをらしくす。

ひょうまちまちをねらい

ものみなじきとする。

かれらはそむきをかさ

そのはいしんはなはだしいからだ。

7どうして、このようなおまえゆるせようか。

まえらは、わたしを

かみでもないものによってちかう。

わたしはかれらにじゅうぶんものあたえた。

すると、かれらはかんいんおか

ゆうじょいえむらがってった。

8かれらは、じょうよくえるふとったうまのように

りんじんつましたっていななく。

9これらのことを

わたしがばっせずにいられようかと

しゅわれる。

このようなたみたいし、わたしはかならずそのあくむくいる。

10ぶどうばたけのぼって、これをほろぼせ。

しかし、ほろぼしくしてはならない。

つるをはらえ。

それは、しゅのものではない。

11イスラエルとユダのいえ

かえしわたしをあざむいた、としゅわれる。

12かれらはしゅこばんでう。

しゅなにもなさらない。

われわれわざわいがのぞむはずがない。

つるぎきんこりはしない。

13げんしゃことはむなしくなる。

『このようなことがこる』とっても

じつげんはしない。」

14それゆえ、ばんぐんしゅなるかみはこうわれる。

かれらがこのようなことくちにするからには

よ、わたしはわたしのこと

あなたのくちさずける。それはとなり

このたみたきぎとし、それをくす。」

15よ、わたしはとおくから一つのくに

まえたちのうえおそいかからせる。

イスラエルのいえよ、としゅわれる。

それはえることのないくにふるくからのくに

そのことかいがた

そのうことはれない。

16そのづつは、くちひらいたはか

かれらはみなゆうだ。

17まえたちのしゅうかくしょくりょうくす。

さらに、むすむすめくし

ひつじうしくし

ぶどうやいちじくをくす。

まえたのみとするとりでまちまち

つるぎるってかいする。」

18「そのときですら」としゅわれる。「わたしはおまえたちをほろぼしくしはしない。」19なにゆえわれわれしゅなるかみはこのようなことをわれわれにされたのか」とうなら、あなたはこうこたえよ。「あなたたちはわたしをて、ぶんくにきょうかみがみつかえた。そのように、ぶんのものではないくにこくみんつかえねばならない。」

20これをヤコブのいえげ、ユダにらせよ。

21おろかで、こころないたみよ、これをけ。

があっても、えず

みみがあっても、こえないたみ

22わたしをおそうやまいもせず

わたしのまえにおののきもしないのかと

しゅわれる。

わたしはすなはまうみさかいとした。

これはえいえんさだ

それをえることはできない。

なみくるっても、それをおかしえず

とどろいても、それをえることはできない。

23しかし、このたみこころはかたくなで、わたしにそむく。

かれらはそむつづける。

24かれらは、こころおもうこともしない。

われわれしゅなるかみおそうやまおう

あめあたえるかたときおうじて

あきあめはるあめあた

れのために

さだめられたしゅうまつりをまもられるかたを』と。

25まえたちのつみがこれらを退しりぞ

まえたちのとがめぐみのあめをとどめたのだ。」

26「わがたみなかにはさからうものがいる。あみ

とりもののように、ひそんでうかがい

わなけ、ひとらえる。

27かごとりたすように

かれらはあざむったものいえたす。

こうして、かれらはきょうだいになりとみたくわえる。

28かれらはふとって、いろつやもよく

そのあくにはかぎりがない。

みなしごのうったえをげず、たすけもせず

まずしいものただしくさばくこともしない。

29これらのことを、わたしがばっせずに

いられようか、としゅわれる。

このようなたみたいし、わたしはかならずそのあくむくいる。

30おそろしいこと、おぞましいことが

このくにこっている。

31げんしゃいつわりのげんをし

さいはそのとみをかきあつ

わたしのたみはそれをよろこんでいる。

そのてに、おまえたちはどうするつもりか。」

6

エルサレムのこうじょう

1ベニヤミンのひとびと

エルサレムのなかからなんせよ。

テコアでつのぶえらし

ベト・ケレムにかってのろしをげよ。

わざわいとおおいなるかいきたからせまっている。

2うつくしく、かいらくになれたおんなむすめシオンよ

わたしはおまえほろぼす。

3ひつじいが、そのれとともにやってる。

かのじょかってしゅうてんまく

それぞれに、くさくす。

4シオンにたいしてせんとうかいせよ。

て、ひるあいだのぼろう。

たいへんだ、かたむき、ゆうかげびてきた。

5て、しゅうをかけよう。

じょうかくかいしよう。

6まことに、ばんぐんしゅはこうわれる。

り、つち

エルサレムにたいしてこうじょうるいきずけ。

かのじょばっせられるべきみやこ

そのなかにはよくあつがあるのみ。

7いずみみずくように

かのじょあくる。

ほうぼうりょくさけびがこえてくる。

やまいきずは、つねにわたしのまえにある。

8エルサレムよ、らしめをれよ。

さもないと、わたしはおまえ

ててひとまないとする。」

9ばんぐんしゅはこうわれる。

「ぶどうののこりをむように

イスラエルののこりのものれ。

ぶどうをものがするように

まえは、をもう一ぶどうのえだばせ。」

10だれかってかたり、けいこくすれば

れるのだろうか。

よ、かれらのみみかつれい

みみかたむけることができない。

よ、しゅことかれらにのぞんでも

それをあなどり、れようとしない。

11しゅいかりでわたしはたされ

それにえることにつかてた。

「それをそそ

とおりにいるおさなわかものつどいに。

おとこおんなも、ちょうろうとしりもかなららえられる。

12いえはたけつまもすべてにんわたる。

このくにものたいして

わたしがばすからだ」としゅわれる。

13ぶんひくものからたかものいたるまで

みなをむさぼり

げんしゃからさいいたるまでみなあざむく。

14かれらは、わがたみめつがるりょうして

へいがないのに、『へいへい』とう。

15かれらはむべきことをしてはじをさらした。

しかも、ずかしいとはおもわず

あざけられていることにづかない。

それゆえ、ひとびとたおれるとき、かれらもたお

わたしがかれらをばっするとき

かれらはつまずく」としゅわれる。

16しゅはこうわれる。

「さまざまなみちって、ながめよ。

むかしからのみちいかけてみよ

どれが、さいわいにいたみちか、と。

そのみちあゆみ、たましいやすらぎをよ。」

しかし、かれらはった。

「そこをあゆむことをしない」と。

17わたしは、「あなたたちのためにりを

みみましてつのぶえひびきをて」とった。

しかし、かれらはった。

みみましてつことはしない」と。

18「それゆえ、くにぐによ、け。

わたしがかれらにしようとすることをれ。

19このよ、け。

よ、わたしはこのたみわざわいをもたらす。

それはかれらのたくらみがむすんだである。

かれらがわたしのことみみかたむけず

わたしのおしえをこばんだからだ。

20シェバからってにゅうこう

はるかなくにからのこうすいがや

わたしにとってなんがあろうか。

あなたたちのくすささものよろこばず

いけにえをわたしはこのまない。」

21それゆえ、しゅはこうわれる。

よ、わたしはこのたみにつまずきをく。

かれらはそれにつまずく。

ちちともに、りんじんともみなほろびる。」

22しゅはこうわれる。

よ、一つのたみきたくにからる。

おおいなるくにてからふるってる。

23ゆみやりり、ざんこくで、ようしゃしない。

うみのとどろくようなこえをあげ、うま

たたかいにそなえてそうしている。

むすめシオンよ、あなたにかって。」

24われわれはそのらせをき、ちからけた。

くるしみにらえられ

われわれさんのようにもだえる。

25るな、みちくな。

てきつるぎり、きょうが四ほうからせまる。

26わがたみむすめよ、あらぬのをまとい

はいにかぶれ。

ひとうしなったようにふく

のうちたなげきのこえをあげよ。

りゃくだつするものが、とつじょとしてわれわれおそう。」

27わたしはあなたをわがたみなか

きんためものとしててた。

かれらのみちためし、るがよい。

28かれらはみなみちはずれ、ちゅうしょうしてあるく。

かれらはみなせいどうてつかす

わなけてひとほろぼすものだ。

29なまりはふいごでこしたける。

かれらもためされたが、むなしかった。

かれらのあくのぞかれることがなかった。

30てられたぎんかす、とかれらはばれる。

しゅかれらをてられたからだ。

しん殿でんでのげん

7

1しゅからエレミヤにのぞんだこと

2しゅしん殿でんもんち、このことをもってびかけよ。そして、え。

しゅれいはいするために、しん殿でんもんはいってくユダのひとびとよ、みなしゅことけ。3イスラエルのかみばんぐんしゅはこうわれる。おまえたちのみちおこないをただせ。そうすれば、わたしはおまえたちをこのところまわせる。4しゅしん殿でんしゅしん殿でんしゅしん殿でんという、むなしいことたのんではならない。56このところで、おまえたちのみちおこないをただし、おたがいのあいだせいおこない、りゅうがいこくじんしいたげず、じつひとながさず、きょうかみがみしたがうことなく、みずかわざわいをまねいてはならない。7そうすれば、わたしはおまえたちをせんあたえたこの、このところに、とこしえからとこしえまでまわせる。8しかしよ、おまえたちはこのむなしいことたのんでいるが、それはすくちからたない。9ぬすみ、ころし、かんいんし、いつわってちかい、バアルにこうをたき、ることのなかったきょうかみがみしたがいながら、10わたしのによってばれるこのしん殿でんてわたしのまえち、『すくわれた』とうのか。おまえたちはあらゆるむべきことをしているではないか。11わたしのによってばれるこのしん殿でんは、おまえたちのごうとうそうくつえるのか。そのとおり。わたしにもそうえる、としゅわれる。

12シロのわたしのせいじょってみよ。かつてわたしはそこにわたしのいたが、わがたみイスラエルのあくのゆえに、わたしがそれをどのようにしたかをるがよい。13いまや、おまえたちがこれらのことをしたから──としゅわれる──そしてわたしがさきかえかたったのに、そのことしたがわず、びかけたのにこたえなかったから、14わたしのによってばれ、おまえたちがたのんでいるこのしん殿でんに、そしておまえたちとせんあたえたこのところたいして、わたしはシロにしたようにする。15わたしは、おまえたちのきょうだいである、エフライムのそんをすべててたように、おまえたちをわたしのまえからてる。」

16あなたはこのたみのためにいのってはならない。かれらのためになげきといのりのこえをあげてわたしをわずらわすな。わたしはあなたにみみかたむけない。17ユダのまちまち、エルサレムのちまたかれらがどのようなことをしているか、あなたにはえないのか。18らはたきぎあつめ、ちちやし、おんなたちはこなり、てんじょおうのためにささものつくり、きょうかみがみささもののぶどうしゅそそいで、わたしをいからせている。19かれらはわたしをいからせているのか──としゅわれる──むしろ、みずからのはじによってみずからをいからせているのではないか。20それゆえ、しゅなるかみはこうわれる。よ、わたしのいかりといきどおりが、このところで、にんげんちくみのりにそそがれる。それはがり、えることはない。21イスラエルのかみばんぐんしゅはこうわれる。おまえたちのくすささものにくを、いけにえのにくくわえてべるがよい。22わたしはおまえたちのせんをエジプトのからみちびしたとき、わたしはくすささものやいけにえについて、かたったこともめいじたこともない。23むしろ、わたしはつぎのことをかれらにめいじた。「わたしのこえしたがえ。そうすれば、わたしはあなたたちのかみとなり、あなたたちはわたしのたみとなる。わたしがめいじるみちにのみあゆむならば、あなたたちはさいわいをる。」24しかし、かれらはしたがわず、みみかたむけず、かれらのかたくなでわるこころのたくらみにしたがってあゆみ、わたしにけ、かおけなかった。25まえたちのせんがエジプトのからたそのから、こんにちいたるまで、わたしのしもべであるげんしゃらを、つねかえしおまえたちにつかわした。26それでも、わたしにしたがわず、みみかたむけず、かえって、うなじをかたくし、せんよりもわるものとなった。

27あなたがかれらにこれらすべてのことかたっても、かれらはあなたにしたがわず、びかけてもこたえないであろう。28それゆえあなたはかれらにうがよい。「これは、そのかみしゅこえしたがわず、らしめをれず、そのくちからしんじつうしなわれ、たれているたみだ。」

29「おまえながかみり、それをてよ。

はだかやまやまあいをうたえ。

しゅいからせたこのだい

しゅ退しりぞけ、てられた。」

30まことに、ユダのひとびとはわたしのまえあくおこなった、としゅわれる。わたしのによってばれるこのしん殿でんに、かれらはにくむべきものいてこれをけがした。31かれらはベン・ヒノムのたににトフェトのせいなるたかだいきずいてむすむすめいた。このようなことをわたしはめいじたこともなく、こころおもかべたこともない。32それゆえ、よ、もはやトフェトとかベン・ヒノムのたにとかばれることなく、さつりくたにばれるる、としゅわれる。そのとき、ひとびとはもはやのこさぬまで、トフェトにひとほうむる。33このたみたいそらとりけものじきとなる。それをはらものもない。34わたしはユダのまちまちとエルサレムのちまたから、よろこびのこえいわいのこえはな婿むここえはなよめこえつ。このはいきょとなる。

8

1そのとき、としゅわれる。ユダのもろもろのおうほねこうかんほねさいほねげんしゃほね、そしてエルサレムのじゅうみんほねが、はかからされる。2それは、かれらがあいし、つかえ、そのあとしたがい、たずもとめ、おがんだたいようつきてんばんしょうまえにさらされ、あつめられることもほうむられることもなく、おもてにまきらされてやしとなる。3わたしがのさまざまなしょいやった、このあくおこなみんぞくのこりのものすべてにとって、せいよりものぞましいものになる、とばんぐんしゅわれる。

たみはいしん

4かれらにいなさい。

しゅはこうわれる。

たおれて、がらないものがあろうか。

はなれて、かえらないものがあろうか。

5どうして、このたみエルサレムはそむものとなり

いつまでもそむいているのか。

いつわりにしゅうして

かえることをこばむ。

6みみかたむけていてみたが

しょうじきかたろうとしない。

ぶんあくいるものもなく

わたしはなんということをしたのかと

ものもない。

うませんじょうとっしんするように

それぞれぶんみちってく。

7そらぶこうのとりもそのせつっている。

やまばともつばめもつるも、わたるときをまもる。

しかし、わがたみしゅさだめをろうとしない。

8どうしておまえたちはえようか。

われわれけんじゃといわれるもの

しゅりっぽうっている」と。

まことによ、しょいつわふでをもって

それをいつわりとした。

9けんじゃはじけ、ちのめされ、らえられる。

よ、しゅことあなどっていながら

どんなっているというのか。

10それゆえ、わたしはかれらのつまにんわた

かれらのはたけせいふくするものわたす。

ぶんひくものからたかものいたるまで

みなをむさぼり

げんしゃからさいいたるまでみなあざむく。

11かれらは、おとめなるわがたみめつ

がるりょうして

へいがないのに「へいへい」とう。

12かれらはむべきことをしてはじをさらした。

しかも、ずかしいとはおもわず

あざけられていることにづかない。

それゆえ、ひとびとたおれるとき、かれらもたお

かれらがばっせられるとき、かれらはつまずくと

しゅわれる。

13わたしはかれらをあつめようとしたがと

しゅわれる。

ぶどうのにぶどうはなく

いちじくのにいちじくはない。

はしおれ、わたしがあたえたものは

かれらからうしなわれていた。

てきこうげき

14なんのためにわれわれすわっているのか。

あつまって、じょうさいのがれ、だまってそこにいよう。

われわれかみしゅわれわれだまらせ

どくみずませられる。

われわれしゅつみおかしたからだ。

15へいのぞんでも、さいわいはなく

いやしのときをのぞんでも、よ、きょうのみ。

16ダンからてきぐんのいななきがこえる。

つようまするどいいななきで、だいはすべてうごく。

かれらはて、とそこにちるもの

みやことそこにむものをくす。

17わたしはおまえたちのなかへびまむしおくる。

かれらにはどのようなじゅもんやくたない。

かれらはおまえたちをかむ、としゅわれる。

18わたしのなげきはつのり

わたしのこころよわてる。

19よ、とおからむすめなるわがたみ

さけこえがする。

しゅはシオンにおられないのか

シオンのおうはそこにおられないのか。」

なぜ、かれらはぐうぞうによって

きょうむなしいものによって

わたしをいからせるのか。

20れのときぎ、なつわった。

しかし、われわれすくわれなかった。

21むすめなるわがたみめつのゆえに

わたしはくだかれ、なげき、きょうおそわれる。

22ギレアドににゅうこうがないというのか

そこにはしゃがいないのか。

なぜ、むすめなるわがたみきずはいえないのか。

23わたしのあたまおおみずみなもととなり

わたしのなみだみなもととなればよいのに。

そうすれば、ひるよるもわたしはこう

むすめなるわがたみたおれたもののために。

9

ユダのらく

1たびびと宿やどいだせるものなら

わたしはこのたみ

かれらをはなるであろう。

すべて、かんいんするものであり、うらものあつまりだ。

2かれらはしたゆみのようにしぼ

しんじつではなくいつわりをもってこのにはびこる。

かれらはあくからあくへとすす

わたしをろうとしない、としゅわれる。

3ひとはそのりんじんけいかいせよ。

きょうだいですらしんようしてはならない。

きょうだいといっても

しのけるもの(ヤコブ)」であり

りんじんはことごとくちゅうしょうしてあるく。

4ひとはそのりんじんまどわし、まことをかたらない。

したいつわりをかたることをおし

つかれるまであくはたらく。

5あざむきにあざむきをかさ

わたしをることをこばむ、としゅわれる。

6それゆえ、ばんぐんしゅはこうわれる。

よ、わたしはむすめなるわがたみ

をもってかし、ためす。

まことに、かれらにたいしてなにをすべきか。

7かれらのしたひところ

そのくちあざむいてかたる。

りんじんへいやくそくしていても

そのこころなかでは、おとしいれようとたくらんでいる。

8これらのことをわたしはばっせずにいられようかと

しゅわれる。

このようなたみたいし、わたしはかならずそのあくむくいる。

9やまやまで、かなしみなげこえをあげ

ぼくそうで、あいをうたえ。

そこははらわれて、とおぎるひともなくなり

ちくこえこえなくなる。

そらとりちくも、ことごとくのがった。

10わたしはエルサレムをれきやま

やまいぬみかとし

ユダのまちまちこうはいさせる。

そこにものはいなくなる。

11あるひとはこれをさとれ。

しゅくちかたられることをげよ。

なにゆえ、このほろびたのか。

はらわれてとなり

とおぎるひともいない。

12しゅわれる。「それは、かれらにあたえたわたしのおしえをかれらがて、わたしのこえしたがわず、それによってあゆむことをしなかったからだ。」

13かれらは、そのかたくななこころしたがい、また、せんかれらにおしんだようにバアルにしたがってあゆんだ。14それゆえ、イスラエルのかみばんぐんしゅわれる。「よ、わたしはこのたみにがよもぎをべさせ、どくみずませる。15かれらを、かれしんせんらなかったくにぐになからし、そのあとからつるぎおくってかれらをほろぼしくす。」

16ばんぐんしゅはこうわれる。

たいきわめ、おんなまねいて、ここにさせよ。

たくみなおんなむかえにやり、ここにさせよ。

17いそがせよ、われわれのためになげきのうたをうたわせよ。

われわれなみだなが

まぶたはみずしたたらせる。

18なげきのこえがシオンからこえる。

いかに、われわれらしくされたことか。

はなはだしくはじけたことか。

まことに、われわれはこの

ぶんまいをった。

19おんなたちよ、しゅことけ。

みみかたむけて、しゅくちことれよ。

あなたたちのなかに、なげきのうたおし

たがいにあいまなべ。

20まどがり

じょうかくなかはいむ。

とおりではおさなを、ひろではわかものほろぼす。

21このようにげよ、としゅわれる。

にんげんのしかばねがおもて

ふんのようにおおっている。

れるものうしろにちて

あつめるものもないたばのように。

22しゅはこうわれる。

あるものは、そのほこるな。

ちからあるものは、そのちからほこるな。

とみあるものは、そのとみほこるな。

23むしろ、ほこものは、このことほこるがよい

めてわたしをることを。

わたしこそしゅ

このいつくしみとせいめぐみのわざおこなこと

そのことをわたしはよろこぶ、としゅわれる。

24よ、ときる、としゅわれる。

そのとき、わたしはほうかつれいけたもの

ことごとくばっする。

25エジプト、ユダ、エドム

アンモンのひとびと、モアブ

すべて

もみげのっているひとびと

すなわちかつれいのないしょみんぞくをことごとくばっ

また、こころかつれいのないイスラエルのいえ

すべてばっする。

ぐうぞうとまことのかみ

10

1イスラエルのいえよ、しゅがあなたたちにかたられたことけ。2しゅはこうわれる。

こくたみみちならうな。

てんあらわれるしるしをおそれるな。

それらをおそれるのはこくたみのすることだ。

3もろもろのたみおそれるものはむなしいもの

もりからされたもくへん

もっこうがのみをるってつくったもの。

4きんぎんかざられ

がねをもってていされ、うごきもしない。

5きゅうりばたけのかかしのようで、くちけず

あるけないので、はこばれてく。

そのようなものをおそれるな。

かれらはわざわいをくだすことも

さいわいをもたらすこともできない。

6しゅよ、あなたにならぶものはありません。

あなたはおおいなるかた

にはおおいなるちからがあります。

7しょこくみんおうなるしゅ

あなたをおそれないものはありません。

それはあなたにふさわしいことです。

しょこくみんしょおうこくけんじゃあいだでも

あなたにならぶものはありません。

8かれらはひとしくおろかです。

もくへんにすぎないむなしいものをいましめとしています。

9それはタルシシュからもたらされたぎんぱく

ウファズのきんあおむらさきころもとして

もっこうきんざいにんつくったもの

いずれも、たくみなしょくにんつくったものです。

10しゅしんかみいのちかみえいえんはいするおう

そのいかりにだいふる

そのいきどおりにしょこくたみええない。

11このようにかれらにえ。

てんつくらなかったかみがみ

うえてんしたからほろる、と。

12ちからをもってだいつく

をもってかいかた

えいをもっててんひろげられたかた

13しゅこえはっせられると、てんおおみずはどよめく。

てからあまぐもがらせ

いなずまはなってあめらせ

かぜくらからおくされる。

14ひとみなおろかでしきたっしえない。

きんざいにんみなぐうぞうのゆえにはずかしめられる。

つくったぞうまんにすぎず

れいっていない。

15かれらはむなしく、またあざけられるもの

さばきのときればほろびてしまう。

16ヤコブのぶんであるかみはこのようなかたではない。

ばんぶつそうぞうしゃであり

イスラエルはそのかたぎょうたみである。

そのばんぐんしゅ

17ほうされてすわっているおんな

からおまえもつあつめよ。

18しゅはこうわれる。

よ、こんこそ

わたしはこのじゅうみんす。

わたしはかれらをくるしめる

かれらがおもるように。

19ああ、わざわいだ。わたしはきず

わたしのきずいたむ。

しかし、わたしはおもった。

「これはわたしのやまい

わたしはこれにえよう。」

20わたしのてんまくりゃくだつ

てんまくつなはことごとくられ

むすらはわたしのもとからられて

ひとりもいなくなった。

わたしのてんまくってくれるもの

そのまくひろげてくれるものもいない。

21れをやしなものおろかになり

しゅたずもとめることをしない。

それゆえ、かれらはよくまもることをせず

れはことごとくらされる。

22こえがする。よ、らせがる。

きたくにからおおいなるひびきがこえる。

それはユダのまちまちこうはいさせ

やまいぬみかとする。

23しゅよ、わたしはっています。

ひとはそのみちさだめえず

あゆみながら、あしりをたしかめることもできません。

24しゅよ、わたしをらしめてください

しかし、ただしいさばきによって。

いかりによらず

わたしがすることのないように。

25あなたのいきどおりをそそいでください

あなたをらないしょこくみんうえに。

あなたのぶことのないしょみんぞくうえに。

かれらはヤコブをものにし

かれくし

そのみかをこうはいさせました。

やぶられたけいやく

11

1しゅからエレミヤにのぞんだこと

2「このけいやくことけ。それをユダのひと、エルサレムのじゅうみんげよ。3かれらにかってえ。イスラエルのかみしゅはこうわれる。このけいやくことしたがわないもののろわれる。4これらのことはわたしがあなたたちのせんを、てつであるエジプトのからみちびしたとき、めいれいとしてあたえたものである。わたしはった。わたしのこえしたがい、あなたたちにめいじるところをすべておこなえば、あなたたちはわたしのたみとなり、わたしはあなたたちのかみとなる。5それは、わたしがあなたたちのせんちかったちかいをたし、こんにちるように、ちちみつながれるかれらにあたえるためであった。」

わたしはこたえてった。「アーメン、しゅよ」と。

6しゅはわたしにわれた。

「ユダのまちまちとエルサレムのとおりで、これらのことをすべてばわってえ。このけいやくことき、これをおこなえ。7わたしは、あなたたちのせんをエジプトのからみちびのぼったとき、かれらにきびしくいましめ、またこんにちいたるまで、かえいましめて、わたしのこえしたがえ、とってきた。8しかし、かれらはわたしにみみかたむけず、したがわず、おのおのそのわるこころのかたくなさのままにあゆんだ。いま、わたしは、このけいやくことをことごとくかれらのうえのぞませる。それをおこなうことをめいじたが、かれらがおこなわなかったからだ。」

