聖書 新共同訳 旧約聖書

日本聖書協会

ナ ホ ム しょ

1

1ニネベについてのたくせん。エルコシュのひとナホムのまぼろししるしたしょ

しゅいか

2しゅねつじょうかみほうふくおこなわれるかた

しゅほうふくし、はげしくいかられる。

しゅてきほうふく

あだかっていかりをいだかれる。

3しゅにんたいづよく、そのちからおおきい。

しゅけっしてばっせずにはおられない。

そのみちはつむじかぜあらしなかにあり

くもあしちりである。

4しゅうみ𠮟しかって、かわかし

すべてのかわがらせられる。

バシャンとカルメルはおとろ

レバノンのはなはしおれる。

5やまやましゅまえふる

もろもろのおかける。

だいしゅまえほろびる

かいとそこにむすべてのものも。

6しゅいきどおりのまえに、だれええようか

だれえるいかりにかいえようか。

しゅいきどおりがのようにそそがれると

いわまえくだかれる。

7しゅめぐふかく、くるしみのにはとりでとなり

しゅせるものこころめられる。

8みなぎるこうずいさからうものほろぼし

あだやみいやられる。

9まえたちはしゅたいしてなにをたくらむのか。

しゅほろぼしくし

てきを二がれなくされる。

10かれらはさけいしれ

からったいばらのようになっているが

かわききったわらのようにくされる。

11しゅたいしてあくをたくらみ

よこしまなことはかもの

あなたのなかからた。

12しゅはこうわれる。

かれらはちからち、かずおおくても

かならず、たおされ、えうせる。

わたしはおまえくるしめたが

くるしめはしない。

13いま、わたしはかれくびきくだいておまえからのぞ

まえをつないでいたくさりる。」

14しゅはおまえについてさだめられた。

「おまえそんは、もはやあたえられない。

わたしは、おまえかみみやから

ちょうぞうちゅうぞう

はずかしめられたおまえのためにはかる。」

2

ニネベのかんらく

1よ、らせをつた

へいげるものあしやまうえく。

ユダよ、おまえまつりをいわい、せいがんたせ。

と、よこしまなもの

まえおかすことはない。

かれらはすべてほろぼされた。

2おそいかかるてきがおまえかってのぼってくる。

とりでまもり、みちれ。

こしおびめ、ちからくせ。

3しゅはヤコブのほこりをかいふくされる

イスラエルのほこりもおなじように。

りゃくだつするものかれらをりゃくだつ

そのえだらしはしたが。

4ゆうたてあか

せんいろふくをまとう。

いくさそなえをする

せんしゃこうてつのようにかがや

やりれる。

5せんしゃとおりをくるはしり、ひろすすむ。

そのさまたいまつのようにかがや

いなずまのようにはしる。

6しょうぐんたちはしょうしゅうされるが、じょうでつまずく。

ひとびとじょうへきへといそぎ、ぼうぎょぐるまえる。

7ながれにめんしたもんひらかれ、きゅう殿でんうごく。

8おうされ、ころもをはがれてられた。

じょたちははとのようなこえなげき、むねつ。

9ニネベは、てられたときから

みずあつめるいけのようであった。

しかし、みずながして

まれ、まれ」とっても

だれもかえらない。

10ぎんうばえ、きんうばえ。」

そのざいほうかぎりなく

あらゆるほうもつあふれている。

11かいこうはいめつぼうのぞ

こころくじけ、ひざふる

すべてのひとこしはわななき

すべてのひとかおはおののきをしめした。

12みかはどこにいったのか。

それはわかまきだった。

がそこを

のこっていても

おびやかすものはなにもなかった。

13のためにもの

のためにころ

ほらあなもの

みかをいたにくたした。

14よ、わたしはおまえかうと

ばんぐんしゅわれる。

わたしはおまえせんしゃいてけむりとし

つるぎはおまえわかじきとする。

わたしはおまえものをこのからつ。

まえ使しゃたちのこえはもうかれない。

3

1わざわいだ、りゅうけつまちは。

まちのすべてはいつわりにおおわれ、りゃくだつ

ひとじきにすることをやめない。

2むちおとしゃりんひびおと

とっしんするうまけるせんしゃ

3へいとつげき

つるぎはきらめき、やりはひらめく。

たおれるものはおびただしく

しかばねはやまをなし、たいかぞえきれない。

ひとびとかたたいにつまずく。

4じゅもんとなえるあでやかなゆうじょ

てしないいんこうのゆえに

かのじょがそのじゅもんによってしょみんぞく

いんこうによってくにぐにをとりこにしたゆえに

5よ、わたしはおまえかうと

ばんぐんしゅわれる。

わたしは、おまえすそかおうえまで

しょこくたみにおまえはだか

もろもろのおうこくにおまえはじせる。

6わたしは、おまえにくむべきものをげつけ

まえはずかしめ、ものにする。

7まえものみな、おまえからげてう。

「ニネベはかいされた

だれかのじょのためになげくだろうか。」

まえなぐさめるものはどこをさがしてもいない。

8まえはテーベにまさっているか。

ナイルのほとりにし、みずかこまれ

うみとりでとし、みずじょうへきとしていたあのまちに。

9クシュはそのちから

エジプトにはかぎりないちからがあり

プトじんとリビアじんもテーベをたすけていた。

10かのじょもまたらえられ

しゅうとしてられた。

すら、すべてのまちかどてられ

ぞくたちはくじでけられ

おおいなるものみなくさりにつながれた。

11まえもまた、いつぶれてわれうしなう。

まえもまた、てきけてもとめる。

12まえようさいはどれも

はつなりのをつけたいちじくのだ。

さぶれば、べるものくちちる。

13よ、おまえのうちにいるへい

てきにとっておんなのようだ。

まえくにもんひろひらかれ

かんぬきはくされる。

14ろうじょうそなえてみずをくみ、ようさいけんにせよ。

どろなかはいって、ねん

れんがのかたかたれ。

15そのところで、はおまえくし

つるぎはおまえつ。

はいなごがくすように

まえくす。

いなごのようにおまえかずせ。

じゅうするいなごのようにかずせ。

16まえそらほしよりもしょうにんかずおおくした。

しかし、いなごははねひろげてるのみ。

17まえまもたいは、じゅうするいなごのように

まえしょうぐんたちは、むらがるいなごのように

さむにはじょうへきあいだをひそめ

のぼると

どこへくのかだれもらない。

18アッシリアのおう

まえぼくしゃたちはまどろみ

ぞくたちはねむりこける。

まえへいたちはやまやまうえらされ

あつめるものはいない。

19まえきずやわらげるものはなく

たれたきずおもい。

まえのうわさをものみな

まえかってをたたく。

まえあくにだれもが

つねなやまされてきたからだ。

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