凡 例
一.漢字には、数詞として使われている場合以外、振り仮名を付けることを原則とした。
なお、訳語「洗礼」については、「せんれい」と読む場合のほか、「バプテスマ」と読む場合を考慮し、例外として〔バプテスマ〕の振り仮名を付した。
二.固有名詞表記は聖書訳語委員会が作成し、共同訳聖書実行委員会が、一九八四年二月にその改訂を承認した後の「日本語表記」によった。
三.章・節区分および使用した記号
⑴章・節の区分は、各底本に従った。
⑵〝 〟
新約聖書において、底本の字義どおり「霊」と訳した個所のうち、「聖霊」あるいは「神の霊」「主の霊」が意味されていると思われる場合には前後に〝 〟を付けた。
⑶†
底本に節が欠けていることを示す。新約聖書においては、この部分の異本による訳文を当該書の末尾に付した。
⑷──
挿入と見るのが一般的とされている個所、および意味上、挿入句として読む方が理解しやすい個所などに用いた。
⑸〔 〕
新約聖書において、後代の加筆と見られているが年代的に古く重要である個所を示す。
四.小見出し
本文の内容区分ごとの概括的な理解を助ける趣旨から、一部の書を除き、小見出しをゴシック体で示した。小見出しは本文ではない。なお、その下に( )がある場合、書の略語、章・節数字は、関連個所を示す。
五.度量衡および通貨については、元の単位を原語の発音に近い表記で表した。付録の「度量衡および通貨」を参照。
六.本聖書の底本は次のとおり。
⑴旧約聖書
「ビブリア・ヘブライカ・シュトットガルテンシア」
(ドイツ聖書協会)
⑵新約聖書「ギリシア語新約聖書(修正第三版)」
(聖書協会世界連盟)