9しゅはわたしにわれた。

「ユダのひととエルサレムのじゅうみんきょうぼうしているのがえる。10かれらはむかしせんおかしたつみもどり、わたしのことしたがうことをこばみ、かみがみしたがってそれらをれいはいしている。こうしてイスラエルのいえとユダのいえは、わたしがかれらのせんむすんだけいやくやぶった。」

11それゆえ、しゅはこうわれる。

よ、わたしはかれらにわざわいをくだす。かれらはこれをのがれることはできない。わたしにたすけをもとめてさけんでも、わたしはそれをれない。12ユダのまちまちとエルサレムのじゅうみんは、かれらがこうをたいていたかみがみのところにってたすけをもとめるが、わざわいがふりかかるとき、かみがみかれらをすくうことができない。13ユダよ、おまえまちかずほどかみがみがあり、おまえたちはエルサレムのとおりのかずほど、ずべきものへのさいだんとバアルにこうをたくためのさいだんもうけた。14あなたは、このたみのためにいのってはならない。かれらのためになげきといのりのこえをあげてはならない。わざわいのゆえに、かれらがわたしをもとめてもわたしはれない。」

15わたしのいえ

わたしのあいするものはどうなったのか。

おおくのものわるだくみをおこな

ささものにくかのじょからげている。

あなたにわざわいがふりかかるとき、むしろよろこべ。

16しゅはあなたを、うつくしいゆたかになる

みどりのオリーブとばれた。

おおいなるそうらんものおとがするとき

がそれをつつみ、そのえだそこなう。

17あなたをえられたばんぐんしゅは、あなたについてわざわいをせんげんされる。それは、イスラエルのいえとユダのいえあくおこない、バアルにこうをたいてわたしをいからせたからだ。

エレミヤのうった

18しゅらせてくださったので

わたしはった。

かれらがなにをしているのかせてくださった。

19わたしは、いならされたひつじ

ほふかれてくように、なにらなかった。

かれらはわたしにたいしてわるだくみをしていた。

をそのさかりにほろぼし

けるものからとう。

かれふたたくちにされることはない。」

20ばんぐんしゅ

ひとのはらわたとこころきわ

せいをもってさばかれるしゅよ。

わたしにさせてください

あなたがかれらにふくしゅうされるのを。

わたしはうったえをあなたに

まかせします。

21それゆえ、しゅはこうわれる。

アナトトのひとびとはあなたのいのちをねらい

しゅによってげんするな

われわれにかかってにたくなければ」とう。

22それゆえ、ばんぐんしゅはこうわれる。

よ、わたしはかれらにばつくだす。

わかものらはつるぎじきとなり

むすむすめらはえてぬ。

23ひとりものこものはない。

わたしはアナトトのひとびとわざわいをくだす。

それはほうふくとしだ。」

12

1ただしいのは、しゅよ、あなたです。

それでも、わたしはあなたとあらそ

さばきについてろんじたい。

なぜ、かみさからうものみちさか

あざむものみなあんのんごしているのですか。

2あなたがかれらをえられたので

かれらは

そだってむすんでいます。

くちさきではあなたにちか

はらではあなたからとおいのです。

3しゅよ、あなたはわたしをごぞんじです。

わたしをて、あなたにたいするわたしのこころ

きわめられたはずです。

かれらをほふられるひつじとして

さつりくのためにけてください。

4いつまで、このかわ

あおくさもすべてれたままなのか。

そこにものらのあく

とりけものやしてしまった。

まことに、かれらはう。

かみわれわれすえてはおられない」と。

5あなたがものきそってもつかれるなら

どうしてうまものあらそえようか。

へいおんでだけ、やすんじていられるのなら

ヨルダンのしんりんではどうするのか。

6あなたのきょうだいちちいえひとびと

かれらでさえあなたをあざむ

かれらでさえあなたのはいとうんでいる。

かれらをしんじるな

かれらがこうしめしてはなしかけても。

しゅぎょう

7わたしはわたしのいえ

わたしのぎょうはな

わたしのあいするものをてきわたした。

8わたしのぎょうはわたしにたいして

もりなかとなり

わたしにかってうなりごえをあげる。

わたしはそれをにくむ。

9わたしのぎょうはわたしにとって

もうきんがそのうえっている

ハイエナのねぐらなのだろうか。

けものよ、あつまってえさおそえ。

10おおくのぼくしゃがわたしのぶどうばたけほろぼし

わたしのしょゆうみにじった。

わたしのよろこびとするしょゆう

てられたとし

11それをてられてなげとした。

それはてられてわたしのまえにある。

だいはすべててられ

こころにかけるものもない。

12はだかやまりゃくだつするものる。

しゅつるぎはむさぼる

てからてまで。

すべてにくなるものへいはない。

13むぎいても、るのはいばらでしかない。

ちから使つかたしても、こうはない。

かれらはしゅうかくがなくてうろたえる

しゅいかりといきどおりのゆえに。

14しゅはこうわれる。「わたしが、わたしのたみイスラエルにがせたぎょうれるきんりんわるたみをすべて、かれらのからてる。また、ユダのいえかれらのあいだからる。15わたしはかれらをったのちふたたかれらをあわれみ、そのひとりひとりをそのぎょうに、そのかえらせる。16もしこれらのたみが、かつてバアルによってちかうことをわたしのたみおしえたように、わがによって、『しゅきておられる』とちかうことをたしかにまなぶならば、かれらはわたしのたみあいだてられる。17もしかれらがしたがわなければ、わたしはそのたみかならてて、ほろぼす」としゅわれる。

あさおびとぶどうしゅのかめ

13

1しゅはわたしにこうわれる。「あさおびい、それをこしめよ。みずあらってはならない。」2わたしはしゅことしたがって、おびい、こしめた。

3しゅことふたたびわたしにのぞんだ。4「あなたがってこしめたあのおびをはずし、ってユーフラテスにき、そこでおびいわかくしなさい。」5そこで、わたしはしゅめいじられたように、ユーフラテスにき、おびかくした。6おおくのつきがたったのちしゅはわたしにわれた。「って、ユーフラテスにき、かつてかくしておくようにめいじたあのおびしなさい。」7わたしはユーフラテスにき、かくしておいたおびさがした。よ、おびくさり、まったやくたなくなっていた。

8しゅことがわたしにのぞんだ。9しゅはこうわれる。「このように、わたしはユダのごうまんとエルサレムのはなはだしいごうまんくだく。10このわるたみはわたしのことしたがうことをこばみ、かたくななこころのままにふるまっている。また、かれらはかみがみしたがってあゆみ、それにつかえ、それにひれしている。かれらはまったやくたないこのおびのようになった。11ひとおびこしにしっかりけるように、わたしはイスラエルのすべてのいえとユダのすべてのいえをわたしのにしっかりとけ、わたしのたみとし、めいせいえいこうしめすものにしよう、とおもった。しかし、かれらはしたがわなかった」としゅわれる。

12あなたはかれらにこのことかたりなさい。「イスラエルのかみしゅはこうわれる。かめにぶどうしゅたすべきだ」と。すると、かれらはあなたにうだろう。「かめにぶどうしゅたすべきだということをわれわれらないとでもうのか」と。13あなたはかれらにいなさい。「しゅはこうわれる。よ、わたしは、このくにのすべてのじゅうみん、ダビデのおうにつくすべてのおうさいげんしゃ、およびエルサレムのすべてのじゅうみんいでたす。14わたしは、ひとをそのきょうだいに、ちちたがいに、ちつけてくだく。わたしはしまず、ためらわず、あわれまず、かれらをまったほろぼす」としゅわれる。

15け、みみかたむけよ、たかぶってはならない。

しゅかたられる。

16あなたたちのかみしゅえいこうせよ

やみおそわぬうちに

あしゆうやみやまでつまずかぬうちに。

ひかりのぞんでも、しゅはそれをかげとし

あんこくえられる。

17あなたたちがかなければ

わたしのたましいかくれたところでそのごうまんく。

なみだあふれ、わたしのなみだながす。

しゅれがらえられてくからだ。

おうたいこう

18おうたいこうえ。

ひくくしてすわれ。

かがやかしいかんむり

あなたたちのあたまからちた。」

19ネゲブのまちまちじられてひらものはなく

ユダはすべてしゅうとなり

ことごとくられた。

20げて、きたからおそものよ。

あなたにゆだねられた

かがやかしいひつじれはどこにいるのか。

21どうしゃとしてそだてたひとびと

あなたからうしなわれるなら

あなたはなんうつもりか。

おんなむときのようなくるしみが

かならずあなたをとらえるであろう。

22あなたはこころうであろう。

「なぜ、このようなことがわたしにこるのか。」

あなたのおもつみのゆえに

ものすそられ、はずかしめをける。

つみふか

23クシュじん

ひょうはまだらのかわええようか。

それなら、あくらされたおまえたちも

ただしいものとなりえよう。

24わたしはおまえたちをらす

かぜばされるもみがらのように。

25これがおまえうんめい

わたしがさだめたおまえぶんである、としゅわれる。

まえがわたしをわす

むなしいものにたのんだからだ。

26わたししんがおまえものすそかおまで

まえはじはあらわになった。

27まえかんいんし、いななきのこえをあげ

いんこうをたくらみ、むべきおこないをするのを

おかでもでもわたしはた。

わざわいだ、エルサレムよ。

まえきよいものとはされえない。

いつまでそれがつづくのか。

かんばつのわざわ

14

1かんばつにわれたとき、しゅことがエレミヤにのぞんだ。

2ユダはかわき、まちまちじょうもんおとろえる。

ひとびとしてなげ

エルサレムはさけびをあげる。

3ぞくみずもとめて、使つかいをおくる。

かれらがちょすいても、みずがないので

からみずがめを

うろたえ、しつぼうし、あたまおおってかえる。

4にはあめらず

だいはひびれる。

のうはうろたえ、あたまおおう。

5あおくさがないので

鹿じかんでもてる。

6くさえないので

ろばははだかやまうえ

やまいぬのようにあえぎ、はかすむ。

7われわれつみわれわれしんこくはつしています。

しゅよ、にふさわしくおこなってください。

われわれはいしんおおきく

あなたにたいしてつみおかしました。

8イスラエルのぼうなんのときのすくぬしよ。

なぜあなたは、このせているひと

宿やどもとめるたびびとのようになっておられるのか。

9なぜあなたは、とまどい

ひとすくいえないゆうのようになっておられるのか。

しゅよ、あなたはわれわれなかにおられます。

われわれによってばれています。

われわれてないでください。

10しゅはこのたみについてこうわれる。「かれらはさまようことをこのみ、あしつつしもうとしない。」しゅかれらをよろこばれず、いまや、そのつみこころめ、とがばっせられる。

11しゅはわたしにわれた。「このたみのためにいのり、さいわいをもとめてはならない。12かれらがだんじきしても、わたしはかれらのさけびをかない。かれらがくすささものこくもつささものをささげても、わたしはよろこばない。わたしはつるぎと、きんと、えきびょうによって、かれらをほろぼしくす。」

13わたしはった。「わがしゅなるかみよ、げんしゃたちはかれらにかってっています。『おまえたちはつるぎることはなく、きんがおまえたちにのぞむこともない。わたしはたしかなへいを、このところでおまえたちにあたえる』と。」

14しゅはわたしにわれた。「げんしゃたちは、わたしのにおいていつわりのげんをしている。わたしはかれらをつかわしてはいない。かれらをにんめいしたことも、かれらにことたくしたこともない。かれらはいつわりのまぼろし、むなしいじゅじゅつあざむこころによっておまえたちにげんしているのだ。」

15それゆえ、しゅげんしゃについてこうわれる。「かれらはわたしのによってげんしているが、わたしはかれらをつかわしてはいない。かれらはつるぎきんもこのくにのぞむことはないとっているが、これらのげんしゃしんつるぎきんによってほろびる。16かれらがげんかせているたみは、きんつるぎい、ほうむものもなくエルサレムのちまたてられる、かれらも、そのつまむすむすめもすべて。こうして、わたしはかれらのあくを、かれしんうえそそぐ。」

17あなたはかれらにこのことかたりなさい。

「わたしのよるひるなみだなが

とどまることがない。

むすめなるわがたみめつ

そのきずはあまりにもおもい。

18れば、よ、つるぎされたもの

まちはいってれば、よ、えにくるしむもの

げんしゃさいらぬにさまよってく。」

19あなたはユダを退しりぞけられたのか。

シオンをいとわれるのか。

なぜ、われわれち、いやしてはくださらないのか。

へいのぞんでも、さいわいはなく

いやしのときをのぞんでも、よ、きょうのみ。

20しゅよ、われわれぶんたちのそむきと

せんつみっています。

あなたにたいして、われわれあやまちをおかしました。

21われわれてないでください。

あなたのえいこうかろんじないでください。

にふさわしく、われわれむすんだけいやくこころ

それをやぶらないでください。

22くにぐにむなしいかみがみなか

あめらしうるものがあるでしょうか。

てんあめあたえるでしょうか。

われわれかみしゅよ。

それをなしうるのはあなただけではありませんか。

われわれはあなたをのぞみます。

あなたこそ、すべてをげるかたです。

15

1しゅはわたしにわれた。「たとえモーセとサムエルがそうとしても、わたしはこのたみかえりみない。わたしのまえからかれらをしなさい。2かれらがあなたにかって、『どこへけばよいのか』とうならば、かれらにこたえていなさい。

しゅはこうわれる。

えきびょうさだめられたものは、えきびょう

つるぎさだめられたものは、つるぎ

えにさだめられたものは、えに

しゅうさだめられたものは、しゅうに。』

3わたしはかれらを四しゅのものでばっする、としゅわれる。つるぎころし、いぬきずってき、そらとりけものじきとしてほろぼす。4わたしはじょうのすべてのくにが、かれらをきょういだくようにする。それはヒゼキヤのユダのおうマナセがエルサレムでしたことのためである。」

5エルサレムよ、だれがおまえあわれみ

だれがおまえのためになげくであろうか。

だれあんおうとして、るであろうか。

6まえはわたしをて、そむいてったと

しゅわれる。

わたしはばしておまえほろぼす。

まえあわれむことにつかれた。

7わたしはこのまちまちじょうもん

かれらをであおり、まきらし

わがたみらをうばい、ほろぼす。

かれらがそのみちあらためないからだ。

8やもめのかずうみすなよりもおおくなった。

わたしははくちゅうらすものわかものははおそわせた。

かのじょはたちまちおそれとおののきにらえられ

9にんはははくずおれてあえぐ。

たいようざかりにしず

かのじょはうろたえ、ぜつぼうする。

わたしはてきまえたみのこりのものつるぎわたすと

しゅわれる。

エレミヤのくるしみとかみささ

10ああ、わたしはわざわいだ。

わがははよ、どうしてわたしをんだのか。

くにじゅうでわたしはあらそいのえぬおとこ

いさかいのえぬおとことされている。

わたしはだれのさいけんしゃになったことも

だれのさいしゃになったこともないのに

だれもがわたしをのろう。

11しゅよ、わたしはてきたいするもののためにも

さいわいをねが

かれらにわざわいやくるしみのおそうとき

あなたにしをしたではありませんか。

12てつくだかれるだろうか

きたからのてつせいどうは。

13わたしはおまえとみたから

まえのあらゆるつみむくいとして

いたるところで、てきうばうにまかせる。

14また、おまえてきれいとし

まえらないくにかせる。

わたしのいかりによっててんじられ

まえたちにたいしてつづける。

15あなたはごぞんじのはずです。

しゅよ、わたしをおもこし、わたしをかえり

わたしをはくがいするものふくしゅうしてください。

いつまでもいかりをおさえて

わたしがられるようなことが

ないようにしてください。

わたしがあなたのゆえに

はずかしめにえているのをってください。

16あなたのこといだされたとき

わたしはそれをむさぼりべました。

あなたのことは、わたしのものとなり

わたしのこころよろこおどりました。

ばんぐんかみしゅよ。

わたしはあなたのをもって

ばれているものです。

17わたしはわらたわむれるものともすわってたのしむことなく

らえられ、ひとりですわっていました。

あなたはわたしをいきどおりでたされました。

18なぜ、わたしのいたみはやむことなく

わたしのきずおもくて、いえないのですか。

あなたはわたしをうら

てにならないながれのようになられました。

19それにたいして、しゅはこうわれた。

「あなたがかえろうとするなら

わたしのもとにかえらせ

わたしのまえたせよう。

もし、あなたがけいそつことかず

じゅくりょしてかたるなら

わたしはあなたを、わたしのくちとする。

あなたがかれらのところかえるのではない。

かれらこそあなたのもとにかえるのだ。

20このたみたいして

わたしはあなたをけんせいどうじょうへきとする。

かれらはあなたにたたかいをいどむが

つことはできない。

わたしがあなたとともにいてたす

あなたをすくす、としゅわれる。

21わたしはあなたをあくにんからすく

きょうぼうものからはなつ。」

げんしゃどく

16

1しゅことがわたしにのぞんだ。2「あなたはこのところでつまをめとってはならない。むすむすめてはならない。」3このところでまれるむすむすめ、このかれらをははかれらをもうけたちちについて、しゅはこうわれる。4かれらはよわててぬ。なげものも、ほうむものもなく、つちやしとなる。かれらはつるぎきんによってほろびる。そのたいそらとりけものじきとなる。」

5しゅはこうわれる。「あなたはとむらいのいえはいるな。なげくためにくな。かなしみをあらわすな。わたしはこのたみから、わたしのあたえたへいいつくしみもあわれみもげる」としゅわれる。6ぶんたかものひくものもこのに、かれらをほうむものはない。かれらのためになげものも、からだきずつけるものも、かみをそりとすものもない。7しゃいたひとちからづけるために、パンをものもなく、しゃちちははちからづけるために、さかずきあたえるものもない。8あなたはしゅえんいえはいるな。かれらとともすわって、いしてはならない。」

9ばんぐんしゅ、イスラエルのかみはこうわれる。「よ、わたしはこのところから、おまえたちのまえから、おまえたちがきているかぎり、よろこびのこえいわいのこえはな婿むここえはなよめこええさせる。」

10あなたが、このたみにこれらのことをすべてげるならば、かれらはあなたに、「なぜしゅはこのおおいなるわざわいをもたらす、とってわれわれおびやかされるのか。われわれは、どのようなあく、どのようなつみわれわれかみしゅたいしておかしたのか」とうであろう。11あなたは、かれらにこたえるがよい。「おまえたちのせんがわたしをてたからだ」としゅわれる。「かれらはかみがみしたがってあゆみ、それにつかえ、ひれし、わたしをて、わたしのりっぽうまもらなかった。12まえたちはせんよりも、さらおもあくおこなった。おのおのそのかたくなでわるこころしたがってあゆみ、わたしにしたがわなかった。13わたしは、おまえたちをこのから、おまえたちもせんらなかったついほうする。おまえたちは、そのところでひるよるかみがみつかえるがよい。もはやわたしは、おまえたちにおんけいをほどこさない。」

あたらしいしゅつエジプト

14よ、このようなる、としゅわれる。ひとびとはもう、「イスラエルのひとびとをエジプトからみちびのぼられたしゅきておられる」とわず、15「イスラエルのらを、きたくにかれらがいやられたくにぐにからみちびのぼられたしゅきておられる」とうようになる。わたしはかれらを、わたしがそのせんあたえたかえらせる。

16よ、わたしはおおくのりょうつかわして、かれらをげさせる、としゅわれる。そののち、わたしはおおくのかりゅうどつかわして、すべてのやま、すべてのおかいわから、かれらをさせる。17わたしのは、かれらのすべてのみちそそがれている。かれらはわたしのまえからかくすこともできず、そのあくをわたしのからかくすこともできない。18まず、わたしはかれらのつみあくを二ばいにしてむくいる。かれらがわたしのを、にくむべきもののたいけがし、わたしのぎょうむべきものでたしたからだ。

19しゅよ、わたしのちから、わたしのとりで

なんおそうときののがよ。

あなたのもとに

くにぐにてからうでしょう。

われわれせんぶんのものとしたのは

いつわりで、むなしく、えきなものであった。

20にんげんかみつくれようか。

そのようなものがかみであろうか」と。

21それゆえ、わたしはかれらにらせよう。

こんこそ、わたしはらせる

わたしの、わたしのちからづよわざを。

かれらはわたしのしゅであることをる。

17

ユダのつみばつ

1ユダのつみ

こころいたに、さいだんつの

てつのペンできつけられ

ダイヤモンドのたがねできざまれて

2そんめいさせるものとなる。

それらはかれらのさいだんであり、アシェラぞうである。

それらは、どのみどりしたにも

たかおかやまうえにもある。

3からやまのぼものよ。

わたしはおまえとみたから

まえせいなるたかだいでのつみのゆえに

いたるところで、てきうばうにまかせる。

4わたしががせたぎょうをおまえうしなう。

また、おまえてきれいとし

まえらないくにかせる。

わたしのいかりによっててんじられ

とこしえにつづける。

しゅしんらいするひと

5しゅはこうわれる。

のろわれよ、にんげんしんらいし、にくなるものたのみとし

そのこころしゅはなっているひとは。

6かれはだか

めぐみのあめることなく

ひとめないもう

えんしょまいとする。

7しゅくふくされよ、しゅしんらいするひとは。

しゅがそのひとのよりどころとなられる。

8かれみずのほとりにえられた

すいのほとりに

あつさがおそうのをることなく

そのあおあおとしている。

かんばつのとしにもうれいがなく

むすぶことをやめない。

にんげんこころくすかみ

9ひとこころなににもまして、とらえがたんでいる。

だれがそれをりえようか。

10こころさぐり、そのはらわたをきわめるのは

しゅなるわたしである。

それぞれのみちわざむすしたがってむくいる。

11しゃこがぶんまなかったたまごあつめるように

せいとみをなすものがいる。

じんせいなかばで、とみかれ

ついには、かみうしなったものとなる。

12えいこう、いにしえよりのてん

われらのせいじょ13イスラエルのぼうであるしゅよ。

あなたをてるものみなはずかしめをける。

あなたをはなもの

ものとしてしるされる。

けるみずみなもとであるしゅてたからだ。

エレミヤのなげ

14しゅよ、あなたがいやしてくださるなら

わたしはいやされます。

あなたがすくってくださるなら

わたしはすくわれます。

あなたをこそ、わたしはたたえます。

15らんください。かれらはわたしにいます。

しゅことはどこへってしまったのか。

それをじつげんさせるがよい」と。

16わたしは、わざわいがすみやかにるよう

あなたにもとめたことはありません。

いたのぞんだこともありません。

あなたはよくごぞんじです。

わたしのくちびるからたことは

あなたのまえにあります。

17わたしをほろぼすものとならないでください。

わざわいのに、あなたこそわがどころです。

18わたしをはくがいするものはずかしめを

わたしははずかしめをけないようにしてください。

かれらをおそれさせ

わたしをおそれさせないでください。

わざわいのかれらにのぞませ

かれらをどこまでもくだいてください。

あんそくじゅんしゅ

19しゅはわたしにこうわれた。「って、ユダのおうたちがりするたみらのもんや、エルサレムのすべてのもんち、20かれらにうがよい。これらのもんはいるユダのおうたち、ユダのすべてのもの、エルサレムのすべてのじゅうみんよ、しゅことけ。

21しゅはこうわれる。あなたたちは、つつしんで、あんそくはこばないようにしなさい。エルサレムのどのもんからもんではならない。22またあんそくに、をあなたたちのいえからしてはならない。どのようなごともしてはならない。あんそくせいべつしなさい。23それをわたしはあなたたちのせんめいじたが、かれらはしたがわず、みみそうともしなかった。かれらはうなじをかたくして、したがわず、さとしをれようとしなかった。24しゅわれる。もし、あなたたちがわたしにしたがい、あんそくにこのみやこもんからまず、あんそくせいべつし、そのにはなんごともしないならば、25ダビデのおうすわおうたち、こうかんたち、すなわちくるまうまおうこうかん、ユダのひとびと、エルサレムのじゅうみんが、つねにこのみやこもんからはいり、このみやこには、とこしえにひとむであろう。26ユダのまちまち、エルサレムのしゅう、ベニヤミンの、シェフェラ、さん、ネゲブなどから、ひとびとくすささもの、いけにえ、こくもつささものにゅうこうをもたらし、しゅしん殿でんへのかんしゃささものとする。27もし、あなたたちがわたしにしたがわず、あんそくせいべつせず、あんそくはこんで、エルサレムのもんはいるならば、わたしはエルサレムのもんはなつ。そのはエルサレムのじょうかくくし、えることはないであろう。」

とうこうしゅちゅうにあるねん

18

1しゅからエレミヤにのぞんだこと2って、とうこういえくだってけ。そこでわたしのことをあなたにかせよう。」3わたしはとうこういえくだってった。かれはろくろを使つかってごとをしていた。4とうこうねんで一つのうつわつくっても、らなければぶんこわし、それをつくなおすのであった。

5そのときしゅことがわたしにのぞんだ。6「イスラエルのいえよ、このとうこうがしたように、わたしもおまえたちにたいしてなしえないとうのか、としゅわれる。よ、ねんとうこうなかにあるように、イスラエルのいえよ、おまえたちはわたしのなかにある。

7あるとき、わたしは一つのたみおうこくだんざいして、き、こわし、ほろぼすが、8もし、だんざいしたそのたみが、あくいるならば、わたしはそのたみわざわいをくだそうとしたことをおもいとどまる。

9またあるときは、一つのたみおうこくて、またえるとやくそくするが、10わたしのあくとされることをおこない、わたしのこえしたがわないなら、かれらにさいわいをあたえようとしたことをおもなおす。」

11いま、ユダのひとびととエルサレムのじゅうみんうがよい。「しゅはこうわれる。よ、わたしはおまえたちにわざわいをそなえ、わざわいをけいかくしている。おまえたちはみなあくみちからかえり、おまえたちのみちおこないをただせ。」12かれらはった。「それはです。われわれわれわれおもいどおりにし、おのおのかたくななわるこころのままにふるまいたいのだから。」

13それゆえ、しゅはこうわれる。

くにぐにたずねてよ。

だれがこのようなことをいたであろうか。

おとめイスラエルはおぞましいことをした。

14シャダイのがんぺきから

レバノンのゆきるだろうか。

とおくからながれるつめたいみずれることがあろうか。

15しかし、わたしのたみはわたしをわす

むなしいものにこうをたいた。

かれらはぶんたちのみちむかしからのみちにつまずき

ととのえられていない、たしかなみちあゆんだ。

16わたしはかれらのきょうまととし

いつまでもあざけられるものとする。

とおりかかるものみな、おののき、あたまる。

17ひがしかぜのように、わたしはかれらをてきまえらす。

わざわいの

わたしはかれらにけ、かおけない。」

エレミヤにたいするけいりゃく

18かれらはう。「われわれはエレミヤにたいしてけいりゃくをめぐらそう。さいからりっぽうが、けんじゃからじょげんが、げんしゃからことうしなわれることはない。したをもってかれとう。かれげることにはまったみみかたむけまい。」

19しゅよ、わたしにみみかたむ

わたしとあらそものこえいてください。

20あくをもってぜんむくいてもよいでしょうか。

かれらはわたしのいのちうばおうとして

としあなりました。

まえにわたしがち、かれらをかばい

あなたのいかりをなだめようとしたことを

こころめてください。

21かれらのらをきんわせ

かれらをつるぎわたしてください。

つまうしない、やもめとなり

おっとさつりくされ

わかものたたかいでつるぎたれますように。

22とつぜんかれらにいちだんりゃくだつしゃ

おそいかからせてください

かれらのいえからさけこえこえるように。

かれらはわたしをらえようととしあな

あしもとにわなけました。

23しゅよ、あなたはごぞんじです

わたしをころそうとするかれらのさくりゃくを。

どうかかれらのあくゆるさず

つみまえかららないでください。

かれらがまえたおされるよう

いかりのときにかれらをあしらってください。

くだかれたつぼ

19

1しゅはこうわれる。「って、とうこうつぼい、たみちょうろうと、ちょうろうかくさいいくにんれて、2とうへんもんたところにある、ベン・ヒノムのたにき、そこでわたしがあなたにかたことばわって、3うがいい。ユダのおうたち、エルサレムのじゅうみんよ、しゅことけ。イスラエルのかみばんぐんしゅはこうわれる。よ、わたしはわざわいをこのところにもたらす。それをものみみりがする。4それはかれらがわたしをて、このところをきょうとし、そこでかれらもかれらのせんもユダのおうたちもらなかったかみがみこうをたき、このところをじつひとたしたからである。5かれらはバアルのためにせいなるたかだいきずき、むすたちをき、くすささものとしてバアルにささげた。わたしはこのようなことをめいじもせず、かたりもせず、こころおもかべもしなかった。

6それゆえ、よ、としゅわれる。このところがもはやトフェトとか、ベン・ヒノムのたにとかばれることなく、さつりくたにばれるる。7わたしはユダとエルサレムのさくりゃくをこのところでくだく。わたしはかれらをつるぎによって、てきまえたおし、そのいのちうばおうとするものわたし、かれらのたいそらとりけものじきとする。8わたしはこのみやこきょうまととし、あざけられるものとする。とおりかかるものみなきょういだき、そのげきあざける。9かれらのてきいのちうばおうとするものかれらをなやますとき、そのなやみとくるしみのなかで、わたしはかれらにぶんむすむすめにくらい、またたがいににくらうにいたらせる。

10あなたは、ともひとびとているところで、そのつぼくだき、11かれらにうがよい。ばんぐんしゅはこうわれる。とうこうつくったものは、ひとたびくだいたならもともどすことができない。それほどに、わたしはこのたみとこのみやこくだく。ひとびとほうむしょがないのでトフェトにほうむる。12わたしはこのようにこのところとそのじゅうみんとにたいしておこなう、としゅわれる。そしてこのみやこをトフェトのようにする。13エルサレムのいえいえ、ユダのおうたちのいえいえは、トフェトのようにけがれたものとなる。これらのいえはすべて、おくじょうひとびとてんばんしょうこうをたき、かみがみにぶどうしゅささものをささげたいえだ。」

14エレミヤは、しゅげんさせるためにつかわされたトフェトからかえってて、しゅしん殿でんにわち、たみのすべてにかってった。

15「イスラエルのかみばんぐんしゅはこうわれる。よ、わたしはこのみやこと、それにぞくするすべてのまちまちに、わたしがげたすべてのわざわいをもたらす。かれらはうなじをかたくし、わたしのことしたがおうとしなかったからだ。」

20

1しゅしん殿でんさいこうかんとくしゃであるさい、イメルのパシュフルは、エレミヤがげんしてこれらのことかたるのをいた。2パシュフルはげんしゃエレミヤをたせ、しゅいえかみのベニヤミンもんこうりゅうした。3よくじつ、パシュフルがエレミヤのこうりゅういたとき、エレミヤはかれった。「しゅはおまえをパシュフルではなく、『きょうが四ほうからせまる』とばれる。

4しゅはこうわれる。よ、わたしはおまえを『きょう』にわたす。おまえも、おまえしたしいものみなかれらはてきつるぎたおれ、おまえぶんでそれをる。わたしはユダのひとをことごとく、バビロンのおうわたす。かれかれらをしゅうとしてバビロンにり、またつるぎにかけてころす。5わたしはこのみやこたくわえられているものろうしてものこうもの、ユダのおうたちのほうもつをすべててきわたす。かれらはそれをうばり、バビロンへはこる。6パシュフルよ、おまえいちぞくものともに、らえられてき、バビロンにってに、そこにほうむられる。おまえも、おまえいつわりのげんいたしたしいものらもともに。」

エレミヤのこくはく

7しゅよ、あなたがわたしをまどわし

わたしはまどわされて

あなたにらえられました。

あなたのちです。

わたしは一にちじゅうわらものにされ

ひとみな、わたしをあざけります。

8わたしがかたろうとすれば、それはなげきとなり

ほうだ、ぼうりょくだ」とさけばずにはいられません。

しゅことのゆえに、わたしは一にちじゅう

はじとそしりをけねばなりません。

9しゅくちにすまい

もうそのによってかたるまい、とおもっても

しゅことは、わたしのこころなか

ほねなかめられて

のようにがります。

さえつけておこうとして

わたしはつかてました。

わたしのけです。

10わたしにはこえています

おおくのひとなんが。

きょうが四ほうからせまる」とかれらはう。

ともかれだんがいしよう」と。

わたしのかただったものみな

わたしがつまずくのをかまえている。

かれまどわされて

われわれつことができる。

かれふくしゅうしてやろう」と。

11しかししゅは、おそるべきゆうとして

わたしとともにいます。

それゆえ、わたしをはくがいするものはつまずき

つことをず、せいこうすることなく

はなはだしくはずかしめをける。

それはわすれられることのない

とこしえのじょくである。

12ばんぐんしゅ

せいをもってひとのはらわたとこころきわ

かれるかたよ。

わたしにさせてください

あなたがかれらにふくしゅうされるのを。

わたしのうったえをあなたに

まかせします。

13しゅかってうたい、しゅさんせよ。

しゅまずしいひとたましい

あくはかものからたすされる。

14のろわれよ、わたしのまれたは。

ははがわたしをんだしゅくふくされてはならない。

15のろわれよ、ちちらせをもたらし

あなたにおとこまれたとって

おおいによろこばせたひとは。

16そのひとは、あわれみをけることなく

しゅほろぼされるまちのように

あさにはたすけをもとめるさけびを

ひるにはときこえくであろう。

17そのは、わたしをははたいないころさず

ははをわたしのはかとせず

はらんだそのたい

そのままにしておかなかったから。

18なぜ、わたしはははたいからろうなげきに

しょうがいはじなかわらねばならないのか。

いのちみちみち

21

1ゼデキヤおうけんされて、マルキヤのパシュフルとマアセヤのさいツェファンヤがたとき、しゅからエレミヤにのぞんだことかれらはった。2「どうか、わたしたちのためにしゅうかがってください。バビロンのおうネブカドレツァルがわたしたちをめようとしています。しゅはこれまでのようにおどろくべきわざを、わたしたちにもしてくださるかもしれません。そうすればかれげるでしょう。」

3エレミヤはかれらにこたえた。「ゼデキヤにこういなさい。4イスラエルのかみしゅはこうわれる。よ、おまえたちをほうしているバビロンのおうやカルデアじんと、おまえたちはにしてたたかってきたが、わたしはそのほこさきじょうへきそとからてんじさせ、このみやこなかあつめる。5わたしはばし、ちからあるうでをもっておまえたちにてきたいし、いかり、いきどおり、げきしてたたかう。6そして、このみやこものを、ひとけものつ。かれらははげしいえきびょうによってぬ。7そののち、としゅわれる。わたしはユダのおうゼデキヤとそのしん、そのたみのうち、えきびょうせんそうきんびてこのみやこのこったものを、バビロンのおうネブカドレツァルのてきいのちうばおうとするものわたす。バビロンのおうかれらをつるぎをもってつ。ためらわず、しまず、あわれまない。

8あなたはこのたみかってうがよい。しゅはこうわれる。よ、わたしはおまえたちのまえいのちみちみちく。9このみやこにとどまるものは、たたかいときんえきびょうによってぬ。このみやこほうしているカルデアじんに、こうふくするもののこり、いのちだけはたすかる。10わたしは、かおをこのみやこけてわざわいをくだし、さいわいをあたえない、としゅわれる。このみやこはバビロンのおうわたされ、はらわれる。」

11ユダのおうたいして。

しゅことけ。

12ダビデのいえよ、しゅはこうわれる。

あさごとにただしいさばきをおこなえ。

さくしゅされているひと

しいたげるものからすくせ。

わたしがのようないかりを

はっすることのないように。

まえたちのあくのゆえにその

ものはいないであろう。

13たにのぞんでするものよ、へいいわ

よ、わたしはおまえかう、としゅわれる。

だれわれわれおそいかかるであろうか

だれわれわれまいにせるだろうか』と

もの

14わたしはおまえたちのあくけっしたがってむくいると

しゅわれる。

わたしはしゅうもりはな

はすべてをくす。」

ユダのおうたいすること

22

1しゅはこうわれる。ユダのおうきゅう殿でんき、そこでこのことかたって、2え。「ダビデのおうすわるユダのおうよ、あなたもあなたのしんも、ここのもんからはいひとびとみなしゅことけ。3しゅはこうわれる。せいめぐみのわざおこない、さくしゅされているものしいたげるものからすくえ。りゅうがいこくじんくるしめ、しいたげてはならない。またこので、じつひとながしてはならない。4もし、あなたたちがこのことねっしんおこなうならば、ダビデのおうすわおうたちは、くるまうまって、このきゅう殿でんもんからはいることができる、おうしんたみも。5しかし、もしこれらのことしたがわないならば、わたしはみずからにちかってう──としゅわれる──このきゅう殿でんかならはいきょとなる。」

6しゅはユダのおうきゅう殿でんについてこうわれる。

あなたは、わたしにとってギレアドのもり

レバノンのいただきのようであった。

しかし、わたしはあなたをとし

ひとまないまちにする。

7わたしはほろぼすものせいべつ

おのおのにしてあなたをめさせる。

かれらはあなたのさいじょうのレバノンすぎたお

とうずる。

8おおくのくにひとびとがこのみやことおりかかって、たがいにたずね、「なぜしゅは、このおおいなるみやこにこのようになさったのか」とくならば、9かれらがそのかみしゅけいやくててかみがみおがみ、つかえたからだ」とこたえるであろう。

10んだおうのためにくな。

かれのためになげくな。

いてかれるおうのためにさけべ。

かれふたたかえって

まれきょうることはない。

11ちちヨシヤにわっておうとなったが、このところからいてかれたユダのおう、ヨシヤのシャルムについてしゅはこうわれる。「かれふたたびここにかえることはない。12かれしゅうとなっているそのところでに、このくにふたたることはない。」

13わざわいだ、めぐみのわざおこなわずぶんきゅう殿でん

せいおこなわずにたか殿どの

どうほうをただではたらかせ

ちんぎんはらわないものは。

14かれう。

ぶんのためにひろきゅう殿でん

おおきなたか殿どのつくろう」と。

かれまどおおきく

レバノンすぎおおい、しゅいろげる。

15あなたは、レバノンすぎおおれば

りっおうだとおもうのか。

あなたのちちは、しっせいかつをし

せいめぐみのわざおこなったではないか。

そのころ、かれにはさいわいがあった。

16かれまずしいひととぼしいひとうったえをさば

そのころ、ひとびとさいわいであった。

こうすることこそ

わたしをることではないか、としゅわれる。

17あなたのこころとうえきもと

じつひとながし、しいたげとあっせいおこなっている。

18それゆえ、ユダのおう、ヨシヤのヨヤキムについて

しゅはこうわれる。

だれひとり、「ああ、わたしのきょうだい

ああ、わたしのまい」とってかれいた

「ああ、しゅよ、ああへいよ」とって、いたものはない。

19かれはろばをめるようにめられる。

きずりされててられる

エルサレムのもんそとへ。

20まえはレバノンにのぼってさけ

バシャンでこえをあげ

アバリムからさけぶがよい。

まえあいじんたちはみなやぶられる。

21まえさかえていたころ、わたしがなにうと

まえは、「きたくない」とった。

これが、おまえわかときからのたいであった。

まえはわたしのこえしたがったことはない。

22まえぼくしゃたちはかぜわれ

あいじんたちは、らえられてく。

そのとき、おまえぶんのあらゆるあくのゆえに

はじけ、いやしめられる。

23レバノンに

レバノンすぎつくっているもの

さんくるしみのようなつうおそうとき

まえはどんなにうめくことか。

24「わたしはきている」としゅわれる。「ユダのおう、ヨヤキムのコンヤは、もはやわたしのみぎゆびではない。わたしはあなたをゆびからる。25わたしはあなたを、あなたのいのちをねらっているもの、あなたがおそれているもの、バビロンのおうネブカドレツァルとカルデアじんわたす。26わたしはあなたと、あなたをんだははを、まれたところとはべつくについほうする。あなたたちはそこでぬ。27かれらがかえりたいとせつねがっているくにかえることはできない。」

28このひと、コンヤはくだけ、いやしめられたつぼか。

だれもしまないうつわか。

なぜかれかれそんついほうされ

らないくにいやられるのか。

29だいよ、だいよ、だいよ、しゅことけ。

30しゅはこうわれる。

「このひとを、どもまれず

しょうがいさかえることのないおとことしてろくせよ。

かれそんからは

だれひとりさかえてダビデのおうにすわり

ユダをおさめるものないからである。」

ユダのかいふく

23

1わざわいだ、わたしのまきひつじれをほろぼしらすぼくしゃたちは」としゅわれる。2それゆえ、イスラエルのかみしゅはわたしのたみぼくするぼくしゃたちについて、こうわれる。

「あなたたちは、わたしのひつじれをらし、はらうばかりで、かえりみることをしなかった。わたしはあなたたちのわるおこないをばっする」としゅわれる。

3「このわたしが、れののこったひつじを、いやったあらゆるくにぐにからあつめ、もとのまきかえらせる。れはみ、かずやす。4かれらをぼくするぼくしゃをわたしはてる。れはもはやおそれることも、おびえることもなく、またまよることもない」としゅわれる。

5よ、このようなる、としゅわれる。

わたしはダビデのためにただしいわかえだこす。

おうおさめ、さか

このくにせいめぐみのわざおこなう。

6かれにユダはすくわれ

イスラエルはやすらかにむ。

かれは、「しゅわれらのすくい」とばれる。

7それゆえ、よ、このようなる、としゅわれる。ひとびとはもはや、「イスラエルのひとびとをエジプトのくにからみちびのぼったしゅきておられる」とってちかわず、8「イスラエルのいえそんを、きたくにや、かれいやられたくにぐにからみちびのぼり、かえらせてぶんくにまわせたしゅきておられる」とってちかうようになる。

げんしゃたいすること

9げんしゃたちについて。

わたしのしんぞうはわたしのうちにやぶ

ほねはすべてちからうしなった。

わたしはいどれのように

さけにのまれたおとこのようになった。

それは、しゅのゆえ

そのせいなることのゆえである。

10かんいんするものがこのくにちている。

こくのろわれてふく

まきがる。

かれらはあくみちはし

せいにそのちから使つかう。

11げんしゃさいけが

しん殿でんなかでさえわたしはかれらのあくたと

しゅわれる。

12それゆえ、かれらのみち

すべるいわのようになり

かれらはくらやみなかわれてたおれる。

わたしがかれらにわざわいを

かれらをばっするとしのぞませるからだと

しゅわれる。

13わたしは、サマリアのげんしゃたちに

あるまじきおこないをた。

かれらはバアルによってげん

わがたみイスラエルをまよわせた。

14わたしは、エルサレムのげんしゃたちのあいだ

おぞましいことをた。

かんいんおこない、いつわりにあゆむことである。

かれらはあくおこなものつよ

だれひとりあくからはなれられない。

かれらはみな、わたしにとってソドムのよう

かれらとともにいるものはゴモラのようだ。

15それゆえ、ばんぐんしゅげんしゃたちについて

こうわれる。

よ、わたしはかれらににがよもぎをべさせ

どくみずませる。

エルサレムのげんしゃたちから

けがれがくにじゅうひろがったからだ。

16ばんぐんしゅはこうわれる。

まえたちにげんするげんしゃたちの

こといてはならない。

かれらはおまえたちにむなしいのぞみをいだかせ

しゅくちことではなく、ぶんこころまぼろしかたる。

17わたしをあなどものたちにかって

かれらはつねう。

へいがあなたたちにのぞむと

しゅかたられた」と。

また、かたくななこころのままにあゆものかって

わざわいがあなたたちにることはない」とう。

18だれしゅかい

また、そのこときしたか。

だれみみかたむけて、そのこといたか。

19よ、しゅあらしはげしく

つむじかぜこって

かみさからうものらのじょううずく。

20しゅいかりは

おもさだめられたことげるまではやまない。

わりのに、おまえたちは

このことをはっきりとさとる。

21わたしがつかわさないのに

げんしゃたちははしる。

わたしはかれらにかたっていないのに

かれらはげんする。

22もし、かれらがわたしのかいったのなら

わがたみにわたしのことかせ

かれらのわるみちあくおこないから

かえらせることができたであろう。

23わたしはただちかくにいるかみなのか、としゅわれる。

わたしはとおくからのかみではないのか。

24だれかがかくかくしたなら

わたしはかれつけられないとうのかと

しゅわれる。

てんをもをも、わたしはたしているではないかと

しゅわれる。

25わたしは、わがによっていつわりをげんするげんしゃたちが、「わたしはゆめた、ゆめた」とうのをいた。26いつまで、かれらはこうなのか。いつわりをげんし、ぶんこころあざむくままにげんするげんしゃたちは、27たがいにゆめかして、わがたみがわたしのわすれるようにける。かれらのたちがバアルのゆえにわたしのわすれたように。28ゆめげんしゃゆめかすがよい。しかし、わたしのことけたものは、ちゅうじつにわたしのことかたるがよい。

もみがらこくもつくらべものになろうかと

しゅわれる。

29このように、わたしのことていないか。いわくだつちのようではないか、としゅわれる。

30それゆえ、よ、わたしはなかどうしでわたしのことぬすげんしゃたちにかう、としゅわれる。31よ、わたしはぶんしたさきだけで、そのことを「たくせん」としょうするげんしゃたちにかう、としゅわれる。32よ、わたしはいつわりのゆめげんするものたちにかう、としゅわれる。かれらは、それをかして、いつわりとまぐれをもってわがたみまよわせた。わたしは、かれらをつかわしたことも、かれらにめいじたこともない。かれらはこのたみなんえきももたらさない、としゅわれる。

33もし、このたみが──げんしゃであれさいであれ──あなたに、「しゅたくせん(マッサ)とはなにか」とうならば、かれらに、「おまえたちこそおも(マッサ)だ。わたしはおまえたちをてる、としゅわれる」とこたえるがよい。34げんしゃにせよ、さいにせよ、たみにせよ、「しゅたくせんだ」とものがあれば、わたしはそのひととそのいえばっする。35まえたちは、ただりんじんきょうだいあいだたがいに、「しゅなんとおこたえになりましたか。しゅなんとおかたりになりましたか」とだけうがよい。36しゅたくせんだ」というかたを二としてはならない。なぜなら、おまえたちはかっぶんことたくせんとし、けるかみであるわれらのかみばんぐんしゅことげたからだ。37げんしゃにはただ、「しゅなんとおこたえになりましたか。しゅなんとおかたりになりましたか」とうがよい。38もし、おまえたちが、「しゅたくせんだ」とうなら、しゅはこうわれる。「おまえたちは、『しゅたくせんだ』とってはならないとめいじておいたのに、『しゅたくせんだ』というこのことかたったので、39よ、わたしはおまえたちをまった退しりぞけ、おまえたちとたちにあたえたこのみやこともに、おまえたちをわたしのまえからる。40そしておまえたちに、けっしてわすれえないえいきゅうはじえいきゅうはずかしめをあたえる。」

いいちじくとわるいいちじく

24

1しゅがわたしにしめされた。よ、しゅしん殿でんまえに、いちじくをった二つのかごいてあった。それは、バビロンのおうネブカドレツァルが、ユダのおう、ヨヤキムのエコンヤ、ユダのこうかんたち、それにこうしょうをエルサレムからしゅうとしてバビロンにれてったあとのことであった。2一つのかごには、はつなりのいちじくのような、じょういいちじくがあり、もう一つのかごには、じょうわるくてべられないいちじくがはいっていた。

3しゅはわたしにわれた。

「エレミヤよ、なにえるか。」

わたしはった。

「いちじくです。ほうのいちじくはじょういのですが、わるほうじょうわるくてべられません。」

4そのとき、しゅことがわたしにのぞんだ。

5「イスラエルのかみしゅはこうわれる。このところからカルデアじんくにおくったユダのしゅうたみを、わたしはこのいいちじくのようになして、めぐみをあたえよう。6かれらにめてめぐみをあたえ、このもどす。かれらをてて、たおさず、えて、くことはない。7そしてわたしは、わたしがしゅであることをこころかれらにあたえる。かれらはわたしのたみとなり、わたしはかれらのかみとなる。かれらはごころをもってわたしのもとへかえってる。

8しゅはまたこうわれる。ユダのおうゼデキヤとそのこうかんたち、エルサレムののこりのものでこのくににとどまっているもの、エジプトのくにいたものを、じょうわるくてべられないいちじくのようにする。9わたしはかれらを、かいのあらゆるくにぐにきょうけんまととする。かれらはわたしがいやるあらゆるところで、はずかしめとものわらいのたねあざけりとのろいのまととなる。10わたしはかれらにつるぎきんえきびょうおくって、わたしがかれらとたちにあたえたからほろぼしくす。」

かみしもべネブカドレツァル

25

1ユダのおう、ヨシヤのヨヤキムのだいねんに、ユダのたみすべてについてエレミヤにのぞんだこと。そのとしはバビロンのおうネブカドレツァルのだいねんたっていた。2げんしゃエレミヤは、ユダのたみとエルサレムのじゅうみんすべてにつぎのようにかたった。3「ユダのおう、アモンのヨシヤのだい十三ねんからこんにちいたるまで二十三ねんあいだしゅことはわたしにのぞみ、わたしはむことなくかたかせたのに、おまえたちはしたがわなかった。4しゅしもべであるげんしゃたちをむことなくつかわしたのに、おまえたちはみみかたむけず、したがわなかった。

5かれらはった。『かえって、あくみちあくてよ。そうすれば、しゅがおまえたちとせんあたえられたに、とこしえからとこしえまでむことができる。6かみがみしたがってくな。かれらにつかえ、ひれしてはならない。おまえたちのつくったものでわたしをいからせるならば、わたしはおまえたちにわざわいをくだす。7しかし、おまえたちはわたしにしたがわなかった、としゅわれる。おまえたちはぶんつくったものをもって、わたしをいからせ、わざわいをまねいた。』

8それゆえ、ばんぐんしゅはこうわれる。おまえたちがわたしのことしたがわなかったので、9よ、わたしはわたしのしもべバビロンのおうネブカドレツァルにめいじて、きたしょみんぞくどういんさせ、かれらにこのとそのじゅうみん、およびしゅうたみおそわせ、ことごとくほろぼしくさせる、としゅわれる。そこはひとおどろくところ、あざけるところ、とこしえのはいきょとなる。10わたしは、そこからよろこびのこえいわいのこえはな婿むここえはなよめこえうすおと、ともしひかりえさせる。11このまったはいきょとなり、ひとおどろくところとなる。これらのたみはバビロンのおうに七十ねんあいだつかえる。12七十ねんわると、わたしは、バビロンのおうとそのたみ、またカルデアじんをそのつみのゆえにばっする、としゅわれる。そして、そこをとこしえにとする。13わたしは、このについてわたしがかたったこと、エレミヤがこれらすべてのくにぐにについてげんし、このまきものしるされていることを、すべてじつげんさせる。14かれらもまた、おおくのくにぐにきょうだいおうたちにつかえるようになる。わたしは、かれらのおこないとそのわざおうじてかれらにむくいる。」

15それゆえ、イスラエルのかみしゅはわたしにこうわれる。「わたしのからいかりのさけさかずきり、わたしがあなたをつかわすすべてのくにぐににそれをませよ。16かれらはんでよろめき、わたしがかれらのなかつるぎおくるとき、きょうにもだえる。」

17わたしは、しゅからさかずきり、しゅがわたしをつかわされるすべてのくにぐににそのさけませた。18また、エルサレムとユダのまちまち、そのおうたちとこうかんたちにませ、こんにちのように、そこをはいきょとし、ひとおどろくところ、あざけるところ、のろうところとした。19さらに、エジプトのおうファラオとそのしんこうかんたちとそのたみのすべて、20じったたみのすべて、ウツののすべてのおう、ペリシテじんのすべてのおう、すなわちアシュケロン、ガザ、エクロン、アシュドドにのこったもの21エドム、モアブ、アンモンのひとびと22ティルスのすべてのおう、シドンのすべてのおううみこうのしまじまおうたち、23デダンとテマとブズと、もみげのっているすべてのひと24むアラビアのすべてのおうと、じったたみのすべてのおう25ジムリのすべてのおう、エラムのすべてのおう、メディアのすべてのおう26きたのすべてのおうで、ちかくにいるものにもとおくにいるものにもそれぞれ、すなわち、じょうのすべてのおうこくませ、さいにシェシャク(バビロン)のおうむ。

27あなたはかれらにうがよい。

「イスラエルのかみばんぐんしゅはこうわれる。んでい、おうし、たおれてがるな、わたしがおまえたちのなかおくつるぎのゆえに。28かれらがあなたのからさかずきけず、むことをこばむなら、あなたはかれらにうがよい。ばんぐんしゅはこうわれる。おまえたちはかならむことになる。29よ、わたしのによってばれるこのみやこにも、わたしはわざわいをくだしはじめた。おまえたちがばつまぬかれようとしても、けっしてまぬかれることはない。わたしはこののすべてのじゅうみんたいして、つるぎせた」とばんぐんしゅわれる。

30あなたは、これらのことをすべてかれらにげんしてうがよい。

しゅは、たかてんからほえたけり

せいなるみやからこえをとどろかされる。

そのまきかってほえたけり

こののすべてのじゅうみんかって

さかぶねをもののようにさけごえをあげられる。

31そのひびきはてにいたる。

しゅは、しょこくみんあらそ

にくなるものをすべてさば

しゅさからうものつるぎわたされる」と

しゅわれる。

32ばんぐんしゅはこうわれる。

よ、わざわいが一つのたみからたみおよぶ。

はげしいあらしてからこる。

33そのには、しゅつらぬかれたものてからてまで、なげくこともなくよこたわる。あつめられることもほうむられることもなく、おもてにまきらされてやしとなる。

34ぼくしゃたちよ、なげさけべ。

れをひきいるものらよ、はいをそのにかぶれ。

まえたちがほふられるときがちた。

まえたちはとうとうつわのようにくだかれてたおれる。

35ぼくしゃうしな

れをひきいるものどころうしなう。

36ぼくしゃさけこえ

れをひきいるものなげこえがする。

しゅかれらのぼくそうらされるからだ。

37へいまきほろぼされる

しゅはげしいいかりによって。

38しゅわかのようにそのみかをてられたので

かれらのとなった

おびやかすしゅいかり、はげしいいかりのゆえに。

しん殿でんにおけるエレミヤのせっきょう

26

1ユダのおう、ヨシヤのヨヤキムのせいはじめに、しゅからこのことがエレミヤにのぞんだ。

2しゅはこうわれる。しゅしん殿でんにわってかたれ。ユダのまちまちかられいはいのためにしゅしん殿でんるすべてのものかってかたるように、わたしがめいじるこれらのことをすべてかたれ。ひとことらしてはならない。3かれらがいて、それぞれあくみちからかえるかもしれない。そうすれば、わたしはかれらのあくのゆえにくだそうとかんがえているわざわいをおもなおす。4かれらにかってえ。しゅはこうわれる。もし、おまえたちがわたしにしたがわず、わたしがあたえたりっぽうしたがってあゆまず、5むことなくつかわしたわたしのしもべであるげんしゃたちのことしたがわないならば──おまえたちはしたがわなかったが──6わたしはこのしん殿でんをシロのようにし、このみやこじょうのすべてのくにぐにのろいのまととする。」

7さいげんしゃたちとすべてのたみは、エレミヤがしゅしん殿でんでこれらのことかたるのをいた。8エレミヤが、たみのすべてのものかたるようにしゅめいじられたことをかたえると、さいげんしゃたちとたみのすべては、かれらえてった。「あなたはけいしょせられねばならない。9なぜ、あなたはしゅによってげんし、『このしん殿でんはシロのようになり、このみやこてて、ものもなくなる』とったのか」と。すべてのたみしゅしん殿でんでエレミヤのまわりにあつまった。10ユダのこうかんたちはこれらのことき、おうきゅう殿でんからしゅしん殿でんのぼってて、しゅしん殿でんあたらしいもんまえさばきのいた。

11さいげんしゃたちは、こうかんたちとたみのすべてのものかってった。「このひとつみたります。かれは、あなたがたしんかれたように、このみやこてきたいするげんをしました。」

12エレミヤはこうかんたちとたみのすべてのものかってった。「しゅがわたしをつかわされ、おまえたちがいたすべてのことをこのしん殿でんとこのみやこたいしてげんさせられたのだ。13いまこそ、おまえたちはぶんみちおこないをただし、おまえたちのかみしゅこえしたがわねばならない。しゅはこのようにげられたわざわいをおもなおされるかもしれない。14わたしはおまえたちのしゅちゅうにある。おまえたちのただしく、いとおもわれることをするがよい。15ただ、よくおぼえておくがよい、わたしをころせば、おまえたちしんと、このみやことそのじゅうみんうえに、じつものながしたつみまねくということを。たしかに、しゅがわたしをつかわし、これらのすべてのことをおまえたちのみみげさせられたのだから。」

16こうかんたちとたみのすべてのものは、さいげんしゃたちにかってった。「このひとにはたるつみはない。かれわれわれかみしゅによってかたったのだ。」

17このちょうろうすうにんがり、たみぜんかいしゅうかってった。18「モレシェトのひとミカはユダのおうヒゼキヤのだいに、ユダのすべてのたみげんしてった。

ばんぐんしゅはこうわれる。

シオンはたがやされてはたけとなり

エルサレムはいしづかわり

しん殿でんやましげおかとなる』と。

19ユダのおうヒゼキヤとユダのすべてのひとびとは、かれころしたであろうか。しゅおそれ、そのめぐみをいのもとめたので、しゅかれらにげたわざわいをおもなおされたではないか。われわれぶんうえおおきなわざわいをもたらそうとしている。」

げんしゃウリヤの

20しゅによってげんしていたひとがもうひとりいた。それは、キルヤト・エアリムのひと、シェマヤのウリヤである。かれはこのみやことこのくにたいして、エレミヤのことまったおなじようなげんをしていた。21ヨヤキムおうは、すべてのしょうこうかんたちとともかれことき、かれころそうとした。ウリヤはこれをいて、おそれ、のがれて、エジプトにった。22ヨヤキムおうはアクボルのエルナタンを、すうにんものともにエジプトにつかわした。23ウリヤはエジプトからもどされ、ヨヤキムおうまえされた。おうかれつるぎち、そのたいきょうどうてさせた。24しかし、シャファンのアヒカムはエレミヤをし、たみちてころされることのないようにした。

くびきげん

27

1ユダのおう、ヨシヤのゼデキヤのせいはじめに、このことしゅからエレミヤにのぞんだ。

2しゅはわたしにこうわれる。くびきよこつなつくって、あなたのくびにはめよ。3そして、ユダのおうゼデキヤのもとにつかわされてエルサレムにた、エドムのおう、モアブのおう、アンモンじんおう、ティルスのおう、シドンのおう使しゃたちにでんごんかえらせよ。

4あなたはかれらにめいじて、それぞれのしゅくんつぎのようにわせるのだ。

イスラエルのかみばんぐんしゅはこうわれる。あなたたちのしゅくんにこういなさい。

5わたしは、おおいなるちからるい、うでばして、だいつくり、またじょうひとどうぶつつくって、わたしのただしいとおもわれるものあたえる。6いまやわたしは、これらのくにを、すべてわたしのしもべバビロンのおうネブカドネツァルのあたえ、けものまでもかれあたえてつかえさせる。7しょこくみんはすべてかれとそのと、そのまごつかえる。しかし、かれくににもわりのときれば、おおくのくにぐにだいおうたちがかれれいにするであろう。8バビロンのおうネブカドネツァルにつかえず、バビロンのおうくびきくびおうとしないくにおうこくがあれば、わたしはつるぎきんえきびょうをもってそのくにばっする、としゅわれる。さいにはかれをもってほろぼす。9あなたたちは、げんしゃうらなゆめうらない、ぼくしゃほう使つかいたちにしたがってはならない。かれらは、バビロンのおうつかえるべきではないとっているが、10それはいつわりのげんである。かれらにしたがえば、あなたたちはこくとおはなれることになる。わたしはあなたたちをはらい、ほろぼす。11しかし、くびしてバビロンのおうくびきい、かれつかえるならば、わたしはそのこくみんこくのこす、としゅわれる。そしてこうさくをさせ、そこにまわせる。」

12ユダのおうゼデキヤにも、わたしはおなじようなことをすべてかたった。

くびして、バビロンのおうくびきい、かれとそのたみつかえよ。そうすればいのちたもつことができる。13どうして、あなたもあなたのたみも、つるぎきんえきびょうなどでんでよいであろうか。しゅがバビロンのおうつかえようとしないくにせんげんされたように、14バビロンのおうつかえるな、とっているげんしゃたちのことしたがってはならない。かれらはあなたたちにいつわりのげんをしているのだ。15しゅわれる。わたしはかれらをけんしていないのに、かれらはわたしの使つかっていつわりのげんをしている。かれらにしたがうならば、わたしはあなたたちをはらい、あなたたちとあなたたちにげんしているげんしゃほろぼす。」

16わたしはさいたちと、このたみのすべてにかってった。

しゅはこうわれる。しゅしん殿でんさいいますぐにもバビロンからもどってる、とげんしているげんしゃたちのことしたがってはならない。かれらはいつわりのげんをしているのだ。17かれらにしたがうな。バビロンのおうつかえよ。そうすればいのちたもつことができる。どうしてこのみやこはいきょしてよいだろうか。18もし、かれらがげんしゃであり、しゅことけているなら、しゅしん殿でんとユダのおうきゅう殿でんとエルサレムにのこっているさいがバビロンへられないよう、ばんぐんしゅねがうがよい。」

19ばんぐんしゅは、せいどうはしら、「うみ」、だい、そのほか、このみやこのこっているさいについて、こうわれる。20これらのものは、バビロンのおうネブカドネツァルが、ユダのおう、ヨヤキムのエコンヤとユダおよびエルサレムのぞくたちを、エルサレムからバビロンへしゅうとしてうつしたとき、らなかったものである。

21イスラエルのかみばんぐんしゅは、しゅしん殿でん、ユダのおうきゅう殿でん、およびエルサレムにのこっているさいについて、こうわれる。

22「これらのはバビロンへられ、わたしがかえりみるまで、そこにとどめかれる、としゅわれる。しかし、わたしはこれらのをこのしょかえらせる。」

ハナンヤとのたいけつ

28

1そのおなとし、ユダのおうゼデキヤのせいはじめ、だいねんの五がつに、しゅしん殿でんにおいて、ギブオンしゅっしんげんしゃ、アズルのハナンヤが、さいとすべてのたみまえでわたしにった。

2「イスラエルのかみばんぐんしゅはこうわれる。わたしはバビロンのおうくびきくだく。3ねんのうちに、わたしはバビロンのおうネブカドネツァルがこのしょからうばってったしゅしん殿でんさいをすべてこのしょかえらせる。4また、バビロンへれんこうされたユダのおう、ヨヤキムのエコンヤおよびバビロンへったユダのしゅうたみをすべて、わたしはこのしょかえる、としゅわれる。なぜなら、わたしがバビロンのおうくびきくだくからである。」

5そこで、げんしゃエレミヤはしゅしん殿でんっていたさいたちとすべてのたみまえで、げんしゃハナンヤにった。6げんしゃエレミヤはった。

「アーメン、どうかしゅがそのとおりにしてくださるように。どうかしゅがあなたのげんことじつげんし、しゅしん殿でんさいしゅうたみすべてをバビロンからこのしょもどしてくださるように。7だが、わたしがあなたとたみすべてのみみげるこのことをよくけ。8あなたやわたしにさきむかしげんしゃたちは、おおくのくにきょうだいおうこくたいして、せんそうさいがいえきびょうげんした。9へいげんするものは、そのことじょうじゅするときはじめて、まことにしゅつかわされたげんしゃであることがかる。」

10するとげんしゃハナンヤは、げんしゃエレミヤのくびからくびきをはずしてくだいた。11そして、ハナンヤはたみすべてのまえった。

しゅはこうわれる。わたしはこのように、二ねんのうちに、あらゆるくにぐにくびにはめられているバビロンのおうネブカドネツァルのくびきくだく。」

そこで、げんしゃエレミヤはった。

12げんしゃハナンヤが、げんしゃエレミヤのくびからくびきをはずしてくだいたのちに、しゅことがエレミヤにのぞんだ。

13って、ハナンヤにえ。しゅはこうわれる。おまえくびきくだいたが、そのわりに、てつくびきつくった。14イスラエルのかみばんぐんしゅはこうわれる。わたしは、これらのくにすべてのくびてつくびきをはめて、バビロンのおうネブカドネツァルにつかえさせる。かれらはそのれいとなる。わたしはけものまでかれあたえた。」

15さらに、げんしゃエレミヤは、げんしゃハナンヤにった。

「ハナンヤよ、よくけ。しゅはおまえつかわされていない。おまえはこのたみあんしんさせようとしているが、それはいつわりだ。16それゆえ、しゅはこうわれる。『わたしはおまえおもてからはらう』と。おまえとしのうちにぬ。しゅさからってかたったからだ。」

17げんしゃハナンヤは、そのとしの七がつんだ。

エレミヤのがみ

29

1しるすのは、ネブカドネツァルがエルサレムからバビロンへしゅうとしてれてったちょうろうさいげんしゃたち、およびたみのすべてに、げんしゃエレミヤがエルサレムからおくったがみぶんめんである。2それは、エコンヤおうたいこうかんがん、ユダとエルサレムのこうかんこうしょうとがエルサレムをったのちのことである。3このがみは、ユダのおうゼデキヤが、バビロンのおうネブカドネツァルのもとにけんしたシャファンのエルアサとヒルキヤのゲマルヤにたくされた。

4「イスラエルのかみばんぐんしゅはこうわれる。わたしは、エルサレムからバビロンへしゅうとしておくったすべてのものげる。5いえててみ、そのじゅえてそのべなさい。6つまをめとり、むすむすめをもうけ、むすにはよめをとり、むすめとつがせて、むすむすめませるように。そちらでじんこうやし、らしてはならない。7わたしが、あなたたちをしゅうとしておくったまちへいあんもとめ、そのまちのためにしゅいのりなさい。そのまちへいあんがあってこそ、あなたたちにもへいあんがあるのだから。

8イスラエルのかみばんぐんしゅはこうわれる。あなたたちのところにいるげんしゃうらなたちにだまされてはならない。かれらのゆめしたがってはならない。9かれらは、わたしの使つかっていつわりのげんをしているからである。わたしは、かれらをつかわしてはいない、としゅわれる。

10しゅはこうわれる。バビロンに七十ねんときちたなら、わたしはあなたたちをかえりみる。わたしはめぐみのやくそくたし、あなたたちをこのもどす。11わたしは、あなたたちのためにてたけいかくをよくこころめている、としゅわれる。それはへいけいかくであって、わざわいのけいかくではない。しょうらいぼうあたえるものである。12そのとき、あなたたちがわたしをび、てわたしにいのもとめるなら、わたしはく。13わたしをたずもとめるならばいだし、こころくしてわたしをもとめるなら、14わたしにうであろう、としゅわれる。わたしはしゅうたみかえらせる。わたしはあなたたちをあらゆるくにぐにあいだに、またあらゆるいきいやったが、そこからあつめ、かつてそこからしゅうとしてしたもとしょもどす、としゅわれる。

15あなたたちは、『しゅわれわれのために、バビロンでもげんしゃててくださった』とっている。

16そこで、ダビデのおうについているおうと、このみやこたみのすべて、すなわちしゅうとしてあなたたちとともかなかったどうほうたいして、しゅはこうわれる。

17ばんぐんしゅはこうわれる。わたしはかれらにつるぎきんえきびょうおくり、くさってべられない、いちじくのようにする。18わたしは、つるぎきんえきびょうをもって、かれらをい、ぜんかいくにぐにけんまととし、わたしがいやるくにぐにで、のろい、きょうがくものわらい、はじさらしとする。19かれらがわたしのことしたがわなかったからである、としゅわれる。わたしは、わたしのしもべであるげんしゃたちをとおして、このことかえつたえたが、かれらはすこしもこうとしなかった、としゅわれる。20しかし、あなたたちはしゅこときなさい。わたしがエルサレムからバビロンへおくったすべてのしゅうたみよ。

21イスラエルのかみばんぐんしゅはこうわれる。それは、わたしの使つかって、あなたたちにいつわりのげんをしているコラヤのアハブとマアセヤのゼデキヤにたいしてである。いま、わたしはかれらをバビロンのおうネブカドレツァルのわたす。おうかれらをあなたたちのまえころす。22このふたのことは、のろいのこととして使つかわれ、バビロンにいるユダのしゅうみんみな、『しゅが、おまえをバビロンのおうあぶりにされたゼデキヤとアハブのようにしてくださるように』とうようになるだろう。23これはかれらがイスラエルにおいておろかなおこないをし、りんじんつまかんつうし、まためいじもしないのに、わたしの使つかっていつわりをかたったからである。わたしはこのことをっており、しょうげんをする、としゅわれる。」

シェマヤにたいするしんぱん

24あなたはネヘラミじんシェマヤにたいしてげよ。25「イスラエルのかみばんぐんしゅはこうわれる。それは、おまえぶんで、つぎがみをエルサレムのすべてのたみと、さいであるマアセヤのツェファンヤと、すべてのさいおくったことにかんしてである。26すなわち、『しゅさいヨヤダにえて、あなたをさいとし、しゅしん殿でんかんとくとし、くるい、げんするものすべてにかせあしかせをはめ、まらせた。27それなのに、あなたたちにげんしているアナトトのひとエレミヤをなぜまらないのか。28エレミヤは、バビロンにいるわれわれのところにまでがみおくって、しゅうながくので、いえててめとか、そのじゅえ、そのべよ、などとってきた。』」

29さいツェファンヤはげんしゃエレミヤに、このがみんでかせた。

30そのとき、しゅことがエレミヤにのぞんだ。31「すべてのしゅうみんおくれ。ネヘラミじんシェマヤにたいしてしゅはこうわれる。シェマヤは、あなたたちにげんしたが、わたしはかれつかわしてはいない。かれいつわってあなたたちをあんしんさせようとしている。32それゆえ、しゅはこうわれる。よ、わたしはネヘラミじんシェマヤとそのそんばっする。かれには、このたみなかそんひともいなくなる。また、わたしがわがたみおこなめぐみのわざにあずかるものひともない、としゅわれる。かれしゅさからってかたったからである。」

かいふくやくそく

30

1しゅからエレミヤにのぞんだこと

2「イスラエルのかみしゅはこうわれる。わたしがあなたにかたったことをひとつのこらずまきものしるしなさい。3よ、わたしのたみ、イスラエルとユダのはんえいかいふくる、としゅわれる。しゅわれる。わたしは、かれらをせんあたえたこくもどし、これをしょゆうさせる。」

ヤコブのわざわいとすく

4つぎことは、イスラエルとユダについて、しゅかたられたものである。

5しゅはこうわれる。

せんりつこえわれわれいた。

きょうのみ。ヘいはない。

6たずねて、

おとこむことはけっしてない。

どうして、わたしはるのか

おとこみなおんなのように

こしてているのを。

だれのかおつちいろわっている。

7わざわいだ、そのおおいなる

このようなはほかにはない。

ヤコブのくるしみのとき

しかし、ヤコブはここからすくされる。

8そのにはこうなる、とばんぐんしゅわれる。おまえくびからくびきくだき、なわく。ふたたてきがヤコブをれいにすることはない。9かれらは、かみであるしゅと、わたしがてるおうダビデとにつかえるようになる。

10わたしのしもべヤコブよ、おそれるなと

しゅわれる。

イスラエルよ、おののくな。

よ、わたしはおまえとおから

まえそんしゅうからすくす。

ヤコブはかえってて、やすらかにむ。

かれらをおびやかすものはいない。

11わたしがおまえともにいてすくうと

しゅわれる。

まえらされていたくにぐに

わたしはほろぼしくす。

しかし、おまえほろぼしくすことはない。

わたしはおまえただしくらしめる。

ばっせずにおくことはけっしてない。

12しゅはこうわれる。

まえきずはいえず

きずいたむ。

13まえうったえはかれず

きずぐちにつけるくすりはなく

いえることもない。

14あいじんたちはみな、おまえわす

あいにもしない。

まえあくはなはだしく

つみがおびただしいので

わたしがてきこうげきをもっておまえ

こくらしめたからだ。

15なぜきずぐちさけぶのか。

まえいたみはいやされない。

まえあくはなはだしく

つみがおびただしいので

わたしがおまえにこうしたのだ。

16それゆえ、おまえくすもの

みなくされる。

まえてきみなしゅうとなる。

まえりゃくだつするものは、りゃくだつされ

ごうだつするものは、みなごうだつされる。

17さあ、わたしがおまえきずなお

きずをいやそう、としゅわれる。

ひとびとはおまえを、「されたもの」と

あいにされないシオン」とっているが。

18しゅはこうわれる。

よ、わたしはヤコブのてんまくはんえいかいふく

そのところあわれむ。

みやこはいきょおかうえてられ

じょうかくはあるべき姿すがたさいけんされる。

19そこからかんしゃうた

がくそうするものこえる。

わたしがかれらをやす。かずることはない。

わたしがかれらにえいこうあたえ、あなどられることはない。

20ヤコブのらは、むかしのようになり

そのつどいは、わたしのまえかたてられる。

かれらをくるしめるものにわたしはむくいる。

21ひとりのどうしゃかれらのあいだから

おさめるものかれらのなかからる。

わたしがかれちかづけるので

かれはわたしのもとにる。

かれのほか、だれいのちをかけて

わたしにちかづくであろうか、としゅわれる。

22こうして、あなたたちはわたしのたみとなり

わたしはあなたたちのかみとなる。

23よ、しゅいかりのあらしく。

あらしくる

かみさからうものじょうれる。

24しゅはげしいいかりは

おもさだめられたことをげるまではやまない。

わりのに、あなたたちはこのことをさとる。

あたらしいけいやく

31

1そのときには、としゅわれる。わたしはイスラエルのすべてのぞくかみとなり、かれらはわたしのたみとなる。

2しゅはこうわれる。

たみなかで、つるぎまぬかれたもの

めぐみをける

イスラエルがあんじゅうかうときに。

3とおくから、しゅはわたしにあらわれた。

わたしは、とこしえのあいをもってあなたをあい

わることなくいつくしみをそそぐ。

4おとめイスラエルよ

ふたたび、わたしはあなたをかたてる。

ふたたび、あなたはたいをかかえ

がくそうするひとびとともおどる。

5ふたたび、あなたは

サマリアのやまやまにぶどうのえる。

えたひとが、えたそのはつものあじわう。

6りのものがエフライムのやま

ばわるる。

て、われらはシオンへのぼろう

われらのかみしゅのもとへのぼろう。」

7しゅはこうわれる。

ヤコブのためによろこうたい、よろこいわえ。

しょこくみんかしらのためにさけびをあげよ。

こえひびかせ、さんせよ。そしてえ。

しゅよ、あなたのたみをおすくいください

イスラエルののこりのものを。」

8よ、わたしはかれらをきたくにからもど

てからあつめる。

そのなかにはえないひとも、あるけないひと

ごもっているおんなも、りんげつおんなともにいる。

かれらはおおいなるかいしゅうとなってかえってる。

9かれらはきながらかえってる。

わたしはかれらをなぐさめながらみちび

ながれに沿ってかせる。

かれらはまっすぐなみちき、つまずくことはない。

わたしはイスラエルのちちとなり

エフライムはわたしのちょうとなる。

10しょこくたみよ、しゅことけ。

とおくのしまじまらせてえ。

「イスラエルをらしたかたかれあつ

ひつじいがれをまもるようにかれまもられる。」

11しゅはヤコブをはな

かれにまさってつよものからあがなわれる。

12かれらはよろこうたいながらシオンのおか

しゅめぐみにかってながれをなしてる。

かれらはこくもつさけ、オリーブ

ひつじうし

そのたましいうるおそののようになり

ふたたおとろえることはない。

13そのとき、おとめはよろこいわっておど

わかものろうじんともおどる。

わたしはかれらのなげきをよろこびに

かれらをなぐさめ、かなしみにえてよろこいわわせる。

14さいいのちずいをもってうるお

わたしのたみものかせると

しゅわれる。

15しゅはこうわれる。

ラマでこえこえる

のうちてなげき、こえが。

ラケルがむすたちのゆえにいている。

かのじょなぐさめをこば

むすたちはもういないのだから。

16しゅはこうわれる。

きやむがよい。

からなみだをぬぐいなさい。

あなたのくるしみはむくいられる、としゅわれる。

むすたちはてきくにからかえってる。

17あなたのらいにはぼうがある、としゅわれる。

むすたちはぶんくにかえってる。

18わたしはエフライムがなげくのをたしかにいた。

「あなたはわたしをらしめ

わたしはらされていないうしのように

らしめをけました。

どうかわたしをかえらせてください。

わたしはかえります。

あなたはしゅ、わたしのかみです。

19わたしはそむきましたが、こうかい

おもらされ、ももっていました。

わたしははじけ、いやしめられ

わかいときのそしりをってました。」

20エフライムはわたしのかけがえのないむす

よろこびをあたえてくれるではないか。

かれ退しりぞけるたびに

わたしはさらに、かれふかこころめる。

かれのゆえに、むねたか

わたしはかれあわれまずにはいられないと

しゅわれる。

21みちしるべをき、はしらてよ。

あなたのこころひろみち

あなたがとおってったみちけよ。

おとめイスラエルよ、かえれ。

ここにあるあなたのまちまちかえれ。

22いつまでさまようのか

そむったむすめよ。

しゅはこのあたらしいことをそうぞうされた。

おんなおとこするであろう。

23イスラエルのかみばんぐんしゅはこうわれる。

わたしがかれらのはんえいかいふくするとき、ユダとそのまちまちひとびとは、ふたたびこのことうであろう。

せいまうところ、せいじょやま

しゅがあなたをしゅくふくされるように。」

24ユダとそのすべてのまちたみがそこにともむ。のうみんも、れをみちびひとびとも。25わたしはつかれたたましいうるおし、おとろえたたましいちからたす。

26ここで、わたしはめて、まわした。それはわたしにとって、たのしいねむりであった。

27よ、わたしがイスラエルのいえとユダのいえに、ひとたねどうぶつたねる、としゅわれる。28かつて、かれらをき、こわし、かいし、ほろぼし、わざわいをもたらそうとっていたが、いま、わたしはかれらをて、またえようとっている、としゅわれる。

29そのには、ひとびとはもはやわない。

せんいぶどうをべれば

そんく」と。

30ひとぶんつみのゆえにぬ。だれでもいぶどうをべれば、ぶんく。

31よ、わたしがイスラエルのいえ、ユダのいえあたらしいけいやくむする、としゅわれる。32このけいやくは、かつてわたしがかれらのせんってエジプトのからみちびしたときにむすんだものではない。わたしがかれらのしゅじんであったにもかかわらず、かれらはこのけいやくやぶった、としゅわれる。33しかし、きたるべきに、わたしがイスラエルのいえむすけいやくはこれである、としゅわれる。すなわち、わたしのりっぽうかれらのむねなかさずけ、かれらのこころにそれをしるす。わたしはかれらのかみとなり、かれらはわたしのたみとなる。34そのとき、ひとびとりんじんどうし、きょうだいどうし、「しゅれ」とっておしえることはない。かれらはすべて、ちいさいものおおきいものもわたしをるからである、としゅわれる。わたしはかれらのあくゆるし、ふたたかれらのつみこころめることはない。

35しゅはこうわれる。

たいよういてひるひかりとし

つきほしどうさだめてよるひかりとし

うみをかきて、なみさわがせるかた

そのばんぐんしゅ

36これらのさだめが

わたしのまえから退しりぞくことがあろうとも、と

しゅわれる。

イスラエルのそん

えいえんえることなく、わたしのたみである。

37しゅはこうわれる。

もし、うえにおいては、てんはかられ

したにおいては、もといきわめられるなら

わたしがイスラエルのすべてのそん

かれらのあらゆるおこないのゆえに

こばむこともありえようと

しゅわれる。

38よ、しゅにささげられたこのみやこが、ハナンエルのとうからすみもんまでさいけんされるる、としゅわれる。39はかなわさらびて、ガレブのおかたっし、ゴアのほうがくまわる。40たいはいたにぜんいき、またキドロンのたにいたるまでと、ひがしがわうまもんすみいたるまでのぜんいきは、しゅのものとしてせいべつされ、もはやとこしえに、かれることもかいされることもない。

エレミヤのこうりゅう

32

1しゅからエレミヤにのぞんだこと。ユダのおうゼデキヤのだいねん、ネブカドレツァルのだい十八ねんのことであった。2そのとき、バビロンのおうぐんたいがエルサレムをほうしていた。げんしゃエレミヤは、ユダのおうきゅう殿でんにあるごくしゃこうりゅうされていた。3ユダのおうゼデキヤが、「なぜ、おまえはこんなことをげんするのか」とって、かれこうりゅうしたのである。

エレミヤのげんはこうである。

しゅはこうわれる。よ、わたしはこのみやこをバビロンのおうわたす。かれはこのまちせんりょうする。4ユダのおうゼデキヤはカルデアじんからげることはできない。かれかならずバビロンのおうわたされ、おうまえされてちょくせつじんもんされる。5ゼデキヤはバビロンへれんこうされ、わたしがかれかえりみるときまで、そこにとどめかれるであろう、としゅわれる。おまえたちはカルデアじんたたかっても、けっしてつことはできない。」

アナトトのはたけ

6さて、エレミヤはった。「しゅことがわたしにのぞんだ。7よ、おまえシャルムのハナムエルが、おまえのところにて、『アナトトにあるわたしのはたけってください。あなたが、しんぞくとしてり、しょゆうするけんがあるのです』とうであろう。」

8しゅことどおり、いとこのハナムエルがごくしゃにいるわたしのところにった。「ベニヤミンぞくしょりょうぞくする、アナトトのはたけってください。あなたにしんぞくとしてそうぞくしょゆうするけんがあるのですから、どうかってください。」

わたしは、これがしゅことによることをっていた。9そこで、わたしはいとこのハナムエルからアナトトにあるはたけり、ぎん十七シェケルをはかってはらった。10わたしは、しょうしょさくせいして、ふういんし、しょうにんて、ぎんはかりはかった。11そしてわたしは、さだめられたかんしゅうどおり、ふういんしたこうにゅうしょうしょと、ふういんされていないうつしをって、12マフセヤのまごであり、ネリヤのであるバルクにそれをわたした。いとこのハナムエルと、こうにゅうしょうしょしょめいしたしょうにんたちと、ごくしゃにいたユダのひとびとぜんいんがそれをていた。13そして、かれらのているまえでバルクにめいじた。

14「イスラエルのかみばんぐんしゅはこうわれる。これらのしょうしょ、すなわち、ふういんしたこうにゅうしょうしょと、そのうつしをり、きのうつわおさめてながぞんせよ。15イスラエルのかみばんぐんしゅが、『このくにいえはたけ、ぶどうぞのふたたときる』とわれるからだ。」

エレミヤのいの

16こうにゅうしょうしょをネリヤのバルクにわたしたあとで、わたしはしゅいのった。

17「ああ、しゅなるかみよ、あなたはおおいなるちからるい、うでばしててんつくられました。あなたのちからおよばないことなにひとつありません。18あなたはめぐみをいくせんだいおよぼし、つみそんむくいられます。おおいなるかみちからあるかみ、そのばんぐんしゅ19そのはかりごとだいであり、わざちからづよい。あなたのひとあゆみをすべてらんになり、かくじんみちおこないのみのりにおうじてむくいられます。20あなたはエジプトのくにあらわされたようにこんにちいたるまで、イスラエルをはじめぜんじんるいたいしてしるしとせきあらわし、こんにちのようにがあがめられるようにされました。21あなたは、しるしとせきをもってつよちからるい、うでばしておおいなるおそれをあたえ、あなたのたみイスラエルをエジプトのくにからみちびされました。22そして、かつてせんちかわれたとおり、このかれらにたまわりました。ちちみつながれるこのです。23ところが、かれらはここにて、しょゆうすると、あなたのこえしたがわず、またあなたのりっぽうしたがってあゆまず、あなたがめいじられたことをなにひとおこなわなかったので、あなたはかれらにこのわざわいをくだされました。24いまや、このみやことそうとして、しろめのるいきずかれています。もなくこのみやこつるぎきんえきびょうのゆえに、かこんでいるカルデアじんちようとしています。あなたのことどおりになっていることは、らんのとおりです。25それにもかかわらず、しゅなるかみよ、あなたはわたしに、『ぎんはたけい、しょうにんてよ』とわれました。このみやこがカルデアじんちようとしているこのときにです。」

26しゅことがエレミヤにのぞんだ。

27よ、わたしはきとしけるもののかみしゅである。わたしのちからおよばないことが、ひとつでもあるだろうか。28それゆえ、しゅはこうわれる。わたしはこのみやこをカルデアじんに、またバビロンのおうネブカドレツァルのわたす。おうはこのみやこせんりょうする。29このみやここうげきしているカルデアじんとつにゅうし、はなってはらう。おくじょうでバアルにこうをたき、またかみがみさけそなえて、わたしをいからせたおおくのいえはらう。30そのはじめから、イスラエルのひとびととユダのひとびとは、わがまえあくのみをおこなってきた。じつにイスラエルのひとびとは、そのわざによってはなはだしくわたしをいからせてきた、としゅわれる。31このみやこは、てられたからこんにちいたるまで、わたしをいからせいきどおらせてきたので、これをわたしのまえからのぞく。32イスラエルのひとびと、ユダのひとびとおかして、わたしをいからせたそのすべてのあくのゆえである。おうこうかんさいげんしゃ、ユダのひとびと、エルサレムのじゅうみんみなどうざいである。33かれらはわたしにけ、かおけようとしなかった。わたしはかえおしさとしたが、こうとせず、いましめをれようとはしなかった。34かれらはむべきぐうぞういて、わたしのばれるしん殿でんけがし、35ベン・ヒノムのたにに、バアルのせいなるたかだいて、むすむすめたちをモレクにささげた。しかし、わたしはこのようなことをめいじたことはないし、ユダのひとびとが、このむべきおこないによって、つみおちいるなどとはおもってもみなかった。」

36しかしいまや、おまえたちがバビロンのおうつるぎきんえきびょうわたされてしまったとっている、このみやこについて、イスラエルのかみしゅはこうわれる。

37「かつてわたしがおおいにいかり、いきどおり、げきして、はらったくにぐにからかれらをあつめ、このしょかえらせ、やすらかにまわせる。38かれらはわたしのたみとなり、わたしはかれらのかみとなる。39わたしはかれらに一つのこころ、一つのみちあたえてつねにわたしにしたがわせる。それが、かれしんとそのそんにとってさいわいとなる。40わたしは、かれらとえいえんけいやくむすび、かれらのそんめぐみをあたえてやまない。またわたしにしたがこころかれらにあたえ、わたしからはなれることのないようにする。41わたしはかれらにめぐみをあたえることをよろこびとし、こころおもいをめてたしかにかれらをこのえる。42まことに、しゅはこうわれる。かつて、このたみにこのおおきなわざわいをくだしたが、いまや、かれらにやくそくしたとおり、あらゆるめぐみをあたえる。43このくにで、ひとびとはまたはたけうようになる。それはいま、カルデアじんわたってひとけものまないになる、とおまえたちがっているこのくににおいてである。44ひとびとぎんはらい、しょうしょさくせいして、ふういんをし、しょうにんてて、ベニヤミンぞくしょりょうや、エルサレムのしゅうへん、ユダのまちまちやまあいのまちまち、シェフェラのまちまち、ネゲブのまちまちはたけうようになる。わたしがかれらのはんえいかいふくするからである、としゅわれる。」

エルサレムのふっこう

33

1しゅことふたたびエレミヤにのぞんだ。このときかれは、まだごくしゃこうりゅうされていた。

2しゅはこうわれる。そうぞうしゃしゅ、すべてをかたちづくり、たしかにされるかた。そのしゅ3「わたしをべ。わたしはあなたにこたえ、あなたのらないかくされたおおいなることをらせる。4こうじょうるいきずかれたのちつるぎびたてきしんにゅうふせぐために、かいされたこのみやこおくとユダのおうきゅう殿でんについて、イスラエルのかみしゅはこうわれる。5かれらはカルデアじんたたかうが、みやこたいあふれるであろう。わたしがいかりといきどおりをもってかれらをころし、そのあらゆるあくぎょうのゆえに、このみやこからかおそむけたからだ。

6しかし、よ、わたしはこのみやこに、いやしとかいふくとをもたらし、かれらをいやしてまことのヘいゆたかにしめす。7そして、ユダとイスラエルのはんえいかいふくし、かれらをはじめのときのようになおす。8わたしにたいしておかしたすべてのつみからかれらをきよめ、おかしたつみはんぎゃくのすべてをゆるす。9わたしがこのみやこあたえるおおいなるめぐみについてかいのすべてのくにぐにくとき、このみやこはわたしによろこばしいめいせいさんうたかがやきをもたらすものとなる。かれらは、わたしがこのみやこあたえるおおいなるめぐみとヘいとをて、おそれおののくであろう。

10しゅはこうわれる。このしょに、すなわちおまえたちが、ここははいきょひとまず、けものもいないとっているこのユダのまちまちとエルサレムのひろに、ふたたこえこえるようになる。そこはてて、いまひとも、じゅうみんも、けものもいない。11しかし、やがてよろこいわこえはな婿むこはなよめこえかんしゃそなものしゅしん殿でんたずさえてものが、『ばんぐんしゅをほめたたえよ。しゅめぐふかく、そのいつくしみはとこしえに』とうたこえこえるようになる。それはわたしが、このくにはんえいはじめのときのようにかいふくするからである。

12ばんぐんしゅはこうわれる。ひとまず、けものもいないてたこのしょで、またすべてのまちまちで、ふたたひつじいがまきち、ひつじれをいこわせるようになる。13やまあいのまちまち、シェフェラのまちまち、ネゲブのまちまち、ベニヤミンぞくしょりょう、エルサレムのしゅうへん、ユダのまちまちで、ふたたび、ひつじいが、れをなしてもどってひつじかぞえるようになる。

14よ、わたしが、イスラエルのいえとユダのいえめぐみのやくそくたする、としゅわれる。15その、そのとき、わたしはダビデのためにせいわかえだでさせる。かれこうへいせいをもってこのくにおさめる。16そのには、ユダはすくわれ、エルサレムはやすらかにひとまうみやことなる。そのは、『しゅわれらのすくい』とばれるであろう。

17しゅはこうわれる。ダビデのためにイスラエルのいえおうにつくものは、えることがない。18レビびとであるさいのためにも、わたしのまえどうぶつこくもつそなえてき、いけにえをささげるものはいつまでもえることがない。」

19しゅことがエレミヤにのぞんだ。20しゅはこうわれる。わたしがひるむすんだけいやくよるむすんだけいやくを、おまえたちがして、ひるよるとがそのときしたがってめぐるのをさまたげることができないように、21わたしが、わがしもべダビデとむすんだけいやくされ、ダビデのおうちゃくがなくなり、また、わたしにつかえるレビびとであるさいとのけいやくされることもない。22わたしはかぞえきれないまんてんほしのように、はかれないうみすなのように、わがしもべダビデのそんと、わたしにつかえるレビびとかずやす。」

23しゅことがエレミヤにのぞんだ。24「このたみは、『しゅぶんえらんだ二つのぞくはなされた』とって、わがたみをもはやいっこくぶにあたいしないかのように、かろんじているのをあなたはらないのか。

25しゅはこうわれる。もし、わたしがひるよるむすんだけいやくそんざいせず、また、わたしがてんさだめをかくりつしなかったのなら、26わたしはヤコブとわがしもべダビデのそん退しりぞけ、アブラハム、イサク、ヤコブのそんおさめるものえらぶことをやめるであろう。しかしわたしは、かれらのはんえいかいふくし、かれらをあわれむ。」

ゼデキヤおうへのけいこく

34

1しゅからエレミヤにのぞんだこと。ときに、バビロンのおうネブカドレツァルとそのぐんたい、およびはいにあるりょうぜんおうこくぜんみんぞくが、エルサレムとそのしゅうへんまちまちこうげきしていた。

2「イスラエルのかみしゅはこうわれる。って、ユダのおうゼデキヤにえ。しゅはこうわれる。わたしは、このみやこをバビロンのおうわたす。おうはこれにはなつと、かれうのだ。3あなたは、かれからのがれることはできない。かなららえられてそのわたされる。あなたはバビロンのおうまえされ、ちょくせつじんもんされ、バビロンへれてかれる。

4しかし、ユダのおうゼデキヤよ、しゅことくがよい。しゅはあなたについてこうわれる。あなたはつるぎにかかってぬことはない。5あなたはへいのうちにぬ。ひとびとは、あなたのせんであるれきだいおうそうさいしてこうをたいたように、あなたのためにこうをたき、『ああ、おうさま』とってなげくであろう。このことをわたしはやくそくする、としゅわれる。」

6げんしゃエレミヤはエルサレムで、このことどおりにユダのおうゼデキヤにげた。7このとき、バビロンのおうぐんたいは、エルサレムと、ユダののこっていたまちまち、すなわちラキシュとアゼカをこうげきしていた。ユダのまちまちなかで、これらのじょうへきったまちだけがまだのこっていたのである。

れいかいほう

8ゼデキヤおうが、エルサレムにいるたみけいやくむすんでれいかいほうせんげんしたのちに、しゅからエレミヤにのぞんだこと9そのけいやくは、ヘブライじんだんじょれいゆうとしてらせ、またなんぴとであれどうほうであるユダのひとれいとはしないことをさだめたものである。10このけいやくくわわったぞくたみは、それぞれだんじょれいゆうとしてらせ、ふたたれいとはしないというさだめにしたがってらせた。11しかしそののちかれらはたいえ、いったんゆうとしてらせただんじょれいふたたきょうせいしてれいぶんとした。

12そのとき、しゅことがエレミヤにのぞんだ。13「イスラエルのかみしゅはこうわれる。わたしは、れいいえエジプトのくにからあなたたちのせんみちびしたに、かれらとけいやくむすんでめいじた。14だれでも、どうほうであるヘブライじんって六ねんかん、あなたのためにはたらいたなら、七ねんにはゆうとして、あなたのもとかららせなければならない、と。ところが、おまえたちのせんはわたしにしたがわず、みみかたむけようとしなかった。15しかしきょ、おまえたちはこころえて、わたしのただしいとおもうことをおこなった。おまえたちはみなりんじんかいほうせんげんし、わたしのばれるしん殿でんにおいて、わたしのまえけいやくむすんだ。16ところがおまえたちは、またもや、たいえてわたしのけがした。かれらののぞみどおりゆうとしてらせただんじょれいふたたきょうせいしてれいぶんとしている。

17それゆえ、しゅはこうわれる。おまえたちが、どうほうりんじんかいほうせんげんせよというわたしのめいれいしたがわなかったので、わたしはおまえたちにかいほうせんげんする、としゅわれる。それはつるぎえきびょうきんわたかいほうである。わたしは、おまえたちをかいのすべてのくにぐにけんまととする。

18わたしのけいやくやぶり、わたしのまえみずかむすんだけいやくことこうしないものを、かれらがけいやくさいしてぷたつにき、そのあいだとおったあのうしのようにする。19ユダとエルサレムのぞくやくにんさい、およびくにたみのすべてが二つにいたうしあいだとおった。20わたしは、かれらをてきわたし、いのちうばおうとするものわたす。かれらのたいは、そらとりけものじきになる。21ユダのおうゼデキヤとぞくたちをてきに、いのちうばおうとするものに、すなわちいちてっ退たいしたバビロンのおうぐんたいわたす。22わたしはめいれいくだす、としゅわれる。わたしは、かれらをこのみやこもどす。かれらはこのみやここうげきし、せんりょうしてはなつであろう。わたしは、ユダのまちまちを、もののないはいきょとする。」

レカブじんちゅうせい

35

1ユダのおう、ヨシヤのヨヤキムのだいに、しゅからエレミヤにのぞんだこと2「レカブじんいちぞくのところへって、しゅしん殿でんいっしつるようにい、かれらにぶどうしゅませなさい。」

3そこで、わたしは、ハバツィンヤのまごであり、イルメヤのであるヤアザンヤとそのきょうだい、そのら、つまりレカブじんいちぞくぜんいんれて、4しゅしん殿でんにある、かみひとイグダルヤのハナンのたちがいるった。このは、ぞくとなりにあって、もんえい、シャルムのマアセヤのうえたる。5そこで、わたしはレカブじんいちぞくまえにぶどうしゅたしたつぼさかずきし、かれらに、「ぶどうしゅんでください」とった。

6すると、かれらはこたえた。「われわれはぶどうしゅみません。レカブのヨナダブが、そんそんいたるまでぶどうしゅんではならない、とめいじたからです。7また、いえてるな、たねくな、ぶどうえんつくるな、また、それらをしょゆうせず、しょうがいてんまくむように。そうすれば、おまえたちがたいざいするながきることができる、といました。8われわれせんである、レカブのヨナダブのめいじたすべてのことにしたがってきました。しょうがいわれわれつまも、むすむすめたちもぶどうしゅまず、9いえてず、ぶどうえんはたけたねしょゆうせず、10てんまくんでいます。われわれヨナダブのめいじたすべてのことにしたがっておこなってきました。11いまは、バビロンのおうネブカドレツァルがこのくにのぼってたので、『エルサレムにき、カルデアぐんとアラムぐんこうげきけよう』とって、エルサレムにたいざいしているのです。」

12そのとき、しゅことがエレミヤにのぞんだ。13「イスラエルのかみばんぐんしゅはこうわれる。って、ユダのひとびととエルサレムのじゅうみんげよ。おまえたちはわたしのことしたがえといういましめをれないのか、としゅわれる。14レカブのヨナダブがいちぞくものたちに、ぶどうしゅむなとめいじたことまもられ、かれらはこのめいれいしたがい、こんにちいたるまでぶどうしゅまずにいる。ところがおまえたちは、わたしがかえかたつづけてきたのにしたがおうとしなかった。15わたしは、おまえたちにわたしのしもべであるげんしゃを、かえつかわしてめいじた。『おのおのあくみちはなれてかえり、おこないをただせ。かみがみつかしたがうな。そうすれば、わたしがおまえたちとあたえたこくにとどまることができる』と。しかし、おまえたちはみみかたむけず、わたしにこうとしなかった。16レカブのヨナダブのいちぞくが、めいじためいれいかたまもっているというのに、このたみはわたしにしたがおうとしない。17それゆえ、イスラエルのかみばんぐんしゅはこうわれる。わたしは、ユダとエルサレムのぜんじゅうみんたいしてこくしたとおり、あらゆるわざわいをおくる。わたしがかたったのにかれらはかず、わたしがびかけたのにこたえなかったからである。」

18また、レカブじんいちぞくにエレミヤはった。「イスラエルのかみばんぐんしゅはこうわれる。あなたたちは、ヨナダブのめいれいしたがい、めいれいをことごとくまもり、めいじられたとおりにおこなってきた。19それゆえ、イスラエルのかみばんぐんしゅはこうわれる。レカブのヨナダブのいちぞくには、わたしのまえってつかえるものがいつまでもえることがない。」

げんまきもの

36

1ユダのおう、ヨシヤのヨヤキムのだいねんに、つぎことしゅからエレミヤにのぞんだ。2まきものり、わたしがヨシヤのだいからこんにちいたるまで、イスラエルとユダ、およびしょこくについて、あなたにかたってきたことのこらずしるしなさい。3ユダのいえは、わたしがくだそうとかんがえているすべてのわざわいをいて、それぞれあくみちからかえるかもしれない。そうすれば、わたしはかれらのつみとがゆるす。」

4エレミヤはネリヤのバルクをせた。バルクはエレミヤのこうじゅつしたがって、しゅかたられたことをすべてまきものしるした。5エレミヤはバルクにめいじた。「わたしはしゅしん殿でんはいることをきんじられている。6まえだんじきって、わたしがこうじゅつしたとおりにしるしたこのまきものからしゅことみ、しん殿でんあつまったひとびとかせなさい。また、ユダのまちまちからのぼってるすべてのひとびとにもかせなさい。7このたみかってげられたしゅいかりといきどおりがおおきいことをって、ひとびとしゅあわれみをい、それぞれあくみちからかえるかもしれない。」8そこで、ネリヤのバルクは、げんしゃエレミヤがめいじたとおり、まきものしるされたしゅことしゅしん殿でんんだ。

9ユダのおう、ヨシヤのヨヤキムのせいだいねんがつに、エルサレムのぜんみんおよびユダのまちまちからエルサレムにのぼってるすべてのひとびとに、しゅまえだんじきをするこくされた。10そのとき、バルクはしゅしん殿でんまきものしるされたエレミヤのことんだ。かれしょかん、シャファンのゲマルヤのからすべてのひとびとかせたのであるが、それはしゅしん殿でんかみまえにわにあり、あたらしいもんぐちかたわらにあった。

11シャファンのまごでゲマルヤのであるミカヤは、そのまきものしるされたしゅことをすべてくと、12おうきゅうにあるしょかんくだってった。そこには、やくにんたちがみなせきいていた。しょかんエリシャマ、シェマヤのデラヤ、アクボルのエルナタン、シャファンのゲマルヤ、ハナンヤのツィドキヤをはじめすべてのやくにんたちがいた。13ミカヤは、バルクがたみまえまきものんだときにいたことを、すべてやくにんちにつたえた。

14やくにんたちは、ユディをバルクのもとにつかわして、「あなたがたみかせたあのまきものってるように」とわせた。ユディのちちはネタンヤ、はシェレムヤ、そうはクシである。そこで、ネリヤのバルクは、まきものって、かれらのところにた。

15かれらはバルクにった。

すわって、われわれにもまきものんでください。」

そこで、バルクはかれらにまきものかせた。16そのことをすべてわると、かれらはみな、おののいてたがいにかおわせ、バルクにった。

「このことはすべておうつたえねばならない。」

17さらにバルクにたずねた。

「どのようにして、このすべてのことしるしたのかおしえてください。かれこうじゅつですか。」

18バルクはこたえた。

「エレミヤがみずからわたしにこのすべてのことこうじゅつしたので、わたしがまきものにインクでしるしたのです。」

19そこで、やくにんたちはバルクにった。

「あなたとエレミヤはいそいでかくしなさい。だれにもどころをられてはなりません。」

20かれらはまきものしょかんエリシャマのおさめて、きゅうていにいるおうのもとにおもむき、そのことをすべておうつたえた。

21おうはユディをつかわして、まきものってさせた。かれしょかんエリシャマのからまきものってて、おうおうつかえるすべてのやくにんいているところでげた。

22おうきゅう殿でんふゆいえにいた。ときは九がつだんおうまえあかあかえていた。23ユディが三、四らんわるごとに、おうまきものをナイフでいてだんにくべ、ついに、まきものをすべてやしてしまった。

24このすべてのこときながら、おうもそのそっきんもだれひとりおそれをいだかず、ふくこうともしなかった。25また、エルナタン、デラヤ、ゲマルヤの三にんまきものやさないようにこんがんしたが、おうはこれにみみさなかった。26かえって、おうは、おうエラフメエル、アズリエルのセラヤ、アブデエルのシェレムヤにめいじて、しょバルクとげんしゃエレミヤをらえようとした。しかし、しゅふたかくされた。

27バルクがエレミヤのこうじゅつしたがってこれらのことしるしたまきものおうやしたのちに、しゅことがエレミヤにのぞんだ。28あらためて、べつまきものれ。ユダのおうヨヤキムがやしたはじめのまきものしるされていたすべてのことを、もとどおりにしるせ。29そして、ユダのおうヨヤキムにたいして、あなたはこういなさい。

しゅはこうわれる。おまえはこのまきものやしてしまった。おまえはエレミヤをなんて、『なぜ、このまきものにバビロンのおうかならて、このくにほろぼし、ひとけものぜつめつさせるといたのか』とった。

30それゆえ、しゅはユダのおうヨヤキムについてこうわれる。かれそんには、ダビデのおうにつくものがなくなる。ヨヤキムのたいされて、ひるえんねつに、よるしもにさらされる。31わたしは、おうとそのそんらいたちをそのとがのゆえにばっする。かれらとエルサレムのじゅうみんおよびユダのひとびとわざわいをくだす。このわざわいは、すべてすでかえげたものであるが、かれらはこうとはしなかった。」

32そこで、エレミヤはべつまきものって、しょネリヤのバルクにわたした。バルクは、ユダのおうヨヤキムがとうじたまきものしるされていたすべてのことを、エレミヤのこうじゅつしたがってしるした。また、おなじようなことかずおおくわえた。

エレミヤのたい

37

1ヨヤキムのコンヤにわって、ヨシヤのゼデキヤがおうについた。バビロンのおうネブカドレツァルが、かれをユダのくにおうとしたのである。2おうらいくにたみも、しゅげんしゃエレミヤによってげられたしゅことしたがわなかった。

3ゼデキヤおうは、シェレムヤのユカルとさいであるマアセヤのツェファンヤとをげんしゃエレミヤのもとにつかわして、「どうか、われわれのために、われわれかみしゅいのってほしい」とたのんだ。4エレミヤはまだとうごくされておらず、ひとびとあいだりしていた。5おりしも、ファラオのぐんたいがエジプトからしんげきしてた。エルサレムをほうしていたカルデアぐんはこのらせをいて、エルサレムからてっ退たいした。

6このとき、しゅことげんしゃエレミヤにのぞんだ。7「イスラエルのかみなるしゅはこうわれる。わたしのこともとめて、おまえたちをつかわしたユダのおうにこううがよい。おまえたちをきゅうえんしようとしゅつどうしたファラオのぐんたいは、ぶんくにエジプトへかえってく。8カルデアぐんふたたて、このみやここうげきし、せんりょうはなつ。9しゅはこうわれる。カルデアぐんかならわれわれのもとからるとって、ぶんあざむいてはならない。カルデアぐんけっしてらない。10たとえ、おまえたちがたたかいをまじえているカルデアのぜんぐんやぶり、しょうへいだけがのこったとしても、かれらはそれぞれのてんまくからがって、このみやこはなつ。」

11カルデアぐんは、ファラオのぐんたいしんげきしてたので、エルサレムからてっ退たいした。12そのとき、エレミヤはエルサレムをて、しんぞくあいだきょうしょゆうそうぞくするために、ベニヤミンぞくこうとした。13かれがベニヤミンもんにさしかかったとき、ハナンヤのまごで、シェレムヤのであるイルイヤというしゅたいちょうが、げんしゃエレミヤをらえてった。

「おまえは、カルデアぐんとうこうしようとしている。」

14そこで、エレミヤはった。

「それはちがう。わたしはカルデアぐんとうこうしたりはしない。」

しかし、イルイヤはれず、エレミヤをらえ、やくにんたちのところへれてった。15やくにんたちはげきしてエレミヤをちたたき、しょかんヨナタンのいえかんきんした。そこがろうごくとして使つかわれていたからである。16エレミヤはまるてんじょうのあるろうれられ、ちょうかんそこにめてかれた。

17ゼデキヤおう使しゃおくってエレミヤをれてさせ、きゅうていでひそかにたずねた。

しゅからなにことがあったか。」

エレミヤはこたえた。

「ありました。バビロンのおうにあなたはわたされます。」

18さらに、エレミヤはゼデキヤおうった。

「わたしをろうごくかんきんしておられますが、いったいわたしは、どのようなつみをあなたとあなたのしん、あるいはこのたみたいしておかしたのですか。19『バビロンのおうは、あなたたちも、このくにをもこうげきすることはない』とげんしていたあのげんしゃたちは、いったいどこへってしまったのですか。20おうよ、いまどうか、いてください。どうか、わたしのねがいをれ、しょかんヨナタンのいえおくかえさないでください。わたしがそこでころされないように。」

21ゼデキヤおうは、エレミヤをかんにわこうりゅうしておくようめいじ、パンがいからまいにちパンを一つとどけさせた。これはみやこにパンがなくなるまでつづいた。エレミヤはかんにわめてかれた。

みずめにまれる

38

1マタンのシェファトヤ、パシュフルのゲダルヤ、シェレムヤのユカル、マルキヤのパシュフルは、エレミヤがすべてのたみつぎのようにかたっているのをいた。

2しゅはこうわれる。このみやこにとどまるものは、つるぎきんえきびょうぬ。しかし、てカルデアぐんとうこうするもののこる。いのちだけはたすかってのこる。3しゅはこうわれる。このみやこかならずバビロンのおうぐんたいち、せんりょうされる。」

4やくにんたちはおうった。

「どうか、このおとこけいにしてください。あのようなことをいふらして、このみやこのこったへいみんしゅうくじいています。このたみのためにヘいねがわず、むしろわざわいをのぞんでいるのです。」

5ゼデキヤおうこたえた。

「あのおとこのことはおまえたちにまかせる。おうであっても、おまえたちのはんしてはなにもできないのだから。」

6そこで、やくにんたちはエレミヤをらえ、かんにわにあるおうマルキヤのみずめへつなでつりろした。みずめにはみずがなくどろがたまっていたので、エレミヤはどろなかしずんだ。

7きゅうていにいたクシュじんかんがんエベド・メレクは、エレミヤがみずめにまれたことをいた。そのとき、おうはベニヤミンもんひろしていた。

8エベド・メレクはきゅうていおううったえた。

9おうさま、このひとびとは、げんしゃエレミヤにありとあらゆるひどいことをしています。かれみずめにみました。エレミヤはそこでえてんでしまいます。もうみやこにはパンがなくなりましたから。」

10おうはクシュじんエベド・メレクに、「ここから三十にんものれてき、げんしゃエレミヤがなないうちに、みずめからげるがよい」とめいじた。11エベド・メレクはそのひとびとれてきゅうていかえり、そうしたからふるやぼろれをってて、それをつなみずめのなかのエレミヤにつりろした。12クシュじんエベド・メレクはエレミヤにった。「ふるとぼろれをわきしたにはさんで、つなにあてがいなさい。」エレミヤはそのとおりにした。13そこで、かれらはエレミヤをみずめからつなげた。そして、エレミヤはかんにわめてかれた。

ゼデキヤおうとのさいかいけん

14ゼデキヤおう使しゃつかわして、げんしゃエレミヤをしゅしん殿でんだい三のぐちにいるぶんのもとにれてさせ、「あなたにたずねたいことがある。なにかくさずにはなしてくれ」とった。15エレミヤはゼデキヤにこたえた。「もし、わたしがそっちょくもうげれば、あなたはわたしをころそうとされるのではないですか。かりしんげんもうげても、おきにはなりますまい。」16ゼデキヤおうはエレミヤにひそかにちかってった。「われわれいのちつくられたしゅにかけてちかう。わたしはあなたをけっしてころさない。またあなたのいのちをねらっているひとびとわたしたりはしない。」

17そこで、エレミヤはゼデキヤにった。「イスラエルのかみばんぐんかみなるしゅはこうわれる。もし、あなたがバビロンのおうしょうぐんたちにこうふくするなら、いのちたすかり、みやこかれずにむ。また、あなたはぞくとものこる。18しかし、もしバビロンのおうしょうぐんたちにこうふくしないなら、みやこはカルデアぐんわたり、かれ、あなたはかれらのからのがれることはできない。」

19ゼデキヤおうはエレミヤにった。「わたしがおそれているのは、すでにカルデアぐんのもとにだっそうしたユダのひとびとである。かれらにわたされると、わたしはなぶりものにされるかもしれない。」

20そこで、エレミヤはった。「いいえ、かれらにわたされることはありません。どうか、わたしがもうげるしゅこえしたがってください。かならず、しゅよくいき、あなたはながらえることができます。21もしこうふくすることをきょするならこうなる、としゅがわたしにしめされました。22ユダのおうきゅうのこっているおんなたちはみな、バビロンのおうしょうぐんたちのところへれてかれ、こううでしょう。

あなたのしたしいゆうじんたちは

あなたをいざない、せた。

あなたのあしどろられると

け、った。

23おうや、おうたちはみな、カルデアぐんのもとにれてかれ、おうしんかれらののがれることができません。かならずバビロンのおうらえられ、みやこはらわれます。」

24ゼデキヤおうはエレミヤにった。「このことは、だれにもられないようにしよう。そうすれば、あなたはころされないでむ。25やくにんたちは、わたしがあなたとはなったことをきつければ、きっと、あなたのもとにて、『おうなにはなしたのかえ。かくさずにはなせ。ころしはしないから。なにおうがおまえはなしたかをえ』とうだろう。26そのときは、こうこたえるがよい。『わたしはおうあわれみをい、ヨナタンのいえおくかえさないでください。あそこではころされてしまいます、といました』と。」

27やくにんたちはみな、エレミヤのもとにたずねたが、エレミヤがすべておうめいじたとおりにこたえたので、だまってってった。エレミヤがおうげたことはついにられなかった。28エレミヤは、エルサレムがせんりょうされるまでかんにわめてかれた。かれはエルサレムがせんりょうされたときそこにいた。

エルサレムのかんらく

39

1ユダのおうゼデキヤのだいねんがつに、バビロンのおうネブカドレツァルはぜんぐんひきいてエルサレムにとうちゃくし、これをほうした。2ゼデキヤのだい十一ねんがつここのになって、みやこいっかくやぶられた。3バビロンのおうのすべてのしょうぐんて、ちゅうおうもんもうけた。ネレガル・サル・エツェル、サムガル・ネブ、じゅうちょうサル・セキム、かんネレガル・サル・エツェル、およびバビロンのおうのすべてのしょうぐんたちである。

4ユダのおうゼデキヤとせんたちはみな、これをげた。なかかれらは二つのじょうへきあいだにあるもんから、おうそのとおみやこて、アラバにかってった。5カルデアぐんかれらのあとい、エリコのでゼデキヤにいついた。おうらえられて、ハマトほうのリブラにいるバビロンのおうネブカドレツァルのもとにれてかれ、さばきをけた。6リブラでバビロンのおうは、ゼデキヤのまえでそのおうたちをころした。バビロンのおうはユダのぞくたちもすべてころした。7そのうえで、バビロンのおうはゼデキヤのりょうがんをつぶし、せいどうあしかせをはめ、かれをバビロンにれてった。

8カルデアじんは、おうきゅうみんはなってはらい、エルサレムのじょうへきこわした。9たみのうちみやこのこっていたほかのものとうこうしたもの、そののこったたみは、バビロンのしんえいたいちょうネブザルアダンによってしゅうとされ、られた。10そのさんまずしいたみいちは、しんえいたいちょうネブザルアダンによってユダののこされ、ぶどうばたけこうあたえられた。

11バビロンのおうネブカドレツァルはエレミヤにかんして、しんえいたいちょうネブザルアダンにめいれいくだした。12かれし、よくをするように。いかなるがいくわえてはならない。かれもとめることは、なんでもかなえてやるように。」

13そこで、しんえいたいちょうネブザルアダンはじゅうちょうネブシャズバン、かんネレガル・サル・エツェルはじめ、バビロンのおうちょうかんたちをつかわし、14かんにわからエレミヤをし、シャファンのまごで、アヒカムのであるゲダルヤにあずけ、いえおくとどけさせた。こうして、エレミヤはたみあいだにとどまった。

エベド・メレクへのやくそく

15エレミヤにしゅことのぞんだ。それは、かれかんにわかんきんされているときのことであった。

16「クシュじんエベド・メレクのもとにおもむいてげよ。イスラエルのかみばんぐんしゅはこうわれる。よ、わたしはこのみやこについてげたわたしのことじつげんさせる。それはわざわいであって、さいわいではない。そのには、あなたのているまえでこれらのことがこる。17しかし、そのに、わたしはあなたをすくす、としゅわれる。あなたがおそれているひとびとわたされることはない。18わたしはかならずあなたをすくう。つるぎかけられることはなく、いのちだけはたすかってのこる。あなたがわたしをしんらいしたからである、としゅわれる。」

エレミヤのしゃくほう

40

1しゅからことがエレミヤにのぞんだ。それは、しんえいたいちょうネブザルアダンが、バビロンへしゅうとしてそうされるエルサレムとユダのすべてのひとびとともに、エレミヤをりょとしてくさりにつないでれんこうしたが、ラマでしゃくほうすることにしたのちのことである。2しんえいたいちょうはエレミヤをれてさせてった。

しゅなるあなたのかみは、このしょにこのわざわいをくだすとげておられたが、3そのとおりにわざわいをくだし、じっこうされた。それはあなたたちがしゅたいしてつみおかし、そのこえしたがわなかったからである。だから、このことがあなたたちにこったのだ。4さあ、きょわたしはあなたのくさりく。もし、あなたがわたしとともにバビロンにるのがいとおもうならば、るがよい。あなたのめんどうよう。いっしょるのがくなければ、やめるがよい。まえひろがっているこのすべてのて、あなたがしとおもい、ただしいとするところへくがよい。5──エレミヤはまだたみのもとにもどっていなかった──シャファンのまごでアヒカムのであるゲダルヤのもとにもどり、かれともたみあいだむがよい。かれは、バビロンのおうがユダのまちまちかんとくをゆだねたものである。さもなければ、あなたがただしいとするところへくがよい。」

しんえいたいちょうはエレミヤにしょくりょうてをあたえてしゃくほうした。6こうしてエレミヤは、ミツパにいるアヒカムのゲダルヤのもとにせ、くにのこったひとびとともにとどまることになった。

ゲダルヤのはたら

7にいたすべてのぐんちょうたちはそのともに、バビロンのおうがアヒカムのゲダルヤをそのててそうとくとし、バビロンにそうされなかったそのまずしいひとびとぞくするおとこおんなどもたちをかれのもとにゆだねたことをき、8ミツパにいるゲダルヤのもとにつどってた。それはネタンヤのイシュマエル、カレアのふたヨハナンとヨナタン、およびタンフメトのセラヤ、ネトファじんエファイのいちぞく、マアカじんであるエザンヤとそのたちであった。9シャファンのまごでアヒカムのであるゲダルヤは、かれらとそのたちにちかってった。

「カルデアじんつかえることをおそれてはならない。このにとどまり、バビロンのおうつかえなさい。あなたたちはしあわせになる。10このわたしがミツパにいて、やがてとうちゃくするカルデアじんおうたいしよう。あなたたちはぶどうしゅなつくだものあぶらなどをあつめてちょぞうし、ぶんたちのかくしているまちまちにとどまりなさい。」

11モアブ、アンモン、エドム、そのくにぐににいたユダヤじんたちもみな、バビロンのおうが、ユダにざんりゅうしゃみとめ、シャファンのまごでアヒカムのであるゲダルヤに、かれらのかんとくをゆだねたことをいた。12そこで、ユダのひとびとみな、それぞれのなんさきからげて、ユダのもどり、ミツパのゲダルヤのもとにた。かれらは、ぶどうしゅなつくだものおおあつめた。

ゲダルヤのあんさつ

13ときに、カレアのヨハナンと、にいたぐんちょうたちがそろってミツパにいるゲダルヤのもとにて、14った。

「アンモンのおうバアリスが、あなたをあんさつしようとして、ネタンヤのイシュマエルをおくんでいるのをごぞんじでしょうか。」

しかし、アヒカムのゲダルヤはかれらのうことをしんじなかった。15カレアのヨハナンはミツパでごくにゲダルヤにしんげんした。

「あなたがあんさつされ、ここにあつまってたユダのひとびとが、またちりぢりになり、ユダのざんりゅうしゃほろびてしまってもよいのですか。わたしがって、だれにもられないようにネタンヤのイシュマエルをころしてます。」

16だが、アヒカムのゲダルヤはカレアのヨハナンにった。

「そのようなことをしてはならない。イシュマエルについてあなたのうことはあやまりだ。」

41

1ところが七がつに、おうぞくひとで、おうこうかんでもあった、エリシャマのまごでネタンヤのであるイシュマエルが、十にんひきいてミツパにおもむき、アヒカムのゲダルヤをたずね、ミツパでしょくともにした。2そのとき、ネタンヤのイシュマエルと、かれともにいた十にんは、とつぜんおそいかかって、バビロンのおうがそのててそうとくとしたシャファンのまごでアヒカムのであるゲダルヤをつるぎにかけてころした。3またイシュマエルは、ゲダルヤとともにミツパにいたユダのすべてのひとびとと、そこにせんりょうぐんとしてちゅうりゅうしていたカルデアじんころした。

4ゲダルヤあんさつよくじつ、まだだれにもられないうちに、5シケム、シロ、サマリアからた八十にんいっこうが、ひげをそり、ふくき、きずつけた姿すがたとおりかかった。かれらは、しゅしん殿でんにささげるそなものこうたずさえていた。6ネタンヤのイシュマエルがミツパからかれらをむかえた。かれきながらあるいてき、かれらにうと、「アヒカムのゲダルヤのもとへおいでください」とった。

7いっこうまちなかはいると、ネタンヤのイシュマエルは、らいたちとともかれらをころし、あななかにほうりんだ。8しかし、いっこうなかにいた十にんものは、「われわれころさないでください。むぎおおむぎあぶらみつなどちょうなものをはたけかくしていますから」とイシュマエルにあいがんしたので、この十にんだけはころさずにおいた。9イシュマエルが、ゲダルヤの使つかってころしたすべてのひとびとがいんだあなは、アサおうがイスラエルのおうバシャのこうげきそなえてったものであった。それをネタンヤのイシュマエルはたいたした。10イシュマエルは、おうむすめたちをもふくめて、ミツパにいたたみざんりゅうしゃすべて、すなわち、しんえいたいちょうネブザルアダンがアヒカムのゲダルヤのかんとくのもとにおき、ミツパにのこっていたたみをすべてりょとした。ネタンヤのイシュマエルはかれらをてて、アンモンじんのもとにのがれようとしゅっぱつした。

11カレアのヨハナンをはじめとするぐんちょうみな、ネタンヤのイシュマエルがおこなったあくき、12ただちに、すべてのへいひきいてネタンヤのイシュマエルとたたかうためにしゅっぱつし、ギブオンのおおいけのほとりでかれいついた。13イシュマエルにらえられていたひとびとみな、カレアのヨハナンとぐんちょうたちの姿すがたかんした。14イシュマエルがミツパからりょとしてれんこうしたひとびとは、いっせいひるがえしてカレアのヨハナンのもとにかえってった。15ネタンヤのイシュマエルは八にんらいともに、ヨハナンのまえからのがれて、アンモンじんのもとにかった。

16アヒカムのゲダルヤのあんさつのち、カレアのヨハナンと、かれともにいたすべてのぐんちょうたちは、ネタンヤのイシュマエルのもとからすくしたたみのこりのものをすべて、すなわち、ギブオンからもどしたしゃへいおんなどもかんがんらをミツパかられて、17しゅっぱつし、ベツレヘムにちかいキムハムの宿しゅくにとどまった。かれらはエジプトへかおうとしていた。18バビロンのおうがそのかんとくをゆだねたアヒカムのゲダルヤを、ネタンヤのイシュマエルがころしたために、かれらはカルデアじんほうふくおそれたのである。

エジプトきにたいするけいこく

42

1カレアのヨハナンとホシャヤのエザンヤをはじめ、すべてのぐんちょうたみぜんいんが、ぶんじょうわず、たずねてて、2げんしゃエレミヤにった。「どうか、われわれねがいをれてください。われわれのため、またこののこったひとびとのために、あなたのかみであるしゅいのってください。らんのとおり、おおぜいなかからわずかに、われわれだけがのこったのです。3あなたのかみであるしゅもとめて、われわれあゆむべきみち、なすべきことをしめしていただきたいのです。」

4げんしゃエレミヤはこたえた。「しょうしました。おっしゃるとおり、あなたたちのかみであるしゅいのりましょう。しゅがあなたたちにこたえられるなら、そのすべてのことをおつたえします。」

5すると、ひとびとはエレミヤにった。「しゅわれわれたいしてしんじつしょうにんとなられますように。わたしたちは、かならずあなたのかみであるしゅが、あなたをわれわれつかわしてげられることのとおり、すべてじっこうすることをちかいます。6くてもわるくても、われわれはあなたをつかわしてかたられるわれわれかみであるしゅこえしたがいます。われわれかみであるしゅこえしたがうことこそさいぜんなのですから。」

7とおたって、しゅことがエレミヤにのぞんだ。8そこで、エレミヤはカレアのヨハナンと、かれともにいたすべてのぐんちょうたちをはじめ、ぶんじょうわず、たみぜんいんしょうしゅうし、9つぎのようにかたった。「あなたたちは、わたしをしゅのもとにつかわし、あなたたちのねがいをれてくださるようもとめさせたが、そのイスラエルのかみしゅはこうわれる。10もし、あなたたちがこのくににとどまるならば、わたしはあなたたちをて、たおしはしない。えて、きはしない。わたしはあなたたちにくだしたわざわいをいている。11いま、あなたたちはバビロンのおうおそれているが、かれおそれてはならない。かれおそれるな、としゅわれる。わたしがあなたたちとともにいて、かならすくい、かれからたすすからである。12わたしはあなたたちにあわれみをしめす。バビロンのおうもあなたたちにあわれみをしめして、このむことをゆるすであろう。13もしあなたたちが、『われわれはこのくににとどまることはできない』とって、あなたたちのかみであるしゅこえしたがわず、14また、『いや、エジプトのこう。あそこではせんそうもないし、けんらせるつのぶえおともせず、ものがなくてえることもない。あそこへってもう』とうなら、15いま、ユダののこったひとびとよ、しゅことくがよい。イスラエルのかみばんぐんしゅはこうわれる。もしあなたたちが、どうしてもエジプトへこうとけつし、そこにってりゅうするなら、16まさに、あなたたちがおそれているつるぎが、エジプトのおそいかかり、しんぱいしているえがエジプトまであとってとりつき、あなたたちはそこでぬ。17エジプトへってりゅうしようとけつしているものはすべてつるぎきんえきびょうぬ。わたしがのぞませるわざわいをまぬかれ、のこものはひとりもない。

18まことに、イスラエルのかみばんぐんしゅはこうわれる。あなたたちがエジプトへけば、わたしのいかりといきどおりがエルサレムのじゅうみんにふりかかったように、あなたたちにふりかかる。あなたたちは、のろい、きょう、ののしり、じょくまととなり、二とこのしょることはできない。19ユダののこったひとびとよ、しゅはあなたたちにたいして、『エジプトへってはならない』とかたられた。きょ、わたしがこのけいこくつたえたことを、しっかりこころめなさい。20あなたたちは、めいてきあやまりをおかそうとしている。『われわれのためにわれわれかみであるしゅいのってください。われわれかみであるしゅかたられることをらせてくださるなら、すべてそのとおりにします』とって、わたしをあなたたちのかみであるしゅのもとにつかわしたのは、あなたたちしんである。21そこで、わたしがきょそれをげたのに、ぶんかみであるしゅこえこうとせず、しゅがわたしをつかわしてかたられたことをまったこうとしない。22だからいまってりゅうしようとしているそのしょで、あなたたちはつるぎきんえきびょうによってぬことを、しっかりとらねばならない。」

エジプトへのとうぼう

43

1かれらのかみであるしゅがエレミヤをつかわしてつたえさせたすべてのことを、かれたみぜんいんかたえたとき、2ホシャヤのアザルヤ、カレアのヨハナンおよびこうまんひとびとはエレミヤにかってった。

「あなたのっていることはいつわりだ。われわれかみであるしゅはあなたをつかわしていない。しゅは、『エジプトへってりゅうしてはならない』とってはおられない。3ネリヤのバルクがあなたをそそのかして、われわれたいりつさせ、われわれをカルデアじんわたしてころすか、あるいはしゅうとしてバビロンへかせようとしているのだ。」

4こうして、カレアのヨハナンとぐんちょうたちすべて、およびたみぜんいんは、ユダのにとどまれ、というしゅこえしたがわなかった。5カレアのヨハナンとぐんちょうたちはすべて、なんさきくにぐにからユダのくにげてたユダのざんりゅうみんをすべてあつめた。6そこには、しんえいたいちょうネブザルアダンが、シャファンのまごでアヒカムのであるゲダルヤにたくしたおとこおんなどもおうむすめたちをはじめすべてのひとびと、およびげんしゃエレミヤ、ネリヤのバルクがいた。7そしてかれらはしゅこえしたがわず、エジプトのおもむき、タフパンヘスにたどりついた。

エジプトにおけるげん

8しゅことがタフパンヘスでエレミヤにのぞんだ。9おおきないしり、ユダのひとびとているまえで、ファラオのきゅう殿でんぐちしきいししたにモルタルでみ、10かれらにいなさい。イスラエルのかみばんぐんしゅはこうわれる。わたしは使しゃつかわして、わたしのしもべであるバビロンのおうネブカドレツァルをまねせ、かれおうを、いまめたこのおおいしうえく。かれてんがいをそのうえる。11かれて、エジプトのち、えきびょうさだめられたものえきびょうに、しゅうさだめられたものしゅうに、つるぎさだめられたものつるぎわたす。12かれはエジプトのしん殿でんはなち、しん殿でんはらい、またかみがみうばる。またひつじいがうわのしらみをはらとすように、エジプトのこくはらって、やすらかにげてく。13また、エジプトのたいようしん殿でんのオベリスクをかいし、エジプトのかみがみしん殿でんはらう。」

44

1エジプトのミグドル、タフパンヘス、メンフィスならびにかみエジプトほうむ、ユダのひとびとたいすることがエレミヤにのぞんだ。

2「イスラエルのかみばんぐんしゅはこうわれる。エルサレムとユダのすべてのまちにわたしがくだしたあらゆるわざわいをおまえたちはた。これらのまちまちいまはいきょし、ものもない。3これは、かれらがあくおこなってわたしをいからせたためである。かれらはみずから──おまえたちもたちも──らなかったきょうかみがみのもとへってこうをたき、れいはいした。4わたしは、わがしもべであるげんしゃたちをおまえたちのところへかえけんして、わたしがにくむこのまわしいことをおこなってはならないとめいじた。5しかし、かれらはかず、みみかたむけず、あくあらためず、きょうかみがみこうをたくことをやめなかった。6そこでわたしのいかりといきどおりがおまえたちにふりかかり、ユダのまちまちとエルサレムのちまたがったので、こんにちのようにててはいきょした。

7そこでいま、イスラエルのかみばんぐんかみであるしゅはこうわれる。なぜ、おまえたちはぶんにこのようにおおきなあくおこない、おとこおんなどもまでユダのくにからたれてひとりものこらないようにするのか。8なにゆえ、おまえたちはうつってりゅうしているエジプトで、ぶんぐうぞうつくり、きょうかみがみこうをたき、わたしをいからせ、ぶんほろぼし、かいのあらゆるくにぐにで、ののしりとじょくまととなるのか。9ユダのくにとエルサレムのちまたおこなわれたおまえたちのあく、ユダのおうおうたちのあく、また、おまえたちしんつまたちのあくわすれたのか。10こんにちいたるまで、だれひとりいて、かみおそれようとはせず、またわたしがおまえたちとたちにさずけたりっぽうおきてしたがってあゆもうとはしなかった。

11それゆえ、イスラエルのかみばんぐんしゅはこうわれる。わたしは、かならずおまえたちにわざわいをくだし、ユダをことごとくほろぼす。12ユダにのこっているもので、あくまでエジプトへってりゅうしようとするひとびとをわたしはのぞく。かれらはひとりのこらずエジプトのほろびる。かれらはつるぎきんたおれ、ぶんじょうわず、つるぎによってほろぼされ、きんえ、のろい、きょう、ののしり、じょくまととなる。13すでにエルサレムをつるぎきんえきびょうをもってばっしたように、わたしはエジプトにものばっする。14エジプトのうつってりゅうしているユダのざんりゅうしゃには、なんまぬかのこり、ユダのかえりうるものはひとりもない。かれらはふたたびそこにかえってむことをせつぼうしているが、しょうすうなんまぬかれたもののぞけば、だれもかえることはできない。」

15すると、ぶんたちのつまきょうかみがみこうをたいているのをっているおとこたち、そこにおおあつまってわせていたおんなたち、さらにはエジプトのかみエジプトにひとびとがこぞってエレミヤにはんろんしてった。16「あなたがしゅりてわれわれかたったことしたがものはない。17われわれちかったとおりかならおこない、てんじょおうこうをたき、ぶどうしゅそそいでささものとする。われわれは、むかしからたちもれきだいおうこうかんたちも、ユダのまちまちとエルサレムのちまたでそうしてきたのだ。われわれしょくもつり、ゆたかで、わざわいをることはなかった。18ところが、てんじょおうこうをたくのをやめ、ぶどうしゅそそいでささげなくなってらいわれわれはすべてのものにけつぼうし、つるぎきんによってめつぼうじょうたいおちいった。19また、おんなたちは、『わたしたちがてんじょおうこうをたき、ぶどうしゅそそいでささげていたとき、てんじょおうぞうをかたどったパンをそなえ、ぶどうしゅそそいでささげたのは、おっとしょうのうえのことではなかったでしょうか』とった。」

20そこで、エレミヤは、だんじょわず、かれはんろんしたすべてのものかって、つぎのようにった。21「おまえたちは、たちやれきだいおうこうかんくにたみどうよう、ユダのまちまちやエルサレムのちまたこうをたいたが、そのことをしゅおぼえておられず、こころめておられないことがありえようか。22しゅは、おまえたちがおこなったあくぎょうむべきことをもはやしのぶことはおできにならなかった。だからおまえたちのくにこんにちのようにててはいきょし、ののしりのまととなり、ひともいなくなったのだ。23まえたちがこうをたき、しゅつみおかし、しゅこえしたがわず、りっぽうおきてすすめにしたがってあゆまなかったために、こんにちのようにこのわざわいがのぞんだのだ。」

24エレミヤはいちどうおんなたちにかってった。

「エジプトにいるユダのすべてのひとよ、しゅことけ。25イスラエルのかみばんぐんしゅはこうわれる。おまえたちは、つまたちとともくちやくそくしたことじっこうする、われわれてんじょおうこうをたき、ぶどうしゅそそいでささげるとちかったじょうかならちかいをたす、とっている。おまえたちのちかいをたし、ちかいをかならじっこうするがよい。

26それゆえ、エジプトにむユダのすべてのひとよ、しゅことけ。わたしはわがおおいなるにかけてちかう、としゅわれる。エジプトぜんのユダのひとびとなかに、『かみであるしゅきておられる』とって、わたしのくちとなえてちかひとはひとりもなくなる。27よ、わたしはかれらにわざわいをくだそうとしてっている。さいわいをあたえるためではない。エジプトにいるユダのひとびとは、ひとりのこらずつるぎきんおそわれてほろびる。28つるぎのがれてエジプトのからユダのくにかんするものかずはまことにわずかである。そのときエジプトへうつってりゅうしたユダのざんりゅうしゃはすべて、わたしのことか、かれらのことか、どちらがほんとうであったかをさとるであろう。29このことこそ、わたしがこのしょでおまえたちをばっしたことのしるしとなるであろう、としゅわれる。そしておまえたちにわざわいをげたわたしのことじつげんしたことをるようになる。30しゅはこうわれる。わたしは、エジプトのおうであるファラオ、ホフラを、そのいのちもとめるてきわたす。ちょうどユダのおうゼデキヤを、そのいのちもとめるてき、バビロンのおうネブカドレツァルのわたしたように。」

バルクへのこと

45

1ユダのおうヨシヤのヨヤキムのだいねんに、ネリヤのバルクは、げんしゃエレミヤのこうじゅつしたがってこれらのことまきものしるした。そのとき、エレミヤはつぎのようにかたった。

2「バルクよ、イスラエルのかみしゅは、あなたについてこうわれる。3あなたは、かつてこうった。『ああ、わざわいだ。しゅは、わたしのくるしみにかなしみをくわえられた。わたしはつかててうめき、やすらぎをない。』

4バルクにこういなさい。しゅはこうわれる。わたしはてたものをかいし、えたものをく。ぜんかいをこのようにする。5あなたはぶんなにおおきなことをたいしているのか。そのようなたいいだいてはならない。なぜなら、わたしはけるものすべてにわざわいをくだそうとしているからだ、としゅわれる。ただ、あなたのいのちだけは、どこへってもまもり、あなたにあたえる。」

しょこくみんたいするげん

46

1げんしゃエレミヤにのぞんだしょこくみんたいするしゅこと

2エジプトにかって。すなわち、ユーフラテスはんのカルケミシュにちかてんしゅつじんしていたエジプトのおうファラオ・ネコのぐんたいたいすること。バビロンのおうネブカドレツァルは、ユダのおう、ヨシヤのヨヤキムのだいねんかれらをやぶった。

3たておおだてって、たたかいによ。

4へいよ、くらき、うまれ。

かぶとをかぶり、たいととのえよ。

やりかまえ、よろいけよ。

5なにゆえかれらはたいみだして退しりぞくのか。

ゆうらはちりぢりにるのか。

かれらはくこともしない。

きょうが四ほうからせまる、としゅわれる。

6ばやものげきれず

ゆうまぬかれることはない。

きたで、ユーフラテスがわきし

かれらはよろめきたおれた。

7ナイルのようにがり

たいのようにさかものだれか。

8エジプトはナイルのようにがり

たいのようにさかく。

かれう。

「わたしはがってだいおお

みやことそのじゅうみんほろぼしくす。

9ゆうたちよ、うま

せんしゃってとっしんせよ。

たてるクシュとプトのへいよ。

ゆみくルドのへいよ。」

10そのは、しゅなるばんぐんかみ

しゅてきむくいられるほうふく

つるぎにくらってき、したたらす。

それは、しゅなるばんぐんかみのいけにえとなる

きた、ユーフラテスのきしで。

11おとめであるむすめエジプトよ

ギレアドにのぼり、にゅうこうれよ。

いくらてをしても

きずがいやされることはない。

12しょこくみんはおまえはずかしめられるのをいた。

まえめいたす。

ゆうゆうともによろめき、もろともにたおれる。

13しゅげんしゃエレミヤにかたられたこと。バビロンのおうネブカドレツァルがエジプトのくにつためにしゅつじんすることについて。

14エジプトでげ、ミグドルでらせよ。

メンフィスとタフパンヘスでらせてえ。

たいととのえ、じゅんせよ。

つるぎはおまえしゅうくす。」

15なにゆえ、アピスはげたのか

まえうしええなかったのか。

しゅかれはらわれたのだ。

16よろめき、たおれるものおお

かれらはたがいにった。

「さあ、われらのたみのもとへかえろう。

おびやかすつるぎのがれて、まれたくにかえろう。」

17かれらはエジプトのおうファラオの

さわてるが、いっするもの」とぶ。

18「わたしはきている」と

そのばんぐんしゅばれるおうわれる。

タボルがやまやまあいだにあるように

カルメルさんうみにそびえているように

かれたしかにる。

19やすらかにんでいるむすめエジプトよ。

しゅうとしてたくをせよ。

メンフィスはこうはい

はらわれて、ひとはいなくなる。

20エジプトはうつくしいめすうしだ。

あぶがきたからおそいかかる。

21かのじょなかにいるようへい

えたうしのようだ。

そのかれらもきを

いっせいげ、えうるものはない。

わざわいのかれらをおそ

かれらのばっせられるときがるからだ。

22ちからをもっててきせまるとき

エジプトのこえへびげるようにえる。

てきはきこりのように

おのをかざしておそいかかる。

23かれらはそのもりたおす、としゅわれる。

もりかれらをさえぎるからだ。

てきかずはいなごよりもおおくて、かぞえきれない。

24むすめエジプトははじ

かれらはきたからのたみわたされた。

25ばんぐんしゅ、イスラエルのかみわれた。

よ、わたしはテーベのかみアモンをばっする。またファラオとエジプト、そのかみがみおうたち、ファラオとかれたよものばっする。26わたしは、いのちもとめるものかれらをわたす。すなわち、バビロンのおうネブカドレツァルとそのらいたちのに。そののち、エジプトはむかしのようにひとところとなる」としゅわれる。

27わたしのしもべヤコブよ、おそれるな。

イスラエルよ、おののくな。

よ、わたしはおまえとおから

まえそんしゅうからすくす。

ヤコブはかえってて、やすらかにむ。

かれらをおびやかすものはいない。

28わたしのしもべヤコブよ、おそれるなと

しゅわれる。

わたしがおまえともにいる。

まえいやったくにぐにをわたしはほろぼしくす。

まえほろぼしくすことはない。

わたしはおまえただしくらしめる。

ばっせずにおくことはけっしてない。

47

1げんしゃエレミヤにのぞんだしゅこと。ファラオがガザをまえにペリシテじんかって。

2しゅはこうわれる。

よ、きたからみずがり

かわとなって

とそこにちるもの

まちとそのじゅうみんながす。

おとこたちもさけび、じゅうみんみなめいをあげる。

3ぐんのひづめのおと

せんしゃのごうおんしゃりんひびきに

ちちおやちからうしな

どもかえりみることもできない。

4ペリシテじんをすべてほろぼする。

ティルスとシドンはさいえんぐんたれる。

しゅがペリシテじんほろぼされる

カフトルのしまのこりのものまで。

5ガザではあたまをそりとし

アシュケロンはめつする。

ヘいのこもの

いつまで、きずつけるのか。

6わざわいだ、しゅつるぎられた。

いつまで、おまえしずかにならないのか。

さや退しりぞき、しずまってちんもくせよ。

7どうして、しずかにできようか

しゅつるぎめいじて

アシュケロンとうみけて

つかわされたからには。

48

1モアブにかって。

イスラエルのかみばんぐんしゅはこうわれる。

わざわいだ、ネボはりゃくだつされ

キルヤタイムははじけ、せんりょうされた。

とりでとうはじけ、くだかれた。

2モアブのえいすでにない。

ヘシュボンにあって、てきわざわいをはか

「このくにほろぼしくそう」と。

マドメンよ、ちんもくせよ。

つるぎがおまえうしろにせまる。

3ホロナイムからさけこえこえる。

はなはだしいりゃくだつやぶれだ。

4モアブはやぶ

さけごえがツォアルにまでこえる。

5ルヒトのさかきながらのぼこえ

ホロナイムのくだざかで、ほろびのくるしみに

さけこえこえる。

6げよ、ぶんいのちすくえ。

しかし、おまえのアロエルのようになる。

7ぶんわざとみたよったゆえに

まえもまたせんりょうされる。

ケモシュはしゅうとなって

そのさいやくにんたちもともに。

8りゃくだつするものがすべてのまちおそ

ひとつとしてまぬかれるものはない。

たにほろび、ヘいらされる。

しゅわれたとおりである。

9モアブにはねあたえて、らせよ。

モアブのまちまちこうはいし、ものはいなくなる。

10しゅせられたつとめを

おろそかにするもののろわれよ。

しゅつるぎをとどめて

りゅうけつけるもののろわれよ。

11モアブはおさないときからへいおんごして

しゅうとなったことはない。

ふるさけのようにしずかにかされ

うつわからうつわそそぎかえられることなく

そのふううしなわれず

かおりもわることがなかった。

12それゆえ、よ、としゅわれる。

かたむけるものをモアブにつかわする。

かれらはモアブをかたむ

うつわからそそし、つぼくだく。

13そのとき、イスラエルのいえが、たのみとしていたベテルによってはじけたように、モアブはケモシュによってはじける。

14まえたちはどうしてえようか。

われわれゆうだ、たたかいにれたへいだ」と。

15モアブとそのまちまちほろぼすもののぼ

えりきのわかものたおし、ころされると

そのばんぐんしゅばれるおうわれる。

16わざわいがモアブをおそちかい。

なんすみやかにのぞむ。

17しゅうたみよ、みなモアブのためになげくがよい。

そのっているものはすべて

りょくしゃくえいこうつえられた」とえ。

18むすめディボンのじゅうみんたちよ

えいこうからりて、かわきのなかすわれ。

モアブをほろぼすものが、おまえかってのぼ

まえとりでかいした。

19アロエルのじゅうみん

みちかたわらにってれ。

のがれておとこなんしておんなたずねよ。

なにごとこったのか」と。

20モアブははじけてほろびた。

さけび、こえをあげよ

アルノンでげよ

モアブはほろびたと。

21さばきがヘいほうおそう。ホロン、ヤハツ、メファアト、22ディボン、ネボ、ベト・ディブラタイム、23キルヤタイム、ベト・ガムル、ベト・メオン、24ケリヨト、ボツラなど、モアブのまちまちを、とおくのまちちかくのまちも、すべておそう。

25モアブのつのくだかれ

うでられた、としゅわれる。

26しゅかってたかぶったモアブを、いしれたままにしておけ。モアブはへどのなかたおれて、わらいものになる。27まえはイスラエルをわらいものにしたではないか。イスラエルがぬすびとなかであったとでもうのか、おまえがイスラエルのことをくちにするたびにあざけったのは。

28モアブのじゅうみん

まちてて、いわやまみかをつく

さんきょうがんぺきつくはとのように。

29われわれは、モアブがごうまんかたるのをいた。

はなはだしくたかぶり、ほこ

ごうまんに、おごり、まんしんしていた。

30わたししん、モアブのおうへいっていると

しゅわれる。

そのまんばなしはでたらめ

なすこともでたらめだ。

31それゆえ、わたしはモアブのためになげ

モアブのぜんこくみんのためにさけぶ。

キル・ヘレスのじゅうみんのためにひとびとうめく。

32シブマのぶどうの

わたしはヤゼルのためにくよりも

まえのためにく。

まええだうみえて

ヤゼルのうみにまでとどいた。

しかし、おまえなつしゅうかく

ほろぼすものおそった。

33ゆたかなその、モアブのくにから

よろこびもたのしみもうばられた。

わたしはさかぶねからぶどうしゅった。

よろこびのこえをあげて、ぶどうをものはいない。

こえがあがっても、よろこびのこえではない。

34ヘシュボンが、エルアレに、またヤハツにまでとどこえさけぶとき、かれらのこえはツォアルからホロナイム、エグラト・シェリシヤにまでたっする。ニムリムのみずさえてる。35わたしは、せいなるたかだいささものをささげ、かみがみこうをたくものをモアブのくにからいっそうする、としゅわれる。36それゆえ、わたしのこころはモアブのためにふえのようになげく。わたしのこころはキル・ヘレスのひとびとのためにふえのようになげく。モアブがきずいたとみえうせたからだ。37みなかみをそり、ひげをとし、きずをつけ、あらぬのをまとう。38モアブのひとびとみな、どのおくじょうでもひろでもかなしんでいる。だれもこのまないうつわくだくように、わたしがモアブをくだいたからだ、としゅわれる。39なんというめつか。なげくがよい。ああ、モアブはじてける。モアブはしゅうくにぐにわらいのたねとなり、おどろきとなる。

40しゅはこうわれる。

よ、てきわしのようにはやんで

モアブにかってつばさひろげる。

41まちまちられ、とりでかんらくする。

そのには、モアブのゆうこころ

おんなこころのようにおののく。

42モアブはほろび、たみであることをやめる。

しゅかってたかぶったからだ。

43モアブのじゅうみん

おそれとあなわながおまえのぞむと

しゅわれる。

44おそれをのがれたものは、あな

あなからがるものは、わなにかかる。

わたしは、モアブにけいばつとしさせると

しゅわれる。

45おちゅうどちからきて、ヘシュボンのかげくす。

ヘシュボンからがり

シホンからほのおがり

モアブのこめかみを

さわものたちのあたまがす。

46モアブよ、おまえわざわいだ。

ケモシュのたみほろびた。

まえむすたちも、むすめたちも

しゅうとしてれてかれた。

47しかし、わりの

わたしはモアブのはんえいかいふくすると

しゅわれる。

ここまでがモアブのしんぱんである。

49

1アンモンのひとびとかって

しゅはこうわれる。

イスラエルにはむすがいないのか

あとものがいないのか。

なぜ、ミルコムがガドをせんりょう

そのたみが、ガドのまちまちんでいるのか。

2それゆえ、わたしがアンモンのラバにかって

ときこえかせるる、としゅわれる。

このまちはいきょとなり

しゅうまちまちかれる。

イスラエルは、ぶんしたものたちを

す、としゅわれる。

3ヘシュボンよ、なげけ。アイはほろびた。

ラバのむすめらよ、さけべ、あらぬのをまとってけ。

かべなかあるまわるがよい。

ミルコムのぞうが、そのさいやくにんたちととも

しゅうられるからだ。

4はいしんむすめ

なぜ、おまえたにゆたかなたにほこるのか。

まえぶんたからたよ

だれがわたしをこうげきしうるか、とっている。

5よ、わたしはおそれを

ほうからおまえのぞませると

ばんぐんしゅなるかみわれる。

まえたちは、ちりぢりにわれ

げるものあつめるものはない。

6こののち

わたしはアンモンのひとびとはんえいかいふくすると

しゅわれる。

7エドムにかって

ばんぐんしゅはこうわれる。

テマンには、もはやがないのか

しゃたちのさくりゃくきたのか

かれらのえうせたのか。

8デダンのじゅうみんたちよ。

げよ、退しりぞけ、ふかたにかくれよ。

なぜなら、わたしがエサウにわざわいを

かればっするときさせるからだ。

9ぶどうをれるものれば

ひとふさのこすことはない。

ぬすびとよるれば

しいものをすべてってく。

10このわたしもエサウをぐるみはがして

かくれがをあばいた。

かれかくすことができない。

かれそんほろびた。

しんぞくりんじんうしなわれて、だれも

11「あなたのみなしごをいて

わたしがそだてる。

あなたのやもめらをわたしにゆだねよ」と

ものはない。

12しゅはこうわれる。「わたしのいかりのさかずきを、まなくてもよいものすらまされるのに、おまえばつけずにむだろうか。そうはいかない。かならばっせられ、かならまねばならない。13わたしはぶんしんにかけてちかう、としゅわれる。ボツラは、はいきょとなり、きょうじょく、ののしりのまととなる。そのまちまちみな、とこしえのはいきょとなる。」

14わたしはしゅかららせをいた。

使しゃしょこくつかわされ

あつまれ、エドムをめよ。

たたかいによ」とう。

15よ、わたしはおまえしょこくのうちで

もっとちいさいものとする。

まえひとびとにさげすまれる。

16いわにいるもの

おかいただきてこもるものらよ

まえおどしもうぬぼれもおまえささえはしない。

まえわしのようにたかところつくっても

わたしはおまえをそこからろすと

しゅわれる。

17こうして、エドムはきょうまととなり、そばをとおものみなおそれ、そのかいあざける。18ソドム、ゴモラとしゅうまちまちくつがえされたときのように、そこには、だれひとりものはなくなり、宿やどものもいなくなる、としゅわれる。

19よ、がヨルダンのもりから

みどりまきおどるように

わたしはエドムをおそ

いっしゅんのうちにかれらをらし

わたしがえらんだものに、そこをまもらせる。

だれか、わたしのようなものがいるだろうか。

だれが、わたしをしょうかんするだろうか。

ひつじいのうちだれが、わたしにいどむだろうか。

20それゆえ、しゅがエドムにたいしてられたけいかく

テマンのじゅうみんたいしてさだめられたくわだてをけ。

ひつじれのおさないものまできずられてく。

まきは、このことのゆえにおそれおののく。

21かれらのたおれるおとだいうごく。

さけびのこえあしうみでもこえる。

22よ、てきわしのようにがり、はやんでて、ボツラにかってつばさひろげる。そのには、エドムのゆうこころは、おんなこころのようにおののく。

23ダマスコにかって。

ハマトとアルパドは、わるらせをいて

うろたえている。

やすらうことのないうみのように

かれらはあんにおののいている。

24ダマスコはちからうしない、ひるがえしてのがれた。

おののきがかのじょのぞんだ。

おんなのようにはげしいいたみが

かのじょをとらえた。

25えあるみやこ、わがよろこびのまち

どうしててられたのか。

26それゆえ、そのには、ダマスコのわかものたちはひろたおれ、へいみないきえてしずかになる、とばんぐんしゅわれる。

27わたしはダマスコのじょうへきをつけ

はベン・ハダドのじょうかくをなめくす。

28ケダルにかって。また、ハツォルのしょこくかって。これらは、バビロンのおうネブカドレツァルがやぶったくにぐにである。

しゅはこうわれる。

て、ケダルにかってのぼれ。

ひがしひとびとほろぼせ。

29かれらのてんまくひつじれはうばわれる

てんまくまくどうもひとつのこらず。

らくだはうばわれ

てきおおごえばわる。

おそれが四ほうからせまる」と。

30ハツォルのじゅうみん

げよ、びよ

ふかたにかくれよ、としゅわれる。

バビロンのおうネブカドレツァルが、おまえたちをめるけいかくり、おまえたちをほろぼすくわだてをてているからだ。

31て、のぼれ。

やすらかにらしている

おだやかなくにかって、としゅわれる。

このくには、じょうもんもかんぬきもそなえることなく

ひとりはなれてんでいる。

32かれらのらくだはりゃくだつされ

ちくれはせんひんとなる。

わたしは、もみげのっているひとびと

ほうらし

あらゆるほうこうからわざわいをさせると

しゅわれる。

33こうして、ハツォルはジャッカルのみかとなり

えいきゅうはいきょとなる。

そこには、だれひとりものはなくなり

宿やどひともなくなる。

34エラムにかって。ユダのおうゼデキヤのせいはじめに、げんしゃエレミヤにのぞんだしゅこと

35ばんぐんしゅはこうわれる。

わたしは、エラムのゆみ

かれらのさいじょうる。

36わたしはエラムにかって

てんすみから、四ほうかぜきかける。

わたしがかれらをこのかぜらすので

エラムのなんみんのがれてないくにはなくなる。

37わたしはエラムをてきまえでおびえさせる

かれらのいのちもとめるものらのまえで。

わたしはかれらにわざわいをのぞませる。

わたしのはげしいいかりを、としゅわれる。

わたしはかれらのうしろにつるぎおく

かれらをほろぼしくすまで。

38わたしはエラムからおうぞくほろぼし

そこに、わたしのおうえると

しゅわれる。

39しかし、わりの

わたしはエラムのはんえいかいふくすると

しゅわれる。

50

1バビロンにかって。カルデアじんくにかって。しゅげんしゃエレミヤをとおしてかたられたこと

2らせよ、しょこくみんに。こくせよ

はたかかげてこくせよ。

かくすことなくえ。

バビロンはかんらくし、ベルははずかしめられた。

マルドゥクはくだかれ、そのぞうはずかしめられ

ぐうぞうくだかれた。

3一つのくにきたからバビロンにかってのぼ

バビロンのくにこうはいさせる。

そこにものはいなくなる。

ひとどうぶつみなのがる。

4その、そのときには、としゅわれる。

イスラエルのひとびと

ユダのひとびとともに。

かれらはきながら

かれらのかみしゅたずもとめる。

5かれらはシオンへのみちたず

かおをそちらにけてう。「さあ、こう」と。

かれらはしゅむすびつき

えいえんけいやくわすれられることはない。

6わがたみまよえるひつじれ。

ひつじいたちがかれらをまよわせ

やまなかめぐらせた。

かれらはやまからおかへとあるまわ

ぶんいこしょわすれた。

7かれらをつけるものは、かれらをらった。

てきった。「われわれつみはない。

かれらが、まことのまきであるしゅ

せんぼうであったしゅつみおかしたからだ」と。

8のがれよ、バビロンのなかから。

カルデアじんくにから

れのせんとうひつじのように。

9よ、わたしは

おおいなるくにぐにいちだんふるこし

バビロンにかって、きたくにからのぼらせる。

かれらはバビロンにたいしてじんき、とす。

かれらのれんたつゆうのようだ。

けっしてむなしくかえることはない。

10カルデアじんりゃくだつされる。

りゃくだつするものみなりる、としゅわれる。

11わたしのぎょううばものらよ。

まえたちはよろこたのしみ

こくするわかうしのようにびはね

あらうまのようにいなないているが

12まえたちのははみのおやであるバビロンは

うろたえ、はじける。

よ、くにぐにさいのものであるバビロンは

かわいたとなる。

13しゅいきどおりによって、ものはいなくなり

すべてがはいきょとなり

バビロンのそばをとおものみなおそ

そのかいあざける。

14ゆみものらよ

バビロンをかこんでじんけ。

バビロンにかってかけよ。

しんではならない。

バビロンはしゅつみおかしたからだ。

15バビロンをかこんでときこえをあげよ。

かれらはこうふくした。

とりでたおれ、じょうへきかいされた。

これこそしゅふくしゅうだ。

バビロンにふくしゅうせよ。

バビロンがしたとおりにしてやるがよい。

16バビロンから

たねひとと、れのときにかまるうひとを。

ひとびとほろぼすものつるぎのがれて

おのおのぶんたみのもとへかえ

きょうしてげる。

17イスラエルはわれてちりぢりになったひつじさきにはアッシリアのおうらい、こんはバビロンのおうネブカドレツァルがほねくだいた。18それゆえ、イスラエルのかみばんぐんしゅはこうわれる。よ、かつてアッシリアのおうばっしたように、いま、わたしはバビロンのおうとそのくにばっする。19そして、イスラエルをもとまきもどす。イスラエルはカルメルとバシャンでくさをはみ、エフライムとギレアドのやまこころゆくまでべる。

20その、そのときには、としゅわれる。イスラエルのとがさがしてもたらず、ユダのつみいだされない。わたしが、のこらせるひとびとつみゆるすからである。

21メラタイムのかえ。

そこにかってのぼれ。

ペコドのじゅうみんかえ。

かれらをつるぎにかけ、のこったものをほろぼしくせと

しゅわれる。

わたしがおまえめいじたとおりすべておこなえ。

22そのたたかいのとどろきと

おおきなかいこる。

23ぜんかいくだいたつちが、いまられくだかれる。

バビロンはしょこくみんあいだきょうまととなる。

24バビロンよ、わたしはおまえわな

まえらえられた。

まえらずにいたが

つけられ、らえられた。

まえしゅあらそったからだ。

25しゅくらひらいて

いかりのされた。

これこそ、カルデアじんくにおこなわれる

ばんぐんしゅなるかみわざだ。

26バビロンにかって四ほうからめよ。

そのこくもつくらひらいて、やまのように

バビロンをほろぼしくせ。

なにのこしてはならない。

27バビロンのうしのこらずつるぎにかけよ。

かれらをほふめ。

かれらはわざわいだ。

かれらのかれらのばっせられるときた。

28バビロンのくにのが

だっしゅつしたひとびとこえがする。

かれらはシオンでわれわれかみしゅふくしゅうげる

しゅしん殿でんふくしゅうを。

29バビロンにかって、あつめよ

すべてゆみものを。

バビロンをかこんでじん

ひとりものがしてはならない。

そのわざしたがってほうふく

おこなったすべてのことにしたがって、かえしするがよい。

かのじょしゅかい

イスラエルのせいなるかたかって

ごうまんにふるまったからだ。

30それゆえ、そのには、バビロンのわかものたちはひろたおれ、へいみないきえてしずかになる、としゅわれる。

31ごうまんものよ。

よ、わたしはおまえかうと

ばんぐんしゅなるかみわれる。

まえ、わたしがおまえばっするときた。

32ごうまんものはよろめきたお

たすこすものはいない。

わたしはそのまちまちをつけ

しゅうのすべてのものをなめくす。

33ばんぐんしゅはこうわれる。

イスラエルのたみしいたげられている

ユダのたみともに。

かれらをとりこにしているものたちはみな

かれらをおさえつけ、はなつことをこばんでいる。

34かれらをあがなわれるかたつよい。

そのばんぐんしゅ

しゅかならかれらのうったえを

バビロンのくにうごかし

そのじゅうみんみだされる。

35つるぎがカルデアじんうえのぞむ、としゅわれる。

バビロンのじゅうみんうえ

そのぞくしゃたちのうえに。

36つるぎたいげんそうするものらにのぞ

かれらはわらいものになる。

つるぎゆうたちにのぞみ、かれらはくだかれる。

37つるぎぐんせんしゃ

また、バビロンのざっようへいのぞ

かれらはおんなのようによわくなる。

つるぎたからくらのぞみ、くらはかすめられる。

38りがバビロンのみずのぞみ、みずがる。

バビロンはぐうぞうくに

おぞましいものにくるっているからだ。

39それゆえ、ハイエナがジャッカルととも

ちょうがそこにく。

そこにものは、もはやえいきゅうにない。

宿やどものも、にわたってないであろう。

40かみがソドム、ゴモラときんりんまちまち

くつがえされたときのように、としゅわれる。

そこには、ひとひとりまず

ひと宿やどることはなくなるであろう。

41よ、一つのたみきたからる。

おおいなるくにおおくのおう

てからふるってる。

42かれらはゆみつるぎり、ざんこくようしゃしない。

うみのとどろくようなこえをあげ、うま

たたかいにそなえてそうしている

むすめバビロンよ、おまえかって。

43バビロンのおうが、そのらせをくと

かれちからけた。

かれくるしみにとらえられ

さんのようにもだえる。

44よ、がヨルダンのもりから

みどりまきおどるように

わたしはバビロンをおそ

いっしゅんのうちにかれらをらし

わたしがえらんだものにそこをまもらせる。

だれか、わたしのようなものがいるだろうか。

だれが、わたしをしょうかんするだろうか。

ひつじいのうちだれが、わたしにいどむだろうか。

45それゆえ、しゅがバビロンにたいしてられたけいかく

カルデアじんたいしてさだめられたくわだてをけ。

ひつじれのおさないものまできずられてく。

まきはこのことのゆえにおそれおののく。

46バビロンがせんりょうされるものおとだいうご

さけびのこえしょこくみんあいだこえる。

51

1しゅはこうわれる。

「わたしはバビロンにたい

レブ・カマイ(カルデア)のじゅうみんかって

ほろびのかぜこす。

2わたしはバビロンにがいてきおくる。

かれらはバビロンをふるいにかけ

そのこくはだかにする。

わざわいのに、かれらは四ほうからバビロンにせまる。」

3ゆみものゆみらせ

よろいけてがまえさせよ。

バビロンのわかものたちをしんではならない。

そのぐんをすべてほろぼしくせ。

4カルデアじんくにには、ころされたもの

じょうには、されたものたおれる。

5イスラエルとユダは

そのかみばんぐんしゅてられてはいない。

カルデアじんくににはつみちている

イスラエルのせいなるかたそむいたつみが。

6まえたちはバビロンのなかから

おのおのぶんいのちすくえ。

バビロンのあくのゆえにほろびるな。

いまこそ、しゅふくしゅうされるとき

しゅはバビロンにあだかえされる。

7バビロンはしゅにあるきんさかずき

これがぜんかいわせた。

くにぐにはそのさけ

そのゆえに、くにぐにくるった。

8にわかに、バビロンはたおれ、くだかれた。

バビロンのためになげけ。

そのきずにゅうこうれ。

いえるかもしれない。

9われわれはバビロンをいやそうとした。

しかし、いやされはしなかった。

バビロンをてて、おのおのぶんくにかえろう。

バビロンのしんぱんてんたっし、くもにまでとどいた。

10しゅわれわれただしさをあきらかにされた。

さあ、われわれはシオンで

われらのかみしゅわざかたげよう。

11まし、たてようせよ。

しゅはメディアのおうたちのれいふるこさせる。

バビロンにたいするしゅさだめはほろぼすこと。

これこそしゅふくしゅう

しゅしん殿でんふくしゅうだ。

12バビロンのじょうへきかってはた

りをきょうせよ。

りのものて、ふくへいけ。

しゅおもさだめ、それをじっこうされる

バビロンのじゅうみんげられたことを。

13ゆたかなみずかたわらにみ、ざいほうものよ。

まえわりがた。いのちいとたれる。

14ばんぐんしゅは、ぶんにかけてちかわれた。

「わたしはかならず、いなごのたいぐんのようなひとびと

まえたす。

かれらはおまえめ、さけごえをあげる。」

15ちからをもってだいつく

をもってかいかた

えいをもっててんひろげられたかた

16しゅこえはっせられるとてんおおみずはどよめく。

てからあまぐもがらせ

いなずまはなってあめらせ

かぜくらからおくされる。

17ひとみなおろかでしきたっしえない。

きんざいにんみなぐうぞうのゆえにはずかしめられる。

つくったぞうあざむきにすぎず

れいっていない。

18かれらはむなしく、またあざけられるもの。

さばきのときればほろびてしまう。

19ヤコブのぶんであるかみはこのようなかたではない。

ばんぶつそうぞうしゃであり

ヤコブはそのかたぎょうたみである。

そのばんぐんしゅ

20まえはわたしのつち、わたしのであった。

まえによって、わたしはくにぐにくだ

まえによって、しょおうこくほろぼした。

21まえによって、ぐんへいくだ

まえによって、せんしゃとそのそうじゅうしゃくだいた。

22まえによって、おとこおんなくだ

まえによって、いもわかきもくだ

まえによって、わかものもおとめもくだいた。

23まえによって、ひつじいとれをくだ

まえによって、のうたがやうしくだ

まえによって、そうとくちょうかんくだいた。

24しかし、わたしはバビロンと

カルデアのぜんじゅうみんたい

まえたちのまえほうふくする。

かれらがシオンでおこなったあらゆるあくたいしてと

しゅわれる。

25ほろびのやまよ、よ、わたしはおまえかうと

しゅわれる。

ぜんかいほろぼすもの

わたしはばしておまえらえ

だんがいからころがしてとし、きたやまにする。

26まえいしってすみいしとするものはないし

だいいしとするものもない。

まえはとこしえにてたままだと

しゅわれる。

27だいはたて、くにぐにつのぶえらせ。

バビロンをつためにくにぐにせいべつ

しょおうこくあつめよ

アララト、ミンニ、そしてアシュケナズを。

かんて、バビロンをめよ。

むらがるいなごのようにぐんのぼらせよ。

28バビロンをつために、くにぐにせいべつせよ

メディアのしょおうこくを、そのそうとくとすべてのちょうかん

また、そのはいぜんを。

29だいふるえ、ねじれる。

しゅさだめがバビロンにじょうじゅ

バビロンのくにひとまないはいきょとされるから。

30バビロンのゆうたちはたたかいをやめ

とりですわむ。

かれらのちからはうせ、おんなのようになる。

バビロンのおくかれ、かんぬきはくだかれる。

31でんれいはしって、つぎでんれいつた

使しゃつぎ使しゃ

みやこすみずみまでせんりょうされたことを

バビロンのおうらせる。

32わたつぎつぎうばわれ

ぬまあしはらわれ

へいたちはおびえる。

33イスラエルのかみばんぐんしゅはこうわれる。

むすめバビロンは、むぎのようだ。

いまや、かのじょみつけられ

もなく、かのじょれるときる。

34バビロンのおうネブカドレツァルは

わたしにいつき、とうわくさせ

りゅうのようにわたしを

わたしのうまいにくはらたし

わたしをからさらのようにしてあらきよめた。

35「わたしと、わたしのにくしんけたぼうぎゃく

バビロンのうえにふりかかるように」と

シオンのおんなたちは

「わたしのうらみが

カルデアのじゅうみんにふりかかるように」と

エルサレムはう。

36それゆえ、しゅはこうわれる。

よ、わたしはおまえうったえを

まえあだむくいる。

わたしはバビロンのうみがらせ

いずみらす。

37バビロンは、れきやま

ジャッカルのみかとなり

きょうあざけりのまととなり

ものはひとりもいなくなる。

38かれらはいっせいわかのようにうなり

のようにほえる。

39わたしは、たけりたつかれらに

うたげもうけてわせる。

かれらはでいすいして、よろめき

いつまでもねむつづけてまさないと

しゅわれる。

40わたしは、かれらをひつじのように

またひつじのように

ほふいてく。

41シェシャク(バビロン)はせんりょうされた。

ぜんかいさんまとであったものがらえられた。

バビロンはくにぐにあいだきょうまととなった。

42こんとんうみがバビロンにおそいかかり

バビロンはたかなみのとどろきにおおわれた。

43まちまちはいきょとなり

かわききったとなる。

そこはもののないとなり

ひとひとりとおらぬところとなる。

44わたしはバビロンでベルをばっ

かれんだものをくちからさせる。

くにぐにかわながれのように

そこにあつまることはもはやない。

バビロンのじょうへきたおれた。

45わがたみよ、そのなかからよ。

おのおのぶんいのちすく

しゅはげしいいかりをのがれて。

46まえたちはこころくじけてはならない。このみみにするうわさをおそれるな。一つのうわさがこのとしれば、べつのうわさがつぎとしる。このほうおこなわれ、はいしゃはいしゃあらそうなど、と。

47それゆえ、よ、そのれば

わたしはバビロンのぐうぞうばっする。

ぜんはうろたえ

ころされたものみなくにのただなかたおれる。

48てんと、そのなかにあるすべてのものは

バビロンのめつぼうよろこうたう。

ほろぼすものきたからるからだ、としゅわれる。

49バビロンもまた、かならたおれる

イスラエルのころされたひとびとのゆえに。

バビロンのゆえに、かいいたるところで

ひとびところされたのだから。

50つるぎのがれたものらよ。

け、まるな。

とおくからしゅおもこし

エルサレムをこころめよ。

51われわれはののしりをいてとうわくしている。

じょくわれわれかおおおっている。

がいてきしゅいえせいいきったからだ。

52それゆえ、よ、そのればと

しゅわれる。

わたしはバビロンのぐうぞうばっする。

くにいたるところでころされたものうめく。

53たとえ、バビロンがてんのぼっても

たかいやぐらのまもりをかためても

わたしのもとからほろぼすものると

しゅわれる。

54バビロンからさけびのこえこえ

カルデアじんからおおいなるかいおとがする。

55しゅがバビロンをほろぼし

だいおんきょうしずめられる。

なみのうねりがおおみずのようにとどろき

どよめきのおとひびきわたる。

56ほろぼすものがバビロンにめてた。

ゆうたちはらえられ、ゆみられた。

まことにしゅあだかえされるかみ

しゅかならほうふくされる。

57わたしはバビロンのこうかんしゃそうとくちょうかんゆうらをわせる。かれらはいつまでもねむつづけてますことはない、とそのばんぐんしゅというおうわれる。

58ばんぐんしゅはこうわれる。

バビロンのあつじょうへきざんくずされ

たかじょうもんかれる。

いまや、おおくのたみろうはむなしく

しょこくみんしんちゅうし、ひとびとちからきる。

バビロンめつぼうまきもの

59ユダのおうゼデキヤのだいねんに、マフセヤのまごでネリヤのであるセラヤが、宿しゅくえいちょうとしておうともにバビロンにったとき、げんしゃエレミヤはセラヤにつぎのようにめいじた。60エレミヤはバビロンにおそいかかるすべてのわざわいを一かんまきものしるした。そこにかれたことはすべて、バビロンにかんするものであった。

61エレミヤはセラヤにった。あなたがバビロンにとうちゃくしたとき、ちゅうしてこのことろうどくし、62そしていなさい。「しゅよ、あなたしんがこのしょについて、これをほろぼし、ひとけものまないえいきゅうはいきょにするとかたられました」と。

63このまきものろうどくえたとき、まきものいしむすけ、ユーフラテスがわみ、64そしていなさい。「このように、バビロンはしずむ。わたしがくだすわざわいのゆえに、ふたたがることはない。ひとびとちからきる」と。

ここまでがエレミヤのことである。

エルサレムのかんらくしゅう

52

1ゼデキヤは二十一さいおうとなり、十一ねんかんエルサレムでおうにあった。そのははをハムタルといい、リブナしゅっしんのイルメヤのむすめであった。2かれはヨヤキムがおこなったように、しゅあくとされることをことごとくおこなった。3エルサレムとユダはしゅいかりによってこのようなたいになり、ついにそのまえからてられることになった。ゼデキヤはバビロンのおうはんひるがえした。

4ゼデキヤのせいだいねんがつとおに、バビロンのおうネブカドレツァルはぜんぐんひきいてエルサレムにとうちゃくし、じんき、まわりにほうるいきずいた。5みやこほうされ、ゼデキヤおうだい十一ねんいたった。6がつここのかに、みやこなかえがきびしくなり、くにたみしょくりょうき、7みやこいっかくやぶられた。せんたちはみなした。かれらはなかに、カルデアじんみやこいていたが、おうそのちかい二つのじょうへきあいだにあるもんとおってみやこ、アラバへかってった。8カルデアぐんおうあとい、エリコのでゼデキヤにいついた。おうぐんたいはすべておうはなってちりぢりになった。9おうらえられ、ハマトほうのリブラにいるバビロンのおうのもとにれてかれ、さばきをけた。10バビロンのおうは、ゼデキヤのまえかれおうたちをころし、また、ユダのしょうぐんたちもすべてリブラでころした。11そのうえで、バビロンのおうはゼデキヤのりょうがんをつぶし、せいどうあしかせをはめ、かれをバビロンにれてき、ぬまでろうごくめておいた。

12がつとお、バビロンのおうネブカドレツァルのだい十九ねんのこと、バビロンのおうそっきんであるしんえいたいちょうネブザルアダンがエルサレムにて、13しゅしん殿でんおうきゅう、エルサレムのおくをすべてはらった。おおいなるおくもすべて、はなってはらった。14また、しんえいたいちょうともたカルデアじんは、ぐんをあげてエルサレムのしゅうじょうへきをすべてこわした。15まずしいたみいちたみのうちみやこのこっていたほかのもの、バビロンのおうとうこうしたもの、ほかのたちはしんえいたいちょうネブザルアダンによって、しゅうとされ、られた。16このまずしいたみいちは、しんえいたいちょうネブザルアダンによってぶどうばたけこうにそのままのこされた。

17カルデアじんしゅしん殿でんせいどうはしらだいしゃしゅしん殿でんにあったせいどうの「うみ」をくだいて、そのせいどうをことごとくバビロンへはこり、18つぼじゅうのうしんばさみはちしゃくなど、さいようせいどううつわをことごとくうばった。19またしんえいたいちょうは、ばちざらはちつぼしょくだいしゃくみずしなど、きんせいひんぎんせいひんもすべてうばった。20ソロモンがしゅしん殿でんのためにつくらせた二ほんはしら、一つの「うみ」、それをささえるせいどううし十二とうおよびだいしゃについていえば、これらすべてのもののせいどうじゅうりょうはかりきれなかった。21はしらについていえば、一ぽんはしらたかさは十八アンマ、しゅうは十二アンマ、くうどうあつみはゆびほんぶんであった。22そのうえせいどうちゅうとうがあり、いっぽうちゅうとうたかさは五アンマ、ちゅうとうまわりにはこうようりとざくろがあって、このすべてがせいどうであった。もう一ぽんはしらどうようていて、ざくろもそうであった。23九十六のざくろがぶらがっており、こうようりのしゅうにあるざくろはぜんで百であった。

24しんえいたいちょうさいちょうセラヤ、せきさいツェファンヤ、ぐちまもものにんらえた。25また、かれせんかんとくをするかんがんひとみやこにいたおうそっきんにんくにたみちょうへいたんとうするしょうぐんしょかん、およびみやこにいたくにたみ六十にんみやこからった。26しんえいたいちょうネブザルアダンはかれらをらえて、リブラにいるバビロンのおうのもとにれてった。27バビロンのおうはハマトほうのリブラでかれらをころした。こうしてユダはぶんわれてしゅうとなった。

28ネブカドレツァルがしゅうとしてったたみかずをここにしるすと、だいねんったユダのひとびとが三千二十三にん29ネブカドレツァルのだい十八ねんにエルサレムからったものが八百三十二にんであった。30ネブカドレツァルのだい二十三ねんには、しんえいたいちょうネブザルアダンがユダのひとびと七百四十五にんしゅうとしてった。そうすうは四千六百にんである。

ヨヤキンおうめいかいふく

31ユダのおうヨヤキンがしゅうとなって三十七ねんの十二がつ二十五にちに、バビロンのおうエビル・メロダクは、そのそくとしにユダのおうヨヤキンになさけをかけ、かれしゅつごくさせた。32バビロンのおうかれあつくもてなし、バビロンでともにいたおうたちのなかかれもっとたかくらいあたえた。33ヨヤキンはごくちゅうころもぎ、きているあいだまいにちかさずおうしょくともにすることとなった。34かれきているあいだまでまいにちかてつねにバビロンのおうからきゅうされた。

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